誕生日や記念日、クリスマスなどの特別な日はもちろん、頑張ってきた自分へご褒美をあげたいときにおすすめなのが、ラグジュアリーホテルでのおこもりステイ。東京の中心・永田町にある「ザ・キャピトルホテル 東急」で、都会の喧騒を忘れ、心行くまでゆったりと過ごしてみませんか。
都心にありながら豊かな緑に囲まれた「ザ・キャピトルホテル 東急」
東京都千代田区永田町。政治の中枢の街でありながら、日枝神社の豊かな緑と隣り合う「ザ・キャピトルホテル 東急」。
国会議事堂前駅・溜池山王駅地下直結という抜群のアクセスを誇り、国内外から多くの著名人も訪れます。世界中から訪れるゲストに、洗練された和のたしなみで、日常から解き放たれた「和らぎ」をお届けする世界に一つだけのホテルです。
世界的に権威あるトラベルガイド「フォーブス・トラベルガイド」が発表した2021年の格付けでは、ホテル部門で最高評価の5つ星を獲得しています。
チェックイン前は、ホテルに彩りを添えるアート作品を楽しんで
国会議事堂前駅・溜池山王駅からホテルへと向かうと、いけばな草月流 創始者・勅使河原蒼風氏の作品『いわと』が出迎えてくれます。
ザ・キャピトルホテル 東急では、現建物のデザインのみならず、旧ホテル時代より受け継いだ美術品が多く残されており、ステイしながら美術館を巡るような体験もできるのです。
チェックインまで少し時間があったので、館内を散策。数々の素晴らしい作品に出会えました。
直線的で力強さや激しさを感じる作品は、日本画家・横山 操氏の『富士』。近づいてみると、迫力に圧倒されます。
1階宴会場の入り口には、1966年にビートルズが来日した際に記者会見を行ったステージの壁面が再現されています。
エントランス・ロビーのある3階へと上がると、和モダンの美しい世界が広がります。
日本の伝統的な寺社建築をモチーフとした『斗栱』のデザイン、打ち水を思わせるエントランスまで廻りこむ池の水。こちらのロビーや外観など、ホテルのデザインを手掛けるのは、日本を代表する建築家 隈研吾氏。さらに、草月流いけばなが空間に華を添えています。
レセプションへと向かうと、こちらにも印象的な水墨画が飾られています。水墨抽象絵画の第一人者である女流作家 篠田桃紅氏の作品『無題』、そして対面のレセプション背面には『豊』が飾られています。
洗練と温もりを持ち合わせた客室「クラブ デラックス キング」
14室のスイートルームを含む全251室の客室は、日本の伝統的な建築様式を取り入れ、障子や襖をしつらえた和モダンな空間。障子や引き戸によって自在に空間を仕切ることのできる独創的な間取りが特長です。
今回宿泊するのは、27〜29階の高層階に位置するクラブフロアの客室。部屋に入ってすぐに目に入るのが、約6メートルのワイドスパンの窓。国会議事堂をはじめとする東京の街を見渡すパノラマビューを楽しめます。
室内は回廊式になっており、パウダースペース、ベッドルーム、バスルーム・シャワーブースと続いています。こちらも日本の伝統的な内装様式を取り入れています。
テーブルの上には、かわいらしいウェルカムギフトとメッセージカードが。おもてなしの心を感じほっこりした気分に。
ネスプレッソのコーヒーメーカーや、南部鉄器が備え付けられており、客室でのティータイムも堪能できます。ウェルカムギフトでいただいたお菓子と一緒に、素晴らしい景色を眺めながらホッとひと息。
食事の前にクラブラウンジでゆったりと過ごす
夕食に出かける前に、クラブフロア宿泊者のみが入れる専用ラウンジ「The Capitol Lounge SaRyoh(さりょう)」に立ち寄りましょう。
クラブフロアへ宿泊すると、専用ラウンジでウェルカムドリンクを飲みながらチェックインができたり、好きな時間に軽食をとれたりと、レギュラーフロアでの宿泊よりも、ワンランク上の滞在が待っています。
和をコンセプトにした設えで、茶席をイメージした畳の椅子などを配しています。
木の質感と柔らかな照明が心地よく、外へ目を向ければ東京の夜景が美しく煌き、ついつい長居したくなります。
クラブフロアステイの醍醐味でもあるフードプレゼンテーションは、朝食、ティータイム、アフタヌーンティー、カクテルタイムの1日4回。軽食とドリンクが用意されます。
以前はブッフェスタイルでしたが、コロナ禍で提供方法が変わり、1人分ずつお取りいただける提供方法に変わっています。
特筆すべきはドリンクの豊富さです。ラウンジの名前「茶寮=SaRyoh」の名にちなみ、国産を中心に上質な飲みものを数十種類ラインナップ。
茶類はもちろん、ラウンジでしか味わえないコーヒーや、カクテル、ソムリエが選び抜いたワイン・和酒なども堪能できます。
夜景を見ながらの一杯、特別な夜が始まりそうな予感です。
カクテルタイムには、鉄板焼コーナーでシェフがその場で作るホットミールが登場。シェフおすすめの温かいオードブルを日替わりで提供してくれます。
