心も体も癒される！仙台の奥座敷「仙台・作並温泉 ゆづくしSalon一の坊」絶景の癒し旅

都会の喧騒を離れ、美しい自然の中でのんびりと羽を休めたい……。杜の都仙台にほど近い作並温泉郷に、そんな願いを叶えてくれる素敵な温泉リゾートがあります。

「仙台・作並温泉 ゆづくしSalon一の坊」では美女づくりの湯とも呼ばれる名湯が楽しめ、オールインクルーシブの滞在スタイルで、滞在中はお財布を気にすることなく過ごせます。

食事やお酒、珈琲やおやつ、アクティビティなどの館内サービスが無料。館内のあちこちがリビングのような自由さと快適さで、心地よいリゾートステイが叶う温泉リゾートです。

いつもの休日にちょっと足を伸ばして、作並温泉で贅沢な時間を過ごしてみませんか。

 

山紫水明、山懐に抱かれた作並温泉郷

 

 

「仙台・作並温泉 ゆづくしSalon一の坊」へのアクセス

東京からは電車で約1時間30分、東北新幹線で「仙台駅」へ。そこからJR仙山線へ乗り換え「作並駅」で下車。作並駅からは宿の送迎バスで約7分（事前に予約必要）。新緑や紅葉の時期には、レンタカーでドライブしながら向かうのもおすすめです。

 

 

 

「オールインクルーシブ」で理想のリゾートステイ

「仙台・作並温泉 ゆづくしSalon一の坊」は、飲食代などがあらかじめ宿泊費に含まれるオールインクルーシブの滞在スタイル。

提供される料理やドリンク、アクティビティを追加料金なしで楽しめます。風情ある3つの源泉と8つのお風呂、目の前で調理してくれるライブキッチン、後ほどご紹介する「くつろぎSalon」など、お財布を気にせずストレスフリーで過ごせます。

さらに、チェックイン15時からチェックアウト11時まで、最大20時間のゆったりとした滞在ができるのも魅力です。

 

 

ロビーの暖炉は館内のシンボル的存在

館内に足を踏み入れると、うつくしい桜と紅葉が描かれた大きな暖炉が出迎えてくれます。

「雲錦だん炉」の壁画は、絵師・木村英輝氏の手によるもの。世界で活躍する同氏が手掛けた東北初の作品です。揺れる炎を囲んで、夜にはライブ演奏などのイベントが催されます。

 

 

自然を眺める開放的な「水鏡の庭」テラス

暖炉の向こう、大きく外に開けた窓から見えるのは「水鏡の庭」。利用客だけの完全なるプライベート空間は、海外の高級リゾートを思わせる光景です。

鳥のさえずりや風を感じながら過ごせる心地よい空間。また、秋の紅葉や冬山の雪化粧の景色も見事。四季折々の景色がパノラマビューで楽しめる特等席です。

 

 

新客室のハンモックテラスでグランピング気分！

2021年3月にオープンしたばかりの「【里山フロント】ハンモックテラスプレミアツイン」のお部屋の特徴は、なんといってもハンモックがあること！見た瞬間に心踊り、素晴らしい滞在になることを予感させてくれます。

室内は広くてゆとりがあり、大きく開いた窓のむこうは絵画のような景色。木のぬくもりを感じる内装は風景とよく馴染み、自然の中に身を置いているかのような安らぎを感じます。足元は畳と無垢材の組み合わせで、裸足が心地よい空間です。

 

2台のダブルベッドは、シモンズ社の最上級ライン「リュクスシリーズ」のピロートップ。枕も高さを調節できて寝心地は最高です。枕元にはACとUSBのコンセントを配置。館内はWi-fi完備で、スマホを手放せない方もストレスなく過ごせます。

 

仙台の職人と開発したオリジナルファニチャー

お部屋の家具は、仙台の職人集団「CLASSOCO FURNITURE（クラスコファニチャー）」によるオーダーメイド。一の坊のスタッフが意見を出し合い、手触りや心地よさを重視してつくられています。地元宮城県産山桜を使用した贅沢な家具です。

