築100余年の数寄屋建築に泊まれる、京都・祇園のスモールラグジュアリーホテル「SOWAKA(そわか)」

京都「SOWAKA」客室

八坂神社や高台寺、清水寺が集まる人気観光地・祇園(ぎおん)エリアにあるスモールラグジュアリーホテル「SOWAKA(そわか)」。建物は、料亭だった築100年以上の数寄屋建築に、気鋭の建築家・魚谷繁礼(うおや しげのり)氏がモダンな息吹を吹き込んだもの。一文字瓦や格子、坪庭など、京町家の意匠を残しながら、洗練された現代建築のエッセンスを見事に取り入れています。

さらに、ミシュラン星付きレストランの京都初出店となる日本料理店を併設し、夕食・朝食でも伝統とモダンの融合を楽しめます。

「そわか」とは、インドのサンスクリット語で「幸あれ」の意。どんな幸がつまっているのか、宿泊してみました。

 

八坂神社すぐの場所に佇む「SOWAKA」

京都「SOWAKA」

「SOWAKA」があるのは、八坂神社の南楼門からすぐの場所。石塀小路や八坂庚申堂などに通じる、京都らしい石畳の通り沿いに佇んでいます。

京都「SOWAKA」

暖簾をくぐり、細い石畳を歩いて玄関へ。この瞬間から、観光客でにぎわう外の世界を忘れて、京の美意識がつまった非日常の世界に一気に引き込まれます。

京都「SOWAKA」ラウンジ

玄関を入り、誘われたのは、広々としたラウンジ。京町家は不思議です。入口は狭いのに、奥にこんな広い空間が広がっていたのかと驚かされます。

このラウンジは料亭の要である台所があった場所で、上の写真の右手前にある棚のような一角には、なんと井戸が隠されているのです。料亭時代から使われてきた井戸水は、現在でもレストランの料理や客室の水道に活用されています。

京都「SOWAKA」ラウンジ

また、タイルが施され、壺が飾られた下には、女中さんの部屋とつながっていたという地下通路への階段が。支度を済ませた女中さんが、お客さんの目に触れることなく、台所に移動できる工夫がされていたのですね。この時点で驚きがいっぱい。古き良き京都の美意識を、現代に見事に融合させた設計者の発想に心を奪われました。

京都「SOWAKA」

そんなラウンジでウェルカムドリンクをいただきながら、チェックインを済ませます。訪問した夏のこの日のドリンクは自家製のレモネード。お茶請けは、香り豊かな山椒あられと、京都発祥のビーントゥバーチョコレート専門店「Dari K(ダリケー)」のチョコレート。さわやかなオレンジピールとほろ苦いチョコのハーモニーがたまりません。

京都「SOWAKA」

そして、客室へ。この宿では玄関で靴を脱ぐのですが、スリッパは用意されていません。理由は、100年以上前に贅を尽くして建てられたこの建築を、床の感触からも味わってほしいから。廊下の床や天井は当時の素材を利用しているそう。
(客室にはスリッパが用意されています)

 

築100年超の数寄屋建築に泊まれる本館客室

SOWAKAは、築100年超の元料亭の建築をリノベートした本館と、新しく建てられた新館からなり、全23室ある客室は、1室ずつ趣きやレイアウトが異なります。大正後期~昭和初期に建てられた本館には、スイートからデラックス、スーペリア、スタンダードまで11の客室が。その中からいくつかご紹介します。

 

大広間を客室にしたスイートルーム、108「ガーデンビュー スイート」

京都「SOWAKA」客室

本館の魅力のひとつである数寄屋造りと庭園の美しさ。それを満喫できるのが、本館唯一のスイートルーム、108「ガーデンビュー スイート」です。97平米もの広さを持つ2間続きの客室は、料亭時代は「ほら貝の間」と呼ばれた大広間で、芸妓さんの踊りやお座敷遊びでにぎわったそう。ふすまなどにほら貝の意匠を見ることができます。

京都「SOWAKA」客室

客室は2階にあるため、葉を広げる庭の木々がちょうど目線の高さに。初夏のこの日は、ひときわ美しい新緑を見渡すことができました。この広い広縁は、芸妓さんや女中さんたちが行き来する通路だった名残りを感じます。

