日本有数の歓楽街・大阪ミナミに鎮座する真言宗の古刹「七宝山大福院 三津寺(しっぽうざん だいふくいん みつてら)」の本堂と同じ敷地内に建設されたホテル「カンデオホテルズ大阪心斎橋」が、2023年11月26日にオープンします。ホテルと寺院が一体化した珍しいつくりで、観光客の注目を集めそうです。
ホテルと寺院がひとつに! 仏教文化が味わえるユニークな宿泊体験
1200年余りの歴史を持つ三津寺は、「ミナミの観音さん」「みってらさん」の愛称で親しまれる大阪ミナミのシンボル。江戸時代末期の1808年に再建された本堂には平安時代以降の仏像が多数安置されているほか、堂内を彩る絵や彫刻が当時の豊かな美術文化を今に伝えています。
江戸時代の貴重な木造建築である三津寺本堂を次世代に残し、老朽化した一部施設を建て替える目的から、新たなテナントとしてホテルを迎え入れるプロジェクトがスタートしました。
ホテルとの一体化により、寺院には大阪のメインストリート・御堂筋から直接アプローチできるようになり、境内を通ってホテルエントランスへとつながる構造になっています。訪れた宿泊客にとっては、ホテルに泊まるだけではなく、仏教文化を肌で感じられる別世界感も味わえそうです。
ホテル最上階の露天風呂やサウナで心身をリフレッシュ
カンデオホテルズチェーンの特徴は、最上階に設けられた露天風呂「天空のスパ(スカイスパ)」。「カンデオホテルズ大阪心斎橋」のスカイスパには、サウナの本場といわれるフィンランド・SAWO(サヴォー)社製の「オートロウリュサウナ」が導入されます。外気浴スペースにはととのい椅子が設置され、地上約55mからの景色を眺めながら、火照った体をクールダウンできます。
オープンに合わせ、三津寺ロゴ入りのサウナハットが付いた特別宿泊プランも用意されています。
客室は、キング、ツイン、トリプル、ユニバーサルトリプルの4種類。全室、浴室と洗い場が独立したセパレートタイプとなっていて、スカイスパだけではなく自室でも快適なバスタイムが楽しめます。
大阪ミナミに根付く仏教信仰の心と、匠の技術を感じられるホテルのたたずまいは、穏やかに旅の疲れを癒やしてくれる唯一無二の空間になりそうです。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
カンデオホテルズ大阪心斎橋
- 住所
- 大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-7-12
- 総部屋数
- 180室
- アクセス
- 地下鉄御堂筋線「なんば」駅・「心斎橋」駅より徒歩約5分