豊かな自然と歴史あふれる街、長岡
新潟県のほぼ真ん中に位置する「長岡」は、広大な市域と新潟市に次ぐ人口数を誇り、「新潟第二の都市」と呼ばれる街です。江戸時代から城下町として栄え、その面影は醸造の町「摂田屋(せったや)」など、現代にも色濃く残ります。戊辰戦争(ぼしんせんそう)で活躍した河井継之助や、旧日本海軍元帥 山本五十六など、日本の歴史に関わる偉人たちゆかりの地でもあり、記念館が点在。城跡をはじめ、国営丘陸公園や博物館通りなども人気の観光スポットで、夏には全国的に有名な長岡の花火大会に多くの人々が集まります。
目次
長岡市御山町
悠久山公園(ゆうきゅうざんこうえん)
通称「お山」の名前で市民に親しまれている「悠久山公園」は、大正6年につくられた歴史ある公園。悠久山公園のシンボル的存在である長岡城をかたどった「長岡市郷土資料館」や、初詣やお宮参りで多くの参拝客が訪れる「蒼紫神社(あおしじんじゃ)」があるほか、ニホンザルを中心に約25種を飼育する小動物園や大型遊具、屋内プール、幼児用の屋外プールなど大人から子どもまで楽しめる施設が充実しています。
園内には約2,500本もの桜が植えられ、春はお花見スポットとしても人気。ツツジ、花菖蒲、紅葉、雪景色など四季折々の景観も魅力です。
- 営業時間
- [長岡市郷土史料館]9:00~17:00
[悠久山小動物園]8:30~17:00
- 定休日
- [長岡市郷土史料館]月曜(祝日の場合は翌日休)
[悠久山小動物園]無休
- 料金
- [長岡市郷土資料館]大人300円、高校生200円、小中学生150円
[悠久山小動物園]無料
- 住所
- 新潟県長岡市御山町80-5
- アクセス
- 【電車・バス】JR「長岡」駅東口からバスで約15分「悠久山」停下車
【車】関越自動車道「長岡」ICより約30分
長岡市寺泊
寺泊魚の市場通り(てらどまりさかなのいちばどうり)
「寺泊魚の市場通り」は、通称「魚のアメ横」と呼ばれる活気溢れる魚市場。日本海に面した国道沿いに11店舗ほどの海産物店が軒先を連ね、地元港で揚がった鮮魚や冷凍品、お土産にもぴったりな加工品など種類豊富な品々が集まっています。新鮮でリーズナブルな価格に定評があり、色とりどりの魚や珍しい海の生き物など、見ているだけでも飽きない市場です。
2階に食堂を構える店も複数あり、ランチを兼ねて立ち寄るのもおすすめ。また、手軽に味わえるイカやホタテ、旬の魚などの浜焼きも見逃せません。
- 営業時間
- 8:30~17:00 ※店舗により異なる
- 定休日
- 無休
- 住所
- 新潟県長岡市寺泊下荒町
- アクセス
- 【電車・バス】JR越後線「寺泊」駅よりバスで約18分「魚の市場通り」停下車
【車】北陸自動車道「長岡北スマート」ICより約30分
長岡市山古志
山古志アルパカ牧場(やまこしあるぱかぼくじょう)
震災復興のために、アメリカコロラド州よりアルパカが贈られたことによって誕生した「山古志アルパカ牧場」。地域のアイドルとして愛されてきたアルパカは、現在では頭数も増えて、油夫(ゆぶ)と種苧原(たねすはら)集落の2箇所で飼育しています。
冬の間は越冬のために見学できませんが、暖かい季節は元気なアルパカの姿を間近で見ることができます。エサやり体験が人気です。人懐っこい性格のアルパカに会いに牧場へ訪れてみませんか。
- 営業時間
- 2019年4月中旬~11月 9:00~18:00
- 定休日
- 冬期
- 料金
- 見学無料、エサ1袋100円
- 住所
- 新潟県長岡市山古志竹沢乙169(油夫牧場)
- アクセス
- 【車】関越自動車道「小千谷」ICより約25分、または、
関越自動車道「長岡南越路スマート」ICより車で約25分(油夫牧場)
長岡市宮本東方町
国営越後丘陵公園
「国営越後丘陵公園」は、四季の花に彩られた北陸地方随一の広大な公園。春から秋にかけて、バラ、チューリップ、コスモスにラベンダー、山野草などが咲き誇ります。
子どもから大人まで楽しめる設備や遊具が豊富に揃っており、特に、白い山型のトランポリン「ふわふわドーム」は不動の定番人気。雲の上にいるような浮遊感に思わず夢中になってしまうかも。夏には水遊び場も子ども達で賑わいます。自然の中でバーベキューが楽しめるほか、景色を眺めながら食事ができるレストランやカフェもおすすめ。
イルミネーションやフェスティバルなど季節のイベントも多く、年間を通じて楽しみ方は色々。植物や生き物に触れながら、青空の下でアクティブな1日を過ごしてみませんか。
- 営業時間
- 9:30開園、閉園時間は季節により異なる
- 定休日
- 不定休
- 料金
