島根・松江でカフェするなら、レトロかわいい洋館内の「亀田山喫茶室」へ

島根・松江でカフェするなら、レトロかわいい洋館内の「亀田山喫茶室」へ

提供:ことりっぷ

 

松江のシンボル・松江城のほど近くにある「亀田山喫茶室」。ここは、明治時代の洋館「興雲閣」の一室に店を構えるレトロカフェです。茶どころ・松江ならではのお抹茶スイーツを味わいながら、ノスタルジックなひと時を楽しんでみませんか。

 

喫茶室が入るのは、明治時代の洋館「興雲館」

喫茶室が入るのは、明治時代の洋館「興雲館」 和と洋が融合した擬洋風建築。館内は無料で見学できる

松江の町の中心にそびえ立つ国宝・松江城。その周辺は松江城山公園として整備され、歴史を感じるさまざまなスポットが点在しています。1903(明治36)年に建てられた洋館「興雲館」もそのひとつ。こちらは、松江市が松江市工芸品陳列所として建設された建物です。

 

2階にある貴顕室は、御座所として使われた部屋

当初は明治天皇の行在所に使われる目的で作られたため、装飾や彫刻を用いた豪華な仕上げが施されています。残念ながら天皇の行在は現実しませんでしたが、皇太子の宿泊所となり、迎賓館としての役割を担った由緒と格式のある建物なのです。

 

1 階廊下の先に現れるアーチの扉

 

明治の面影を残すレトロかわいいカフェ空間

明治の面影を残すレトロかわいいカフェ空間 外からのやわらかな日差しが店内を包み込む

「亀田山喫茶室」が入るのは、そんな歴史ある洋館の1階です。天井が高くとられた店内は、開放感がありつつも落ち着いた雰囲気。ミントグリーンの窓や木製の腰壁など、洋館の面影が随所に感じられる空間にはクラシック音楽がかかり、静かで心地よい時間が流れています。こちらでいただけるのは、自家製スイーツやドリンクのほか、フレンチトーストのモーニング、ナポリタンやビーフカレーといった懐かしの洋食メニューなど。フレキシブルに利用できると人気のカフェです。

 

茶の湯文化が息づく松江らしいお抹茶スイーツでカフェタイム

茶の湯文化が息づく松江らしいお抹茶スイーツでカフェタイム 濃茶のアフォガート935円

京都と金沢に並ぶ茶どころとして知られる松江は、茶の湯文化が今も息づく町です。そんな松江でカフェを楽しむなら、お抹茶スイーツはいかがでしょう。こちらの喫茶室では「濃茶のアフォガート」を提供。石臼で挽いた抹茶で点てる濃茶を、バニラアイスクリームにかけたもので、ほろ苦さと甘さのバランスが絶妙。色彩のコントラストも涼やかです。建物が建つ亀田山にちなみ、亀形のオリジナルクッキーが付くのもポイントです。

 

ほかにもスイーツやドリンクはいろいろ

ほかにもスイーツやドリンクはいろいろ (左)季節のショートケーキ700円、亀田山ブレンドコーヒー600円 (右)亀田山ブレンドハーブティ700円

ドリンクとスイーツのバリエーションが豊富な亀田山喫茶室。パフェやスコーンといった定番のおやつのほか、本日のおやつは約5種類もそろい、季節のタルトやショートケーキなどがラインナップ。
ドリンクはオリジナルブレンドのコーヒーから昔ながらのクリームソーダまで約20種類。一部メニューはテイクアウトもできるので、松江城山公園の散策のお供にも最適です。

 

明治時代の面影が残る洋館内にある「亀田山喫茶室」。クラシカルな雰囲気も楽しみながら、特別なティータイムを味わってくださいね。

 

 

文:井手口陽子(forest)、写真:森昌史(forest)

 

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