 

スタイリッシュなアプライアンス

お部屋の雰囲気に合うポットはバルミューダのもの。冷蔵庫の中にミネラルウォーターが用意されています。お茶やコーヒー、お菓子などは、1階の「くつろぎSalon」から自由に持って来ることができます。

 

こちらの客室にはトイレとシャワールーム完備。ドライヤーはダイソン。大浴場にも同じものがありますがシャンプー・リンス・ボディソープのセットがとても気に入りました。大人に似合うすてきな香りです。

 

リラックスできて動きやすいリゾートウエア

お部屋に用意されたウエアは作務衣のように動きやすく、着崩れを気にせずにすみます。フリース素材の羽織も柔らかで、まるで自宅でくつろいでいるような気楽さ。
湯籠には靴下とフェイスタオル。バスタオルは浴場にも置かれているので、着替えを入れてそのまま温泉へ直行できますよ。

 

 

癒し重視なら、露天風呂付きのお部屋もおすすめ

こちらは露天風呂付きのお部屋。木目を活かした和風のインテリアと高さの低いベッドで、落ち着きがあります。

 

お風呂もバルコニーも広くてゆったり！プライベート感が人気の客室露天風呂ですが、こんなに開放的な露天風呂を備えているお部屋はなかなか珍しいかもしれません。

 

 

「くつろぎSalon」で味わう自由なひととき

「くつろぎSalon」は、一の坊のリピーターを魅了するサービスのひとつ。水鏡の庭に面した大開口とモダンなインテリアは、どこか異国のカフェを彷彿とさせます。季節や時間帯によって変わる、お菓子やおつまみ、ドリンク類は要チェックです！

 

ごごカフェタイム（15:30～）では、皆思い思いのスタイルで過ごしていました。季節のドリンクや挽きたてコーヒー、紅茶、ビールやおつまみも用意されています。チェックイン時間の15時を待ちきれずに来るお客さんもいるとか。温泉に入った後の「湯あがりアイスキャンディー」も定番の人気おやつです。

※季節によって提供するメニューは変わります

 

私は自分でコーヒーを挽くことにしました。ミルのハンドルを回せば漂う香り。ドリップの音を聴きながら外を見ると、「水鏡の庭」の波紋がきらきらと反射していて、すっと心が凪いでいくのを感じます。仙台の有名店「ほの香」の豆も楽しめるそうですよ。

 

 

好奇心をくすぐるライブラリーとギャラリー

「くつろぎSalon」の奥にはライブラリーがあり、自由に取り出して読書ができます。カルチャーやファッションの雑誌、宮城や東北の本、コーヒーやワインの本、健康やアート、音楽、小説など、かなり充実したラインナップ。

 

ギャラリーには、先ほどの「雲錦だん炉」の壁画を描いた木村英輝氏の作品や、ニッカウヰスキー蒸留所の貴重な写真が展示されています。そして、知る人ぞ知る仙台のレコードショップ「パラダイスレコード」のコーナーがあります。実は作並にお店があるんです！希少なグッズが並ぶ展示は、洋楽好きやビートルズファンは必見です。

 

 

 

豊富な湯船と見事な景色！「広瀬川源流露天風呂」

一の坊では、3つの源泉と8つの個性的なお風呂を楽しめます。中でも絶対に入って欲しいのが、眼下に清流を眺める「広瀬川源流露天風呂」。女性が利用できる時間帯は15:00～23:00です。

 

立ち湯など4種類の湯船があり、野趣あふれる絶景を満喫するひとときは贅沢そのもの。洗い場はないので、順番としては次に紹介する大浴場から先に行くと良いです。

 

こちらはよもぎ蒸し風呂。スタッフが手摘みした乾燥よもぎを使用していて、初夏には採れたてのよもぎも楽しめます。香りと蒸気に包まれて、内側からじんわりと体が温まっていきます。

