南国リゾート・沖縄で、恋人や友人と過ごす大切な時間をかけがえのない思い出として心に刻んでくれるホテル、「ザ・ブセナテラス」。1997年に沖縄本島の部瀬名(ぶせな)岬に誕生して以来、一度は泊まってみたい憧れのリゾートホテルとして人気を集めています。ホテル内にプールやスパ、レストラン&バー、ショップなどの多彩な施設が揃うほか、アクティビティも充実。ゲストが思い描くリゾートライフを約束してくれます。今回はクラブフロアでワンランク上のホテルステイを満喫しながら、沖縄の大自然を感じる至福の時間を過ごしてきました。
※期間・営業時間は状況によって異なる場合があります。ホテル公式ホームページをご確認の上、ご利用ください。
コーラルブルーの海が広がる日本屈指のリゾートへ!
「自然との調和、自然への回帰」をコンセプトに、沖縄本島を拠点に魅力ある5つのリゾートホテルを展開する「ザ・テラスホテルズ」。今回宿泊した「ザ・ブセナテラス」はその第1号で、系列ホテルのおもてなしの心を形にしたフラッグシップホテルとして国内外のゲストを魅了しています。
ホテルまでは那覇空港から国道58号線または沖縄自動車道を経由し、車で約75〜90分。空港リムジンバスを利用する場合は約120分。このほか、専用車のハイヤーサービスで滞在中の移動をサポートしてくれます(有料・要予約)。
部瀬名岬は、2000年に開催された「九州・沖縄サミット」のメイン会場に選ばれた日本屈指のリゾート地。沖縄本島の西海岸の中でも高い透明度を誇る青い海と白い砂浜、亜熱帯植物に囲まれた自然豊かな景色が広がり、世界をもてなすにふさわしいこのロケーションも人々を惹きつける理由になっています。
風が吹き抜け光に包まれたオープンエアな空間がお迎え
さっそくホテルの中へ。エントランスの先で目にするのが、白を基調としたコロニアルスタイルの開放的なロビー。海風がやさしく通り抜け、南国らしい雰囲気に胸がときめきます。天井を見上げるとシーリングファンがゆったりと回り、その動きに合わせるように日常から非日常へ心の時計の針もゆっくりと進み始めるのを感じます。ホテルはこのロビーのあるセントラルタワーを中心に、両翼を広げるようにノースタワーとサウスタワーに分かれた3棟で構成されています。
すっと引き寄せられるようにロビー奥のテラスへ向かうと、椰子の木に囲まれた中庭とプール、コーラルブルーの海に迎えられました。ロビーは4階に位置するため、ホテルの目の前に広がる砂浜の先まで見渡すことができます。ホテルに一歩入った瞬間から、ゆとりを大切にした空間づくりが行われていることが伝わってきました。
オーシャンビューのクラブラウンジでチェックイン
通常はロビーでチェックインを行いますが、今回はワンランク上の滞在ができるクラブフロアの客室に宿泊するため、スタッフの案内で渡り廊下を進み、ノースタワー4階にあるクラブラウンジへ。ラウンジの扉を開くと専任スタッフが笑顔で迎えてくれました。
クラブフロアでは、スタッフの制服も特別仕様。ロングスカートのエレガントな装いでゲストを上質な時間へ誘ってくれます。さっそく、ウェルカムドリンクのおもてなしを受けながら、チェックイン。グァバジュースを炭酸で割ったホテルオリジナルの「グァバパンチ」のさっぱりと冷たい味わいに旅の疲れが癒されます。
フロア専任スタッフである「ゲストリレーションズ・オフィサー」がさまざまな要望に応えながらホテルライフをサポートしてくれるほか、ティータイム、アペリティフタイムなどのクラブサービスを楽しみながらワンランク上の滞在を過ごすことができます。
クラブラウンジ
- 営業時間
- 7:00~20:00
ティータイム:14:00~16:00
アペリティフタイム:18:00~20:00
ビーチを見渡す「デラックスエレガント オーシャンビュー」客室
クラブフロアでは全室オーシャンビューのゲストルームが用意されています。今回宿泊するのは「デラックスエレガント オーシャンビュー」タイプの客室。扉を開くと蘭の花を飾ったコンソールテーブルに迎えられ、ホテルの心遣いをうれしく思いながら奥へ。あえて入り口からは部屋の中が見渡せない造りにワクワクします。
奥に進むとベッド越しに真っ青な空とコーラルブルーの海が! この美しい景色が最高のアートとなるように装飾的なインテリアは極力控えてシンプルにまとめられています。沖縄のまばゆい光と潮風が室内の隅々までを満たし、まさに大人のリゾート。もちろんBGMはテラスから届く波の音。すぐそばに海を感じながらくつろぎの時間を過ごすことができます。
