スリリングな絶景！歩いて渡れるおすすめ吊り橋15選

開湯150年を迎えた定山渓温泉の定番観光スポット。真っ赤な二見吊橋からは、二見岩やかっぱ伝説が伝わるかっぱ淵が眺められ、特に紅葉シーズンは赤や黄色に染まる渓谷と清流の絶景美を堪能できます。二見吊橋から憩い橋につながる川沿いの定渓山散策路や、河原から眺める橋の姿もフォトジェニックな美しさです。

ワイヤーロープを横に張ることで吊り橋の強度を高める無補剛桁（むほごうげた）歩道吊橋としては、本州最大級の長さを誇る「もみじ谷大吊橋」。全長約320メートルの橋の上からは360度のパノラマ絶景が広がります。2016年に恋人の聖地として観光交流大賞も受賞し、地元杉材を使ったハート型のベンチなども設置。

奥久慈県立自然公園に位置し、歩行者専用の橋としては本州一の長さを誇る全長約446メートル（中央支間は約375メートル）の吊り橋。ダム湖面より約100メートルの高さから四季折々の絶景を見渡せ、春にはワイヤーロープで吊るした約1,000匹の鯉のぼりが群泳する様子も有名です。橋の対岸には2人でボタンを押して鳴らすカリヨン施設があり、カップルに人気。

静岡を代表する観光名所「寸又峡」のなかにある、全長約90メートルの吊り橋。大間ダムのエメラルドグリーンの湖面を眼下に望み、簡易な板を渡しただけの歩道部分は歩くたびに揺れてスリル満点。橋の中央で恋を願うと成就するという伝説もあり、デートスポットとしてもおすすめです。寸又峡温泉街を抜けた先に橋へ向かう遊歩道入口があるので、帰りに温泉にも寄ってみては？

伊東八景のひとつ、溶岩岩石海岸の城ヶ崎海岸。その断崖絶壁にかかる吊り橋としては「門脇吊橋」が有名ですが、知る人ぞ知る「橋立吊橋」にも要注目。橋立吊橋は城ヶ崎自然研究路にあり、高さ約18メートル、長さ約60メートルと、門脇よりも10メートル以上長い橋の上からは、自然造形の美しい橋立や柱状節理の沖の島が眺望できます。橋立吊橋の下は海岸ですが、門脇吊橋の下は海になっており、それぞれ少し違った風景が楽しめるので、時間があれば両方渡ってみるのもおすすめ。

日本有数の吊り橋の名所・大井川にかかる最長の橋。"恋金橋"の愛称でも知られ、全長約220メートル、高さ11～13メートルの橋下には大井川鉄道が通り、走るSLを眺めることもできます。また、民家の屋根の上をまたぐ珍しい橋としても知られます。板を敷いただけの足場を渡り切った時の達成感も格別！

2015年に完成した全長約400メートルの歩行者専用吊り橋。車椅子同士でもすれ違える歩道幅に設計された最高地上約70.6メートルの高さからは、富士山や駿河湾などの雄大な景色が満喫できます。全面ガラス張りの大温室「スカイガーデン」も併設され、天井を埋め尽くす花のシャンデリアのなか、地場産の軽食やドリンクも楽しめます。

上高地の中心にあるシンボル的存在。梓川にかかる長さ約36.6メートル、幅約3.1メートルの木製の吊り橋で、穂高連峰や焼岳も間近な眺めはまるで絵葉書のような美しさ。記念撮影スポットとしても人気です。また、芥川龍之介の小説『河童』の題材地としても有名で、小説内には当時の風景が忠実に描写されていると言われています。

全国でも珍しい天然素材の吊り橋。足羽川渓谷にかかる全長約44メートル、高さ約12メートルの橋は、サルナシなどツタ性の植物を使用して作られ、独特の揺れや踏み板の隙間からのぞく川底の眺めに思わず足がすくむことも。橋の上で愛を誓うと永遠に幸せになれるという、知る人ぞ知る恋愛成就のパワースポットでもあります。

丹後天橋立大江山国定公園にある奇岩と清流の景勝地、二瀬川渓流にかかる木造の吊り橋。長さ約77メートル、川面からの高さ約22メートルの橋の上からは、四季折々にダイナミックな美しさを見せる渓流全体を一望できます。

自然豊かな府民の森「ほしだ園地」の名物吊り橋。全長約280メートル、最大地上高約50メートルからは広大な森や京都市街まで見渡せ、爽快な空中散歩が楽しめます。園内には本格的なクライミングウォールや全長約200メートルの森林鉄道風歩道橋、芝生広場などもあり、1日たっぷりとアウトドアレジャーを満喫できます。

渓谷に沿って流れる十津川にかかる、長さ約297メートル、高さ約54メートルの吊り橋。1954（昭和29）年に村民が資金を出し合ってかけたもので、生活用鉄線の吊り橋では日本有数の長さです。歩くたびにゆらゆらと揺れるスリル抜群の橋の上からは、山深い自然美と清流の絶景が一望のもと。17～20時にはライトアップされ、現在でも地元の人の重要な生活道として利用されています。

秘境の原風景が広がる祖谷川上流の2本の吊り橋。平家一族が、平家の馬場に通うためにかけたといわれ、かずらで編まれた2つの橋は通称「男橋女橋（おばしめばし）」とも「夫婦橋（めおとばし）」とも呼ばれています。女橋のすぐ横にある人力ロープウェイ・野猿は、ロープを手繰り寄せながら渓谷を渡る希少な体験が楽しめます。

長さ約390メートル、高さ約173メートル、幅約1.5メートルの「九重“夢”大吊橋」は、歩道専用として日本一の高さを誇る吊り橋。目前に日本の滝百選にも選ばれた、震動の滝・雄滝や雌滝を望み、足下には鳴子川渓谷の原生林が広がります。四季折々の大自然を360度の絶景パノラマで堪能でき、吊橋全体が見渡せる展望広場では記念撮影ができます。

綾川渓谷に架けられた高さ約142メートル、長さ約250メートルある橋です。大規模な照葉樹林を普段見られない視点から観察できるスポット。吊橋を渡った向こうには遊歩道が約2km続いており、自然の中でゆったりと森林浴ができます。