愛媛県大洲市が持続可能な観光まちづくりで世界1位を獲得!

国際認証機関の非営利団体「グリーン・デスティネーションズ」が表彰している「The Green Destinations Story Awards ITB Berlin(ザ グリーン デスティネーションズ ストーリー アワード ITBベルリン)」の「Culture & Tradition(文化・伝統保全)」部門で、愛媛県の大洲(おおず)市が世界1位に輝きました。城下町だった大洲市の歴史的資源を活用した観光まちづくりの取り組みが評価されたもので、この受賞により世界中から注目が集まっています。

 

「世界の持続可能な観光地」として注目の愛媛県大洲市

「The Green Destinations Story Award ITB Berlin」とは「Green Destinations」が選ぶ「世界の持続可能な観光地TOP100選」の中から、さらに地域観光における持続可能な優れた取り組み「グッド・プラクティス・ストーリー」を表彰するアワードです。

対象となるのは「自然・景観」「文化・伝統保全」「観光地のコミュニティー形成」「環境保全・気候変動対策」などの6部門。2022年には岩手県・釜石が「コミュニティー・文化部門」で3位に表彰されています。

今回、日本初となる1位を獲得した大洲市は、かつて城下町だった肱南(こうなん)地区など歴史的価値のある建物が多く残るエリア。しかし、2016年~2017年にかけて所有者の高齢化や修繕費の増大による取り壊しが相次ぎ、行政や所有者だけでの保全が難しくなっていました。そこで2017年から民間事業者とタッグを組み、勉強会や観光まちづくりの戦略会議を開始。地域の若者を中心とした歴史的建物の保全・活用運動やイベントなどに取り組んできました。その結果、2022年には「世界の持続可能な観光地TOP100選」にランクインを果たしました。

 

2023年3月7日~9日にドイツのベルリンで開催された世界最大級の旅行博「ITB Berlin」で本アワードの表彰セレモニーが実施され、「大洲市観光地域づくり法人/一般社団法人キタ・マネジメント」から建築文化研究所長が参加。大洲市の名前が世界の旅行会社に認知されました。この受賞によって世界中から観光客の誘客も期待されています。

「伊予の小京都」とも呼ばれる愛媛県大洲市。世界が認めたサステナブルな町並みを体感する旅行計画はいかがでしょうか。

 

愛媛県大洲市

詳細
「大洲市観光地域づくり法人」公式サイト

 

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