山陰地方の東側を占める鳥取県。「鳥取砂丘」や日本唯一の「砂の美術館」など壮大なスポットが点在しています。『ゲゲゲの鬼太郎』の生まれ故郷でもあり、「水木しげるロード」や「妖怪神社」などのユニークな街づくりも魅力。「すなば珈琲」や「かろいち」といった鳥取ならではの味も楽しめる穴場の名所も紹介します。
初めての人に訪れて欲しい鳥取のおすすめ定番スポット
鳥取市
鳥取砂丘
南北2.4キロメートル、東西16キロメートルに広がる日本最大級の砂丘。その中心部は海岸砂丘として国内で唯一天然記念物に指定されています。最大高低差約90メートルもの圧倒的な景観や、風と砂が織りなす風紋・砂柱などの造形美はもちろん、らくだ遊覧やサンドボードなど砂丘ならではのアクティビティも感動的な楽しさです。
【現地スタッフおすすめコメント】
長靴やスリッパのレンタル、足洗い場も完備していて安心!
鳥取砂丘
- アクセス
- 【電車】JR山陰本線・因美線「鳥取」駅より路線バス「鳥取砂丘」停下車、徒歩すぐ(土日祝はループ麒麟獅子バス運行)
【車】鳥取自動車道「鳥取」ICより約20分 - 公式サイト
- 鳥取砂丘
駟馳山(しちやま)から陸上(くがみ)岬まで続く、東西約15キロメートルのリアス式海岸。日本海の荒波による断崖・絶壁・洞門・奇岩などの海食地形が、澄み切った海や白砂青松の渚と見事なコントラストを見せる、国指定名勝及び天然記念物の景勝地です。海岸線に沿って遊歩道が整備されているほか、遊覧船で海上から観賞するのもおすすめです。
【現地スタッフおすすめコメント】
世界ジオパークにも認定された美しい海岸線
浦富海岸
- 営業時間
- [遊覧船]3~11月の9:30~15:30(1時間毎ごとの運行)
- 遊覧船乗船料
- 大人(中学生以上)1,500円、子ども(小学生)750円、幼児(小学生未満)は大人1名につき1名無料(2人目からは子ども料金)
- アクセス
- 【電車】JR山陰本線・因美線「鳥取」駅より日交バス「岩美駅」停下車、町営バス田後行きに乗り換え「浦富海岸口」停下車、徒歩すぐ
【車】鳥取自動車道「鳥取」ICより約20分
秀峰大山の麓にある西日本最大級のフラワーパーク。季節ごとの花が園内を彩り、特にメインフラワーであるユリは100品種以上を1年中楽しめます。直径50メートル、高さ21メートルの大温室フラワードームや、地上25メートルの展望回廊など見どころも多彩。8月中旬や冬季に開催する夜間庭園も好評です。
【現地スタッフおすすめコメント】
日本の原種ユリ全15品種を展示してあるのは国内でここだけ
とっとり花回廊
- 営業時間
- [4~10月]9:00~17:00(夜間営業日は~21:00)
[11月1日~14日]9:00~16:30
[11月15日~30日]9:00~21:00
[12~1月13日]13:00~21:00
[1月15日~3月]9:00~16:30
※最終入園は閉園30分前まで
※7~8月と12~3月の火曜休ほか
- 入園料
- [4月~6月、イルミネーション(冬の夜間営業日)]大人1200円、小中学生600円
[7月~11月、3月]大人960円、小中学生480円
[12月~2月、ムーンライト(夏の夜間営業日)]大人500円、小中学生250円
- アクセス
- 【電車】JR山陰本線・境線「米子」駅より無料シャトルバスで約25分
【車】米子自動車道「溝口」ICより約10分 - 公式サイト
- とっとり花回廊
はるか昔から栄える山岳信仰の霊場。その絶壁の窪みに建てられた国宝指定の「投入堂」は、修験道の開祖・役小角が法力で建物ごと平地から投げ入れたという伝承もうなずける、他に類を見ない建物です。間近で参拝するには幅の狭い道やクサリを辿る道などの登山が必須ですが、麓の車道にある投入堂遙拝所から遠望することもできます。
【現地スタッフおすすめコメント】
日本一危険な国宝へ命がけの参拝にチャレンジ!