訪れた日は、ディナーの前に訪問。アワビを一つまるごと使用したオードブルをワインと一緒にいただきました。これもステイに含まれているなんて、贅沢すぎるおもてなしに驚きます。
また、クラブフロアでの滞在は、15階にあるフィットネスクラブ プール・ジムとレンタル品の利用や駐車場・バレーパーキングが無料になるサービスがあります。
The Capitol Lounge SaRyoh
- 営業時間
- 朝食 平日07:30~11:00(L.O.10:30)、土・日・祝日07:00~11:00(L.O.10:30)
ティータイム 11:30~13:30
アフタヌーンティー 14:00~16:00
カクテルタイム 17:00~21:00(L.O.20:30)
和洋中、好みに合わせて選べるレストラン・ダイニングで優雅なディナーを
ザ・キャピトルホテル 東急には、3つのダイニングと、バーとラウンジがあります。ディナーにおすすめなのは、その日の気分に合わせて選べる和洋中のダイニングです。
日本料理「水簾」
ホテルのメインダイニングと言うと、フレンチを想像する方が多いと思いますが、和のおもてなしを大切にしているザ・キャピトルホテル 東急では、日本料理「水簾」がメインダイニングです。
ロビーから廊下(渡殿)を抜けた先、庭園の豊かな緑に囲まれたホテルの“離れ”ともいえる特別な空間にある「水簾」。旬の魚介や野菜をふんだんに使い、丁寧にやさしく仕上げる、懐石料理を味わえます。
月毎に献立が変わり、いつ訪れても新たなおいしさを楽しめるのもうれしいところ。寿司・鉄板焼・天麩羅のカウンターもあり、気分に合わせて日本料理を堪能できます。
- 営業時間
- 12:00~15:00 (L.O.14:00) 17:30~21:00 (L.O.20:00)
中国料理「星ヶ岡」
中国料理の王道である基本スタイルを守りつつ、繊細かつダイナミックなメニューを提供する「星ヶ岡」。ふかひれなどの高級食材を使用した、ここでしか味わえない中国料理を楽しめます。
大小7つの個室もあり、ビジネスシーンからプライベートまで用途に合わせて幅広く利用できます。
- 営業時間
- 11:30~15:00 (L.O.14:00) 17:30~22:00 (L.O.21:00)
※ 土・日・祝 17:00~22:00(L.O.21:00)
オールデイダイニング「ORIGAMI」
ソムリエおすすめのワインを飲みながら、ディナーを楽しみたいときは、時間帯を気にせずに利用できるオールデイダイニング「ORIGAMI」がおすすめ。コースから、アラカルトまで種類豊富なラインナップを楽しめます。
アラカルトでは、旧キャピトル東急ホテル時代から受け継がれた名物メニューが人気。数々の財政界の大物たちがランチで食したと言われている「排骨拉麺(パーコーメン)」(3,146円)
りんごの食感ともっちりした味わいを楽しめる「ジャーマンアップルパンケーキ メープルシロップ、バターとともに」(1,452円)がおすすめです。
- 営業時間
- 07:00~22:00 (L.O.21:00)
※上記メニューの提供は11:00より
心地よい眠りへつく準備、ターンダウンサービス
ディナーを満喫して、お部屋に戻るとベッドの上にチョコレートと天気予報が置いてあります。
ラウンジやディナーを楽しんでいる間に、スタッフの方が就寝へ向けてのベッド準備をしてくれていました。
足元にはスリッパ、枕元にはお水とコップが置かれ、眠りにつくまでをよりリラックスして迎えられるようにと、宿泊客が部屋を離れている間に整えてくれるサービスです。
心地よい灯りでついつい眠くなってしまいますが、夜景を見ながらのバスタイムを忘れずに。
お風呂に入りながら夜景を一望。極上のバスタイム
ウォーターリリーとイランイランの香りのバスソルトをお風呂に入れ、夜景をみながらゆったりとした時間を過ごします。
シャンプー、コンディショナーなどのアメニティは、フランスで誕生したスパブランド「THEMAE(テマエ)」。緑茶、白茶、紅茶、ルイボス茶の4種のティー・エッセンスを配合した香りはリラックスタイムにぴったり。
バスタイムのあとは、オリジナルのバスローブやナイトウェアに着替えて就寝前の時間をリラックスして過ごしましょう。どちらも肌馴染みがよくて気持ち良く、お土産として購入することもできます。
シェードを上げた大きな窓からは、ライトアップされた国会議事堂、眩く光るビル群、遠くにはスカイツリーの姿も見えます。時間を忘れそうなほど美しい夜景とともに夜が更けていきます。
ルームサービスで優雅な朝食タイムを満喫
ホテルステイの翌朝の楽しみといえば、ホテルメイドのおいしい朝食。ふかふかの心地よいベッドでぐっすりと眠ったら、シェードを上げ、柔らかな光の中で朝食をいただきましょう。
クラブフロアへ宿泊した場合、通常はクラブラウンジでの朝食が含まれていますが、ご褒美ステイではルームサービスを取り、チェックアウトまでゆったりとお部屋で過ごしてみてはいかがでしょうか。
