提供:ことりっぷ
愛知県小牧市にあるビスケットメーカー「松永製菓」のロングセラー商品、「しるこサンド」。地元愛知を中心に長年愛され続けているこの「しるこサンド」が今、進化し続けていることをご存じでしょうか。しっとりとした食感の「生しるこサンド」やさまざまなフレーバーのしるこサンドなど、多彩な商品を展開していて、さらにこの秋、新商品をずらりと並べたファクトリーショップもオープンしました。松ぼっくりをイメージしたシュークリームなど、見た目もかわいい商品がいっぱいですよ。
本社工場近くにオープンした新コンセプトショップ
80年以上の歴史を持つ愛知県小牧市にあるお菓子メーカー、松永製菓。あんこをはさんだ固焼きビスケット「しるこサンド」を約60年前に発売し、今では地元はもちろん全国的にも知られるお菓子となっています。その松永製菓が、現代にマッチした新しい商品を展開するファクトリーショップとしてオープンさせたのが「SHIRUKOTTE」。本社工場からすぐ近くにあり、三角屋根のレトロな建物が目印となっています。
「SHIRUKOTTE」のコンセプトは、昭和レトロ×北欧モダン。お菓子はもちろん、パッケージやお店のデザインにも、そんな「和洋折衷」の美味しさ、かわいさを詰め込みました。店名にあるコッテとは、フィンランド語で松ぼっくりの意味。エントランスなど、店内を見るとあちこちに松ぼっくりをモチーフにした照明が飾られています。
カフェスペースや製造ラインが見学できるコーナーも
ファクトリーショップということで、店内奥では窓枠越しに「生しるこサンド」の製造の様子を見学できるようになっています(平日10:00~16:00)。店内の商品を購入してコーヒーやジュースと一緒に楽しむことができるカフェコーナーもあり、焼き立ての甘い香りも漂う店内でゆったり過ごすこともできますよ。
カフェコーナーに座ってテーブルをよく見ると、「しるこサンド」のような形。看板やカウンターなど、店内のあちこちに波型にくり抜いた「しるこサンド」の形を見つけることができます。2Fには多目的ルームもあり、「しるこサンド」のファンのための体験型イベントなどを開催する予定なのだそう。
食べる前からわくわくする、かわいいお菓子の数々
「SHIRUKOTTE」に並ぶのは、このお店のために開発された、ここでしか買えない商品の数々。思わず「かわいい!」と手に取ってしまう、レトロモダンなデザインのパッケージもお店のこだわりのひとつです。例えば「生しるこサンド」はつぶあん、こしあん、抹茶の3種類のフレーバーがありますが、3つのフレーバー各1個をセットにした商品をこちらのお店限定で販売。かわいいパッケージで手土産にぴったりです。
デミタスカップにコーヒー味のスコーンを入れた「喫茶店の恋人」(1,350円)
「喫茶店の恋人」という名前を付けた商品は、デミタスカップに入ったほろ苦いコーヒー味のスコーン。レトロな喫茶店をイメージした箱の中には、オリジナルストーリーも添えられていて、全4話を予定しているのだそう。その世界観と共にお菓子を楽しむことができますよ。
和菓子のような見た目の「みつき」(3個入り648円)
箱の美しさに引かれて手に取ったのは「みつき」と名付けられた、和洋折衷菓子。こちらは中にお餅と小豆を入れて焼き上げたスコーンとなっていて、ころんとした形や割れ目もかわいい一品。コーヒーは紅茶はもちろん、日本茶や抹茶にも合いそうです。
「Yokan Tigre」(1箱2個入り594円、4箱8個入り2,376円)
フランス菓子「ティグレ」をモチーフにしたという「Yokan Tigre」は、まさに和洋折衷なお菓子。ティグレは、くぼんだフィナンシェにガナッシュを流し込んだお菓子ですが、こちらは小豆やバニラ、オレンジなどさまざまな味わいの羊羹を流し込み、味の組み合わも楽しい一品。カラフルな幾何学模様のパッケージもおしゃれなので、贈り物にもぴったりです。
パティシエが創作したケーキやプリンもこだわりいっぱい
お土産やプレゼントにぴったりな焼き菓子以外にも、毎日出来立てを販売する生ケーキのコーナーもあり、こちらも松永製菓ならではのオリジナル商品が並びます。松永製菓のある小牧市が名古屋コーチン発祥の地ということにちなんで、名古屋コーチンを使った濃厚なプリンやあんこ入りのロールケーキなどがありますが、なかでもおすすめはシュークリームとビスケットサンド。
「シューコッテ あんバター」(324円)
シュー生地になめらかなバタークリームとこしあんペーストをたっぷり詰めた「シューコッテ」は、松ぼっくりのようにとげとげした形がかわいいシュークリーム。外はざっくり、中はもっちりとした食感に仕上げたシュー生地が、濃厚なクリームやあんことよく合います。
「シルコッテ」(449円)
フルーツサンドは、しるこサンドの形をしたバター香るビスケットであんこ×生クリームと色とりどりのフルーツをはさんだ商品。こちらも出来立ての美味しさを詰め込んだ一品です。秋はイチジクなど、季節限定のシルコッテも登場しますよ。生ケーキは11時から店頭に並び、数量限定で売り切れ次第終了なので、時間に合わせて来店するのがおすすめです。
新しい商品を発信する、かわいくて楽しい場所に
6枚切、8枚切など、食パンのように厚さの異なる「とーすと(みたいな)くっきー」は、ビスケットメーカーの技術や工夫、アイデアを詰め込んだ、松永製菓ならではのお菓子。ほかにも「SHIRUKOTTE」には、箱のデザインからお菓子の形、味わい、食感まで、それぞれにテーマを決めて作り上げた楽しいお菓子がいっぱいです。新たな愛知のお土産スポットとして、ぜひ注目してみてくださいね。
「SHIRUKOTTE」の向かいには「しるこサンド」のアウトレットショップも
文:田口真由美