 

露天風呂と内湯の大浴場をつなぐ通路は、長い回廊のようになっていて移動もワクワクします。

 

 

大浴場「丸子（まりこ）の湯」

 内湯の大浴場は男女とも利用時間は5:00〜24:00、立派な丸太が目を引く大空間です。脱衣所や洗い場もゆとりがあり、混雑を心配せず利用できそうです。シャワーも使い勝手がよく、名湯の風情と快適さが両立しています。

 

シャンプーやボティーソープのほか、化粧水なども用意されています。バスタオルは内湯でも露天でも必ず脱衣所のそばに用意されていて、使い終わったら使用済みボックスに入れるだけ。温泉をハシゴするにはうれしい心遣いですね。

 

 

「くつろぎSalon」で湯上がりタイム

湯上がりはルームウエアで、再び「くつろぎSalon」へ。ここは宿泊客にとってのリビングのような場所ですね。この日は、地元の良質なミルクを使った人気ジェラートショップ「Natu-Lino（ナチュリノ）」のジェラートが出ていました。

 

ビールとニッカハイボールもサーバーから注いで飲めます。お財布を気にせず、スタッフに声をかけることなく、まるで自宅のように「勝手気ままに過ごせる」感じが最高にいいです！思いっきりくつろげます。

 

 

料理人の技に魅了されるライブビュッフェ

夕食は「手しごとビュッフェ さくらダイニング」で。総料理長は「宮城の名工」柏原憲雄氏。ビュッフェといっても、メインとなるお料理は注文を受けてから目の前で調理するライブキッチンスタイル。料理人たちの鮮やかな手さばきに五感が刺激されるディナータイムです。

目の前で調理してもらった、希少なA5ランク仙台牛ステーキ。筋や脂身をていねいに取り除くこだわりで、極上の食感に仕上がります。ビュッフェだからもちろんおかわりOK、高級レストランのフルコースを何度も注文しているような質の高さです。

 

そして、宮城といえば極厚の牛タン！こちらも目の前で焼いてくれます。とにかくメニューが豊富で一泊ではとても食べ切れません！サラダや小鉢も種類が多くて大満足です。

 

和食メニューでは、天ぷらも揚げたてで、フキノトウなど山の旬をいただけるのがうれしいです。刺身やお寿司も定番の人気。コウイカの刺身が透き通っていて、鮮度を大切にしているのがひと目で分かります。

 

ドリンクやスイーツも充実。ご当地の日本酒にワイン、ニッカウイスキーもあります。生ハムやチーズなどお酒に合うメニューも豊富でした。もちろんオールインクルーシブなので、好きなだけ楽しめます。

 

 

夜の「くつろぎSalon」での楽しみ

夕食の後は再び「くつろぎSalon」へ。夜は、ウイスキーや日本酒、ワインなどが並び、まさに大人の時間です（ナイトサロン営業時間20:30～22:00）。私は山形産のにごりワインと舟形マッシュルームのピクルスをつまみに、ゆっくりと読書を楽しみました。

 

 

 

おやすみ前にエステで全身トリートメント

人気のアロマエステではカウンセリング時のお悩みに合わせたアロマオイルで施術してくれます。リンパを流すことでむくみがとれて血行促進が期待でき、発汗も良くなるので温泉との相性もぴったりです。

 

おすすめは、背中や腹部、腕、脚まで含めた全身90分コース（料金別途15,345円）。予約優先ですが、空いていれば当日も利用可能です（営業時間16:00～23:30）。もちろん男性もOK、足つぼやもみほぐしもあるので、就寝前にご利用してみては。

 

 

足もとから自噴する露天風呂「自然風呂」

朝までぐっすり眠って、朝一番に「自然風呂」（女性利用時間：6:00～11:00）へ。こちらは足もとから温泉が湧いていて、ぬるめの湯。朝の空気を感じながら心地よい長湯ができます。

