大阪・梅田の中心を担う商業複合施設「グランフロント大阪」の高層階に、2013年に開業した「インターコンチネンタルホテル大阪」。JR大阪駅、各線梅田駅から徒歩約5分の便利な立地にあり、駅からビル内を抜けて、雨の日でも濡れずにアクセスできます。
21~32階に272室ある客室のほとんどが50平米を超えるゆとりある設計で、ホテル内には2つのレストランやバーなどのほか、中心地にあるラグジュアリーホテルながら大浴場まで備えています。
「ミシュランガイド京都・大阪+岡山 2021」ホテル部門に最高賞の5パビリオンとして掲載。上質なサービスを受けながら、くつろぎのホテルステイを楽しめ、記念日や誕生日、自分へのご褒美など、人生の節目や特別な日を鮮やかに彩ってくれます。
そんな「インターコンチネンタルホテル大阪」の中でも、ワンランク上のホテルステイを叶える「クラブインターコンチネンタル」の客室でプライベートな時間を堪能してきました。
20階からの絶景に迎えられ非日常へ
フロントがある20階のエレベーターの扉が開いた瞬間、目に飛び込んでくるのは、明るい日差しに包まれた開放的なロビー。宙に浮くように設計されたスタイリッシュなフロントデスク。そして、窓いっぱいに大阪の眺望が広がります。
梅やローズを調合したオリジナルアロマの甘い香りに迎えられ、日常から非日常へ、リラックスした気持ちへ切り替わるのを感じます。
「クラブインターコンチネンタル」だけの特典! アフタヌーンティー&カクテルタイム
今回宿泊する「クラブインターコンチネンタル」では、この客室のゲストだけが特別に体験できる空間とおもてなしが用意されています。そのひとつが、無料で利用できる28階の専用ラウンジ。
専用ラウンジは「クラブインターコンチネンタル」に滞在するゲストのリビングのような存在。この日もコンシェルジュやスタッフと会話を楽しんだり、本を読んだりしながら、思い思いに過ごしているゲストの姿を見かけました。
「インターコンチネンタルホテル大阪」は高層階にあるため、どこからでも素晴らしい眺望を楽しむことができますが、この専用ラウンジからの景色も抜群。
ここでは、アフタヌーンティーセットの無料サービスが。旬の素材を使用したホテルメイドの3種のセイボリーと6種のスイーツを堪能できます。
ドリンクは、シンガポールのラグジュアリーティーブランド「TWG Tea」の「ムーンフルーツブラックティー」を合わせて。館内ではここでしか飲むことのできないティーを心ゆくまで味わいましょう。
アフタヌーンティーに続いて始まるのが、イブニングカクテルのサービス。ビュッフェテーブルに並ぶ冷菜や温菜の小皿料理とともに、スタッフが好みに合わせて作ってくれるカクテルなどのドリンクメニューを楽しめます。
通常はチェックイン・チェックアウトもこのラウンジで行いますが、現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、20階のフロントに変更されているとのこと。けれど、11:00~19:00の間、ゲストが自由に利用できるラウンジとして開放されているので、特別な日をさらに特別なものにするために活用してみては。
また、専属コンシェルジュが常駐し、ホテル内でのおすすめの過ごし方やレストランの予約、大阪の観光情報などを案内してくれます。
クラブインターコンチネンタル専用ラウンジ
- 営業時間
- 11:00~19:00
アフタヌーンティー 14:00~16:00
イブニングカクテル 17:00~19:00(L.O.18:30)
- 対象
- クラブインターコンチネンタル 宿泊者のみ
- 料金
- 無料
「クラブインターコンチネンタル」ではボトルシャンパンなどの無料サービスも
もうひとつ、「クラブインターコンチネンタル」ゲストだけの特典が、フランスで200年以上の歴史を誇るシャンパーニュメゾン「ルイ・ロデレール」のボトルシャンパンのサービス。
ウェルカムドリンクとして客室に用意されているので、チェックインしてひと息ついたら、グラスにシャンパンを注いで季節のフルーツとマカロンと一緒に乾杯すれば、特別な記念日のはじまりにふさわしいサプライズになります。