京都「SOWAKA」客室

廊下の奥にあるバスルームには、ヒノキの湯船。角の美しさにまでこだわり、木目がきれいに見えるように工夫したそう。

 

茶室付きのデラックスルーム、104「メゾネット茶室付」

茶の湯に発し、客人をもてなすためにさまざまな趣向を凝らした数寄屋造り。その醍醐味を堪能できる客室が、茶室をそのまま活かした104「メゾネット茶室付」。1階に茶室とベッドルーム、2階にバスルームと小部屋を備えたメゾネットタイプのお部屋です。

京都「SOWAKA」客室

まず、4畳ほどの小さな茶室。実はこの茶室と外を隔てているのは、1枚の障子だけ。夜は行灯の光だけで、障子の向こうから聞こえてくる庭園の水音に耳を傾け、静かに過ごしたくなります。一度として同じ音のない自然が織りなす水の調べ。気が付けば1時間以上、耳で涼を感じながら、古の茶会に思いを馳せていました。

京都「SOWAKA」客室

陽が高いうちは、障子を開けて、庭の緑を絵画のように眺めることができます。ちなみに、ガラス窓なしで冬は寒くないの?と思われるかもしれませんが、障子1枚でも外気をしっかり防いでくれるというから不思議です。冷暖房も完備されていますし、1年中、快適に静かな時を過ごせます。

京都「SOWAKA」客室

茶室の隣にあるベッドルーム。ここも外の世界を忘れるほど、とても静かな非日常の空間です。

京都「SOWAKA」客室

そして、この部屋のおもしろさはお風呂の造りにもあります。階段を上っていくと、目の前にヒノキの湯船が。

京都「SOWAKA」客室

横にはかつて「ひょうたんの間」と呼ばれた小部屋も。窓いっぱいに緑が広がり、秋の紅葉も見事なのだそう。明るいうちにお風呂に入って、湯上がりはここで絶景を味わいながら涼むのもまた贅沢な過ごし方です。

 

庭を心ゆくまで堪能できるデラックスルーム、103「デラックス ガーデンビュー」

京都「SOWAKA」客室

SOWAKA自慢の庭園を真正面に眺める唯一の客室、103「デラックス ガーデンビュー」。ここでは陽の光を浴びて青々と輝く、12:00~15:00頃の庭をじっくり観賞したいところ。連泊する人だけに許される贅沢です。

京都「SOWAKA」客室

欄間には、囲炉裏の煙に燻されてできた独特のつやを放つ煤竹(すすたけ)を活用。ガラス戸には、創建当時の大正ガラスがそのまま使われています。今では手に入らない、とても貴重なものに囲まれた一室です。

 

壁に伝統技法が光るデラックスルーム、107「名栗壁」

京都「SOWAKA」客室

本館に6室あるデラックスルームからもう1室、107「名栗(なぐり)壁」にも注目を。大広間だった場所に、京都の職人が仕上げた壁の「名栗」が光るお部屋です。

京都「SOWAKA」客室

「名栗」とは、木の表面をノミなどで削って表情を出す伝統技法。直線が多い空間に、カーブを施した名栗壁がやわらかさをもたらしています。灯りに照らされ、名栗の表情が美しく浮かび上がります。

 

遊び心あふれるスーペリアルーム、105「ガーデンビュー スキップフロア」

京都「SOWAKA」客室

本館に3室あるスーペリアルームのうちの1室、105「ガーデンビュー スキップフロア」は、ドアを開けた瞬間、誰もが「!?」となる驚きにあふれたお部屋です。

京都「SOWAKA」客室

入口を入ると、まず畳の間が。その奥、数段下がったところにはベッドルーム。さらに奥に進むと、地下に下りる階段が現れます。

京都「SOWAKA」客室

その階段を下りた先には、なんとバスルームが! この部屋は料亭時代、女中さんが寝泊まりしていたところで、ここから地下で台所(最初に登場した現ラウンジ)とつながっていたそう。質素だった部屋をこんなおもしろい吹き抜け空間に変えた設計者のイマジネーションに脱帽します。

 