テラスの向こうに広がるのは、東シナ海と全長約760mのビーチ。視界を遮るものはひとつもなく、まるで巨大スクリーンを眺めているかのように沖縄の太陽に照らし出される色鮮やかで豊かな南国の風景が広がります。海を眺めていると、テラスの手すりに野鳥のイソヒヨドリが遊びにやってくるサプライズが! 自然に溶け込むようにして建つこの場所で、これから始まる滞在に期待が膨らみます。
パウダールームとひと続きになったバスルームには、淡いブルーのタイルがアクセントを添え、どことなく海の香りを感じられます。手足を伸ばしてゆったりと湯に浸かれるバスタブの横にはシャワーブースを併設。
アメニティは、フランス発のタラソコスメブランド「タルゴ」。海藻成分を配合したシャンプーとコンディショナー、マリンシャワージェル、ボディーエマルジョン、ソープが髪と肌をいたわります。月桃葉エキスを配合したタルゴ製のオリジナルスキンケアセット(化粧水・洗顔料・乳液)も用意。マリンな香りを楽しめる入浴剤も、バスタイムのおともに。
お風呂上がりや夜のひとときにおいしいお茶があるとちょっと幸せに。ソファ横にはそんな気分を満たしてくれるように、オリジナルティーセットが用意されています。螺鈿(らでん)細工を施したボックスには、緑茶やほうじ茶のほか、沖縄らしい月桃茶のティーバッグ、ドリップコーヒーも。ソファやテラスでほっとひと息つきましょう。
清潔感のあるワッフル生地のルームウェアとバスローブ。スリッパも足を入れるとふかふかとした履き心地の良さが伝わってきます。こちらもホテルのオリジナルで、この着心地と履き心地を自宅でも楽しみたいゲストのために、館内のショップ「ホテルセレクション」「テラススタイルフォーリビング」で販売もされています。
水着の上に羽織るガウンとビーチサンダル、タオル入れに使用できるビーチバッグも用意。部屋で水着に着替えたらそのままプールや海へ出かけられます。
1泊で遊び尽くせない!魅力溢れるアクティビティが充実
ホテル内に充実した設備とアクティビティが揃い、ゲスト一人ひとりが思い描くリゾートライフを提供してくれる「ザ・ブセナテラス」。のんびりと疲れを癒したいという人はもちろん、沖縄の太陽の下へ飛び出してマリンスポーツを楽しみたい人、おいしいスイーツを味わいたい人など、それぞれがリゾートに抱く憧れの過ごし方を叶えてくれます。その魅力を余すことなく楽しむために連泊してゆっくりと過ごしていくゲストも多いそう。
ここからは、多彩な過ごし方の中からほんの一部をご紹介。ホテル内の施設やアクティビティの予約は24時間対応のバトラーサービス、クラブフロア専任のゲストリレーションズ・オフィサーに相談してみるのもおすすめです。
青い空と海を、体を動かしてめいっぱい堪能!
水着に着替えたら真っ先に向かいたいのは、ホテルの中庭にある屋外プール。上段と下段に2つのプールがあり、どちらも水深は1.5mとやや深め。下段のプールにはスリリングなウォータースライダーも設置されています。のんびり一息つきたい時には、椰子の木に囲まれたプールサイドの白いパラソルの下での日光浴やお昼寝もおすすめ。夏季期間はプールサイドにカフェがオープンし、トロピカルジュースやカクテルを飲みながら休憩できます。
屋外プール
- 期間
- 4月1日~11月30日
- 営業時間
- 季節により変更
日焼けが気になる方や、スイミングで本格的に体を動かしたい人はオールシーズン楽しめる屋内のプールへ。水深の浅い子ども用プールも併設しているのでファミリーにもおすすめです。水着のレンタルサービスは行っていないので、持参するかホテル内のショップで購入しましょう。
屋内プール
- 期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~21:00
沖縄といえば、やっぱり海水浴。ホテルに到着した瞬間からずっと目に焼き付いて離れなかったコーラルブルーの海へ飛び出しましょう。ホテルの前に広がる「ブセナビーチ」までは、中庭の屋外プールを抜けて歩いて行けます。波打ち際で足を浸すだけでも海の底まで見える透明度の高さに感激。沖縄の夏は特に日差しが強いので日傘や帽子、水着の上に重ねるラッシュガードなどで日焼け対策をしっかりと行うのがおすすめです。
ビーチ
- 期間
- 通年
- 営業時間
- 季節により変更
ホテルの魅力であり、楽しみとなっているのが、目の前に広がるブセナビーチや東シナ海の沖合を舞台にしたマリンアクティビティ。スキンダイビングやスノーケリング、海の底を歩くマリンウォークといった沖縄の海を丸ごと肌で感じられるアンダーウォータープログラムのほか、各種揃うクルージングが人気です。