さらに、リキュール類のミニボトル、ミネラルウォーターやジュース類、ゴディバのチョコレートなどのスナック類が充実した客室のミニバーもすべて無料で楽しめます。
ミニバーにも「TWG Tea」のティーが。香り高い味わいにリラックスできます。コーヒーはネスプレッソのマシンで挽きたてを味わえます。
大阪市街から淀川までを望む眺望抜群の「クラブコーナースイート」
「クラブインターコンチネンタル」の客室は3タイプあり、なかでも人気が高いのが角部屋にあたる59平米の「コーナースイート」。リビングエリアとベッドルームに分かれていて、コーナーを生かした眺望を楽しめる一室です。
北西にあたるこの部屋からは、足元から天井までを覆う窓一面に大阪市街と淀川の景色を眺めることができます。窓際に立つとその高さにやや足がすくんでしまうほど。青空の下を淀川が悠々と流れ、毎年夏に開催される「なにわ淀川花火大会」もここから見ることができます。
日が暮れるとともに、巨大スクリーンに映し出されるように、宝石をちりばめたような美しい夜景が出現。茜色を帯びていた空が刻一刻と濃度を増して紺色に染まり、淀川が昼間とは違う大人びた表情へ変わっていきます。しばらく照明を落としたまま、黄昏ゆく大阪の街を見つめ続ける時間もまたロマンチックです。
そして、大理石に囲まれた高級感あふれるバスルーム。レインシャワー付きのシャワーブースと、大きなバスタブでゆったりと体を伸ばして温まることができます。
シャンプー、コンディショナー、ボディジェル、ソープはフランスのコスメティックブランド「ロクシタン」のメール&ミストラルシリーズ。こちらも「クラブインターコンチネンタル」のゲストだけに用意されたスペシャルアメニティです。サイプレス、パイン、ローズマリーが調和した香りに癒されます。
バスソルトは、ゲストから好評という竹と桜の2種類の香りを楽しめるオリジナル。1日の疲れを癒すバスタイムがより楽しみに!
パウダールームの竹製BOXを開くと、歯ブラシ、デンタルフロス、コットンなどのほかに、ソーイングセットまで。洋服のボタンがとれるといったアクシデントに遭遇しても安心です。
バスローブとは別に、ルームウェアとしてピンクとネイビーの可愛いらしい浴衣も用意されています。海外からのゲストも多いホテルだけに、日本を感じられるおもてなしが光ります。
「クラブインターコンチネンタル」随一の広さを誇る「エグゼクティブスイート」
「クラブインターコンチネンタル」の客室の中で最も広いのが、82平米を誇る「エグゼクティブスイート」。こちらもリビングエリアとベッドルームが独立したタイプで、天井が高く、とても開放感があります。
窓の向こうに広がるのは高層ビル群。その景色を眺めていると、大都会の真ん中にいながら、こんなに広々とした空間で優雅にホテルステイできることに驚きと喜びが湧いてきます。
リビングエリアは、大きなソファを並べてもまだまだゆとりを感じられるほど広々。
リビングの奥に広がるベッドルーム。ちょっと体を横たえるのに便利なカウチソファーもあり、ここでお酒やコーヒーを楽しみながら、窓の外の景色を堪能したり、本を読んだりして過ごすのも良さそうです。
「エグゼクティブスイート」のパウダールームは、使い勝手の良いダブルシンク。(一部、ダブルシンクでないお部屋もあり)パウダールーム、バスルーム、ウォークインクローゼットには、リビング側からもベッドルーム側からもアクセスできる、使いやすさを考え抜いた導線設計がなされています。
また、この客室は隣室と行き来できるコネクトルームとしても使用できます。
大阪市街を眺めながらバスタイムを楽しめる「クラブインターコンチネンタル ツイン」
「クラブインターコンチネンタル」の中で一番コンパクトなのが、このツインの客室。(同じ造りでダブルのお部屋もあり)とはいえ、しっかりと50平米を確保しているので快適なホテルステイを約束してくれます。作業スペースの広いデスクもあるので、ワーケーションにもおすすめです。
そして、このお部屋はベッドルームとバスルームをガラスで仕切ることで開放感をもたせているのが特徴。ベッド越しに窓の外を眺めながらバスタイムを楽しめます。
ミシュラン1つ星「ピエール」で味わう目にも美味しいフレンチディナー
