旅慣れた人でも、意外に経験がないのが“ホテルでのおこもり旅“ではないでしょうか。日常から離れ、憧れのラグジュアリーホテルでの時間を存分に楽しむ…そんな願いを叶えてくれるのが、「ウェスティンホテル大阪」の「おこもりステイプラン」。
【1】レイトアウト13:00(15:00にチェックインすると22時間お部屋を利用可能)
【2】13種類から選べるルームサービスセットメニュー
【3】お食事時にプチデザート、グラスワインをプレゼント
【4】駐車場料金無料
という4つの特典がついています。特別な人と人目を気にせずスペシャルな時間を過ごしたいときや、いつもがんばっているママに思い切りのんびりしてもらうためのプレゼントにも、そしてワーケーションなど仕事に集中したいときにもぴったりです。
今回は、ホテルにこもって執筆に専念する文豪気分を味わうべく、筆者が「おこもりステイプラン」を体験。「ウェスティンホテル大阪」で22時間過ごしてきました。
西洋と東洋の調和が生み出す、心地よい極上のリラックス空間
ウェスティンホテル大阪は、「マリオット・インターナショナル」のプレミアムブランドのひとつ、「Westin」の日本第1号として1993年に開業しました。梅田の象徴とも言える「空中庭園展望台」を擁する「梅田スカイビル」の隣にあり、大阪駅を出るとすぐ視界に飛び込んできます。
「おこもりステイプラン」の特典のひとつが、通常1泊2,000円の駐車場料金が無料という点。公共交通機関を使わず、自分の車でホテルに乗り入れることが可能です。
もちろん大阪駅から徒歩約7分の距離なので、車以外でもアクセスしやすいところにあります。
地下駐車場からロビーへ直行し、さっそくチェックイン。15:00にチェックインすると、翌日の13:00まで、じつに22時間滞在できるのも、このプランの大きな魅力。せっかくのおこもりステイ、最大限に「ウェスティンホテル大阪」を満喫するなら、早めのチェックインがおすすめです。
ロビーに着いて、まず目に入るのが「南蛮屏風図」と、輪島塗の大きな作品「宇宙(そら)の洞穴」。ほかにも、ホテルの至るところに和モダンなアート作品が展示してあり、コンシェルジュに申し出れば、アートガイドもしてもらえます。
大阪の絶景と贅沢な空間を堪能できるラグジュアリーフロア
今回宿泊するのは22階のラグジュアリーフロア。エレベーターをおりて客室に向かう廊下も、モダンミックスの高級感ある雰囲気です。
本日のお部屋がこちら。「ウェスティンホテル大阪」の303室ある客室は、全室41平米以上と広々としています。
注目は、“雲の上の寝心地”と称される「ヘブンリーベッド」。絶妙な硬さで体をしっかり包み込んでくれます。ここにエキストラベッドを加えて、3名までは宿泊可能。もちろん、1人でのんびりと過ごすのも、このうえない贅沢です。
窓の外には、大阪駅や「グランフロント大阪」が。特に夜景がとっても美しいのだとか。夜が楽しみです。
西側のお部屋からは、淀川の景色が楽しめます。こちらは特に夕日がきれいなのでお見逃しなく。
広々としたデスクによい眺め、もちろん無料Wi-Fi完備で、ワークスペースとしても最高の環境。いつもよりキーボードを打つ指が軽やかなのは、気のせいではないはず。
クローゼットは全面鏡張りで、広い部屋がさらに広く感じます。身支度にも使い勝手が良くうれしいです。
庭園を散歩して、ちょっと気分転換
ロビーラウンジから続く扉を出ると、そこには都会の中のオアシスが。ちょっとお散歩するのにぴったりです。小さな滝があり、夏にはホタルも飛びかうのだそう!
水のせせらぎ、小鳥のさえずり…ホッと癒やされるひとときです。
ルームサービスで、お部屋でゆっくりとディナーを楽しむ
「おこもりステイプラン」には、ルームサービスで13種類のセットメニューから好きなメニューを選べるという、素晴らしい特典が。ホテルのルームサービスはなかなか利用する機会がないという人も少なくないはず。筆者も一度試してみたかった、夢のような体験です。
ホテルメイドのビーフカレー、黒毛和牛のビーフシチュー、シーフードミックスフライ、舌平目のムニエル焦がしバターソースなど、魅力的な13のメニューから、「リブロースステーキ」をチョイス。リブロースのグリル、ホテル特製ポタージュスープ、スモールサラダ、ライス、コーヒーまたは紅茶がセットになっています。さらに、プチデザートとグラスワイン(スパークリング、赤、白から選択可能)もプランに含まれています。
きらめく夜景を眺めながら、贅沢なディナーに舌鼓。これが宿泊料金に含まれているなんて、うれしい限り!
