人気の旭山動物園のほか、美瑛・富良野の絶景スポットも満喫!【旭川空港発 2泊3日モデルコース】

白金青い池

羽田空港や中部国際空港から直行便があり、旭川・美瑛・富良野エリアの旅に便利な旭川空港。旭川空港を拠点とした旅では、大人気の旭山動物園から、美しい田園風景などを満喫できるでしょう。定番の観光スポットをはじめ、グルメ、北海道らしい雄大な風景などをドライブしながら楽しむ、旭川エリア2泊3日旅行のモデルコースをご紹介します。

 

 

【1日目】旭川空港から旭川市内へ。人気の旭山動物園を満喫!

旭川空港に到着したら、まずはレンタカーを借りましょう。旭川市内へ向かうだけならバスなども利用できますが、見どころが点在する旭川エリアを効率よく旅するためには、車移動のほうが便利です。

 

旭山動物園

旭山動物園

旭川の観光スポットで不動の人気を誇る「旭山動物園」。「形態展示」が主流だった日本の動物園の中で、それぞれの動物が持つ本来の生態や独自の行動などを見せる「行動展示」を始めた動物園として、広く知られています。

 

旭山動物園

巨大なホッキョクグマが勢いよくプールに飛び込む様子や、円柱型の水槽の中をスイスイ泳ぐアザラシなど、動物たちの生き生きとした姿を見学できます。

 

旭山動物園

「もぐもぐタイム」などのタイムスケジュールが当日朝10時ごろに公式サイトで発表されるので、事前にチェックしてから出かけるとよいでしょう。

 

旭山動物園

雪が降り積もる時期にだけ行われる「ペンギンの散歩」も必見。キタキツネやトナカイなど、北国の動物たちも多く、雪の中でも元気いっぱいに過ごしています。冬季の旭川市は寒さが厳しくマイナス10度以下になることもあるので、暖かくして出かけてくださいね。

 

旭山動物園

住所
北海道旭川市東旭川町倉沼
開園時間
2023年4月29日(土)~2023年10月15日(日)/9:30~17:15(最終入園/16:00)
2023年10月16日(月)~2023年11月3日(金)/9:30~16:30 (最終入園/16:00)
2023年11月11日(土)~2024年4月7日(日)/10:30~15:30 (最終入園/15:00)
休園日
2023年11月4日~11月10日、12月30日~2024年1月1日
入園料
大人1,000円(市民特別料金700円)/中学生以下無料
アクセス
【車】道央自動車道「旭川北」IICより約36分
【バス】JR「旭川」駅よりバス旭山動物園線「旭山動物園」下車
駐車場
あり(正門、東門で計500台・無料)※公共交通機関での来園を推奨
公式サイト
旭山動物園

 

2018/12/27
北海道を代表する動物園「旭山動物園」は、大人も子供も楽しめる人気観光スポット。「もぐもぐタイム」や「行動展示」など動物園の見どころはもちろん、効率よく回るおすすめ見学ルートや混雑回避の穴場見学スポットまでご紹介!

 

【2日目】美瑛・富良野エリアへ。北海道らしい景色に出会う

翌日は、ドライブで北海道らしい広大な田園風景と大自然を楽しむ1日。ラベンダー畑で人気の「ファーム富田」はピークシーズンの夏をはじめ、混雑で駐車場待ちが発生することも。そこで、今回はあえてほかのラベンダー園を組み込んでみました。

 

新栄の丘展望公園

新栄の丘展望公園

美瑛の丘の上にある展望スポットです。360度ぐるりと美しい田園風景を眺めることができ、赤い屋根の家や遠くに連なる十勝岳連峰、丘陵地にさまざまな色合いの畑が並ぶ立体的な眺望を楽しめます。夕日の美しいスポットとしても知られています。

 

新栄の丘展望公園

ベストシーズンはサルビアやヒマワリなどの花が楽しめる7月後半から9月初旬ごろ。雪が降り積もる冬季はクローズ期間となるので注意しましょう。

 

新栄の丘展望公園

住所
北海道上川郡美瑛町美馬牛新栄
定休日
降雪時期は閉鎖
アクセス
JR「美瑛」駅より車で約7分
駐車場
あり(普通車約30台・無料)

 


ジェットコースターの路(みち)

ジェットコースターの路(みち)

遊園地のジェットコースターのようにアップダウンの激しい、全長約4kmの直線道路。1999(平成11)年に町民が選んだ「かみふらの8景」のひとつで、地元民にも愛されています。道の両側には美しい田園風景が広がり、まさに「これぞ北海道!」という景色に出会えます。気持ちよくドライブできる道ですが、傾斜が激しく、雨天時や冬季は滑りやすくなるので運転には気をつけてくださいね。

 

ジェットコースターの路

住所
北海道空知郡上富良野町西11線
アクセス
JR「上富良野」駅より車で約10分
駐車場
なし

 