ディナーはホテル内にある「フレンチレストラン ピエール」をリザーブ。「ミシュランガイド京都・大阪+岡山2021」に5年連続で1つ星として掲載され、季節感を伝える和の食材とフレンチの技法を融合させた新しいスタイルのフランス料理を味わえます。
旬の高級食材で仕上げる美しい一皿を目と舌で味わいながら、語り合うひととき。一生忘れられない記念日になりそうです。
ピエール
- 営業時間
- ランチ 11:30~14:30(L.O.13:00)、ディナー 17:30~21:00(L.O.19:30)
- 定休日
- 火・水曜日
- 入店制限
- 12歳以下は利用不可
メインバー「アディ」でディナーの余韻に浸って
ホテルのメインバー「アディ」に移動し、大阪のきらびやかな夜景を眺めながらグラスを傾けて、ディナーの余韻に浸るのもおすすめ。
店内の壁をダイナミックに流れる滝をイメージしたプロジェクションマッピングも見どころのひとつです。
ここでは、世界中から集めた70種類以上のジンにトニックウォーターや柚子などを組み合わせて自分好みにカスタマイズできるシグネクチャーカクテル「GT+1」をぜひ。意外にも人気なのがワサビ。すり下ろした生ワサビを加えるとさっぱりとした味わいが生まれ、クセになるおいしさが広がります。
アディ
- 営業時間
- 17:30~21:00(L.O.20:30)
- 定休日
- 火・水曜日
- 備考
- ※終日喫煙可能
※20歳未満の利用は終日不可
翌朝は専用ラウンジでブッフェスタイルのモーニング
朝食は当面、ホテル内のオールデイダイニング「ノカ ロースト&グリル」で提供していますが、通常時は「クラブインターコンチネンタル」宿泊者であれば専用ラウンジでブッフェスタイルでいただくことができます。
シェフがその場で調理してくれるオムレツやポーチドエッグなどの卵料理をメインに、焼きたてパン、スープ、サラダなど多彩なメニューが。
おかゆや旬の野菜のおひたし、茶碗蒸しなどの和食メニューも並びます。
さらに、その場で焼いてくれるパンケーキも! 「もうお腹いっぱい」と言いながら、甘い香りに誘われてついもう一品。ふわふわの食感に笑顔がこぼれます。
感染症対策でブッフェからセットメニューに切り替えるホテルも多い中、好きなものを好きなだけ堪能できる朝食ブッフェはうれしい限り。料理をとる際は手袋の着用を求めたり、小皿で提供したり、対策をしっかり講じているので安心して利用できます。
- 朝食 営業時間
- 7:00~10:30
ホテルステイの楽しみが広がるフィットネス&スパ
「インターコンチネンタルホテル大阪」では、大浴場や屋内プール、フィットネスジムを備え、宿泊者なら無料で利用できます。
客室のバスルームも広々としていて快適ですが、気分転換に大浴場へ足を運んでみては。スタイリッシュな客室のバスルームの雰囲気とはまた違った、高級旅館のような浴場にほっこり。ドライサウナやスチームサウナ、湯あがりにひと休みできるレストルームも併設しています。
屋内プールは温水で、プールサイドにはジェットバスとリラックススペースも。水着、ゴーグル、スイミングキャップの無料レンタルを行っているので、手ぶらでも気軽に利用できます。
フィットネスジムは24時間利用可能。こちらもシャツや短パン、ソックス、シューズの無料レンタルがあります。
- 営業時間
- プール 7:00〜22:00(最終受付21:30)
浴場 7:00〜22:00(最終受付21:30)
ジム 24時間
- 料金
- 宿泊者無料
- 備考
- ※16歳未満は保護者同伴であれば、プール、浴場(9:00~17:00のみ)は利用可能
(フィットネスジム・サウナは安全上の理由により、保護者同伴でも利用不可)
そして、より一層の癒しを求めるなら、世界中から優秀なスパを選出する「ワールド ラグジュアリー スパ アワード 2020」でCountry Win in Best Manager賞を受賞した「MEGURI SPA & WELLNESS」を。東洋の自然哲学・五行説から誕生した施術で、スムーズなめぐりに導いてくれます。
施術には、イギリス「Elemental Herbology」のオイルのほか、大阪産のはちみつ「大阪ハニー」も使用。