和モダンきわだつ新館客室

SOWAKAの開業にあわせて新しく建てられた新館には、ジュニアスイートからデラックス、スーペリア、スタンダードまで12の客室が。もちろん、新館もそれぞれに趣きが異なり、ドアを開けると驚きが待っています。

 

半露天風呂付きのデラックスルーム、205「坪庭ビュー 露天風呂」

新館に7室あるデラックスルームのひとつ、205「坪庭ビュー 露天風呂」。天井から足元まで高さ約4mもの大きな窓からは、専用の庭を望み、スタイリッシュな中にリゾート感も漂います。

京都「SOWAKA」客室

お風呂は、坪庭に臨む半露天風呂とシャワールームが。御簾の向こうから吹く夜風を感じながら、開放的なバスタイムを楽しめます。

京都「SOWAKA」客室

室内にはアンティークの薬箪笥や小箪笥などを置き、モダンな空間に使いこまれた「用の美」を取り入れたセンスにも心ときめきます。

京都「SOWAKA」客室

入口横には、文机を配した畳のスペースも。こんな空間があるなら、ふだんは筆不精でも旅の思い出をしたためたくなります。

 

蔵の中のような静けさが魅力のデラックスルーム、211「坪庭ビューバス 東山ビュー」

京都「SOWAKA」客室

新館デラックスルームの211「坪庭ビューバス 東山ビュー」は、入った瞬間、窓が見当たらず、まるで蔵の中にいるような静謐さを感じます。家具を左右対称に配し、両サイドの屏風のような大胆なアートが印象的。外の世界から離れて、ゆっくり落ち着ける一部屋です。

京都「SOWAKA」客室

壁のアートの片方は実はふすまのように開き、中には張り出し窓が隠されていました。窓からは京都らしい東山の風景を望みます。

京都「SOWAKA」客室

ベッドルームとは対照的に、大きな窓をしつらえたバスルーム。坪庭を眺めながらの贅沢なバスタイムが叶います。

 

京町家らしさ満点のデラックスルーム、208「坪庭ビュー 縁側付」

京都「SOWAKA」客室

208「坪庭ビュー 縁側付」は、京町家らしい奥に細長い空間で、壁一面が窓になっています。部屋のどこからでも坪庭を見ることができ、その眺めはまるで一幅の絵画のよう。

京都「SOWAKA」客室

ベッドルームとバスルームの間には縁側。茶室に結界をはるための止め石も置かれ、ここにも茶の湯の精神が遊び心とともに存在していました。

SOWAKAにはこのほかにもユニークな客室がそろっています。宿泊した際には、建物の歴史やデザインのこだわりなどをスタッフの方に聞いてみると、より有意義な滞在になるはずです。

 

京都の上質なものと出合えるアメニティ

京都「SOWAKA」アメニティ

SOWAKAでは客室内の設備やアメニティは、Made in 京都のものをそろえています。例えば、ヘア&スキンケアアイテムは、芸舞妓の髪飾りやつげ櫛などを扱う1865(慶応元)年創業の老舗、祇園の「かづら清老舗」のもの。オーガニックの椿油を配合したシャンプー・コンディショナーや洗顔、化粧水、保湿クリーム、美容液マスク、オイル、石鹸は、使ってみると髪もお肌もしっとり。京都の上質なものにふれるよいきっかけになります。

 

京都「SOWAKA」アメニティ
京都「SOWAKA」アメニティ

ほうじ茶や煎茶は「祇園辻利」、コーヒーは京都の老舗喫茶店「イノダコーヒ」、紅茶は京都府最大のお茶の産地・和束町(わづかちょう)のクラフト紅茶が用意されていました。

さらに、うれしいのが冷蔵庫の中のドリンクもフリーなこと。ソフトドリンクやお酒のほか、「Dari K」の生チョコレ―トまで入っています。これらもすべてMade in 京都。この地を知ってほしいという想いが伝わります。

 

京都「SOWAKA」客室

ほか、ベッドのマットレスは、京都三条にある1830(天保元)年創業の高級寝具店「イワタ」のもの。カシミヤやキャメルなどの高級天然毛を贅沢に使用し、心地よい弾力が魅力です。Bluetoothスピーカーは北山杉を使い、職人がひとつずつ手作りした「Kyoto Natural Factory」のもの。

