【松本】歴史とクラフトをめぐる1泊2日の小さな旅

【松本】歴史とクラフトをめぐる1泊2日の小さな旅

提供:ことりっぷ

 

かつて城下町として繁栄した長野県松本市は都内から特急で約2時間半で行ける週末旅にもおすすめな観光スポットです。松本城や松本市美術館など、歴史やアートを楽しめるのも魅力の一つ。今回は、クラシカルな雰囲気が味わえるホテルや、蔵を改装したギャラリー・ショップなど、松本エリアを満喫できる1泊2日のモデルコースをご紹介します。

 

【1】400年以上も存在し続けている「松本城」

【1】400年以上も存在し続けている「松本城」

松本駅より徒歩約15分。戦国時代に建てられた姿を今も残す「松本城」は、五重六階天守としては日本最古の木造天守です。黒漆を塗った壁の“下見板”には、敵に銃や矢で応戦できるように開けた小窓、石垣を登ってくる敵を攻撃するための開口部が設けられています。

天守は外から見ると五重ですが、内部は武士の待機場所として窓がない階が隠されており、6階建て。最上階に上ると、天井に太い梁が井の字型や放射状に幾重にも組まれているのが見られ、長い年月の風雪に耐えてきた築城技術の高さに感心してしまいます。

 

【2】温もりを感じる作家ものが見つかる、松本・中町通りへ

【2】温もりを感じる作家ものが見つかる、松本・中町通りへ

蔵造りの建物が並ぶ中町通りは、お土産店や雑貨店が軒を連ねる人気のスポット。歴史を感じる街並みを歩きながら、雑貨めぐりを楽しんでみましょう。

 

中町通りの中ほどにあるGRAIN NOTEは、木工クラフトをメインに扱う老舗のギャラリーです。地元でものづくりをする人たちの作品を展示販売する場所を作ろうと、1984年にオープンしました。

店内には、松本を中心に信州を拠点とする陶芸家や木工作家、ガラス作家などの作品をディスプレイ。小皿や木さじなど、普段使いができそうな手ごろな価格の生活道具が多いのも魅力です。

 

「手仕事商會すぐり」では、キュートな松本みやげが見つかります。築140年の蔵を改装したという重厚感のある店内には、木工やガラス、布小物など、信州にゆかりのある作家のすぐれた手しごとの品々が並んでいます。屋根裏部屋のような2階は小さなギャラリーになっていて、工芸作家の個展や世界各地の手仕事を紹介する企画展などが行われることも。

 

【3】ハーブが香る自家製ソーセージのホットドックと自然派ワインのランチ

【3】ハーブが香る自家製ソーセージのホットドックと自然派ワインのランチ

中町通りにはランチスポットもたくさん♪
路地裏に佇む「peg」(ペグ)は、フランスの自然派ワインとシャルキュトリー、スペシャルティコーヒーが味わえる穴場のグルメスポットです。数種類のハーブ入りソーセージを挟んだこだわりのホットドックは、ランチにぴったりですよ。

 

人気メニューのペグドッグは、複数のハーブを練り込んだ自家製ソーセージを、人気ベーカリー「木村製パン」のオーガニックマスカットレーズンパンで挟んだこだわりの一品です。

パンマニアの間で評判の「木村製パン」の、噛むほどに小麦の味わいが感じられるシンプルなパンと、スパイシーで肉肉しい自家製ソーセージの相性は抜群。パンに入った干しぶどうの甘酸っぱさがソーセージの塩味と旨味を引き立てていて、ホットドッグの概念が変わってしまうほどのおいしさです。

 

【4】随所に民藝家具を配したレトロなホテルで、思い出に残る滞在を

【4】随所に民藝家具を配したレトロなホテルで、思い出に残る滞在を

市内には民藝家具を配した旅館やホテル、カフェなどが多く、この土地ならではの独特な雰囲気を感じることができます。なかでも松本城に近い「松本ホテル花月」では、ロビーやカフェなどの館内施設や客室にも民藝家具を配置。温もりのあるレトロな空間で、松本ならではの滞在を楽しんでみませんか?

 

ホテルは本館と旧館があり、合わせて全89室のお部屋を用意。スタンダード、シングル、スーペリアツイン、和室など、趣の異なる部屋が揃っています。民藝家具だけでなく、日本を代表する染色家でアーティストの柚木沙弥郎氏の版画が飾られた客室も多く、アート好きな人にはたまらない空間です。

夜は館内のレストラン「I;caza」(イカザ)で、ちょっとぜいたくなディナーはいかがですか? テーブルやイスを民藝家具で統一した店内は落ち着いた雰囲気で、のんびりと食事が楽しめます。

 

 

【5】松本の朝は1度食べたら忘れられない絶品トーストを

【5】松本の朝は1度食べたら忘れられない絶品トーストを

カフェを併設したリトルプレス専門書店の「栞日」。もと電気屋さんだった建物の中は、古材を用いてリノベーションされた温かみのある空間。入口の近くに鎮座するドイツ製の大きな活版印刷機が出迎えてくれます。

2階建ての店内はブックショップ兼カフェになっています。一般の書店ではあまり見ることのない個性的なリトルプレスやアートブック、絵本など、約1500冊あるという本や雑誌がずらり。

 

「地元の人や観光客に朝の松本を楽しんでほしい」と、お店は朝7時からオープンしています。ちょっと早起きして、散歩がてら栞日まで歩いてきたら、ぜひ味わってほしいのがこちらの絶品トーストです。フードはほかにキーマカレーやチーズケーキなどの焼き菓子があり、朝7時のオープンから閉店時間まで注文できますよ。

 

【6】“食のクラフト”がテーマのショップへ立ち寄りましょう

【6】“食のクラフト”がテーマのショップへ立ち寄りましょう

“食のクラフト”をコンセプトにしたユニークなセレクトショップ「MARKT」。店内には、おみやげに喜ばれそうな長野のおいしいものがずらり。信州特産の食料品のほか、国内外から厳選した器やカトラリー、調理道具など、暮らしにまつわるいいものが並んでいます。

 

2階にある「MARKT+」(マルクト・プルス)は、ユニセックスのファッションや雑貨を扱うアパレルのセレクトショップ。手触りや着心地のよさにこだわった良質で長く愛用できる服を揃えています。

旅の思い出に生活を彩るお土産をぜひ探してみてくださいね。

 

 

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