水音が心地よく耳に響くリラクゼーションラウンジでは、施術に使用しているオイルなどを購入できます。
- 営業時間
- 11:00~20:00(最終受付18:30)
ホテルオリジナルアイテムをおみやげに
ホテルをあとにする前に立ち寄りたいのが、1階にあるパティスリー「STRESSED(ストレス)」。ホテルオリジナルアイテムが揃い、エントランスやロビーで迎えられて気になっていたアロマも、「オリジナルアロマ リードデュフューザー」(9,800円)として手に入れられます。
大阪府の花のひとつ、梅をアクセントにチューリップやローズなどを調合した甘くやさしい香りは「楽しく明るい大阪」を表現しているそう。ホテルで過ごした思い出を香りの記憶が蘇らせてくれそうです。
「TWG Tea」がこのホテルのためにブレンドした「オリジナルブレンドティー ミニキャビア缶」(2,500円)も販売しています。
セイロンティーをベースにアップルやストロベリーのフルーティーな味わいが広がる、開業以来人気の一品です。大阪城のイラストを描いたパッケージも大阪らしいおみやげとして喜ばれています。
ボトルシャンパンやミニバーの無料サービスのほか、駐車場無料(1滞在につき1台)、大阪市内への無料通話サービスなど、うれしい特典が充実している「クラブインターコンチネンタル」での滞在。
今回の宿泊体験を通して特に魅力に感じたのが、専用ラウンジの存在。ここで本を読み、アフタヌーンティーやドリンクを楽しみ、景色を眺めながら、時計の針がゆっくりと進むような心癒される時間を過ごすことができました。
大切な人との記念日だからこそ最高のシチュエーションで迎えたい。「インターコンチネンタルホテル大阪」の「クラブインターコンチネンタル」には、そんな期待に応えてくれるプレミアムな時間が流れています。
インターコンチネンタルホテル大阪
- 住所
- 大阪府大阪市北区大深町3-60 グランフロント大阪北館タワーC
- アクセス
- JR大阪駅より徒歩約5分、大阪メトロ御堂筋線梅田駅より徒歩約5分、阪急電鉄・阪神電鉄大阪梅田駅より徒歩約5分
- チェックイン
- 15:00
- チェックアウト
- 11:00
- クラブインターコンチネンタル 客室タイプ
- ・クラブコーナースイート
・エグゼクティブスイート
・クラブ インターコンチネンタル ツイン、ダブル
- クラブインターコンチネンタル宿泊者限定サービス
- ・専用ラウンジでのアフタヌーンティー
・ウェルカムドリンクとして「ルイ・ロデレール」のボトルシャンパン(1滞在1部屋につき1本)
・専用ラウンジでのイブニングカクテル
・客室のミニバー無料(1滞在1部屋につき1回)
・朝食ブッフェ(現在はノカ ロースト&グリルで提供中)
・「ロクシタン」バスアメニティ
・季節のフルーツアメニティ
・駐車場無料(1滞在1部屋につき1台)
・大阪市内への通話無料サービス
・無料プレスサービス(2点まで)
・ラウンジ内会議室の利用(1時間まで無料)
※お知らせ※
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次回の滞在に向けてほかの客室もチェック!
客室数272室を誇る「インターコンチネンタルホテル大阪」には、「クラブインターコンチネンタル」のほかにも旅の目的に合わせて選べるさまざまなタイプの客室がスタンバイ。気になる客室を紹介します。
キッチン付きの「レジデンス」
ホテルに暮らすように泊まる、そんな体験が叶うのがレジデンスタイプの客室。独立したリビングとダイニングに、キッチンを備え、長期滞在にも最適です。
キッチンには調理道具やうつわなどがひと通り揃うほか、トースターや大型冷蔵庫、さらに洗濯機まで完備しています。
スタンダードタイプの「ゲストルーム」
21~26階のレギュラーフロアに位置する「ゲストルーム」には、約50平米の広々とした「デラックスツイン」や「デラックスダブル」、大阪の街を一望する「デラックスダブルビュー」の客室が。ゆとりある大きさのデスクも備わっているので、ワーケーションにも便利です。
撮影:福羅広幸 取材・文:室田美々