実は日本は世界有数の恐竜化石の宝庫! そんな全国にある恐竜博物館や展示施設、体験できる発掘現場や恐竜にまつわるホテルなど、「恐竜」に関するおすすめのスポットをガイドブック『全国 恐竜めぐり』(ジー・ビー/1,980円)から厳選してご紹介。大人だけでも、子連れでも楽しめる恐竜めぐりの旅をしてみませんか。
『全国 恐竜めぐり』(ジー・ビー/1,980円)
子どもから大人まで、恐竜を愛するすべての人たちがワクワクできる全国の恐竜スポットを集めました。博物館や化石発掘場はもちろんのこと、恐竜のオブジェがたくさんある公園やテーマパーク、恐竜をテーマにしたホテルやレストランまで幅広く網羅。記事では厳選16カ所の紹介ですが、書籍では82カ所を掲載。「恐竜」ファン必携のガイド書です。
目次
スリーエム仙台市科学館
画像提供:スリーエム仙台市科学館
恐竜と科学を楽しめる体験学習型科学館
さまざまな科学や自然界のしくみを楽しく学ぶことができる「スリーエム仙台市科学館」。エントランスホールではアロサウルスが展示されています。宮城・仙台の自然エリアには、サウロロフスとトリケラトプスの骨格標本が展示され、目の前でじっくりと観察することができます。他にも約500万年前に生息した古象センダイゾウをはじめ、マンモス、ナウマンゾウ、ミエゾウなどの6種の大きな古象標本を見ることができます。
科学の探究エリアには体の五感で学習できる展示がたくさんあり、大人も子どもも一日中楽しむことができるサイエンススポットです。
スリーエム仙台市科学館
- 住所
- 宮城県仙台市青葉区台原森林公園4‐1
- 電話番号
- 022-276-2201
- 開館時間
- 9:00~16:45(入館は16:00まで)
- 休館日
- 月曜、祝日の翌日、第4木曜、年末年始ほか
- 入館料
- 一般550円、高校生320円、中学生・小学生210円
- アクセス
- 【車】東北自動車道「仙台宮城」ICから仙台北環状線経由で約30分ほか
【電車】仙台市地下鉄南北線「旭ヶ丘」駅東1番出口からから徒歩約5分 - 公式サイト
- スリーエム仙台市科学館
いわき市石炭・化石館 ほるる
画像提供:いわき市石炭・化石館 ほるる
ふるさとの地に浮かぶフタバスズキリュウ
石炭の産地として名高いいわき市の採炭の歴史と、市内や世界各地で発掘された化石などを展示している「いわき市石炭・化石館 ほるる」。いわき市大久町で発見された首長竜「フタバサウルス・スズキイ」の全身復元骨格をはじめとして、多数の古生物の貴重な化石が常設展示されています。
1968年に化石が発見されたフタバサウルス・スズキイは和名「フタバスズキリュウ」として有名で、古生物ブームの先駆けとなった存在。当館では、産状模型(化石の産出状態を保存したもの)と全身復元骨格の両方を一度に見ることができます。
同館1Fの化石展示室には、トリケラトプスや全長約22mのマメンチサウルス、アルバートサウルス、パラサウロロフス、ランベオサウルス類(幼体)の全身骨格、ティラノサウルスの頭骨と後肢などが一堂に展示。また、恐竜と同じ中生代に生きていた海棲爬虫類や、ランフォリンクスなどの翼竜の展示も充実しています。加えて「恐竜の卵」や「エドモントサウルスの脛骨」などの実物の化石に直接触れられるコーナーもあり、質感を感じることができるのも楽しい。
いわき市石炭・化石館 ほるる
- 住所
- 福島県いわき市常磐湯本町向田3-1
- 電話番号
- 0246-42-3155
- 開館時間
- 9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日
- 第3火曜、1月1日
- 入館料
- 一般660円、中・高・大学生440円、小学生330円
- アクセス
- 【車】常磐自動車道「いわき湯本IC」から約10分
【電車】JR常磐線湯本駅から徒歩約10分 - 公式サイト
- いわき市石炭・化石館 ほるる
群馬県立自然史博物館
画像提供:群馬県立自然史博物館
動くティランノサウルスに大興奮!
