週末の女子旅は彦根に行こう
「おいしいものを食べて、きれいな景色で心が癒やされたい…」そんな時は、琵琶湖の東側にある滋賀県・彦根市がおすすめ。彦根城以外にも、琵琶湖を望むカフェ、近江牛を味わえるレストラン、パワースポットなど女子旅で訪れたい場所が沢山あるんです。
JR琵琶湖線の新快速を使えば、京都から約46分、大阪から約40分、三ノ宮から約1時間42分で彦根駅に到着します。名古屋からは新幹線とJR琵琶湖線を組み合わせて約30分でアクセス可能です。レンタカーを借りれば琵琶湖周辺の素敵なカフェを巡ることもできます。次の週末は、彦根を訪れてみませんか。
目次
まず訪れたいのは、国宝・彦根城。お城では“ひこにゃん”に会えたり、天守からは琵琶湖を見渡す絶景を望めたり…。彦根を訪れたら、ぜひ足を運んでほしいスポットです。
彦根城の中に入り、少し急な階段を頑張って天守3階まで上がれば、目の前には琵琶湖を一望できる絶景が! 晴れた日には、琵琶湖に浮かぶ多景島(たけしま)、竹生島(ちくぶじま)に加えて、琵琶湖の対岸まできれいに見えます。 お城を囲む緑の木々と青い空と湖の美しいコントラストは癒やしポイント。
かわいいひこにゃんのパフォーマンスを見よう!
そして、彦根城といえば、ひこにゃん!滋賀県彦根市のキャラクターで、彦根藩二代当主の井伊直孝公を雷雨から救ったと伝えられる招き猫と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備えの兜を合体させて生まれました。
かわいいパフォーマンスを見せてくれるひこにゃん♪思わず顔がほころんでしまうかわいさにホッコリしちゃいます。毎日彦根城に登場してくれるのでスケジュールをチェックして、会いに行ってみてくださいね。
お城をバックに記念撮影!
また、彦根城天守の前では、お城をバックに、赤備えのレプリカといっしょに記念写真を撮ってもらえるサービスも。歴女でなくとも、ここでしか撮影できない写真は記念に欲しくなってしまいますね。 写真撮影は無料で、撮った写真は小さめサイズの記念手形として無料プレゼント!
記念写真が気に入れば、大きく引き伸ばしたオリジナル台紙付きの写真を1,300円で購入可能です。
彦根城
- 観覧料金(彦根城・玄宮園)
- 個人一般800円、小中学生200円
- 観覧時間
- 8:30~17:00、年中無休
- アクセス
- 「JR彦根」駅より徒歩約15分
- 駐車場
- あり(有料)
- 住所
- 滋賀県彦根市金亀町1-1
- 公式サイト
- 彦根城
彦根城天守に上がった後は、ゆったりと屋形船に乗ってみるのはいかがでしょうか。 江戸時代の絵図面などをもとに再現したこの屋形船は、彦根城の内堀を約45分かけて遊覧。船頭さんから彦根城の歴史や見どころを教えてもらいつつ、美しい彦根城の姿をゆっくりと楽しむことができます。
こちらが船頭さんのお二人。今日はよろしくお願いします!
屋形船の中にはゴザが敷かれており、腰を下ろしてくつろげます。江戸時代、彦根城には米蔵があり、お堀の水運を利用して船が行き交っていたといいますが、当時の人々もこんなふうに船からの景色を楽しんでいたのかもしれません。
お堀をゆったりと進む屋形船。船体の赤色、お堀の外の新緑、そして青空のコントラストが美しく、思わず見とれてしまいます。 彦根城には1,100本もの桜の木が植えられているので、春にはお堀の両側にピンクのグラデーションが続き、それは見事な光景だとか。
船頭さんのガイドも楽しく、彦根城の歴史や見どころをよく知ることができる彦根城屋形船、ぜひ記念に乗ってみませんか。
彦根城屋形船
- 乗船料
- 大人1,500円、小人(小学生以下)700円、3歳以下 無料
- 運行時間
- 平日10:00~15:00、土日祝10:00~16:00(毎正時に出発)※12月~2月は減便あり(詳細は公式サイトにて発表)。桜や紅葉シーズンの週末は混雑するので事前予約がおすすめ。
- 乗船港
- 玄宮園前船着場(乗船券を発売)
- 公式サイト
- 彦根城屋形船
屋形船で遊覧を楽しんだあとは、屋形船乗り場の向かいにある名勝 玄宮園(げんきゅうえん)へ。美しい景色を眺めつつ園内を散策したり、薄茶をいただいたりできて、のんびり過ごすのにぴったりな場所です。1677年に造られたこの庭園は、さまざまな時代劇のロケ地としても使われています。