もし気に入ったアイテムがあれば、スタッフの方に相談してみると、お店の紹介、アポ取りまで対応してもらえます。実際にお店に足を運び、自分の目で見て聞いて選ぶ――。そんな京都のものとの出合いも、SOWAKAでは演出してくれます。

 

東山を見渡すルーフバルコニーで夕涼み

京都「SOWAKA」ルーフトップテラス

本館屋上にはルーフバルコニーがあり、ここでコーヒーやビールなどを飲むこともできます。

遠くの山には「京都五山送り火」の船形と左大文字、目の前には東山や祇園の街並みが広がります。寺院のほか、民家の瓦屋根も連なり、観光地でありながら、人々が生活を営むひとつの町であることも見えてきます。街に溶けこみ、暮らすように滞在していることを実感しました。

 

ミシュラン星付きの日本料理店「ラ・ボンバンス」で夕食

京都「SOWAKA」夕食
「ラ・ボンバンス」オーナーシェフ・岡元信氏(左)と「ラ・ボンバンス祇園」料理長・瓜守忠彦氏(右)

SOWAKAの魅力は、京都の歴史や文化を満喫できる空間だけではありません。10年連続でミシュランの星を獲得した東京・広尾の日本料理店「ラ・ボンバンス」の祇園店を併設し、食事も魅力のひとつ。京都の食材をふんだんに用い、伝統を重んじながらも独創性に富んだ日本料理をいただけます。

京都「SOWAKA」夕食

席について、注目せずにはいられないのがおしながき。暗号のような文字が並んでいます。料理が運ばれてくるまで、これは何と読むのだろう…?と謎解き。料理を待つ時間さえ楽しんでほしいという想いが感じられます。

メニューは月替わりで、今回は7月の夏らしいコースをいただきました。

まず登場したのは「1:09 天プラ」と書かれた料理。梶の葉を取ると、現れたのはイチジクの天ぷら。つまり「1時9(イチジク) 天ぷら」! イチジクを天ぷらでいただくのは初めてで、1皿目からシェフの創造性に感動します。

横にはキャビアを乗せたささみの天ぷらが。キャビアの塩味がささみとよく合います。ほおずきの中には、ひと口サイズの松茸のてまり寿司が入っていました。

京都「SOWAKA」夕食

続いては「見る Food 木木木」。この正体は、見る=see、木木木=森=盛りと読んで、シーフードの盛り合わせ。

鯛の昆布〆めはトマトジュレの酸味が味の変化を誘い、サーモンは甘夏の酸味が広がるあさりのスープとともにいただきます。写真右のお皿は、京都の夏の風物詩、鱧(はも)の湯引き。オーロラソースがふくよかな風味を加えています。上にのった大根の飾り切りや、鯛に添えられたハート型の紅芯大根などにも職人技と遊び心を感じます。

京都「SOWAKA」夕食

次に登場したのは「八8蜂ハチ鉢⑧」。おしながきには、少し小さめの文字で書かれていましたが、料理を見た瞬間に納得。いろいろな小さいはち(鉢)という意味だったのです。

京野菜の万願寺唐辛子とじゃこの炊きもの、カボチャと桜エビのガーリック炒め、小芋のずんだあんかけなど、美しい多彩な料理が目も舌も楽しませてくれます。ちょっとずついろいろ食べられて大満足。3品目にして、相当な品数を味わった気がします。

「可も成す 熱上げ」=加茂なすの厚揚げ、「魚日四又 素Men」=鰻の白焼きがのったそうめんが続きます。

京都「SOWAKA」夕食

次は「水 三竜」。これは簡単!「水滝」、つまり水炊きです。わかったときの喜びたるや、テーブルが盛り上がりました。この水炊き、京都産の赤地鶏の旨味たっぷりのだしが、冬瓜と湯葉に染み込んで絶品。

京都「SOWAKA」夕食

さて、次はメインのお肉料理「64射部」。これも簡単、蒸ししゃぶです。陶板の上でしゃぶしゃぶし、トマトチリソースや粒マスタード、トリュフ塩とともにいただきます。上質な牛ロースはさっと熱を加えるだけでOK。とろけるようなやわらかい食感、トマトチリソースでいただく斬新さにまた感動します。

