提供:Sitakke
2023年11月30日にオープンした、新さっぽろの新たな商業施設「BiVi新さっぽろ」。
4階建てのビルは、JRと地下鉄の駅に直結でアクセス抜群です。
ここに飲食や日用品の店など、34店舗が入ります。
再開発で生まれた、新札幌の新たなランドマークを徹底取材しました。
HBCの堀内大輝キャスターが向かったのは、2階飲食店のフロア。
20店舗が軒を連ねますが、お店のスペースや通路が広くてゆったりした印象です。
函館市に3店舗を展開している老舗のラーメン店、「函館麺や一文字」のおすすめメニューは塩ラーメン!
鶏ガラベースに、南かやべ産の高級昆布で取った和風だしを合わせた逸品で、函館に行かないと味わえなかった有名店の一杯が、新さっぽろで食べられるようになりました。
さらに、BiVi新さっぽろが一号店というお店も!
東京のフレンチシェフ監修の「Gentle Bagle(ジェントル・ベーグル)」
チョコやチーズなどの定番メニューのほかに、おすすめなのがベーグルサンドです。
テイクアウトしたら同じ2階にあるBiviパークへ。
実はこのBiVi新さっぽろの大きな目玉がこの「BiViパーク」。
開放的な空間が広がり、上を見上げると、空が!
まるで屋外にいるようなリアルさです。
天井の巨大ビジョンは空以外にもさまざまな映像を映し出すことができます。
さらに、レジャーシートも無料で借りられるため、先ほど買ったベーグルサンドを食べながら一休み。
ピクニック気分を楽しめます。
BiVi新さっぽろ
- 住所
- 北海道札幌市厚別区厚別中央1条6-3-3
- 営業時間
- 店舗によって異なる
- アクセス
- 【電車】JR「新札幌」駅および地下鉄「新さっぽろ」駅 10番出口直結
【車】道央自動車道「大谷地」IC、「札幌南」ICより約10分 - 公式サイト
- BiVi新さっぽろ
「副都心」が千歳・北広島との連携・発展へ
「新さっぽろ」は1970年代から、札幌の副都心として開発が始まりました。
しかし、ここ5年をみても、新札幌を含む厚別区の人口は減り続け、65歳以上の高齢者の割合が高まっています。
今回の再開発プロジェクト「マールク新さっぽろ」は商業施設や病院、マンションの建設のほか、地域の外から訪れる交流人口を増やそうと大学や専門学校、ホテルを誘致しました。
2023年7月にオープンしたホテルは、利用客が予想以上に多かったと話します。
特に、北海道博物館や、北広島のエスコンフィールドについての問い合わせが毎日のようにありました。
駅や商業施設に、通路で直結しているのもアピールポイントです。
都市開発に詳しい北海商科大学商学部の池ノ上真一教授は、今後の新さっぽろについて、ボールパークができた北広島市や、ラピダスが進出する千歳市に近い利点を生かした街づくりのビジョンを持つべきだと指摘します。
例えば、ラピダスの従業員が北海道に移り住むことになった場合。
札幌の都心よりも、新さっぽろの方が、千歳からのアクセス面から考えても連携を結びやすい立地環境といえます。
「新たな北海道の町のあり方とつながっていくことによって、北海道を形成する一つの重要な都市として、生まれ変わる・成長する可能性がある」と池ノ上教授は期待を寄せます。
新さっぽろでは、市営住宅跡地の再開発が5年ほど前から進んできました。
この再開発プロジェクトは「マールク新さっぽろ」と名付けられ、BiVi新さっぽろと分譲マンション、医療機関、ホテルが連絡通路で結ばれました。
また近くには大学と専門学校も開校しています。
池ノ上教授も触れていましたが、新さっぽろから苫小牧市にかけて大きなプロジェクトが目白押しです。
北広島市ではボールパークが開業。今後、千歳市にラピダスの半導体工場、苫小牧にソフトバンクのデーターセンターができます。
再開発が完了した新さっぽろ、今後どんな人の流れを生み、どう発展していくのか注目です。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年11月28日)の情報に基づきます。
※この記事は、2023年12月8日にHBC北海道放送のWEBマガジン「Sitakke」で公開された記事を転載したものです。