日頃の疲れをリフレッシュ！ 徳島だからできる「のんびリゾート旅」#徳島あるでないで

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「徳島県の旅」と聞くと、つい阿波おどりや鳴門の渦潮をイメージしがちかも……？でも実は徳島には、都会の喧騒の中や混雑する観光地では味わえない、ゆったりのんびりとした時間が流れるリゾートスポットがいくつもあるのです。

アクティブな旅行も楽しいけれど、美味しいものを食べ、きれいな風景に感激し、広々とした自然の中で思い切り羽を伸ばして元気をチャージする、そんな“のんびリゾート”を堪能しに、徳島へ行ってみませんか。今回は、海リゾートが満喫できる徳島県南部を中心としたコースをご紹介します。

四国地方の東側に位置する徳島県。首都圏からのアクセスは飛行機がベター。羽田空港から約1時間で徳島阿波おどり空港へ到着します。県内の移動は車が便利なため、空港でレンタカーを借りるのがおすすめです。

徳島県は、阿波おどりや人形浄瑠璃、阿波藍など阿波の歴史文化が今も色濃く息づく「東部」、雄大で美しい太平洋の海岸線が続く「南部」、山々が広がり自然が満喫できる「西部」の3エリアに分かれています。

旅のスタート地点である徳島県東部だけでもこんなにたくさんの魅力的な観光スポットが存在しています。徳島県の方言で「あるでないで」というのは「あるじゃないか」という意味。さあ、あなたが知らない徳島の魅力を見つけに行きましょう！

空港近隣の鳴門市には、兵庫県・淡路島と大鳴門橋でつながる鳴門海峡があり、阪神地域との往来も盛ん。速い潮流と遅い潮流がぶつかって起こる“鳴門の渦潮”は、全国的に有名です。

鳴門海峡にほど近い「大塚国際美術館」は、約1,000点(※)の西洋名画を特殊技術により陶板で原寸大に再現した、“陶板名画美術館”。鑑賞コースは地下3階から地上2階まで約4kmにも及び、日本にいながら、世界の美術館が体験できることで知られています。

現地の作品の凹凸やフレスコ壁画のざらざらした質感なども再現しており、作品前にはロープや棚がほとんどないので、間近でじっくり鑑賞できるのも魅力のひとつです。

※この情報は2020年4月時点のものです。

同じく県東部の徳島市には、あの阿波おどりを一年中観覧できる「阿波おどり会館」も。阿波おどりのミニミュージアムや眉山ロープウェイ山麓駅があるほか、徳島県の工芸品・特産品を販売する「あるでよ徳島」などもあり、見どころ満載です。

ウミガメが上陸するという大浜海岸を目指して、徳島阿波おどり空港から市街地や山道を抜けて走ること1時間あまり、いよいよ美しいリアス式の海岸線が見えてきました。午前中のフライトで到着したので、時間はちょうどランチタイム。まずは美波町にある人気の食事処へ向かいます。

みなみ食堂は、丸に「三七三（みなみ）」のモダンなのれんが目印。田舎暮らしに憧れ、東京から移住してきた板前さんご夫婦のお店です。「ゆっくり食事をしながら、ゆったりとした時間も味わってほしい」という気遣いが、店内の和モダンの落ち着いた雰囲気からも感じられます。

この日いただいたのは、名物のみなみ御膳（1,670円）。30～40品目を少しずついただけるので、お皿の上がとてもにぎやかです。さわらの幽庵焼き、にしんの煮物など季節が感じられるお料理を月替わりで提供。味も見た目もひと品ずつ丁寧に作られているうえ、美しい盛り付けもあいまって、贅沢そのものです。

季節によって変わる小鍋（夏は冷やし鉢）も人気のひと品。この日は、地元産の春キャベツと生わかめを使用した小鍋で、春を感じられるお味でした。

地元の人にも大人気のこちらのお店。予約だけで満席になってしまうことも多いので、旅の日程が決まったらまずお問い合わせするのをおすすめします。

夏になるとアカウミガメが産卵に訪れる場所として有名な大浜海岸。天気のいい午後、波も穏やかな砂浜を歩いていると、まるで映画のワンシーンに入り込んだような気持ちになってきます。

ウミガメにちなんだかわいらしい形の看板は、フォトスポットにぴったり。海をバックに記念撮影！旅の気分を盛り上げてくれますよ。

大浜海岸のすぐ前には、世界でもめずらしいというウミガメの専門博物館「日和佐うみがめ博物館カレッタ」が。プールや水槽ですいすい泳ぐウミガメたちに癒されます。

ひと休みしようと立ち寄ったのは、大浜海岸から車で5分ほどのところにあるスイーツ店。ヨーロッパのリゾートのような、温かみのある落ち着いた雰囲気が素敵です。
カフェではケーキやパン、ドリンクがいただけます。すだちジュースやすだちスカッシュなど、地元ならではの味も見逃せません。