玄宮園内の築山にある、趣のある建物は鳳翔台といい、かつて藩主が客をもてなすための宮殿でした。ここは茶室として使われ、一服500円でお茶をいただけます。 美しい庭を鑑賞しながら薄茶を味わう時間は至福のひとときです。
園内北側にある船着跡は、遠くに彦根城天守を望むことができる撮影スポット。ぜひ記念写真を撮ってみてくださいね。
玄宮園
- 入園料金
- [彦根城と共通]大人800円・小中学生200円 [玄宮園単独]大人200円・小中学生100円
- 開園時間
- 8:30〜17:00
- 定休日
- 年中無休
- 住所
- 滋賀県彦根市金亀町3
- 問い合わせ
- 0749-22-2742
- 公式サイト
- 玄宮園
彦根城観覧後は、夢京橋(ゆめきょうばし)キャッスルロードでランチ&ショッピング。 建物が切妻(きりづま)屋根の町屋風に統一され、江戸時代の雰囲気が漂うお食事処や、地元ならではの商品を扱う土産物屋が軒を連ねています。彦根城のお堀にかかる京橋からすぐで、お散歩するだけでも楽しいです。
「近江や」でひこにゃんの名物ランチ
今回は、夢京橋キャッスルロードの中ほどに位置する近江牛と近江鶏の店「近江や」にお邪魔しました。
ランチタイムで一番人気のメニューは、かわいいひこにゃんの卵焼きがのった近江牛ひこにゃん丼(2,156円)。全国丼グランプリにて5年連続最高金賞受賞という結果を残している極上の品です。
さっぱりした口当たりで肉の旨みをしっかり味わえる近江牛のたたきを甘めのタレに絡めて、ご飯といっしょにパクリ!白髪ねぎと刻みねぎ、大葉がアクセントになって、いくらでも食べられそうな美味しさです。
近江や
- 営業時間
- ランチ:平日11:30~15:00(L.O.14:30)、休日11:00~15:30 (L.O.15:00)
ディナー:17:00~22:30(L.O.22:00) - 定休日
- 年中無休
- 駐車場
- なし
- 住所
- 滋賀県彦根市本町1-6-25 2F
陶器専門店「こいで 京橋店」でお土産探し
器が好きなら、夢京橋キャッスルロードにある陶器のお店「こいで 京橋店」に立ち寄ってみるのもおすすめです。
蔵を意識した造りの店内には、普段使いのできる陶器やギフト品まで、若手作家のオリジナル作品を中心に種類豊富な陶器がそろっています。
中でも、国宝「彦根屏風」の一場面を陶器に写した「彦根屏風画陶器」は、ここでしか買えないおすすめアイテム。カップ1,200円~、マグ2,000円~と値段も手ごろなので、彦根旅行のお土産したいですね。
陶舗 こいで 京橋店
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 定休日
- 不定休
- 住所
- 滋賀県彦根市本町1-1-3
城下町の雰囲気をもっと楽しみたい! という方には、彦根城表門橋前から玄宮園・スミス記念堂・夢京橋キャッスルロードなどをめぐる、彦根観光人力車もあります。ちょい乗り10分コース(1名1,000円)もあるので、旅の記念に乗ってみるのもよいかもしれません。
ひこね亀樂車
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 運休日
- 毎週水曜日/荒天時
- 公式サイト
- ひこね亀樂車
滋賀県を代表する洋菓子店といえば、バームクーヘンで有名なCLUB HARIE(クラブハリエ)。滋賀県内に複数の店舗を展開していますが、彦根城のすぐそばに「彦根美濠の舎(みほりのや)」があります。 夢京橋キャッスルロードから歩いて数分なので、散策しながら立ち寄れます。
窓から明るい光の差し込む2階のカフェは、季節のデザートや工房で作ったケーキをゆっくり寛ぎながらいただける人気の場所。
おすすめは、彦根美濠の舎限定の「天使のふわふわミニスフレ」(671円)。しっとりフワフワのドームタイプのチーズケーキ。見た目より軽くてふわふわ、ひとりで食べきれるボリュームです。
彦根美濠の舎(みほりのや)
- 営業時間
- 9:00~18:00、カフェ 10:00~18:00(オーダーストップ17:00)
- 定休日
- 1月1日
- 駐車場
- あり
- 住所
- 滋賀県彦根市本町1丁目2-33
- 公式サイト
- 彦根美濠の舎(みほりのや)
彦根は彦根城の周辺に見どころが集中していますが、レンタカーがあれば、少し足を伸ばして、琵琶湖が見えるお店に行くこともできます。 今回は、彦根城から車で20分~25分ほど離れた、琵琶湖の畔にある小さな平屋のお店「vokko(ヴォッコ)」を訪ねました。