44フィートのカタマランヨットで出航する「サンセットクルーズ」では、夕陽に染まる空と海を眺めながら優雅なクルージングを楽しめます。また、こぼれ落ちてきそうな満天の星を眺める夏季の「プラネットクルーズ」もロマンチック。沖縄の美しい海と雄大な自然に圧倒される感動体験は、一生忘れられない思い出に。
サンセットクルーズ
- 時間
- 約45分
- 定員
- 40名
※2名より開催 - 料金
- 大人4,400円、3~12歳 2,200円
※1ドリンク付き
プラネットクルーズ
- 期間
- 7月1日~9月30日
- 時間
- 約45分
- 定員
- 20名
※4名より開催 - 料金
- 大人5,500円、3~12歳 2,750円
※1ドリンク付き
沖縄素材のアフタヌーンティーにスパ、サウナ。インドアなおこもり旅にも最適
南国の景色に溶け込みながらのんびりと過ごしたい――。そんなおこもりステイ派は、セントラルタワー3階にあるリビングルーム「マロード」でアフタヌーンティーセット(3,300円)や、フローズンドリンク「シャイニーマンゴー」(1,800円、ノンアルコール1,500円、2021年7月1日~9月30日期間限定)を味わいながら、ゆっくりと過ごしては。
※料金はサービス料別
内容は季節によって変わりますが、この日はさんぴん茶を練り込んだスコーン、黒糖ロールケーキ、パッションフルーツのレアチーズケーキ、紅芋冷製スープ、やんばる島豚の生ハムと旬のフルーツなど、沖縄の食材を使用したスイーツやセイボリーが色とりどりに並んでいました。ひと口ずつ色んな味を楽しめるうれしさに笑顔がこぼれます。セットドリンクもマンゴーマグナスティーやハイビスカスティーなど南国らしいフレーバーがラインナップ。
窓の向こうにはブーゲンビリアや亜熱帯植物に彩られた南国の景色が広がり、プールやビーチも見渡せます。吹き抜けのラグジュアリーな空間はくつろぎに満ち溢れ、その居心地の良さに長居していくゲストも多いそう。絶品スイーツを味わいながら心ゆくまでリラックスできる時間は、最高のご褒美に。
アフタヌーンティーセットのほかにも、太陽をイメージしたフローズンドリンクやホテルメードのショートケーキなど魅力的なメニューが揃っているので色々と選んでみるのもおすすめ。チェックイン後のティータイムやアクティビティで体を動かしてお腹が少し空いた時に訪れてみては。
リビングルーム「マロード」
- 営業時間
- 10:00~21:00(ラストオーダー21:00)
※アフタヌーンティーは12:00~18:00
ちなみにクラブラウンジでも14:00〜16:00にティータイムを行っています。海を眺めながらホテルメードの日替わりスイーツ、コーヒーなどのドリンクをフリーで味わえるのでぜひこちらも楽しんで。
ホテル内にはスパ・サウナも併設。同じエリア内にあるランニングマシンやエアロバイクなどのトレーニング機材を揃えたフィットネスジムも利用可能です。汗をかいたあとにそのまま立ち寄り、潮風でベタついた体をさっぱりと洗い流せます。
スパ・サウナ
- 営業時間
- 9:00~22:00
ジム
- 営業時間
- 9:00~22:00
ディナー前に楽しみたいクラブラウンジのアペリティフタイムと生演奏
ディナー前に楽しみたいのが、18:00~20:00にクラブラウンジで体験できるアペリティフタイム。日替わりオードブルやチーズ、ピクルスなどに合わせて、赤・白ワイン、スパークリングワイン、泡盛、ホテルオリジナルのクラフトビールを心行くまで楽しめます。
さらにこの時間帯は、サンセットタイムに合わせてプールサイドでサックスの生演奏も毎日開催。ジャズの名曲からポップスまで、耳馴染みのある曲もたくさん披露され、サウンドに合わせて体を揺らし、しばし鑑賞。夕景とともに届くサックスの生音に聞き入りながら、ムードは満点です。
サンセットタイム
- 時間
- サンセット前後30分(演奏時間約60分)
※開始時間はシーズンにより変更 - 場所
- 屋外プールサイド
※雨天の場合、2階のショップ「ホテルセレクション」前で開催
サンセットタイムに合わせて「ラ・ティーダ」でディナータイム
サンセットに合わせてディナーを楽しもうと予約したのは、カフェテラス「ラ・ティーダ」。東シナ海を水平線まで見晴らせるテラス席では、潮風に乗ってプールサイドのサックス演奏も耳に届く贅沢を味わえます。
