出来たてのビールが試飲できる!沖縄「オリオンハッピーパーク」でオリオンビールの工場見学!

オリオンハッピーパーク

沖縄旅行で必ず味わいたい、沖縄県民自慢の「オリオンビール」。全国的にも大人気ですが、それがどのように作られているか気になりませんか? 沖縄本島の名護市にある「オリオンハッピーパーク」では、一般の人も工場見学が可能! オリオンビールが作られる製造工程を学びつつ、最後には出来たてビールの試飲も楽しめますよ。

 

オリオンハッピーパークとは

オリオンハッピーパーク

オリオンビールは1957年の創業以来、地元に根付き、沖縄の人たちに愛され続けているビールメーカー。戦後混乱した沖縄で復興を目指して立ち上がった企業で、「沖縄に貢献できるかどうか」「オリオンビールにしかできないことはなにか」を意識しながら、沖縄とオリオンビールの魅力を発信しています。

 

オリオンハッピーパーク

オリオンハッピーパークは敷地面積約56,475平米、東京ドーム約1個強の広さを持つ「オリオンビール名護工場」の一部を見学できる観光スポット! 名護工場では、全国に届けられるオリオンビールの代表的銘柄「オリオン ザ・ドラフト」をはじめ、すべての商品を製造しています。

工場見学は1日10回、事前予約制(空きがあれば当日参加も可能)。料金は大人500円、小人200円、幼児は大人1人あたり1人無料です。

 

オリオンハッピーパークへのアクセス

オリオンハッピーパーク

アクセスは那覇空港から車で約1時間。予約していた時間に到着すると、大きな仕込釜が存在感を放つロビーで受付を行います。この仕込釜は、1958〜1987年まで実際に使われていた創業当時のもの! 一面にオリオンビールの缶が描かれたパネルの前で写真撮影も楽しめます。

 

オリオンハッピーパーク
オリオンハッピーパーク

見学開始まではギャラリーでオリオンビールの歴史を学びます。昭和の時代にオリオンビールが沖縄県内で広まる上で大切な役割を果たした沖縄の雑貨店「まちやぐぁ」を再現したスポットや、1970年代頃に販売していた缶などが展示され、オリオンビールの歴史の深さを感じることができます。

 

ガイドによる案内で工場見学

オリオンハッピーパーク

工場見学は自由見学ではなく、ガイド付き。オリオンビールに精通したガイドが、原料から商品完成までの流れに沿って丁寧に案内してくれます。

 

オリオンハッピーパーク

最初に学ぶのはオリオンビールの「原料」。ビールの主原料は「モルト(麦芽)」と「ホップ」で、実物の香りをかぐことができます。また、オリオン ザ・ドラフトは世界自然遺産に登録された「やんばる」の水や伊江島産の大麦も使用。原料からこだわっているのが、オリオンビールのおいしい理由の1つです。

 

オリオンハッピーパーク
オリオンハッピーパーク

ずらりと並んでいるのは、5つの大きな釜。これらの釜でビールのもととなる麦汁を仕込んでいきます。

室内に入ると、発酵前の麦汁の甘い麦の香りがふわり! 5つの釜のうち最も大きな麦汁濾過槽には窓がついているので、中の様子も見ることができます。

 

オリオンハッピーパーク

続いて窓の外にそびえ立つ、発酵タンクと貯酒タンクを見学。手前の発酵タンクは直径約5m、高さ約19mもの大きさです! この中には190キロリットルのビールが入っているということで、「これを1日1缶飲むと、飲み干すまでに何年かかるでしょうか?」なんてクイズも。正解は現地でガイドに聞いてみてくださいね。

 

オリオンハッピーパーク

ビールが完成したら、最後の工程「びん詰」「樽詰」「缶詰」です。工場が稼働している時は実際の様子を見学でき、稼働していない時は映像で見ることができます。

 

オリオンハッピーパーク

窓の外に見える、市場から回収された「ビール樽」が並ぶ様子も圧巻の光景! レストランなどで使用されているビール樽は繰り返し使用可能だそう。

ちなみに「なぜ、お店で飲むビールはおいしいのか」ご存知でしょうか? びんや缶と異なり、樽内にビールを詰める時に上からではなく下から注入することによって泡立ちにくくしているなど、炭酸が抜けにくい工夫が施されているのも理由の1つだそうです。

 

オリオンハッピーパーク

びん、樽の次はスーパーなどでもよく見かける「缶」に詰めるラインへ。壁に並んでいるのは、工場で1分間に詰めることができる1,200個もの缶です。工場では衛生的に、効率的に生産する様子を見学できます。

 

オリオンハッピーパーク

オリオンビールが取り組むリサイクルシステムにも注目。ビール製造工程において年間約5,200トンの排出物が出ていますが、100%リサイクルされています。例えばホップやモルトのビール粕は飼料や堆肥として使用。ビール粕はお肉を柔らかくする成分が入っていることから、沖縄のブランド黒毛和牛「もとぶ牛」の飼料としても活用されています。

 

出来たてビールが飲める!お待ちかね試飲タイム

オリオンハッピーパーク

工場見学の所要時間60分のうち、見学は約40分で、最後の約20分はお待ちかねの試飲タイム。ビールもしくはソフトドリンクを2杯まで飲めます。さまざまな種類から選ぶことができ、人気はサーバーから注がれる「オリオン ザ・ドラフト」! 見学した工場で作られた、出来たてのビールは別格のおいしさです。オリオン ザ・ドラフトならではの爽快な風味を完璧なクオリティで味わえます。

 

オリオンハッピーパーク

試飲はおつまみも用意されているのがうれしいポイントです。ビール酵母が入った「オリオンビアナッツ」とともに楽しめます。

 

オリオンハッピーパーク

2杯目はその場で飲まず、缶やペットボトルで持ち帰ることも可能です。ラインナップはシーズンによって変わり、ビール、缶チューハイ、ジュース、さんぴん茶、ノンアルコールビールなどから選べます。ドライバーや未成年の方は、ソフトドリンクを試飲してくださいね。

 

お土産が買えるショップ

オリオンハッピーパーク

せっかく名護まで足を運んだからには、記念に残るお土産を。ショップではTシャツ、クッション、お菓子、ビールなどオリオンビールオリジナル商品が購入できます。こちらは工場見学をしない人も入店可能です。

 

オリオンハッピーパーク

沖縄で愛されるオリオンビールのおいしい秘密を知り、試飲まで楽しめる「オリオンハッピーパーク」。ビール好きなら、オリオンビールが手がける新シティホテル「オリオンホテル 那覇」や絶景を望む「ホテルオリオンモトブリゾート&スパ」に宿泊するのもおすすめです。現地ならではの工場見学を楽しんでみてくださいね!

 

オリオンハッピーパーク

住所
沖縄県名護市東江(あがりえ)2-2-1
受付時間
9:00~17:00(休業日除く)
電話番号
0570-00-4103
工場見学予約
電話またはWebサイトから予約
公式サイト
オリオンハッピーパーク

 

 

取材・撮影・文/小浜みゆ

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