2020年は台中で開催！台湾ランタンフェスティバル

提供：台湾観光局

台湾では、元宵節（げんしょうせつ　旧正月から数えて15日目の最初の満月の日）にランタンを灯してお祝いする文化があり、「民俗文化根、伝統国際化（風習を文化として根ざし、伝統を世界に広めよう）」を合い言葉に、1990年、現在の「台湾ランタンフェスティバル」の原型である「台北ランタンフェスティバル」が開催されました。それ以来、毎年元宵節にランタンを提げる伝統風習イベントを台湾各地で開催しています。
中でも毎年開催地を変えて行われている「台湾ランタンフェスティバル」は、巨大なランタンをはじめ、何千個という色鮮やかなランタンが会場に飾られ、その規模の大きさからも国際的に注目されるイベントとなりました。

2020年は、台中市での開催が決まっています。

30回目となった2019年は、伝統を受け継ぎながら新たな革新をもたらすという意味を込めて、「屏安鵬来·光耀三十（屏東で台湾の平安を願う、ランタンフェスティバル30周年）」をテーマに2月19日から3月3日まで、台湾最南端の屏東で開催されました。

「台湾ランタンフェスティバル」では、広い会場に何千個というランタンが飾られますが、その中心として置かれているのが、メインランタン（主燈）。
毎年、その年の干支をモチーフにしたランタンとなっていましたが、2019年は、開催地屏東県の名産クロマグロ「巨鮪来富（大きなマグロが富をもたらす）」をテーマにデザインされていました。

サブランタン「豊猪爺」は、アーティストAkibo氏による作品。
イノシシ年が豊かで平和でありますように…。屏東文化「豊猪爺」の伝説は、幸せと豊作への祈りを象徴しています。大きな瞳を生き生きと輝かせ、牙を覗かせながら微笑みを浮かべ、ちょっと上向き加減の自信に満ちた様子で大鵬湾国家風景区管理処ビジターセンター前の緑地に座り込み、往来するビジターを出迎えていました。

サブランタン「南国豊収」は、土地を治める福の神「土地公」を主役に据え、屏東特産の果物をあしらいました。
民間信仰の神「土地公」は農民に姿を変えて如意棒を担ぎ、屏東の果物と富を豊かに携えており、「順心如意，年年豐收（願いが叶い、毎年豊かな実りを得る）」を象徴しています。

サブランタン「東港故事」は、クロマグロ、絢桜(東港クロマグロ観光フェスティバルのマスコットキャラクター)、王船および台湾ランタンフェスティバルのロゴで構成されていました。正面は波に乗って押し上げられ誕生する海の女神・絢桜と、上から下に向かって力強く泳ぐクロマグロの姿で剛柔の対比を表現し、裏側は東港の王船と台湾ランタンフェスティバルのロゴを組み合わせ、同音の龍と隆をかけて東隆宮のイメージを強調しています。

屏東は台湾の最南端に位置し、南の島の情緒と海洋環境が豊かな土地です。
海峡と太平洋に囲まれているため、海洋性の熱帯季節風が絶えず吹き込む風の街でもあります。
海洋を見守るというコンセプトでデザインされたこの龍宮の門を通り抜ける時、時代を通り抜ける南国のふるさとの懐かしさを感じていただけることでしょう。

クリエイティブなランタンエリアをコンセプトに、P.P.Partyパークが登場。ブタの愛らしいイメージを生かした、楽しくてかわいい雰囲気を作り出していました。
様々なかわいらしいブタの展示に加え、屏東の特色である「豊猪爺」も紹介しており、ランタンエリア全体がただかわいくて楽しめるばかりでなく、同時に学ぶこともできる空間となっていました。

2020年は、「森林秘境」をテーマに台湾中部の台中市で、2月8日(土)から2月23日(日)までの16日間開催されます。
「2018台中フローラ世界博覧会」が行われた后里花博園区をメイン会場とし、台中の自然の風景をランタンで浮かび上がらせます。
「動物狂歓ランタンエリア」、「企業ランタンエリア」では、動物たちの楽しげな雰囲気と台中の地場産業のパワーを表現します。

掲載内容は2019年12月3日時点のものです。ご利用時と異なることがありますのでご利用の際は公式ホームページなどでご確認ください。