白金青い池

白金青い池

美瑛を代表する観光スポットである「白金青い池」。青い池とも呼ばれ、Apple社がパソコンの壁紙に使用した画像で世界的に知られるようになりました。神秘的な水色は、アルミニウムを多く含む湧き水と美瑛川の水が混ざり合って生まれると言われています。太陽光を散乱させることで青く見えるため、晴れた日の太陽が降り注ぐ10:00~14:00ごろの時間帯が特におすすめです。

 

白金青い池

名物グルメの「青い池ソフト」(500円)も忘れずに。青い池の美瑛ブルーをイメージした水色のソフトクリームは、さっぱりとしたラムネ味です。

 

白金青い池

住所
北海道上川郡美瑛町白金
アクセス
【車】JR「美瑛」駅より約20分
【バス】JR「美瑛」駅より道北バス「白金青い池入口」下車
駐車場
あり(普通車270台・500円/台)
※[駐車場利用時間]5月〜10月/7:00〜19:00、11月〜4月/8:00〜21:30

 


白ひげの滝

白ひげの滝

美瑛川に注ぐ落差約30mの滝。川の水が流れ落ちるのではなく、地層の間から湧き出した水が作り出す潜流瀑(せんりゅうばく)と呼ばれる、珍しいタイプの滝です。ブルーリバーと呼ばれる橋の上からの眺めは圧巻。名前のとおり白いヒゲのように見える滝が、コバルトブルーの美瑛川に注ぎこむ様子が見られます。夏には涼しさを感じられ、秋には美しい紅葉と合わせて楽しめるスポットです。

 

白ひげの滝

住所
北海道上川郡美瑛町白金
アクセス
【車】JR「美瑛」駅より約30分
【バス】JR「美瑛」駅より道北バス「びえい白金温泉」下車、徒歩約3分
駐車場
あり(無料)
※白金観光センター駐車場を利用

 


北星山ラベンダー園

北星山ラベンダー園

夏の富良野エリアに行くなら、一面のラベンダー畑や色とりどりのお花畑を見たいけれど、人気の有名スポットは大渋滞&大混雑になりそうで心配…という人におすすめなのが「北星山(ほくせいやま)ラベンダー園」。中富良野町のシンボル・北星山にある町営のラベンダー園で、1人乗りの観光リフトで頂上まで上ることができます。

頂上からは斜面いっぱいのお花畑の先に、中富良野の穏やかな田園風景と十勝岳連峰の美しい山並みが見渡せます。

 

北星山ラベンダー園

7月ごろには斜面が紫色に染まり、一帯にラベンダーの香りが漂います。さらに、ラベンダー以外にもマリーゴールドやひまわり、サルビアなども楽しめます。

 

北星山ラベンダー園

住所
北海道空知郡中富良野町宮町1-41
観光リフト往復料金
大人400円/小学生・中学生200円 
アクセス
【車】JR「中富良野」駅より約2分
【電車】JR「中富良野」駅より徒歩約10分
駐車場
あり(100台・無料)
詳細
北星山ラベンダー園 | 北海道中富良野町

 


フラノマルシェ

フラノマルシェ

富良野市中心部にあり、地元民にも観光客にも人気の商業施設です。複数のレストランやカフェスペースもあり、ドライブの休憩スポットにおすすめ。焼きたてのパンやおにぎり、お惣菜など、テイクアウトグルメもそろっています。

 

フラノマルシェ

乳製品にワイン、ラベンダーグッズや人気のスイーツなど富良野らしいお土産も購入可能。地元産の新鮮な野菜や果物も充実しており、富良野の農業や食の魅力を感じられます。

 

フラノマルシェ

住所
北海道富良野市幸町13-1
営業時間
10:00~18:00 (6/17~8/31は10:00~19:00)
定休日
施設メンテナンス期間(11/13~11/17)、年末年始
アクセス
【車】JR中富良野駅より約2分
【電車】JR富良野駅より徒歩約7分
駐車場
131台(無料)
公式サイト
Furano Marche

 

 

【3日目】旅の終わりは旭川市内で豊かな自然を味わってから空港へ

神居古潭(カムイコタン)

神居古潭(カムイコタン)

清らかな石狩川の流れと雄大な峡谷のコントラストが美しい、旭川市有数の景勝地です。アイヌ語で「神居(カムイ)=神」「古潭(コタン)=集落」を意味しており、神々が住む土地と考えられてきました。駐車場の近くにはレトロな木製の橋が架けられており、対岸に渡ることができます。

 

神居古潭(カムイコタン)

対岸には1969(昭和44)年に廃線となった旧函館本線の遺構が残されています。3両のSL「29638」「D51」「C57」は鉄道ファン必見です。

 

神居古潭(カムイコタン)

復元された「旧神居古潭駅舎」も見どころのひとつ。旭川市の指定文化財になっており、駅舎の裏にはホームも残されています。

 

神居古潭

住所
北海道旭川市神居町神居古潭
アクセス
【車】JR「旭川」駅より約40分、「旭川空港」より約50分
駐車場
あり(無料)

 


就実の丘(しゅうじつのおか)

就実の丘(しゅうじつのおか)