京都「SOWAKA」夕食

次は「十リ Zoo 睡」。先ほどの水炊きのだしで炊いた鶏雑炊が登場。これも絶品! 鶏の旨味とトリュフオイルの豊かな風味が口いっぱいに広がります。

京都「SOWAKA」夕食

最後は「De TheーTo」、デザートです。バラの花びらをあしらったブランマンジェやメロンのロールケーキ、かわいらしいおいりを添えた琥珀に、桃のコンポート。琥珀の外側はシャリっとした食感で、薄氷のような繊細さを感じさせます。伝統と革新が融合した独創的な記憶に残る数々の料理は、メニューの謎解きとともに、旅の思い出にしっかりと刻まれました。

 

また、食後の飲み物には、ニューヨーク発のプレミアムティーブランド「HARNEY & SONS(ハニー&サンズ)」のフレーバーティーもラインナップ。京都でHARNEY & SONSを提供するのはここが初なのだそう。

ラ・ボンバンス祇園は、15:00~17:30の間、「ソワカカフェ」として営業していて、HARNEY & SONSの紅茶や、SOWAKA近くにお店を構えるベルギー発のショコラブティック「Madame Delluc(マダム ドリュック)」のアイスクリームなどが味わえます。観光中のひと休みに立ち寄ってみるのもおすすめです。

 

夜のひとときをバーで過ごす

京都「SOWAKA」バー

本館にはバーもあり、夕食後、ここでもう少しお酒を楽しむのもおすすめです。100年以上の歴史ある建物の中で、畳に座って、坪庭を眺めながらグラスを傾ける――。SOWAKAならではの贅沢な夜のひとときです。

 

朝、清水寺まで散歩に

八坂の塔

SOWAKAから清水寺まで歩いて15分ほどと聞き、朝食前に散歩してみることに。

清水寺に至る八坂の塔や産寧坂周辺、朝は観光客の姿はほぼ見当たりません。ここに暮らす人たちが花に水をあげたり、犬の散歩をしたり、あいさつを交わしたりする普段着の京都に触れられました。

 

京都の食文化を堪能できる朝食

朝食も夕食と同じく「ラ・ボンバンス」で。和食と洋食から選べ、どちらも京都の豊かな味わいが楽しめます。

和食は、3段のお重に銀だらの西京焼きやだし巻き玉子、ふぐのお造りなどが並びます。豆腐の蒲焼や、滋賀県近江特産の赤こんにゃくなど、精進料理風の料理も。朝食の時間にあわせて土鍋で炊きあげるご飯もふっくらとおいしく、締めは削りたての鰹節と五色あられをのせてお茶漬けにしました。

京都「SOWAKA」朝食

和食・洋食どちらにもついているフルーツサラダにも注目を。フルーツにのっているのは、一から手作りしたという自慢の寒天。その弾力にびっくりします。

パン好きには洋食は絶対に見逃せません。なんといっても、京都の老舗ベーカリー「進々堂」のパンを炭火で焼いて、エシレバターで味わえるというのですから。さらに、北野天満宮近くにあるコンフィチュール専門店「北野ラボ」のジャムが小瓶入りで3種類も添えられています。

サラダ、目玉焼き、グラノラや搾りたてのオレンジジュースなどもついて、お腹いっぱいに。全国屈指のパン消費量、パン屋店舗数を誇る京都。京都らしい朝食は、和食だけではないのです。

 

京都「SOWAKA」

数寄屋建築に泊まり、100年以上の歴史を刻んできた柱や床に触れ、庭の水音を聞き、京都のおいしいものや上質なものを堪能した1泊2日。たくさんの五感に響く幸せな体験ができました。「SOWAKA」なら、本物の京都の伝統や文化に浸る旅を叶えてくれます。

 

SOWAKA

住所
京都府京都市東山区清井町480
アクセス
京阪「祇園四条」駅より徒歩約10分、阪急「京都河原町」駅より徒歩約14分
「京都」駅よりタクシーで約15分
駐車場
なし
チェックイン
15:00(最終チェックイン22:00)
チェックアウト
11:00

撮影:福羅広幸 取材・文:田村のりこ

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