出迎えてくれたのはオーナーのたつみさんご夫妻。vokko(ヴォッコ)は北欧や日本の雑貨や古道具を販売するショップと、喫茶スペースが一緒になったお店です。
オーナーご夫妻が年に数回北欧に行って買い付けてくるという雑貨のコレクションが並べられたショップスペース。おしゃれな器や小物、アクセサリーが好きな女性ならきっと見入ってしまうに違いありません。
こぢんまりとした喫茶スペースでは、淹れたてコーヒーのよい香りが漂っていました。窓の向こうには緑の木々の間から琵琶湖が広がり、ゆったりとした空気の流れているのを感じます。
カウンターに並ぶうつわは、北欧デザインが好きな人なら、思わず心が浮き立ってしまうものばかり。どのうつわで運ばれてくるのかも楽しみになります。
おすすめはvokkoブレンド(ホット500円/アイス550円)。あっさり軽めのブレンドのコーヒーです。手作りの季節のフルーツタルト(550円)は爽やかな酸味の甘夏。サクサクと軽い食感で、コーヒーによく合うおいしさです。
外に出て数メートル歩けば、きれいな空気と目の前に広がる琵琶湖の景色を独り占め。 vokko(ヴォッコ)は、わざわざ足を運びたくなる素敵なカフェです。おいしいコーヒーときれいな景色、おしゃれな器や小物が好きな女性におすすめです。レンタカーを借りて、少し足を伸ばせば女子旅の楽しみもグッと広がります。
vokko(ヴォッコ)
- 営業時間
- 11:00~18:00
※カフェの営業は平日のみ - 定休日
- 木曜日 /第1・第3・第5水曜
- アクセス
- 【車】名神彦根I.Cより約25分
- 駐車場
- あり
- 住所
- 滋賀県彦根市柳川町 207-1
- 公式サイト
- vokko(ヴォッコ)
「彦根キャッスルリゾート&スパ」は、彦根城に一番近く、上質なくつろぎの時間を堪能できるお城リゾートホテルです。彦根城の中堀に面しており、彦根城天守と佐和口多聞櫓(さわぐちたもんやぐら)を正面に望む絶好のロケーション。
体が温まって血流が良くなった入浴後には、完全個室のプライベートエステルームでオールハンドのエステ&リラクゼーションを受けてみるのはいかがでしょうか。 自然素材を使った和ハーブエステなど、オールハンドのトリートメントは、施術部位と予算に応じて選ぶことができます。
- アクセス
- 【徒歩】JR彦根駅西口より約8分
【車】彦根ICより約7分 - 駐車場
- ホテル隣りに無料駐車場60台
- 住所
- 滋賀県彦根市佐和町1-8
彦根に一泊したら、翌朝は琵琶湖の北に浮かぶパワースポット、竹生島(ちくぶじま)へ。竹生島は、琵琶湖八景のひとつで、古くから「神を斎(いつ)く島」として崇められ、人々に厚く信仰されてきた島です。
竹生島の見どころは、日本三大弁財天 西国第三十番札所の竹生島宝厳寺(ほうごんじ)や、都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)など。 投げた「かわらけ」が湖面に突き出た鳥居をくぐれば願い事が叶うといわれている「かわらけ投げ」にもぜひチャレンジしてみましょう。
竹生島観光には、彦根港から発着するオーミマリンの定期観光船の利用が便利です。約2時間半(往路フェリー約40分+竹生島滞在約70分~80分+復路フェリー約40分)で竹生島観光を楽しむことができます。
琵琶湖観光船オーミマリン
- 料金
- 往復運賃:大人(中学生以上)3,000円、子供(小学生)1,500円
入島料:大人(中学生以上)600円、小学生300円 - 受付時間
- 9:00~17:00
- アクセス
- 【バス】JR「彦根」駅より無料シャトルバスで約8分(土・日・祝のみ運行)
- 駐車場
- あり(無料)
- 住所
- 滋賀県彦根市松原町3755
- 乗船予約
- 琵琶湖観光船オーミマリン
見どころ・おいしいものが沢山あって、女子旅にぴったりの彦根。1日~2日でも充実した旅行をすることができます。今度の休みは、仲良しの友達と彦根へお出かけしてみませんか。
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取材・撮影・文/ayan
宿泊施設写真/彦根キャッスル リゾート&スパ 提供
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