「ジェットコースターの路」と言えば上富良野が有名ですが、旭川市内にも激しいアップダウンの中にまっすぐに伸びる一本道があります。「旭川のジェットコースターの路」とも呼ばれ、SNSなどでその美しさが知られるようになりました。

 

就実の丘(しゅうじつのおか)

周辺一帯は「就実の丘」と呼ばれる丘陵地で、遠くの十勝岳連峰や大雪山連峰、広大な田園風景を見渡せます。旭川空港から車で15分ほどの場所で、旅の最後を締めくくるのにふさわしい風景と言えるでしょう。

 

就実の丘

住所
北海道旭川市西神楽就実地区
アクセス
【車】「旭川空港」より約15分、JR「旭川」駅より約25分
駐車場
なし

 

 

旭川エリアで食べたい名物グルメ

旭川・美瑛・富良野の旅行中に味わいたい名物をご紹介。海からはやや離れた地域のため、海鮮より地元産の野菜や肉、乳製品を使ったメニュー、また、内陸特有の冷え込みが厳しい冬に体を温めてくれそうなものが多いのも特徴です。

 

旭川ラーメン

旭川ラーメン

札幌の味噌ラーメン、函館の塩ラーメンと並んで観光客に人気の旭川ラーメン。魚介と豚骨を合わせた醤油味のスープに、スープがよくからむ中太の縮れ麺が一般的です。太めのメンマ、ネギ、チャーシューなどのシンプルな具材で仕上げたものが多く、どこかレトロな雰囲気なのも魅力。冷え込みの厳しい旭川の冬でも最後まで冷めにくいよう、表面にラードなどの油を浮かせたスープも多く見られます。

 


新子焼き(しんこやき)

新子焼き

旭川名物の新子焼きは、若鶏の手羽を含む半身を素焼きにしたもの。戦後の食糧難の時代に生まれたと言われ、鶏の半身を豪快に丸ごと焼き、さまざまな部位を楽しみます。塩味のものもありますが、一般的には店ごとにこだわりのあるタレで味付け。お酒に合う味なので、旭川駅周辺のホテルから歩いて新子焼きを食べに行くのがおすすめです。旭川市内中心部には、新子焼きを提供するお店が多数あります。

 


ジンギスカン

ジンギスカン

羊の焼肉であるジンギスカンは北海道各地で食べられますが、旭川エリアにもおいしいお店がたくさんあります。

鮮度の良い生ラムを求めて全国からファンがやって来る「大黒屋」や、昔ながらの漬け込みジンギスカンの「松尾ジンギスカン」などが知られています。味付けジンギスカン発祥の地である滝川市に近い旭川では、甘辛いタレにしっかりと漬け込んだジンギスカンが根強い人気。たっぷりの野菜やうどんも一緒に、鍋物のような感覚で味わいましょう。

 


ビタミンカステーラ

ビタミンカステーラ

ご当地パンが好きな人におすすめなのが、北海道民なら誰もが知っている「ビタミンカステーラ」。北海道内のコンビニエンスストアなどでよく売られていますが、作っているのは旭川市にある1917(大正6)年創業の老舗「高橋製菓」です。

1921(大正10)年に始まった超ロングセラー商品で、日持ちがするよう水分が少なめに作られたやさしい甘さのカステラ。北海道の牛乳をたっぷり使ったカフェラテなどによく合いますよ。

 


富良野オムカレー

富良野オムカレー

「富良野オムカレー」は富良野のご当地グルメ。市内の複数のレストランで提供されています。

富良野オムカレーを名乗るためには米は富良野産、卵も原則として富良野産、中央に旗を立てたビジュアル、富良野産の食材にこだわった一品と「ふらの牛乳」を付けるなど、6つのルールが定められています。ワインやチーズ、バターなど地元産の食材が積極的に使われており、富良野の食材の豊かさをたっぷり味わえる逸品です。

 

 

ドライブで北海道らしさを満喫!旭川空港発、2泊3日の旅を楽しもう!

旭川空港を起点に、旭川市内から美瑛・富良野を巡るモデルコースをご紹介しました。雄大な山並みや田園風景、美しい自然にあふれた旭川エリアでは、これぞ求めていた北海道!という景色に出会えるでしょう。

旅にはレンタカーが必須とも言える地域です。旭川エリアへの旅行を決めたら、飛行機やホテルと合わせてレンタカーも早めに予約するのがおすすめですよ。

 

取材・撮影・文/羽田さえ

 

 

北海道旅行を探す

Article survey

お客様のご意見をお聞かせください
このページは気に入っていただけましたか?

ワクワクする旅のきっかけから現地で役に立つ情報まで、確かな情報を旅行者にお届けします。

※当ページのランキングデータ及び記事内容の無断転載は禁止とさせていただきます。
※掲載内容は公開時点のものです。ご利用時と異なることがありますのでご了承ください。
※(税抜)表示以外の価格はすべて税込価格です。場合によって税率が異なりますので、別価格になることがあります。

 
 

TOP