- 大人450円、小中学生無料、シルバー(65歳以上)210円
- 住所
- 新潟県長岡市宮本東方町字三ツ又1950-1
- アクセス
- 【電車・バス】JR「長岡」駅よりバスで約40分「公園駐車場」停下車
【車】関越自動車道「長岡」ICより約10分
長岡市摂田屋
醸造の町「摂田屋(せったや)」
「摂田屋」は、味噌、醤油、日本酒などの醸造文化が栄えた地区。江戸時代から続き、現在もあちこちの蔵元から材料を煮る臭いや麹の香りが漂います。面影が残る昔ながらの街並みは歩くだけでも楽しく、事前に予約をしておけば蔵の見学も可能。
毎年、秋には「おっここ摂田市」という祭りが開催され、味噌、醤油、日本酒、カレー、おこわ、お菓子などが発売されるほか、機那サフラン酒本舗会場の庭園や離れ座敷も見学できます。
- 営業時間
- 10:00~16:00 ※ガイドの依頼は10日前までに要予約
- 住所
- 新潟県長岡市摂田屋
- アクセス
- 【電車】JR「宮内」駅より徒歩約10分
【車】関越自動車道「長岡」ICより約25分
長岡市摂田屋
醸蔵(じょうぐら)
※画像はイメージです
創業1548年、新潟の蔵元「吉乃川」。2019年10月より敷地内にある国登録有形文化財の倉庫「常倉(じょうぐら)」が、新たに観光施設「醸蔵(じょうぐら)」として生まれ変わります。建物は大正時代に建てられ、天井に三角形で組まれた「トラス工法」を活かした内装。売店や飲食スペース、酒造りの展示コーナーを設け、搾りたての日本酒を味わうことができます。2020年の春には、クラフトビールの製造も開始。より身近になった「吉乃川」で、日本酒の奥深さに触れてみませんか。
- 営業時間
- 9:30~16:30 ※2019年10月よりオープン
- 休み
- 毎週火曜(祝日の場合水曜休)、年末年始
- 料金
- 入館無料
※10名以上の見学は事前に要問い合わせ(0258-35-3000 平日9:00~17:00)
- 住所
- 新潟県長岡市摂田屋4-8-12
- アクセス
- 【電車】JR信越本線「宮内」駅より徒歩約10分
【車】関越自動車道「長岡」ICより約20分
長岡市呉服町
山本五十六記念館(やまもといそろくきねんかん)
「山本五十六記念館(やまもといそろくきねんかん)」は、「やってみせ 説いて聞かせて やらせてみ 讃めてやらねば 人は動かぬ」の名言で有名な、真珠湾攻撃の指揮をとった連合艦隊司令長官・山本五十六の貴重な資料を展示する記念館。写真や手紙などを通して、生誕から戦死するまでの生涯と人物像をよく知ることができます。館内中央には、五十六ら11名が搭乗した海軍一式陸上攻撃機の左翼部分の実物が展示されており、戦争の悲惨さを物語っています。
記念館から歩いて3分ほどの山本記念公園には、山本五十六の胸像と復元された生家が建てられています。記念館と合わせて見学するのがおすすめです。
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 定休日
- 12/28~1/4
- 料金
- 大人500円、小中学生200円
- 住所
- 新潟県長岡市呉服町1-4-1
- アクセス
- 【電車】JR「長岡」駅より徒歩約10分
【車】関越自動車道「長岡」ICより約15分
長岡市長町
河井継之助記念館(かわいつぎのすけきねんかん)
幕末の風雲児と呼ばれる河井継之助(かわいつぎのすけ)ゆかりの資料を展示する、「河井継之助記念館」。生家跡に建っており、当時の面影が残る庭も窓から眺めることができます。
館内では、旅日記「塵壺(ちりつぼ)」や旅先で買った蓑(みの)など約30点を展示しており、中には作家・司馬遼太郎が河井継之助を取り上げたベストセラー「峠」の自筆原稿なども。入口では、ガトリンク砲の模型を触ることができます。
- 営業時間
- 10:00~17:00(最終入館16:30)
- 定休日
- 12/28~1/4
- 料金
- 大人200円、高・大学生150円、小・中学生100円、小学生未満無料
- 住所
- 新潟県長岡市長町1甲1675-1
- アクセス
- 【電車】JR「長岡」駅より徒歩約8分
【車】関越自動車道「長岡」ICより約18分
長岡市関原町
新潟県立歴史博物館
新潟県の歴史や民俗についてよくわかる「新潟県立歴史博物館」は、全国的・世界的視野から縄文文化を研究・展示する縄文博物館としても広く知られる博物館。
新潟県の旧石器時代から近代までの歴史を紹介する「新潟県のあゆみ」、昭和30年代の上越市高田の雁木(がんぎ)通りを復元した「雪とくらし」、ジオラマや農具が展示される「米づくり」などの歴史展示コーナーがあるほか、縄文展示エリアでは縄文人の暮らしを四季ごとに実物大のジオラマで展示。タイムスリップしたかのような感覚を楽しめます。