「群馬県立自然史博物館」は、群馬県の自然史を中心に、地球や生命の歴史をわかりやすく展示している博物館です。恐竜関連の見どころは、ティランノサウルスの動く実物大ロボット模型と、全長15mのカマラサウルスの骨格標本、透明なフロア床の上から眺めるトリケラトプス化石の発掘現場再現ジオラマなど。また、バージェス頁岩(けつがん)動物群のジオラマやたくさんの化石標本などで、生命誕生の謎や恐竜の絶滅などの地球の歩みをたどることができます。
「ダーウィンの部屋」では博物学者の書斎を再現し、世界中から収集した動物、植物、鉱物等の標本を間近に観察し、装置で調べる体験ができます。ロボット博物学者に進化の話が聞けるのも面白い。「群馬の自然と環境」では、群馬の豊かな自然を再現したブナ林の巨大なジオラマをフロアに設置。群馬の自然を大きなスケールで学ぶことができます。
ほかにも、春、夏、秋の年3回開催される企画展では、さまざまな視点や手法で自然のしくみに迫る興味深い展示を開催。野外での観察会や講演会など、幅広い層に向けたイベントも行っています。恐竜だけではなく、群馬の自然と環境を楽しく学ぶことができ、こだわりを感じる楽しい博物館です。
群馬県立自然史博物館
- 住所
- 群馬県富岡市上黒岩1674-1
- 電話番号
- 0274-60-1200
- 開館時間
- 9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日
- 月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 入館料
- 一般510円、大学・高専・高校生300円、中学生以下無料 ※企画展開催時は特別料金
- アクセス
- 【車】上信越自動車道「富岡」ICもしくは「下仁田」ICから約7km
【電車】上信電鉄「上州七日市」駅より徒歩約25分、上信電鉄「上州富岡」駅からタクシーで約15分 - 公式サイト
- 群馬県立自然史博物館
国立科学博物館
画像提供:国立科学博物館
しゃがんだ姿勢のティラノサウルス
国立の唯一の総合科学博物館である「国立科学博物館」は、1877年創立の歴史ある博物館の一つ。古生物に関する展示が充実し、地球館の地下1Fには「地球環境の変動と生物の進化」をテーマにした恐竜化石の展示フロアがあり、系統進化や生態などが紹介されています。
化石は、始祖鳥やアパトサウルス、ヘレラサウルス、ステゴサウルス、デイノニクス、バンビラプトルなどの有名な恐竜たちだけでなく、世界でも珍しい「しゃがんだ姿勢のティラノサウルスの全身骨格標本」もあり、向かい側にいるトリケラトプスを待ち伏せしているイメージで展示されているのが面白い。ほかにも実物化石を取り混ぜて復元したパキケファロサウルス、羽毛恐竜のミクロラプトル、抱卵状態を復元した獣脚類シチパチなどがあり、恐竜好きにはたまらない空間となっています。
恐竜のほかにも、日本館3F北翼の「日本列島の生い立ち」では、フタバスズキリュウの復元された全身骨格だけでなく、頭骨や上腕骨、鎖骨、左後肢などの実物化石も展示されています。恐竜以外にも見どころがたくさんあり、じっくり見て回るなら1日では見終わらないほど、充実した展示が楽しめます。
国立科学博物館
- 住所
- 東京都台東区上野公園7-20
- 電話番号
- 050-5541-8600(ハローダイヤル)
- 開館時間
- 9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日
- 月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 入館料
- 一般・大学生630円、高校生以下および65歳以上無料、特別展は別料金
- アクセス
- 【電車】JR「上野」駅から徒歩約5分、東京メトロ銀座線「上野」駅から徒歩約10分、日比谷線「上野」駅から徒歩約10分、京成線「京成上野」駅から徒歩約10分
- 公式サイト
- 国立科学博物館
福井県立恐竜博物館
画像提供:福井県立恐竜博物館
さらに進化した! 世界三大恐竜博物館