あえて照明を暗めにしている店内ではテーブルにキャンドルが灯り、昼間は明るく開放感たっぷりだった海辺の景色は夜のリゾートへと一気にモードチェンジ。
オールデイダイニングであるラ・ティーダは、朝食、ランチタイム、ディナータイムのブッフェ料理を中心に、豊富なアラカルトメニューも揃います。1日を通して気軽に立ち寄って食事をとることができ、たくさん遊んでお腹が空いた時、のんびりランチを食べたい時、好きな料理を好きなだけ味わえます。
数あるアラカルトメニューの中でも、人気の一品が「ナシゴレン」(2,090円)。サンバルチリとナンプラーで作るスパイシーで本格的なおいしさは、南国・沖縄でいただくのにぴったりな味わい。自家製ピクルスと若鶏の串刺しが付いてボリュームたっぷりなのも魅力です。ホテルオリジナルの「チャタンビール」と一緒に楽しんで。
カフェテラス「ラ・ティーダ」
- 営業時間
- 6:30~22:00
・アラカルト 10:30~22:00(ラストオーダー21:30)
・ブレックファーストブッフェ 6:30~10:30
・ランチブッフェ 12:00~15:00
・ディナーブッフェ 17:30~21:00
和食派はこちらも!「真南風」
滞在が長くなれば、恋しくなる和食。和食レストラン「真南風(まはえ)」では、中庭に面した気持ちのいい風が通る店内で旬の食材を使った会席料理や寿司などが味わえます。
店内にはワインセラーがあり、和食とのマリアージュも堪能できます。さらに、甕に入った泡盛の古酒を展示するコーナーもありました。こちらはホテルオーナーのコレクションでオーダーはできませんが、近づいて見てみると古いものだと1970年代ものも! 泡盛は寝かせることで味も香りもふくよかになることから、沖縄では子どもの誕生祝いや特別な記念を迎えた年のお酒を貯蔵する習わしがあるそう。そんな文化にも触れながら、鑑賞してみましょう。
和食レストラン「真南風」
- 営業時間
- 17:30~22:00(ラストオーダー21:30)
モーニングは、オーシャンビューのブッフェスタイル
いっぱい体を動かしてぐっすり眠ったら、爽やかな目覚めを求めて朝食会場へ。ディナーと同じくオーシャンビューテラスが自慢の「ラ・ティーダ」で、沖縄の食材をふんだんに取り入れた「ブレックファーストブッフェ」(6:30~10:30)をいただきます。
コンセプトは「トロピカル・ブッフェ」。洋食を中心としたメニュー構成に加え、その場で焼いてくれるパンケーキやフレンチトーストまでバラエティ豊かな味に出会えます。マンゴー、グァバなどのフルーツジュース、コールドプレスジュースも人気。たっぷり太陽を浴びた体にうれしいビタミンをしっかり補給して、心も体もリフレッシュ。
ホテル内のショップでおみやげ探しも!
ホテル内には、全部で8軒とショップもたくさん。長期滞在も安心です。セントラルタワー3階「スーベニアショップ」では、琉球ガラスといった民芸・工芸品、地元のクラフト作家の作品が多数。ホテルオリジナルのジャムや焼き菓子、ドレッシングもおみやげにぴったりです。
セントラルタワー2階のセレクトショップ「ホテルセレクション」では、ホテルオリジナルのリラックスウェアや「タルゴ」のアメニティ、リゾート気分をますます盛り上げてくれるアロハシャツ、太陽の光が照らす光景にぴったりなリゾートドレスなどをラインナップしています。沖縄の強い日差しと澄み渡る海の青さに映える水着も、ここで購入可能。
スーベニアショップ、ホテルセレクション
- 営業時間
- 8:00~22:00
ここにしかない自然に囲まれた客室、ゲストそれぞれ思い思いの理想を叶えてくれる数々のアクティビティやレストラン――。憧れのリゾートホテル「ザ・ブセナテラス」には、一度訪れたらリピートしたくなる上質なおもてなしと、数々の体験が待っていました。訪ねたその時にしか見ることのできない海・空・森の表情を見ようと、実際に季節ごとに訪れる方も多いそう。開放感あふれる沖縄の自然に囲まれたきらめく時間を過ごしに、訪れてみませんか。
ザ・ブセナテラス
- 住所
- 沖縄県名護市喜瀬1808
- アクセス
- 那覇空港より国道58号線にて約60km、車で約75分
- 客室数
- 410室
- 駐車場
- あり、1台につき1泊1,000円
撮影:松井ヒロシ 取材・文:室田美々
※期間・営業時間は状況によって異なる場合があります。ホテル公式ホームページをご確認の上、ご利用ください。
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