この日選んだのは、王道の「アメリカンブレックファースト」。ぷるぷる、濃厚なオムレツにハムや野菜を添え、焼き立てのブレッド、サラダと一緒にいただきます。ホテルメイドのブレッドは、香ばしくて感動的なおいしさ。
ドリンクはフレッシュジュースと、アラビカ種最高峰のコーヒー豆を使った「トアルコ トラジャ ブレンドコーヒー」。コーヒーの香りで、目覚めもすっきりです。
他にもアラカルトや、季節限定(1~3月)の苺のブレックファースト、和朝食もあり、どれを選ぼうか悩んでしまうほど…。おいしい朝食を食べ、パワーチャージも完了です。
朝食後は、チェックアウトの12時までゆったりとお部屋で過ごすのも良いですし、ジョギングをしたり日枝神社へ参拝したりするのもおすすめ。思い思いの時間を過ごしながら、ホテルステイの余韻に浸りましょう。
開業から10周年、特別イベントも見逃せない
ザ・キャピトルホテル 東急は、2020年10月22日にリニューアルオープンから10年目を迎えました。英語で10年を意味するDecadeという言葉を用いて「A Decade of Luxury」と題したイベントやプランを展開しています。
ラウンジ「ORIGAMI」 ザ・キャピトル アフタヌーンティー
ザ・キャピトルアフタヌーンティー 紅茶セット 6,655円
開業10周年を記念して全面リニューアルされた「ORIGAMI」のアフタヌーンティー。駿河竹千筋細工の職人によるオールハンドメイドのティースタンドに、季節によりラインナップが変化するセイボリー&スイーツが愛らしく並びます。
セイボリーには、艶やかな漆黒が美しい冷製フォアグラのボンボンや萬幻豚のリエットが。スイーツは、シェフパティシエが得意とするレアチーズケーキや開業10周年を記念したケーキを特別にアレンジしたミルフィーユ ピスターシュ、プティフールなどが並びます。 SNSでも話題のセットなので、写真撮影を忘れずに。
ステイの記念に!ホテルの限定土産もチェック
3階にあるビジネスセンターでは、ザ・キャピトルホテル 東急のオリジナルグッズを販売しています。
オリジナルご朱印帳1冊 2,200円
約600年の歴史を誇る日枝神社と隣接し、1963年のホテル創業以来56年に渡り、山王の杜にて歴史を紡いできた絆を生かした、ここだけのオリジナルデザインのご朱印帳を販売しています。
日枝神社の社紋に用いられる“双葉葵”とザ・キャピトルホテル 東急のロゴをあしらった重厚感のあるデザイン。御朱印集めが趣味の方にプレゼントすれば喜ばれること間違いなしです。
1箱5本入り 2,500円
木のストローに焼印を施した、サステナブルなストローもおすすめです。ストローには、ご希望のお名前や「Happy Birthday」「Thank You」など、テキストを焼印でき、お好きな組み合わせの5本をギフトボックスに詰めて販売しています。
森林保全のために国内の間伐材を含む国産材を原材料とし、ストロー状に加工したものに焼印を施すという、日本ならではの匠の技が光る一品です。
感染症予防対策もしっかり。安心安全のステイ
ザ・キャピトルホテル 東急は、感染症予防対策にも真摯に取り組んでいます。エントランスでは、高性能サーマルカメラを使用し、入館時に体温を測定。施設の各所入口にもアルコール消毒液を設置しています。
一時間に一回、スタッフの方が館内を拭き上げている様子も印象的でした。
さらに客室で、チェックアウト後に新型コロナウイルスの不活化が確認されたオゾンを発生させる機器による客室燻蒸を実施し、翌々日以降にお部屋を販売する徹底ぶり。
ホテルのコンセプトである「不易流行」の精神に基づき、新たな時代の安全衛生体制作りに迅速かつ柔軟に取り組んでいます。 新型コロナウイルス感染予防対策はホテル公式You Tubeでも、紹介されています。
日本の和のおもてなしを感じることのできる唯一無二のホテル「ザ・キャピトルホテル 東急」。滞在中に印象的だったのは、マスクをしていてもなお、スタッフの方が笑顔で親身になって接してくれているのを感じた点。ゲストを大切に想っていることが伝わり、優しい気持ちに包まれました。
記念日や誕生日などの特別な日はもちろん、気のおけない友人との滞在に、自分へのご褒美旅行にと、ザ・キャピトルホテル 東急で贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
- 住所
- 住所東京都千代田区永田町2-10-3
- 客室数
- 251室
- チェックイン
- 15:00 (最終チェックイン:24:00)
- チェックアウト
- 12:00
- アクセス
- 溜池山王・国会議事堂前駅直結(銀座線・南北線・千代田線・丸ノ内線)/東京駅~車で約10分/羽田空港~リムジンバスで約45~60分
ザ・キャピトルホテル 東急へのアクセスマップ
撮影:久保田耕司、取材・文:加藤あやな