2000年に開館した国内最大級の自然史博物館である「福井県立恐竜博物館」は、カナダのロイヤル・ティレル博物館、中国の自貢恐竜博物館と並び、世界三大恐竜博物館と称されています。2023年7月14日にリニューアルオープンし、3階建ての新館が増築。展示内容も大きくグレードアップしました。
「恐竜の世界」「地球の科学」「生命の歴史」の3つのゾーンから構成された常設展示室は、長径84m、広さ4,500平米のドーム型建築になっています。「恐竜の世界」ゾーンでは、50体の恐竜の全身骨格標本が展示され、カマラサウルスやアロサウルスなどの10体は、実物の化石を用いて組み上げられています。福井県で発掘された新種6種のうち復元されたフクイサウルス、フクイラプトル、フクイべナートルの全身骨格標本に加え、当時日本領だった樺太で発見され、日本人研究者が初めて研究し学名をつけたニッポノサウルスの骨格標本も展示。日本の恐竜時代とアジア地域の最新の調査の様子を紹介しています。
増築した新館の特別展示室では縦9m×横16mの大型スクリーンを3面並べた「3面ダイノシアター」(※)で恐竜の世界を体験できます。1階から3階まで吹き抜けとなったホールには「恐竜の塔」のモニュメントが設置されており、迫力満点。恐竜好きの聖地とも言える福井県立恐竜博物館で、感動と発見を楽しんで。
※特別展開催中と、その準備期間は上映中止となります。シアターの写真はイメージです。
福井県立恐竜博物館
- 住所
- 福井県勝山市村岡町寺尾51-11
- 電話番号
- 0779-88-0001
- 開館時間
- 9:00~17:00(入館は16:30まで)※要予約
- 休館日
- 第2・4水曜、年末年始、臨時休館あり
- 入館料
- 常設展:一般1,000円、高・大学生800円、小・中学生500円、70歳以上500円
- アクセス
- 【車】北陸自動車道「福井北」JCTから約30分、東海北陸自動車道「白鳥」JCT・ICから約1時間30分
【電車・バス】えちぜん鉄道「勝山」駅から京福バス「恐竜博物館」下車 - 公式サイト
- 福井県立恐竜博物館
野外恐竜博物館
画像提供:野外恐竜博物館
恐竜博物館発の専用バスで行く発掘ツアー
日本最大の恐竜化石発掘現場に開設された「野外恐竜博物館」。福井県立恐竜博物館から専用バスに乗り、およそ20分かけて発掘エリアへと到着します。観察広場では恐竜化石の発掘現場を間近に見学でき、地層がむき出しになっていて、発掘調査をしている気分を味わえるのが楽しい。
化石発掘体験広場では、発掘現場から持ってきた石を割る体験ができ、中から発見した化石について研究員から詳しい解説が聞けます。体験で使用するハンマー、タガネ、ゴーグルは博物館で借りることができるので、道具の用意は不要。ツアーの申し込みは福井県立恐竜博物館の専用ホームページから。
野外恐竜博物館
- 住所
- 非公開
- 電話番号
- 0779-88-0001
- 開館時間
- 日程は公式サイトで確認(要予約)
- 休館日
- 福井県立恐竜博物館に準ずる
- 入館料
- 一般1,300円、高校・大学生1,100円、小・中学生650円、70歳以上650円
- 公式サイト
- 野外恐竜博物館
飯田市美術博物館
画像提供:飯田市美術博物館
大きな頭骨が大迫力のスピノサウルス
「飯田市美術博物館」は博物館・美術館・プラネタリウムが一つになった総合博物館。ロビーには、スピノサウルス、ヴェロキラプトル、プロトケラトプスなどの全身骨格標本が展示され、大きな恐竜たちがお出迎え。ちなみに、スピノサウルスの全身復元骨格は全国でも珍しく、大きいフォルムが実に圧巻。
また、伊那谷(いなだに)が浅い海だった約1800万年前頃のクジラや束柱類などの哺乳類化石が展示され、伊那谷の地質学を学ぶことができます。展示のほかにも、春には敷地内の樹齢400年以上の桜の巨木「安富桜」(県指定天然記念物)の開花が見られます。お花見も兼ねて訪れるのもおすすめです。
飯田市美術博物館
- 住所
- 長野県飯田市追手町2-655-7
- 電話番号
- 0265-22-8118
- 開館時間