ちなみに、このルームサービスの特典は、11:30~20:30の間であればいつ利用してもOK。ミックスサンドウィッチなどもあるので、翌日の朝食やランチに利用するのもおすすめです。
お腹も満たされ、梅田の街が輝く様子をぼんやりと眺めながらくつろぐ、至福のひととき。
オーセンティックな雰囲気のバーで軽く一杯
せっかくの特別な夜だからバーで軽く一杯…と、1階にある「Blue Bar」へ。
昨年、2020年3月にリニューアルした店内は、オーセンティックな雰囲気はそのままに、さらに居心地がよい空間へと生まれ変わりました。
バーに行き慣れていない、重厚感ある雰囲気にちょっと気後れしてしまうという人こそ、カウンター席がおすすめ。バーテンダーとのコミュニケーションを通して、ウイスキーだけでも約100種類、トータル250種類以上あるお酒の中から、自分好みの1杯を作ってもらえます。
今回は、ピンク色が綺麗なウォッカベースの「コスモポリタン」を。アルコールの強さなどの要望も聞いてもらえるので、少し弱めに作ってもらいました。
また、ノンアルコールカクテルも種類豊富です。人気は、その日おすすめのフルーツを使った「フレッシュフルーツカクテル」。
この日のフルーツは、あまおうイチゴ。まるで宝石のような美しさとほのかに甘酸っぱい味わいにうっとり…。お酒が飲めない人でも、バーの雰囲気を存分に楽しめます。こうして、夢見心地でラグジュアリーな夜は更けていきました。
ちなみに、ゆっくり一人時間を楽しみたいなら、空いている早めの時間帯がおすすめです。
エグゼクティブ バー 「ブルーバー」
- 営業時間
- 17:00~24:00(スナックオーダーは23:00まで)
※2021年5月現在、緊急事態宣言発令に伴い休業しています。営業再開についてはこちらをご確認ください。 - タバコ
- 終日禁煙
- ドレスコード
- なし
安眠に誘う、いたれりつくせりのサービス
お部屋に帰ってバスタイム。バスルームには、大きなバスタブとシャワーブースがあり、1日の終わりにゆっくりお風呂に浸かって疲れを癒やせます。
アメニティは、すべてウェスティンのオリジナルブランド「Heavenly Spa」のホワイトティーシリーズ。特に石鹸が人気だそうで、1階のショップ「コンディ」でも購入できます。
枕元には「スリープウェル ラベンダーバーム」が。寝る前に、こめかみや手首につけると、ラベンダーの香りのリラックス効果で、心地よい眠りをサポートしてくれるそうです。
朝食ブッフェでパワーチャージ
ヘブンリーベッドでぐっすり眠って、心地よい目覚めで朝を迎えました。「おこもりステイプラン」には朝食は含まれていませんが、ホテルステイのもうひとつの醍醐味、朝食ブッフェを楽しみたくて、お部屋をちょっと抜けて、1階レストラン「アマデウス」へ。
※「おこもりステイプラン」には朝食ブッフェは含まれません。別途3,800円(4~12歳は1,900円)必要になります。
お庭の緑に臨み、ガラス張りの吹き抜けという贅沢な空間で朝食をいただくことができます。
ブッフェ台には、彩り豊かな野菜やフルーツ、パン、ハムやソーセージ、チーズ、野菜ソムリエこだわりのスープなどが並びます。サラダは、アマデウス特製の「トマトとアマニオイルのドレッシング」がおすすめ。シェフが目の前で作ってくれるオムレツも、もちろん堪能。
洋食だけでなく、お味噌汁や小鉢など和食も用意されています。お料理には、ホテル内にある日本料理店「はなの」特製のお出汁を使っているのだそう。
13:00までお部屋におこもり
今回の「おこもりステイプラン」では、チェックアウト時間が通常12:00のところ、13:00まで滞在可能。13:00まで仕事に集中しました。
チェックアウト後は、ロビーラウンジで余韻を
13:00。名残惜しいけれど、丸1日をホテルで過ごすという贅沢なおこもりステイはここでおしまい。
ですが、チェックアウト後、ロビーラウンジでもう少しだけこのラグジュアリーな空間を味わっていくのもおすすめです。
アフタヌーンティーやケーキなども人気ですが、コーヒーだけの利用ももちろんOK。しかも、コーヒーはおかわりもできるので、残った仕事をこなすには十分すぎるロケーションです。
初めてのホテルおこもり旅はこのうえなく快適で、優雅な気分を堪能できました。ビジネスでもプライベートでも、普段の旅とは一味違う、とっておきのホテルステイをぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
ウェスティンホテル大阪
- 住所
- 大阪府大阪市北区大淀中1-1-20
- アクセス
- JR「大阪」駅より徒歩約7分
- 「おこもりステイプラン」特典
- ・レイトアウト13:00
・13種類から選べるルームサービスセットメニュー
・お食事時にプチデザート、グラスワインをプレゼント
・駐車場料金1泊1台無料 - 宿泊予約
- 楽天トラベル 「ウェスティンホテル大阪」宿泊プラン一覧
撮影:福羅広幸 取材・文:水谷映美