ようやく新型コロナウイルスの規制が緩和され、海外旅行への渡航も再開されてきた昨今。日本にも多くのインバウンド客が押し寄せ、日本人たちも以前のように海外旅行を楽しめるようになりました。2020年以来、約3年ぶりに韓国・ソウルへの旅行が実現!今回は、3泊4日のソウル旅行をレポートしながら、現在の様子を紹介していきます。
韓国旅行に事前準備したこと
ソウル旅行に行ったのは、3月下旬でした。新型コロナウイルス流行時には、韓国への入国にビザが必要など、様々な規制がありました。現在はビザがなくても入国可能に。しかし3月時点では、まだ入国に必要な手続きがあり、慣れない手続きを日本にいるうちに済ませました。
今回、準備したことは以下の2つです。
・K-ETA(韓国電子旅行許可制度)の登録(2023年4月1日から2024年12月31日免除)
・検疫情報事前入力システム(Q-CODE)の登録
K-ETA(韓国電子旅行許可制度)の登録は、旅行をした3月時は必要でしたが、4月出発分より免除されています。2024年12月31日までは登録は免除されるそうです。
・検疫情報事前入力システム(Q-CODE)の登録
検疫情報事前入力システム(Q-CODE)は、出発3日前以降から登録できます。必要な情報を入力し登録をすると、QRコードが発行され、韓国入国時の検疫をスムーズに済ませることができます。入力しなくても入国はできますが、韓国入国前までに健康状態質問書および特別検疫申告書の記入および提出が必要となるのでご注意ください。
これで事前準備も完了!久しぶりの韓国旅行へ出発です!今回の韓国旅行は、成田空港からLCCの「エアプサン」を使用しました。
仁川空港に到着!検疫も軽々と通過していよいよ入国
約3時間のフライトで、仁川空港に到着!やっとソウルに来ました!飛行機を降りて空港内に入ると、「ぷ〜ん」と韓国に来た時に感じる独特な匂いがします。コチュジャンのような、キムチのような?そんな香りです。「戻ってきたな」という気分になりました。
まず、飛行機を降りてからは検疫所を通過します。事前登録したQ-CODEのQRコードを用意して、検疫所にある機械にかざせば検疫は終了。とても簡単!
その後は、仁川空港恒例の長蛇の列の入国審査です。今回も多くの外国人が入国審査に並んでいました。待つこと10分程度で入国審査も完了。韓国へ入国しました!
荷物を受け取り、ゲートをくぐり抜けたら、あとは自由!今回は前もって移動分のウォンを用意していたので仁川空港での両替はしませんでしたが、両替が必要な人は空港で最低限の両替をするのがいいと思います。
それでは旅行でお世話になるホテルへ移動しましょう。
孔徳のおしゃれホテル「GLAD MAPO」に宿泊
仁川空港駅から空港鉄道に乗り移動し、約40分でホテルのある孔徳駅に到着。孔徳駅には初めて来ましたが、空港鉄道で一本とアクセスが良く、他にも地下鉄5・6号線も乗り入れており、とても便利でした。また、周りには飲食店やスーパー、ドラッグストアもあり、食べることや買い物にも困らないこともいいですね。
今回宿泊するホテルは、「GLAD MAPO(グラッド麻浦)」です。孔徳駅の9番出口から直結しているので、雨に濡れることなく移動することができます。回転ドアをくぐって中に入ります。
ロビーは9階にあるので、エレベーターで向かいます。エレベーターを降りると、開放的なロビーが目の前に広がりました。チェックインを済ませたら、早速部屋へ向かいましょう。
部屋は11階でした。ホテル自体は24階まであり、屋上のルーフトップバルコニーが人気だそうです。ホテルのカードキーのイラストがおしゃれ!
宿泊したのは、使い勝手のいい広さのデラックスツインルーム。とてもおしゃれで居心地が良さそうです!
ベッドの上のポスターもセンスがいいですね。ちなみに、このベッドのマットレスがとっても寝心地が良く、宿泊した4日間を快適に眠ることができました。
今回はバスタブ付きの部屋でした。歩き疲れた身体を休めるのに、温かいお風呂に浸かれるのはうれしいですね。
また、浴室内のアメニティは、石鹸以外ほとんど置いていませんでした。歯ブラシなどが必要な場合は、フロントに問い合わせてくださいとのこと。ホテル内にはコンビニエンスストアもあるので、必要なものを入手できます。
部屋には、電気ケトルとお茶、インスタントコーヒーが備え付けられています。水は冷蔵庫に2本ずつ。こちらは毎朝の掃除の時に補充してくれます。
他にも窓際に小さなソファスペースや、ちょっとした作業に使えるテーブルもあります。大きなテレビの下にも物を置くスペースがあるので便利でした。
今回の部屋は11階と高層階なので、窓の向こうにはソウルの街並みが広がっていました。この日はあいにくPM2.5などの「ミセモンジ(粒子状物質の総称)」が飛んでいるため霞んでいましたが、空気が澄んでいたらよりきれいに見えそうでした。
準備が整ったら、街歩きへ出発しましょう!