- 9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日
- 月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始、臨時休館あり
- 入館料
- 大人310円、小中高生無料
- アクセス
- 【車】中央自動車道「飯田」IC、「座光寺」SICから約15分
【電車・バス】JR「飯田」駅、高速バス「飯田駅前」から徒歩約20分 - 公式サイト
- 飯田市美術博物館
豊橋市自然史博物館
画像提供:豊橋市自然史博物館
必見!実物全身骨格のエドモントサウルス
地球の歴史と生物の進化、郷土の自然について学ぶことができる「豊橋市自然史博物館」。豊橋総合動植物公園「のんほいパーク」内に所在する施設です。恐竜の展示では計12体の全身骨格標本があります。
恐竜時代を紹介する「中生代展示室」では、ユアンモウサウルスの骨格標本など合計8体を展示。中でも博物館のシンボルともいえるエドモントサウルスは大きな見どころです。入口前の広場にはブラキオサウルス親子をはじめ、10体の実物大復元模型が展示。大型映像では恐竜や自然に関する超高精細の3D映像を日本最大級のスクリーンで楽しめます。
豊橋市自然史博物館
- 住所
- 愛知県豊橋市大岩町字大穴1-238(豊橋総合動植物公園内)
- 電話番号
- 0532-41-4747
- 開館時間
- 9:00~16:30(入館は16:00まで)
- 休館日
- 月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始
- 入館料
- 常設展示室は無料 ※総合動植物公園入園料:大人600円、小中学生100円
- アクセス
- 【車】東名高速道路「浜松」ICから約1時間、「豊川」ICから約10分、「音羽蒲郡」ICから約50分
- 公式サイト
- 豊橋市自然史博物館
兵庫県立人と自然の博物館
画像提供:兵庫県立人と自然の博物館
丹波ならではの恐竜化石を満喫しよう
「人と自然の共生」をテーマとした「兵庫県立人と自然の博物館」。兵庫県各地域から産出する代表的な動植物化石を展示しているのが、3階の「兵庫の恐竜化石」です。ここではタンバティタニスの実物標本、産状レプリカ、頭骨レプリカ、ヤマトサウルスのレプリカ標本などが見られます。3階では猪や鹿などの森に生きる動物たちの剥製も勢ぞろい。蝶やカブトムシなどの昆虫の標本もあり、恐竜以外にも興味をひかれる展示がたくさんあります。
1階の「地球・生命と大地」では、兵庫県の大地を造る岩石・鉱物の標本などが展示され、日本では珍しいアメリカマストドンの骨格標本があり、見逃せない展示となっています。4階にある「ひとはくサロン」では、来館者が体験しながら学べるワークショップやイベントが開催され、子どもを連れて訪れたときは立ち寄りたいエリアです。図書コーナーもあり、子どもがイベントに参加している間、本を読んで過ごすことも可能です。
また博物館本館近くに「ひとはく恐竜ラボ」という化石クリーニングを行っている施設があり、丹波市・丹波篠山市の篠山層群から発見された恐竜や動物のクリーニング作業を見学できます。
兵庫県立人と自然の博物館
- 住所
- 兵庫県三田市弥生が丘6
- 電話番号
- 079-559-2001
- 開館時間
- 10:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日
- 月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始、冬季メンテナンス、臨時休館あり
- 入館料
- 大人200円、大学生150円、70歳以上100円、高校生以下無料
- アクセス
- 【車】中国自動車道「神戸三田」ICから約10分
※駐車場なし
【電車】神戸電鉄「フラワータウン」駅から徒歩約5分
【バス】神姫バス「フラワータウンセンター」下車より徒歩約5分 - 公式サイト
- 兵庫県立人と自然の博物館
笠岡市立カブトガニ博物館
画像提供:笠岡市立カブトガニ博物館
生きている化石・カブトガニに会おう!