 

山がせまる秘湯の趣「鹿のぞきの寝湯」

最後にご紹介する露天風呂は「鹿のぞきの寝湯」（女性利用可能時間：6:00～11:00）、湯底に板が敷いてあるので寝転がって湯浴みします。山がせり出したように近くて秘湯の趣、名前の通りサルやシカが通ることもあったとか。

 

 

ビュッフェスタイルの朝食で元気に1日をスタート

朝食は7時から。和洋ともに種類が豊富です。しぼりたてのトマトジュースやグリーンスムージー、香ばしい焼きたてパン。ライブキッチンで注文した「焼き温泉卵と仙台雪菜」がとってもおいしかったです。

和食のおすすめは焼きおにぎりと卵焼き。仙台味噌の味噌汁と一緒にいただきます。

 

 

「おさんぽ隊」と一緒に周辺散策！

心地よい朝の光を浴びながら散策へ。近所を歩く30分コースと、名物の二ツ岩を目指す40分チャレンジコースがあります。スタッフさんがガイドとして先導してくれるので安心です。

 

山野草を見つけたり、土や水の香りに気づいたり、小さな発見がうれしいです。そして、到着した二ツ岩の大きさに驚きました！ガイドがなければ見られないので、体力に自身のある方はぜひチャレンジコースを。

 

朝の「くつろぎSalon」へ

おさんぽ隊に大満足した後は、また「くつろぎSalon」へ吸い寄せられます（あさカフェタイム7:00～11:00）。サイフォンでコーヒーを淹れてもらい、すっかりお気に入りになった窓際の席へ。居心地が良すぎて帰るのが名残惜しいです。

 

セレクトショップでお土産さがし

食品をメインに扱うコーナーでは、宮城と山形のお酒やお菓子、一の坊オリジナルの商品も扱っています。また、滞在中着ていたのと同じリゾートウエアや枕なども購入可能です。

 

人気のお菓子「はちみつ木の実 いちのたね」（各1,026円）、柔らか牛たん角煮（1,404円）、「くつろぎSalon」でもいただいた舟形マシュルームのピクルス（1袋432円）。

 

バスアメニティ「プロバンシア」シリーズ（各1,188円）。南フランス産植物エキス配合でラベンダーやアーモンドの香り。3種セットで購入すると一の坊オリジナルバッグが付いてきます。

 

こちらは洋服や雑貨を扱うコーナー。客室の家具を手掛けた「CLASSOCO FURNITURE（クラスコファニチャー）」の製品をはじめとした、地元クリエイターの作品が並びます。商品はスタッフが探してくるそうで、センスの良い品揃えです。

 

本当の自分と再会できるリゾートステイ

「理想の日常」をテーマに掲げる一の坊は、家庭でも職場でもない、まさしくサードプレイス。本当の自分でいられる心地よさがあり、ハンモックに揺られているだけで心が生き返ってきます。館内に散りばめられた本、音楽、雑貨や食に興味を惹かれ、忘れていた好奇心を思い出しました。

また、オールインクルーシブがストレスフリーなことに感動しました。みなさんも「仙台・作並温泉 ゆづくしSalon一の坊」で、自分らしい時間を過ごしませんか。

 

 

仙台・作並温泉　ゆづくしSalon一の坊 くつろぎSalon

住所

宮城県仙台市青葉区作並長原3

アクセス

電車：JR仙山線「作並駅」よりタクシーで約7分
（新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面の間 シャトルバスの運休を停止しています）
お車：東北自動車道「仙台宮城IC」より約30分

チェックイン

15:00（最終チェックイン 18:00）

チェックアウト

11:00

特徴

オールインクルーシブ
◎[無料]ドリンク（アルコール含む）・スイーツ
◎[無料]ライブラリー・アクティビティ
◎[無料]ビュッフェ・ドリンク（アルコール含む）

 

取材・撮影・文／Junko Saito

 

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