東京の遊園地「よみうりランド」では、今回で14シーズン目となる「ジュエルミネーション」を2023年10月19日(木)から2024年4月7日(日)まで開催中。関東最大級の宝石色のイルミネーションと、東京の大夜景が一度に楽しめます。今年のテーマは、「LIGHT is LOVE」。人や自然、そして地球への愛を光で表現したおすすめスポットをご紹介します。
LOVEの光で彩られる幻想的なエリア
2024年3月に開園60周年を迎える東京都稲城市にある遊園地「よみうりランド」では、今年も人気の「ジュエルミネーション」が開催されています。このイルミネーションをプロデュースしたのは、世界で活躍する照明デザイナーの石井幹子(いしいもとこ)氏。ここでしか見られない、宝石色のLEDを使用した美しいイルミネーションの世界を満喫できます。
よみうりランドへのアクセスは、小田急線「新宿」駅から「よみうりランド前」駅まで約30分、バスに乗り換えて約10分で到着します。京王線を利用する場合は、京王線「新宿」駅から「調布」駅経由で「京王よみうりランド」駅まで約25分。「京王よみうりランド」駅からゴンドラ「スカイシャトル」に乗車するとスムーズに到着できます。秋冬の夜には、ゴンドラからイルミネーションを見下ろせるのでおすすめです。
今年のジュエルミネーションのテーマは、「LIGHT is LOVE」。園内にはさまざまな愛をイメージしたスポットが点在しています。
園内の中央付近に位置する「ラブ・ストリーム」は、世界中に存在する愛の言葉のイルミネーションが水辺を彩ります。世界中に広がるさまざまな国や文化における愛の多様性を表現しています。
さまざまな色彩のジュエリーカラーイルミネーションを使用した「ラブリー・サンクチュアリ」は、光の色がそれぞれに持つ個性を主張しながら、相乗効果を生み出し共存しているサンクチュアリ(聖域)をイメージしたシンボルオブジェです。
愛の光で彩る幻想的なエリア
全長約180メートルの「恋人たちのプロムナード」は、道の左右に暖色系と寒色系のイルミネーションを配し、光が引かれ合うさまを表現しています。2人がこれから歩む道をカラフルに彩り、幸せな愛を感じることができるでしょう。手をつないで歩くのにぴったりなデートスポットです。
ロマンティックな全長約140メートルの光のトンネル「パサージュ・オブ・ラブ」。幾重にもクロスするカラフルなラインを、恋人や友人たちと綾なす愛や友情に見立てています。見渡す限りの鮮やかなイルミネーションは、絶好の撮影スポット。
ジュエリー・タワーとジュエリー・スパイラルは自然への愛をモチーフにし、グリーンを基調とした美しい色で照らされています。
地球上では温暖化が進んでおり、各地でCO2を吸収する森林の整備・保全に力が注がれています。「訪れる人々が、美しい光の森を眺めることで、地球への愛を深めるきっかけになってほしい」という願いを表現したエリアです。
きらびやかなカラフル・クリスタル・ゲートは、「人への愛や自然への愛が、宝石の結晶のように永遠に美しく輝き続けるように…」という思いを込めたウェルカムゲート。
よみうりランドのメインシンボルでもある大観覧車「ラブ・グランオブジェ」は、上半分を豊かさや高貴さを感じる金色、下半分をロマンスや優しさをイメージさせるピンク色で照らし、深い愛情や思いやりの気持ちを表しています。
「地球への愛」を象徴する新色「アースブルー・ジュエリーカラー」が登場
正面入園口前の太陽の広場とその周辺を中心に「地球への愛」を象徴する新色「アースブルー・ジュエリーカラー」のイルミネーションも登場。地表の約7割を占める「海」の澄んだ水をイメージしたアクアマリンやサファイアなどの明るいアースブルーをベースに、緑豊かな森のエメラルド、陸地のゴールデンサファイア、雲を表現したダイヤモンド、人々の愛を表すルビーをアクセントとして組み合わせています。
噴水×レーザー×炎で大迫力の「噴水ショー」
毎年大人気の噴水ショーも開催しています。高さ約15メートルの巨大リングのウォータースクリーン映像、188本の噴水やレーザーと炎による演出は必見。
今年は、パリと東京を拠点に世界各地で活躍する照明デザイナーの石井リーサ明理さんがプロデュースした「LOVE EARTH(地球への愛)」のほか、ダンサーが登場する光と影のダンスショー「シルエット」、「ラ・フォンテーヌ」の3種類の噴水ショーが楽しめます。
ショーは17:00から15分間隔でスタートします。よみうりランドでしか見られない、大迫力の噴水ショーをお楽しみください。
ジェルミネーションおすすめのアトラクション
ジュエルミネーションはアトラクションからの夜景もおすすめです。