- 営業時間
- 9:30~17:00(最終入館16:30)
- 定休日
- 月曜、12/28~1/3
- 料金
- 大人510円、高・大学生200円、中学生以下無料
- 住所
- 新潟県長岡市関原町1-2247-2
- アクセス
- 【電車・バス】JR「長岡」駅より越後交通バスで約40分「県立歴史博物館」停下車
【車】関越自動車道「長岡」ICより約5分
長岡市喜多町
フレンド「イタリアン」
新潟の隠れ名物といわれる「イタリアン」。その正体は、ソース焼きそばにミートソースをかけたB級グルメ!「イタリアン」は新潟県民のソウルフードで、長岡を中心に新潟県に数店舗展開する「フレンド」は地元の有名店です。
中太麺にたっぷりかけられたミートソースと、モヤシ、キャベツ、コーンなどの具材がよく絡み、食べ応え抜群。一度は味わってみたい、知る人ぞ知る逸品です。
- 営業時間
- [喜多町店]10:00~19:00(ドライブスルーのみ20:00迄) ※他、各店舗により異なる
- 定休日
- 1/1
- 料金
- イタリアン330円、ギョウザ330円、ほか
- 住所
- 新潟県長岡市喜多町字鐙潟572(喜多町店)
- アクセス
- 【電車・バス】JR「長岡」駅より越後交通バスで約15分「喜多町」停下車徒歩約7分
【車】関越自動車道「長岡」ICより約5分
長岡市宮内
生姜醤油らーめん
新潟5大ラーメンとして人気上昇中の「生姜醤油らーめん」は、昭和38年創業の「青島食堂」が発祥とされるご当地グルメです。濃いめの生姜醤油がベースで、柔らかなチャーシューとツルツル食感の麺が特徴。生姜が効いたスープは、冬には身体を温め、夏には発汗だけでなく塩分補給できるメニューとしてもおすすめ。
現在、新潟県下を中心に取扱店が数多くあり、いたるところでその味を楽しむことができます。
- 営業時間
- [青島食堂 宮内駅前店]11:00〜20:00 ※他、各店舗により異なる
- 定休日
- 第3水曜、1/1
- 料金
- 青島ラーメン800円、青島チャーシュー900円、ほか ※税抜き価格
- 住所
- 新潟県長岡市宮内3-5-3(青島食堂 宮内駅前店)
- アクセス
- 【電車】JR「宮内」駅より徒歩約2分
【車】関越自動車道「長岡」ICより約17分
長岡市長生橋
長岡まつり大花火大会
平和への祈りが起源である「長岡まつり大花火大会」は、2日間で20,000発という打ち上げ数を誇る、日本三大花火大会のひとつです。名物の正三尺玉のほか、大型花火の競演が目玉で、中でも全長約2kmもある復興祈願花火「フェニックス」はそのスケールに圧倒される大迫力。今年、中越大震災から15周年を迎える2019年大会では、これまでの支援への感謝をテーマに、特別版フェニックス花火が打ち上げられる予定です。
- 2020年開催日時
- 中止となりました
- 住所
- 新潟県長岡市長生橋下流信濃川河川敷
- アクセス
- 【電車】JR「長岡」駅より徒歩約20分
【車】関越自動車道「長岡」ICより約20分
小千谷市旭橋
おぢやまつり花火大会
多くの市民が参加し、夏の3日間に渡って開催される「おぢやまつり」。その2日目に夜空を飾るのが県内屈指の花火イベント「おぢやまつり花火大会」です。
ナイアガラ花火など約7,000発の花火が打ち上げられ、フィナーレにはおよそ1kmに及ぶワイド花火「超ワイドベスビアス大スターマイン」が盛り上がりを見せます。
- 2020年開催日時
- 中止となりました
- 住所
- 新潟県小千谷市旭橋下流側左岸
- アクセス
- 【電車】JR「小千谷」駅より徒歩約15分
【車】関越自動車道「小千谷」ICより臨時駐車場まで約5分
長岡市寺泊
寺泊港まつり海上大花火大会
漆黒の日本海をダイナミックに彩る「寺泊港まつり海上大花火大会」。ワイドベスビアス、海中海空大スターマインなど、空と海上に約5,000発の花火が打ち上げられます。背景に山があるため音の響きもよく、迫力ある光景と音響を体感!砂浜で潮風を感じながら、海上花火大会ならではの豪快さを目の当たりにしてみてみませんか。
- 2020年開催日時
- 中止となりました
- 住所
- 新潟県長岡市寺泊中央海水浴場・寺泊港周辺
- アクセス
- 【車】北陸自動車道「中之島見附」ICより約40分
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※花火大会の掲載画像は過去開催時のものです。