GLAD MAPO
- 住所
- ソウル特別市 麻浦区 麻浦大路 92
- 電話
- +82 2-2197-5000
- アクセス
- 空港鉄道 孔徳駅9番出口すぐ、地下鉄 6号線 孔徳駅8番出口徒歩1分
弘大へ出発!まずは屋台にて食事
街歩きへ出発する前に、ホテルにある無人両替機で必要になりそうな分の日本円をウォンに両替。無人両替機「WOW EXCHANGE」を使うとレートが優遇される上に、手数料がかからないのでお得です。最近はソウル市内の駅やホテルなどにも設置されており、両替所に行かずに済みます。両替をしたら最初の目的地、弘大へ出発です!
孔徳駅から空港鉄道で隣駅、弘大入口駅までは約10分。弘大で一番にぎやかな9番出口から外に出ます。
目の前に広がる懐かしい弘大の光景に、友人と一緒に「わ〜!帰ってきた〜!」と思わず喜んでしまいました。
駅の出口からすぐの場所にあった屋台でおいしそうな串揚げを思わず注文。
ソーセージとお餅(トック)を交互に刺して揚げ、甘辛いソースを絡めた「ソトックソトック」はとてもおいしく、あっという間に完食しました。韓国の屋台では、注文すると温め直してくれるので熱々で食べられるのがうれしいポイント。ちなみに、カード決済などは行えず、現金払いのみでした。
韓国では、新型コロナウイルス対策として実施されてきた、マスク着用義務が解除され、ほとんどマスクなしで滞在できるようになりました。しかし、実際に行ってみると、まだまだマスクを着用している人が多かったです。特に地下鉄やバスなどの狭い空間では、ほとんどの人がマスクをしていました。日本同様、周囲の様子を確認し、人が密集しない場所でマスクを外す判断をするのがいいでしょう。
秘伝のソースがおいしい豚専門焼肉「トンジュヌンナムジャ」で夕飯
夜の街・弘大周辺を散策し、夕飯の場所へ向かいます。平日にも関わらず多くの人たちが集まり、にぎやかに夕飯を楽しんでいました。新型コロナウイルス拡大前と変わらない様子に、ホッとしてしまいます。
ソウル旅行1日目の夕飯は、行列のできる人気の豚専門焼肉店「トンジュヌンナムジャ」です。案の定、行列ができていて、到着した時には5組も待っていました。
このお店は、済州島から当日直送される良質の豚肉を熟成庫で3日ほど熟成したものを提供しています。さらに、注文を受けてから炭火で一度下焼きをしてくれるので、火が通りやすく、炭の香ばしい風味も楽しめます。
店内はそれほど広くないものの、熱気があふれる空間。大人数のグループでは、まとめて入るのは難しいようで分かれて座っていました。
注文すると、丸い鉄板の周りにエゴマの葉やネギサラダ、味噌、キムチ、大根などが並べられました。
今回注文したのは、人気だという豚の首肉のモクサルと、豚の横隔膜のカルメギサルです。こんがりと下焼きがされています。おいしい肉の匂いが漂ってきます。
大きな肉はスタッフが切り分けてくれます。中はまだレアなので、火が通るまでじっくり焼きましょう。
このお店が人気な秘密は、鉄板の真ん中に置かれた「麻薬ソース」にあります。独自で研究開発した企業秘密というオリジナルのソースは、甘めに仕立てた醤油ベースのつけダレで、一度食べたら忘れられない味です。この味を求めてリピートする人も多いのだとか。
麻薬ソースをつけたら、まずはそのまま食べて肉の味をじっくり堪能。その後はセットになったキムチ、ネギサラダなどと一緒にエゴマの葉で巻いていただきました。おいしすぎてあっという間に完食。おかわりをしたいおいしさでした。
トンジュヌンナムジャ
- 住所
- ソウル特別市 麻浦区 西橋洞 366-2
- 営業時間
- 月~金曜 13:00~23:00(ブレイクタイム15:00~17:00、L.O.22:00)
土・日・祝日 12:00~23:00(ブレイクタイム15:00~16:00、L.O.22:00) - 電話
- +82 2-6677-0499
- アクセス
- 地下鉄2号線弘大入口駅 9番出口 徒歩8分、地下鉄6号線上水駅 1番出口 徒歩11分