生きている化石ともいわれるカブトガニをテーマとした世界で唯一の博物館。絶滅の恐れがあるカブトガニの繁殖と保護のために開設されました。大型水槽で飼育されているカブトガニの成体(親)が間近に観察できます。
博物館では同時に、古生物資料の展示や紹介を行っています。博物館の2階へと上がるなだらかな「ダイノスロープ」には、大小さまざまな恐竜の骨格などが展示。登り口にあるのが、海棲爬虫類のプレシオサウルスの全身骨格標本です。登る途中で吠えかかってくるのがバリオニクスの復元模型で、初めて訪れた人はびっくりするはず。スロープ最上階にあるのは、竜脚類カマラサウルスの全身骨格標本で、このようにカブトガニ以外の古生物の展示も充実しています。
ほかにも博物館外には恐竜公園があり、恐竜や古生物の実物大模型が展示されています。ティラノサウルス、プテラノドンなど合わせて8体の恐竜がいて、公園で遊ぶこともできます。
笠岡市立カブトガニ博物館
- 住所
- 岡山県笠岡市横島1946-2
- 電話番号
- 0865-67-2477
- 開館時間
- 9:00~17:00(入館は16:30まで) ※恐竜公園も17:00閉園
- 休館日
- 月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始ほか ※無休の期間あり
- 入館料
- 一般520円、高校生310円、小・中学生210円、65歳以上・市内在住の小中学生無料
- アクセス
- 【車】山陽自動車道「笠岡」ICから20分
【電車・バス】JR「笠岡」駅から井笠バスカンパニー「神島線」乗車「カブトガニ博物館前」下車 - 公式サイト
- 笠岡市立カブトガニ博物館
北九州市立いのちのたび博物館
画像提供:北九州市立いのちのたび博物館
世界最大級の肉食恐竜を見に行こう
西日本最大級の自然史・歴史博物館である「北九州市立いのちのたび博物館」。生命の進化をテーマにした常設展「アースモール」はダイナミックな恐竜の骨格標本が一堂にそろいます。全長約15mのスピノサウルス、トリケラトプス、ギガノトサウルスなどの全身骨格標本、全長約4mのオオナマケモノ類の一種、エレモテリウムも展示。
エンバイラマ館では、1億3000万年前の北九州を再現したジオラマの中で恐竜ロボットが自由に動き、太古の世界を体感できます。幅広い年齢層が楽しみながら学べる博物館です。
北九州市立いのちのたび博物館
- 住所
- 福岡県北九州市八幡東区東田2-4-1
- 電話番号
- 093-681-1011
- 開館時間
- 9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日
- 年末年始、6月下旬頃(害虫駆除)
- 入館料
- 大人600円、高・大生360円、小・中学生240円、小学生未満無料
- アクセス
- 【車】北九州都市高速「東田出入口」より約2分、北九州都市高速「枝光出入口」より約3分
【電車・バス】「小倉」駅より西鉄バスジアウトレット北九州行「いのちのたび博物館」下車、徒歩約2分ほか - 公式サイト
- 北九州市立いのちのたび博物館
御船町恐竜博物館
撮影:保田有希
躍動感あふれる、化石19体の「恐竜進化大行進」
白亜紀後期の地層として国内で最も多様な恐竜化石を産出する御船層群。御船町では1979年、日本初の肉食恐竜化石(通称ミフネリュウ)が発見され、1990年以降さまざまな恐竜化石が発見されています。
「御船町恐竜博物館」では、地域で発見された貴重な化石や世界中から収集された恐竜の全身骨格など、約850点の資料を展示。中でも展示室中央のトリケラトプス、ティラノサウルス、ブロントサウルス、スコミムスなど、化石19体による「恐竜進化大行進」は圧巻です。
ほかにも、「オープンラボ」では、化石のクリーニングをする標本作製室だけでなく、研究室や収蔵庫まで諸室をすべて公開。専門的な仕事を見学することができ、博物館の活動を体感できます。定期的に「化石教室」や「ジオハイク」「わくわく体験教室」などの体験型の学習イベントも開催しています。
御船町恐竜博物館
- 住所
- 熊本県上益城郡御船町大字御船995-6
- 電話番号
- 096-282-4051
- 開館時間
- 9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日
- 月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始、臨時休館あり
- 入館料
- 大人500円、高校・大学生300円、小・中学生200円、小学生未満は無料(保護者同伴)
- アクセス
- 【車】九州自動車道「御船」ICより約10分
【バス】桜町バスターミナルより熊本バス御船方面行き「御船町恐竜博物館前」下車 - 公式サイト
