提供:ことりっぷ
あわただしいこの時季、旅行は最高のリフレッシュ。今回は東京から1〜2時間で行けるホテルや旅館を6つまとめてご紹介します。心地よい温泉や部屋、美食で日頃の疲れを癒やしたら、宿泊者限定のプログラムを楽しんだり、周辺スポットに足を伸ばしたり。もちろんのんびり過ごすだけでも素敵な宿ばかりです。ぜひお出かけ先の候補に加えてくださいね。
【山梨】天空の宿ステイを満喫♪「八ヶ岳ホテル風か」
森の中にいるような気分が味わえるロビーラウンジ。まずはここでひと息ついて
中央自動車道小淵沢ICやアウトレットにもほど近い「八ヶ岳ホテル風か(ふうか)」。豊かな自然に恵まれた標高1000mの場所で、ゆったり過ごせます。客室は全部で40室。もっとも多い「洋室ツインルーム」(写真)など10タイプが多彩に揃います。
すべての部屋に茶香炉(右上)を用意。お茶の香りが部屋中にすがすがしく広がる
こちらはお財布を気にせず楽しめるオールインクルーシブスタイル。到着や夕食時のフリードリンクやバーのアルコール、湯上がり用のアイスキャンディーなども料金に含まれるので、フレンチの夕食や高原らしい朝食、温泉などとともに思い切り楽しめます。敷地内で飼っているヤギの散歩や薪ストーブでの焼マシュマロなど、宿泊者向けプログラムも充実。
【静岡】オーシャンフロントの温泉で非日常を……「望水」
露天風呂を満喫できるプライベートな東屋「ガゼボ」。全6室ある
東伊豆の海沿いにある「北川(ほっかわ)温泉」。目の前には壮大な相模湾が広がり、波の音にも心癒やされる「望水(ぼうすい)」は、非日常感がたっぷり味わえる老舗旅館です。誰にも気兼ねせずくつろげる「ガゼボ」のほか、ヒノキや石の大浴場、宿泊すれば無料で利用できる波打ち際の公営露天風呂など、さまざまな形で名湯を満喫できます。
老舗旅館らしい「部屋食」。石焼きメニューが登場することも
お部屋は全室オーシャンビューで、スタンダードな和室から海に面してベッドが配されたスイートルームの洋室まで揃います。食事は部屋か個室ダイニングで。地元の味覚がたっぷり並びます。さらにリラックスしたいなら、スパでのトリートメントもおすすめ。
【静岡】極上マグロに舌鼓♪ 小さな料理宿「月と鮪 石上」
館内でいちばん海が美しく見えた客室をダイニングルームに改装。海と空を切り取る丸窓が印象的
背後に山、目の前に海が広がる焼津市北東端・小浜地区の「月と鮪 石上(つきとまぐろ いしがみ)」。創業60年の料理旅館「鮪の御宿 石上」が、2022年夏にリニューアルした宿です。建築家や三つ星レストランのシェフがチームで関わり、シンプルで洗練された空間で“赤いダイヤ”とも称されるミナミマグロを堪能できる場所に生まれ変わりました。
リニューアル前から定評があった夕食はミナミマグロと駿河湾の海の幸、季節の食材が競演
波の音を聞きながら海を眺めたり、温泉でくつろいだりして過ごせるこちら。食事は丸窓をしつらえた「満月のダイニング」(写真)でいただきます。夕食はミナミマグロづくしのコース。捨てるところがないといわれるマグロの全身を多彩な料理で味わえます。
【神奈川】著名人も愛する“別邸”「箱根ハイランドホテル」
フランス料理の伝統技法をベースに和の食材や調理法を取り入れた『ラ・フォーレ』の料理
実業家・團琢磨男爵が大正14年に建てた別邸を生かして昭和32年に開業した「箱根ハイランドホテル」。温かなおもてなしと料理の美味しさが評判を集め、別邸時代を含めて多くの著名な外国人や政財界の要人、スポーツ選手、文化人などが多く訪れています。
大涌谷から引いている白く濁った温泉は温浴効果も抜群
客室は、ヨーロピアンテイストの本館と、自然を感じるレジデンスの2タイプ。箱根ならではの上質な温泉や、エステも受けられるスパ、全国にファンがいるオリジナルのフレンチジャポネの食事を楽しめるレストランなどがあり、くつろぎの非日常を満喫できます。また、ホテルのある仙石原は美術館も多数。合わせて訪れるのもすてきな過ごし方ですね。
【長野】浅間山を望む「ルグラン軽井沢ホテル&リゾート」
標高1000mの「山の上スイート」のテラスからの絶景。正面に見えるのが浅間山
軽井沢駅から送迎バスか車で15分ほど、南軽井沢・発地にある「ルグラン軽井沢ホテル&リゾート」。見落としそうな小さなサインボードを目印に分岐した道の先にあります。完成まで7年かけ、2018年にオープン。7万坪の緑豊かな敷地に、レストランやジム、自家源泉の温泉、スパが入ったクラシカルな本館や、庭園、カフェなどがゆったりと並びます。
斜面を上ると見えてくるクラシカルな洋館。客室は58室
海外で買い付けたアンティークな調度品が美しい館内は、散策するだけでうっとり。客室も48.2㎡以上と広々しています。世界のセレブ御用達のコスメ「エミレス」でのトリートメントや、ミシュラン一つ星のシェフが手がけるフレンチなど、大人のお楽しみが満載です。
【東京】ひと味ちがう高尾山を泊まりで楽しむ「タカオネ」
1名から10人近くまで、さまざまなタイプの客室はどれもシンプルで開放的
新宿から1時間弱で大自然が味わえると大人気の高尾山。2021年に高尾山口駅前にオープンした「タカオネ」は、あえて泊まることで日帰りとは違った魅力に触れられるホテルです。こちらは“活動ホテル”として、高尾の楽しみ方や過ごし方を提案。定番のアウトドアアクティビティを紹介するほか、地元の作家に教わるクラフト体験なども提供しています。
「KITCHEN」のメニューは食事やスイーツ、クラフトビールまで。宿泊者限定の朝食セット(右下)も
夕食は、地元の人も食事にくるという1階の「KITCHEN」(予約がおすすめ)や近くのお店で。日帰りのお客が引いたあとの雰囲気を味わったり、夜明け前に登山を始めてご来光を見たり、目玉である焚き火や星空を眺めてのんびりしたり。思い思いに高尾を楽しめます。
いかがでしたか?
今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介した中から、東京から1〜2時間で行ける宿泊施設をまとめてご紹介しました。メニューや営業時間、定休日、感染対策などは最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。
文:高柳涼子