三徳山
- 営業時間
- 8:00~15:00(積雪時入山禁止)※参拝するには三徳山三佛寺本堂裏の登山事務所にて入山手続きが必要
- 料金
- [志納金]大人400円、子ども(小中学生)200円
[入山料]大人1,200円、子ども(小中学生)600円
- アクセス
- 【電車】JR山陰本線「倉吉」駅より路線バス「三徳山参道入口」停下車
【車】中国自動車道「院庄」ICよりR179経由で約50分 - 公式サイト
- 三徳山
世界有数のラドン含有量を誇るラジウム泉。お湯に浸かるのはもちろん、呼吸や飲用などで温泉成分を体に取り込むと、新陳代謝が活発になり、免疫力や自然治癒力が高まります。三徳川沿いにある温泉街では、個性的な湯船を持つ各宿の日帰り入浴や元湯でもある公衆浴場「株湯」ほか、開放的な河原の露天風呂、足湯などが楽しめます。
【現地スタッフおすすめコメント】
浸かって良し、吸って良し、飲んで良しのラジウム温泉
三朝温泉
- 営業時間
- [株湯]8:00~21:45(月曜は10:00~)
[河原風呂]24時間(奇数日の午前中は清掃の為入浴不可)
※日帰り温泉利用は各宿ごとに異なる
- 料金
- [株湯]大人400円・子ども250円
[河原風呂]無料
※日帰り温泉利用は各宿ごとに異なる
- アクセス
- 【電車】JR山陰本線「倉吉」駅より路線バス「三朝温泉口」停下車
【車】中国自動車道「院庄」ICよりR179経由で約60分
倉吉市
白壁土蔵群
玉川沿いに並ぶ倉吉地区の「白壁土蔵群」は、江戸、明治に建てられた建物が現存するノスタルジックな観光スポット。国重要伝統的建造物群保存地区にも選定され、玉川に架けられた石橋や、赤瓦に白い漆喰壁が見られる風情のある町並みです。かつては造り酒屋や醤油屋だった商家や土蔵は、物産館、カフェ、ギャラリーなどとして利用されています。
【現地スタッフおすすめコメント】
倉吉の歴史を感じられる町並み
白壁土蔵群
- アクセス
- 【電車】JR山陰本線「倉吉」駅より路線バスで「赤瓦・白壁土蔵」停下車、徒歩約5分
【車】米子自動車道「湯原」ICより約40分
鳥取砂丘の一角にある、日本で唯一の“砂”を素材にした彫刻作品を展示する美術館。“砂で世界旅行”をコンセプトに、世界トップレベルの砂像彫刻家・茶圓勝彦氏が総合プロデュースを務めます。毎年テーマを変えて展示を行ない、会期が終われば、砂像はもとの砂にかえっていきます。その儚くも美しく、繊細で迫力ある造形美が魅力です。
【現地スタッフおすすめコメント】
世界初で日本唯一の砂像を専門に展示する美術館
砂の美術館
- 営業時間
- 9:00~18:00(最終入館 17:30)
※砂像制作、館内整備等のため開催期間外は休館
- 入館料
- 一般800円、小・中・高生400円、小学生未満無料
- アクセス
- 【電車】JR山陰本線・因美線「鳥取」駅より路線バス「砂の美術館前」停下車、徒歩すぐ
【車】鳥取自動車道「鳥取」ICより約20分 - 公式サイト
- 砂の美術館
『ゲゲゲの鬼太郎』の生みの親、水木しげる氏の出身地・境港市にある妖怪ロード。境港駅前から「水木しげる記念館」までの約800メートルに、鬼太郎をはじめ、年々増える妖怪のブロンズ像が170体以上並びます。また、妖怪にちなんだグッズやグルメなどの楽しみも。観光案内所ではレンタサイクル(1台1,000円/1日)があります。
【現地スタッフおすすめコメント】
通りを歩けば鬼太郎やねずみ男、ねこ娘に遭遇することも
水木しげるロード
- アクセス
- 【電車】JR境線「境港」駅より徒歩すぐ
【車】米子自動車道「米子」ICよりR431経由で約40分 - 公式サイト
- 水木しげるロード
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伯耆町
大山まきばみるくの里
のどかで牧歌的な風景が続く大山放牧場内にある人気スポット。周辺には数多くの牛が放牧され、まるでアルプスの大平原のような開放感のなか、みるくもちやバター作りといった体験が楽しめます。併設するレストランには、新鮮なミルクをたっぷり使ったフードも充実。県内産のおいしい牛肉のみを使用したBBQも人気です。
【現地スタッフおすすめコメント】
名物のソフトクリームは濃厚なミルクの味わいが格別!