- 御船町恐竜博物館
ホテル ブランヴェール那須
ドキドキ感あふれる大迫力の恐竜がいっぱい
まるでテーマパークのようなホテルで、敷地の入り口では早速、恐竜がお出迎え。敷地の森の中にはたくさんの動く恐竜がいて、恐竜たちの鳴き声を聞きながらホテルへと向かうことができます。ロビーに入ると、巨大なトリケラトプスとご対面。頭を揺らし、さらには鳴いて反応してくれるという歓迎ぶりです。
部屋は自然の中にいる恐竜を間近に感じられる壁紙がポイント。部屋によっては窓から恐竜が見えることもあり、部屋から探すのも面白い。ホテルにはスパ施設やプールもあり、プールサイドにも数匹の恐竜がいます。
ホテル ブランヴェール那須
- 住所
- 栃木県那須郡那須町湯本206-194
- アクセス
- 【車】東北自動車道「那須」ICから約30分
勝山ニューホテル
白亜紀をイメージした空間で非日常体験
福井県立恐竜博物館から車で約5分の場所に位置する「勝山ニューホテル」。ティラノサウルスルーム、ステゴサウルスルームなどの部屋があり、飛翔するプテラノドンの影や恐竜の一部を模した大型オブジェ、ツリーハウスをイメージした秘密基地感あふれるロフト、白亜紀をイメージした壁紙など、それぞれが冒険心をくすぐる仕掛けが満載です。
なお、ホテルは改装され、2023年7月に恐竜コンセプトホテルとしてリニューアルオープン。さらに4種類の恐竜ルームが誕生し、ホテル各所で太古のロマンを感じられるつくりになっています。パワーアップした恐竜ルームをぜひ体験しよう。
勝山ニューホテル
- 住所
- 福井県勝山市片瀬町2-114
- アクセス
- 【車】中部縦貫道「勝山」ICから約10分
※駐車場あり
【電車】えちぜん鉄道「勝山」駅からタクシーで約10分
奥出雲多根自然博物館
博物館に泊まれる、恐竜ナイトミュージアム
日本で唯一、泊まれる博物館が島根県にある「奥出雲多根自然博物館」です。エントランスに入るとまず、ジュラ紀の巨大な肉食恐竜・アロサウルスの全身骨格標本がお出迎え。目を見張るほどの大きさです。展示は「宇宙の進化と生命の歴史」をテーマに、1階では恐竜を中心とした古代生物の化石と鉱物・岩石を紹介。2階は海の生物の化石がメインで、青い光に包まれた展示室はまるで海の中にいるかのよう。
3階から上は宿泊スペースになっていて、恐竜ルームは部屋ごとにコンセプトが異なり、シンプルな部屋から遊び心のある部屋までその種類はさまざま。特に人気なのは2段ベッド4人部屋の「恐竜ルーム」。いたるところに恐竜のデザインやグッズがあり、子どもにも大好評なのだとか。
さらにうれしいのが、宿泊者限定で観覧できるナイトミュージアムです。昼とは違った雰囲気の中、恐竜の映像が映し出され、鳴き声まで聞こえてくるという本格仕様。クイズに正解すると記念グッズがもらえる可能性も。このほか、博物館の周囲には温泉もあり、「佐白温泉長者の湯」や「出雲湯村温泉」があります。博物館を満喫したあと温泉に行って体を癒やし、素敵な時間を過ごしてみては。
奥出雲多根自然博物館
- 住所
- 島根県仁多郡奥出雲町佐白236-1
- アクセス
- 【車】松江道「三刀屋木次」ICより約30分、「高野」ICより約45分 ※駐車場あり(20台)
【電車】JR木次線「出雲八代」駅より徒歩約20分
デュラクスアウトドアリゾート京丹後久美浜LABO
恐竜たちに囲まれて過ごすグランピング施設
全国的に珍しい、恐竜とアウトドアを一度に楽しめるグランピング施設「京丹後久美浜LABO」。「外も中も恐竜だらけ」をコンセプトにしている宿泊部屋の「ダイナソールーム」は恐竜のシルエットを背景に、頭上にも恐竜が飛び、まさに恐竜だらけの部屋です。
外にも10頭以上の恐竜たちがいるので、施設内を自由に探検しながら恐竜を見つけるのもおすすめ。日が暮れて暗くなるとライトアップされるので、夜の恐竜に会いに行くのも昼とは違う一面が見られて楽しそう。恐竜に囲まれた空間で、最高のひとときを過ごせます。
デュラクスアウトドアリゾート京丹後久美浜LABO
- 住所
- 京都府京丹後市久美浜町布袋野116-1
- アクセス
- 【車】「京都」駅から京都縦貫道経由で約2時間20分、「大阪」駅から約2時間30分
【電車】京都丹後鉄道「久美浜」駅からタクシーで約15分
※内容は一部加筆修正しています。
『全国 恐竜めぐり』(ジー・ビー/1,980円)
子どもから大人まで、恐竜を愛するすべての人たちがワクワクできる全国の恐竜スポットを集めました。博物館や化石発掘場はもちろんのこと、恐竜のオブジェがたくさんある公園やテーマパーク、恐竜をテーマにしたホテルやレストランまで幅広く網羅。記事では厳選16カ所の紹介ですが、書籍では82カ所を掲載。「恐竜」ファン必携のガイド書です。