沖縄県国頭郡(くにがみぐん)恩納村(おんなそん)の海岸沿いに建つ全室オーシャンビューの「カフーリゾートフチャク コンド・ホテル」が、沖縄ダイビングサービス「Lagoon」と協働し、「サンゴ苗作り体験プログラム付き宿泊プラン(2泊3日ビュッフェ朝食付き)」の販売を開始しました。
恩納村では、世界中でサンゴが減少する危機的な状況の中、長きにわたりサンゴ礁の保全・再生活動に取り組んでいます。その環境保全の趣旨に賛同した「カフーリゾートフチャク コンド・ホテル」が、SDGs達成に向けた取り組みの一環として、サンゴ再生プロジェクトに参加できる宿泊プランを用意しました。
沖縄・恩納村が掲げる「サンゴの村宣言」プロジェクト
ダイビングやシュノーケルで沖縄を訪れる観光客を魅了する色鮮やかなサンゴ礁。そのサンゴが積み重なった複雑な構造の地形は、多くの魚介類が生息する場所としても機能しているため、漁業においても大切な資源となっています。また、サンゴを介しての物質循環による海水浄化や、天然の防波堤として災害被害を最小限に抑えるなど、サンゴ礁は多くの役割も担っているのです。
ところが昨今、海水温上昇や赤土の流出汚染によるサンゴの白化現象やサンゴを食すオニヒトデの大量発生などが原因となり、世界中でサンゴ礁が減少しています。
そこで恩納村では全国に先駆けて、約20年前からサンゴの養殖と植付けをスタート。2018年には「サンゴの村宣言」を掲げ、行政・村民・事業者が一体となって自然に優しい地域づくりを目指すさまざまなプロジェクトを開始しました。近年では年を追うごとにサンゴが増え、活動の成果がうかがえます。
SDGs達成に向けた取り組みを推進する恩納村で、サンゴの保全・育成のためのプログラムを実施しているのが、沖縄ダイビングサービス「Lagoon」です。ここでは、「Save the Earth, Save the Coral Reefs. 知ろう!学ぼう!楽しもう!」をコンセプトに、サンゴについて学び、シュノーケルやスキューバーダイビングを楽しみながらサンゴの植え付け体験ができるSDGsプログラムを実施しています。
サンゴを通じて海の環境を考え、守る宿泊プラン
沖縄県屈指のリゾートエリアに位置し、全客室がオーシャンビューの「カフーリゾートフチャク コンド・ホテル」が、恩納村の趣旨に賛同し、美しい海や豊かな生態系を保全、そしてサンゴ礁を拡げるために、「Lagoon」の「サンゴ苗作り体験プログラム」に参加できる宿泊プラン(2泊3日ビュッフェ朝食付き)を発売しました。
その内容は、「Lagoon」でサンゴに関するレクチャーを受けた後、養殖場の見学や苗作り体験を実施。プログラムの所要時間は1~1時間半ほどです。
このプランは、2022年8月31日の宿泊分まで予約を受け付けています。宿泊の2日目に体験プログラムへ参加するため、2泊以上の滞在が必要となります。また、有料の追加オプションで、シュノーケルやダイビングをしながら自分で作った苗を海に植え付けることも。
この夏は子どもから大人まで、サンゴ保全プログラムを通じてSDGsに対する意識を高めてみてはいかがでしょうか。
カフーリゾートフチャク コンド・ホテル
- 住所
- 沖縄県国頭郡恩納村冨着志利福地原246-1
- 総部屋数
- 全333室
- アクセス
- 【車】那覇空港より沖縄自動車道「石川IC」を経由して約60分