大山まきばみるくの里
- 営業時間
- 3月中旬~12月上旬の10:00~17:00
火曜休※冬期休業あり
- 料金
- 入場無料
- アクセス
- 【電車】JR山陰本線・境線「米子」駅よりタクシー約30分
【車】米子自動車道「溝口」ICより約10分 - 公式サイト
- 大山まきばみるくの里
明治33年に漁師によって発見された、美保湾海底から湧く名湯。海に湧く湯ならではの塩分濃度が濃い塩化物泉で、海水を用いた自然療法“タラソテラピー”の元祖ともいえます。美肌や保湿効果に優れた湯は、皆生海浜公園内や米子市観光センター前の無料足湯をはじめ、各宿での昼食付き日帰り利用や宿泊で堪能するのもおすすめです。
【現地スタッフおすすめコメント】
全国でも珍しい海に湧く温泉。夏は海水浴客で賑わいます
皆生温泉
- 営業時間
- [花風の足湯・足湯広場(米子市観光センター前)]9:00~21:00
[潮風の足湯(皆生海浜公園内)]10:00~21:00
※昼食付き日帰り入浴の時間は各宿によって異なる
- 料金
- 足湯利用無料
- アクセス
- 【電車】JR山陰本線・境線「米子」駅より路線バス「皆生温泉」停下車
【車】米子自動車道「米子」ICより約10分
すなば珈琲
2014年、当時47都道府県で唯一、スターバックスコーヒーがなかった鳥取県に開業した地元カフェ。鳥取県・平井伸治知事の「鳥取にはスタバはないけど、日本一のスナバがある」という発言をもとに始まった快進撃で、現在は道の駅神話の里白兎店など県内に12店舗を展開。鳥取砂丘の砂で焙煎したオリジナルの砂焼きコーヒーと共に、鳥取の観光スポット的存在です。
【現地スタッフおすすめコメント】
土日は行列ができるほど人気の名物カフェ
すなば珈琲
- 公式サイト
- すなば珈琲
現地にいるからこそ知ってる鳥取のおすすめ穴場スポット
鳥取市
鳥取港海鮮産物市場 かろいち
鳥取・賀露港からすぐの場所にあり、その日水揚げされたばかりの新鮮な海産物を揃える直売所。地元の魚屋、飲食店、特産加工品店などの12店舗が集まり、目の前の日本海で漁獲された松葉ガニ、モサエビなど四季折々の魚介類や加工品の販売、それを使った海鮮グルメなどが味わえます。JAグループ鳥取の農産物直売所も隣接しています。
【現地スタッフおすすめコメント】
鳥取港より約2分!直送の新鮮な魚介類や鳥取土産も販売
鳥取港海鮮産物市場 かろいち
- 営業時間
- 9:00~16:00 (飲食店の営業時間、定休日は店舗により異なる)
- 料金
- 入場無料
- アクセス
- 【電車】JR山陰本線・因美線「鳥取」駅より路線バス「かにっこ館前」停下車、徒歩約1分
【車】鳥取自動車道「鳥取」ICより約10分 - 公式サイト
- 鳥取港海鮮産物市場 かろいち
鳥取市
白兎(はくと)海岸
神話『因幡の白兎』の舞台といわれる海岸。白い砂浜が弓なりに連なり、神話にあるワニザメの背中に似た岩礁や、白兎が渡ったという淤岐ノ島(おきのしま)の姿も見えます。“恋人の聖地”としても有名で、遊歩道で繋がる気多ノ前の展望広場には愛の鐘や白兎のお告げ箱なども整備。付近には、因幡の白兎を祀った白兎神社があります。
【現地スタッフおすすめコメント】
道の駅「神話の里 白うさぎ」の前に広がる風光明媚な海岸
白兎海岸
- アクセス
- 【電車】JR山陰本線・因美線「鳥取」駅より路線バス「白兎神社前」停下車、徒歩すぐ
【車】鳥取自動車道「鳥取」ICより約15分
鳥取県と中国河北省の友好のシンボルとして、中国・河北省の技師が設計し、中国産の材料を輸入して建設された日本最大級の本格的な中国庭園。28景の見どころを配し、歴代の中国皇帝が好んだ壮大な理想郷を表現しています。中国雑伎ショーやチャイナドレスのレンタルなど楽しみも多彩。道の駅も併設しています。
【現地スタッフおすすめコメント】
チャイナドレスで中国庭園を楽しめる!