お土産におすすめなのが、ウミガメをかたどったココナツ風味の「海亀マカロン」と、イチゴ味や抹茶味など6種類の味が楽しめる子ガメの「かめマカロン」。
ころんとかわいいメレンゲ菓子で、サクッと軽く、ほろほろとした口どけがたまりません。ウミガメの卵をイメージした、ちんすこう「カメたま」もぜひ一緒に。

さらに海岸線を走って、徳島県の最南端、高知県との県境にあるホテルに到着。ヨーロッパのリゾートを思わせる外観と吹き抜けのエントランス、広々としたお部屋で手足を伸ばせば、一気にリゾート気分が高まります！

全室オーシャンビューなので、バルコニーに出れば目の前には雄大な太平洋が広がります。開放感たっぷりのバルコニーで潮風を感じながら……まるで海辺の別荘で過ごしているかのようなひとときが味わえます。

そして、ぜひ体験してほしいのが、穏やかな太平洋の水平線から昇る美しい朝日。早起きした自分を褒めてあげたくなるくらい、感動すること間違いなしです！

徳島県南部ではめずらしい天然温泉もホテルの名物。地下約1,000mの超深層から湧き出る湯のとろとろとした肌ざわりと、窓から望む太平洋の雄大さに、体も心も癒されます。

そして隣接する「道の駅 宍喰温泉」では、地元の野菜や海産加工品、名物のお菓子など、お土産も揃えることができます。

チェックアウト後は、ホテルから車で5分ほどの「海洋自然博物館 マリンジャム」へ。
室戸阿南海岸国定公園の一部である竹ケ島湾を約40分かけて一周する「海中観光船ブルーマリン」に乗船！

ブルーマリンの船底は大きなガラス窓になっています。海の中を泳ぐ魚やサンゴを間近で見ることができて、気分はまさに海中散歩！

夏はかわいらしい幼魚の姿が、冬は透明度の高い澄んだ海が見どころなのだとか。

穏やかな湾内をめぐるコースなので、デッキものんびりとした雰囲気で心地よい潮風を感じられます。ちなみに、予約なしでも定員に空きがあれば利用できますが、運航便数や所要時間などは状況によって変更されることがあります。

より自然を堪能したい方には、パドルを漕ぎながら水上を進むSUP（スタンドアップパドルボード）やシーカヤックの体験コースもおすすめです。

モノづくり体験をしたいなら海陽町の藍染スタジオとカフェを併設した「In Between Blues」へ。徳島県は、阿波藍と呼ばれる藍染料の産地であり、戦国時代の昔から藍染が盛んだったのです。伝統の阿波天然藍染体験は、旅の忘れられない思い出になるはず。

ベビーグッズやサーフギア各種、手拭い・ハンドタオル・小物などの雑貨を扱う藍染グッズショップ、海部藍(海陽町産のオーガニック天然藍)を使用したお茶やスイーツなどを提供するカフェも見逃せません。

なごりは尽きませんが、そろそろ空港方面へ。阿南市にある、勝負の神様、入試の神様として有名な「お松大権現」に立ち寄りました。

境内には約1万体の招き猫が奉納されています。

境内で人懐っこい地元の猫ちゃんに遭遇したかと思えば、周りにも猫モチーフがいっぱいで、猫好きさんにはたまらない場所なのです。

お松大権現から車で5分足らずの場所にある、「カフェボスコベル」。日本家屋をリノベーションした店内は木目が美しく、居心地のよい空間が広がります。

名物は、約10日かけて仕上げられた手作りのハム＆ベーコン。薫り豊かで口の中でとろけるベーコンも、しっとりやわらかく噛むほどに風味が広がるハムも絶品です。

食後のティータイムも、ぜひ味わってほしいひととき。季節のつみたてハーブに、バタフライピーをブレンドした「フレッシュハーブティー」は、さわやかなブルーが目にもうれしいメニューです。シーズンによっては、お店の庭で摘んだ新鮮なハーブで淹れたハーブティーもいただけます。

自家製スイーツも人気で、手作りのクリームチーズから作るチーズケーキや無農薬の藍を使った藍と豆乳のジェラートも自慢の一品なのだとか！

日程に余裕があるなら、ちょっと足を伸ばして徳島の山の魅力も味わいたいところ。徳島市から車で2時間半ほど、徳島県西部の三好市には、秋には紅葉の名所としてにぎわう祖谷渓（いやけい／いやだに）と、その祖谷渓にかかる吊り橋、なんと植物のつるで組まれた「かずら橋」という名所があります。ゆらゆら揺れるかずら橋は、足元がすくむようなスリルがあり、橋の上から周囲の絶景を楽しむことができます。

優しくてシャイな徳島の人は「なにもない」というけれど、本当はのんびりとした贅沢な時間を過ごせて、楽しみきれないほどの魅力がある徳島。きれいな海も、美味しいものも、素敵な場所もあるでないで！な旅をぜひお楽しみください。

今なら、徳島県の旅で使える宿泊割引クーポンも配布しています。
配布枚数には制限があり、上限に達し次第、配布終了となりますので、徳島へのご旅行の際は、ぜひ使ってみてください。