風を切って4Gの重力で打ち上がるクレージーヒューと日本初マイナス2Gの重力で一気に落下するクレージーストン。恐怖の先には昇った人しか体験できない、東京タワーやスカイツリーまで一望できる絶景が見られます。よみうりランドは東京西部エリアの丘陵地に位置しているので、都心を見渡せるのです。
もう一方の側の座席に案内された人は、園内に広がるイルミネーションを満喫できます。どちらもステキですが、座席は選択できませんので運次第。18:00で終了してしまいますので、早めに体験しましょう。
よみうりランドの人気No.1コースター「バンデット」は、森の中を最高時速110キロメートルでアップダウンを繰り返しながら疾走し、走行距離1,560メートルを猛スピードで走り抜けます。
※TVアニメ「呪術廻戦」とのコラボイベントは終了しました。
この「バンデッド」の最高到達点からも、都心を一望する極上の夜景が楽しめます。スリルとともに絶景をお楽しみください。
ゆっくり夜景を堪能したい人は、大観覧車「ラブ・グランオブジェ」がおすすめです。
遊園地の定番「メリーゴーランドドッグ」も夜はイルミネーションで光り輝きます。よみうりランドでは馬車だけではなく、ランドドッグにも乗れるのが特徴。馬車と小さなランドドッグは予想外の動きをしますので、ぜひお試しください。
ふたりで一緒に楽しめるペアシートもある「ミルキーウェイ」は、まるで大空を飛んでいるような気分になれます。回転しながら高く上がるので、遊園地の夜景も楽しめます。
※TVアニメ「呪術廻戦」とのコラボイベントは終了しました。
自転車型のアトラクション「プテラサイクル」でいっしょにペダルをこぐのも楽しい時間。
ルーピングスターシップは、50人乗りの宇宙船が前後に大きく揺れ動き、最後には勢いに乗って360度回転する絶叫アトラクション。逆さのイルミネーションを楽しめるのはここだけ。真っ逆さまになるかならないかの瞬間が、一番怖いと評判です。
ジュエルミネーション期間限定グッズとスペシャルメニュー
ジュエルミネーションを楽しめる期間限定グッズとジュエルミネーション・スペシャルメニューもあります。
マスコットキャラクター「グッド」の顔をかたどった光るあめの「ライトアップキャンディ」は、子どもだけでなく、カップルにも人気。味はストロベリー、ソーダ、グレープの3種類。ピカピカ光らせながらイルミネーションを巡れます。
さらに、期間限定のハート型とラウンド型のストラップや、マグネット、クッキーなども販売しています。おそろいで購入すると、記念になりますよ。
プールエリアに位置するレストラン「ラ・ピシーヌ」では、噴水ショーを見ながらジュエルミネーション・スペシャルメニューの「恋人たちの愛がけオムライス」などを味わえます。レストラン「Goodday」では、「ハートのラブ・ボロネーゼ」もご用意。
「ロブソンフライズ」では、「ジュエルハートドーナッツ」を販売しています。他にもタコスやクレープなどのジュエルミネーション・スペシャルメニューを注文できますので、ディナーや休憩の際にご利用ください
※メニューの内容は予告なく変更になる場合があります。また、販売終了の際は、ご了承ください。
よみうりランドのジュエルミネーションは、写真映えするスポット満載の素敵なイベントです。「愛があると心が温かくなり、不安や孤独が和らぎます。光も愛と同様に、心地よさ、希望や勇気、美しさを持っていることから、大きな愛の象徴と言えるのではないでしょうか」とプロデューサーの石井幹子氏は語っています。
愛があふれる「ジュエルミネーション」に、足を運んでみてはいかがでしょうか?
よみうりランド「ジュエルミネーション2023 LIGHT is LOVE」
- 住所
- 東京都稲城市矢野口4015−1
- 開催期間
- 2023年10月19日~2024年4月7日16:00~20:30 (2023年12月16日~12月25日は16:00~21:00)
※2024年3月1日~3月15日の平日は日中の遊園地営業のみ
※休園日を除く - 料金
- ワンデーパス(入園+アトラクション乗り放題):
大人5,800円、中高生4,600円、小学生・シニア(65歳以上)4,000円、未就学児(3歳以上~小学生未満)2,400円
※公式オンラインによる割引価格あり
※12月23日〜12月25日は特別料金 - アクセス
- 【電車】京王線「京王よみうりランド」駅よりゴンドラ「スカイシャトル」で約5~10分 、小田急線「読売ランド前」駅より小田急バスで約10分
【車】中央自動車道「稲城」ICまたは「府中」スマートICより約6キロメートル、東名高速道路「東名川崎」ICより約8キロメートル - 公式・関連サイト
- よみうりランド ジュエルミネーション
撮影・取材・文/北川 りさ