燕趙園
- 営業時間
- 9:00~17:00(最終入園16:30)、1~2月の第4火曜(祝日の場合は翌日)休
- 入園料
- 大人500円、小中学生200円
- アクセス
- 【電車】JR山陰本線「倉吉」駅よりタクシーで約10分
【車】中国自動車道「院庄」ICよりR179経由で約1時間20分、または米子自動車道「湯原」ICよりR313・179経由で約1時間 - 公式サイト
- 燕趙園
国道9号沿いにある道の駅。江戸時代の米蔵“藩倉”をイメージした駅舎は眺めのいい高台にあり、南には東郷湖や中国山地、北に日本海、西には大山という風光明媚な景観が楽しめる造り。地元の農産物や水産物の販売所があり、レストランでは鳥取で話題のB級グルメ「鳥取牛骨ラーメン」や、地元産の素材を使った「梨ソフト」が必食です。
【現地スタッフおすすめコメント】
日本夜景遺産にも登録された夜景スポットとしても人気
道の駅はわい
- 営業時間
- 店舗によって異なる
- アクセス
- 【車】山陰自動車道「はわい」ICより約2分
周囲約10キロメートルの美しい湖。鶴が羽を広げて飛んでいるような形に見えることから“鶴の湖”の愛称でも親しまれています。湖岸や湖底からは温泉が沸出し、湖畔には東郷温泉とはわい温泉の2ヶ所の温泉地があります。湖のほとりにあるワカサギやフナをとる四つ手網は、東郷湖ならではの風景。夕陽に照らされる湖の眺めも格別です。
【現地スタッフおすすめコメント】
夕陽の頃を狙って湖岸沿いを散策するのもおすすめ
東郷池
- アクセス
- 【電車】JR山陰本線「松崎」駅より徒歩約5分
【車】山陰自動車道「泊東郷」ICまたは「はわい」ICより約10分
古くから湯治場として栄え、2017年には開湯1300年を迎えた古湯。「日本の名湯百選」にも選ばれた湯は、その澄んだ美しさから“白金の湯”とも呼ばれ、日本有数のラジウム含有量を誇ります。神経痛やリウマチに特効があるとされ、現在は、日帰り温泉施設「湯命館」や無料の足湯も整備され、国民保養温泉地に指定されています。
【現地スタッフおすすめコメント】
蒜山三座の北側にあり、自然に囲まれた素朴な温泉地です
関金温泉
- 営業時間
- [湯命館]10:00~21:00(最終受付20:30)、月曜休(休日の場合翌日休)
- 入浴料
- 大人(中学生以上)820円、子ども(小学生)410円
- アクセス
- 【電車】JR山陰本線「倉吉」駅より路線バス「関金温泉」停下車
【車】米子自動車道「湯原」ICより約25分
日野町
金持神社
その名前にあやかり、金運・開運を求めて多くの参拝客が訪れる「金持(かもち)神社」。天之常立尊(あめのとこたちのみこと)、八束水臣津努命(やつかみずおみずぬのみこと)、淤美豆奴命(おみずぬのみおと) を御祭神としています。国道181号沿いには神社の縁起物や特産品を販売している、観光物産館「金持神社札所」があります。
【現地スタッフおすすめコメント】
商売繁盛やロト当選など、参拝後の開運話も多い人気スポット
金持神社
- 営業時間
- [金持神社札所]10:00~16:00、無休
- アクセス
- 【電車】JR伯備線「根雨」駅よりタクシーで約7分
【車】米子自動車道「江府」ICより約20分 - 公式サイト
- 金持神社
境港市
妖怪神社
水木しげる氏の出身地・境港市にある「水木しげるロード」内の神社。御影石で作られた“目玉おやじ清めの水”の手水舎に、一反木綿を象った鳥居など、おなじみの妖怪モチーフが随所に点在します。黒御影石と樹齢300年のケヤキを組み合わせたご神体や不思議な“目玉石”をお参りしたら、境港特産の弓浜絣で作ったお守りも忘れず購入を!
【現地スタッフおすすめコメント】
併設している「むじゃら」では鬼太郎絵馬なども販売
妖怪神社
伯耆町
植田正治写真美術館
鳥取県生まれの世界的写真家、故・植田正治氏の作品約1万2,000点を収蔵、展示するミュージアム。被写体をオブジェのように配置する、独特な世界観が魅力です。建築家・高松伸氏が設計した4つのブロックのような外観は、植田正治氏の作品『少女四態』をイメージしたもの。展示棟の間に張られた水面に映る「逆さ大山」も必見です。
【現地スタッフおすすめコメント】
美術館から見える大山の景色も美しくおすすめです
植田正治写真美術館
- 営業時間
- 10:00~17:00(最終入館16:30)、火曜(祝日の場合は翌日)休 ※12/1~2/末日は休館
- 入館料
- 一般1,000円、高校大学生500円、小中学生300円
- アクセス
- 【電車】JR伯備線「岸本」駅よりタクシーで約5分
【車】米子自動車道「米子」ICより約15分 - 公式サイト
- 植田正治写真美術館
八頭郡智頭町
智頭宿(ちづしゅく、ちずしゅく)
江戸時代、参勤交代で江戸へ向かう鳥取藩の最初の宿場だった智頭宿。現在もレトロな町並みに加え、町屋をリノベーションした新しい店舗も増えており、風情と新しさが融合する智頭宿の街並みを楽しめます。
【現地スタッフおすすめコメント】
智頭往来を歩くと、民家の軒先に杉玉が飾られた「杉のまち」ならではの風景が見られます