「瀬長島ウミカジテラス」は海中道路で沖縄本島と結ばれている離島「瀬長島」に位置するリゾート感たっぷりな観光スポット。今回は瀬長島を中心に、2020年にオープンの「DMMかりゆし水族館」や沖縄最大級の「オリオンECO美らSUNビーチ」、豊崎エリアのアウトレットモールや道の駅などをご紹介。那覇空港利用の前後に立ち寄る観光スポットとしてもおすすめです。
那覇空港近くのリゾート「瀬長島ウミカジテラス」の魅力
瀬長島とは
沖縄本島の西側、約600mの海域に位置する瀬長島は周囲約2kmの小さな離島。那覇空港の南側にあり滑走路も海を挟んですぐ目の前。離発着する、様々な航空機を間近に見ることができるので、飛行機好きの方にもおすすめの場所です。
島の西側には、島一番の人気観光スポット「瀬長島ウミカジテラス」があり、グルメやスイーツ店、土産店が並びます。また、丘の上にある「琉球温泉 瀬長島温泉ホテル」では、日帰り入浴も楽しめます。
子宝岩
瀬長島西側の波打ち際に佇むように立つ子宝岩。岩の正面には穴が上下に2つ開いており、男の子が欲しければ上の穴、女の子なら下の穴へ小石を投げ入れて願掛けをするという習わしがあったそう。
瀬長島の遺構の多くは戦後に破壊されているため、この「子宝岩」は現地の人たちの聞き取り調査をして復元されました。 高さは約5.4m、幅約4.6m、奥行き2.5mの迫力ある大きさで、現在でも小石を投げ入れている人の姿を見ることができます。
瀬長島ウミカジテラス
島の傾斜を利用し、白亜の店舗が並ぶ様は「日本のアマルフィ」と異名を誇るほど。海がすぐ近くにあるため開放感にあふれ、この上ないリゾート感が味わえます。スイーツやグルメ、雑貨など約45店が軒を連ねているので、散策しながらショッピングや食事が楽しめます。
また、エリア内に点在するフォトスポットも見逃せません。なかでも目を引くのはサンゴ礁や熱帯魚に囲まれた「幸せを運ぶイルカ」。ほかにも、「幸せを呼び込むブーゲンビリアの階段」や、海を眺める木のブランコなどがあります。
さらに、瀬長島温泉を利用した足湯が用意され無料で利用できます。旅の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。
「瀬長島ウミカジテラス」は、那覇空港から約6km。レンタカーや車で約15分の距離ですが、国道331号など交通量の多い道路を通るため、時間に余裕を持ってでかけましょう。公共交通機関でもアクセス可能で、那覇空港から路線バス「ウミカジライナー(東京バス運行)」に乗車して約20分で到着します。
瀬長島ウミカジテラス
- 住所
- 沖縄県豊見城市瀬長174-6
- 開館時間
- 10:00~21:00(店舗により異なる、一部店舗は翌2:00まで営業)
- 休館日
- なし(店舗により異なる)
- 公式サイト
- 瀬長島ウミカジテラス
瀬長島47STORE
瀬長島ウミカジテラスの入口ともいえる場所に店を構え、店名には「47都道府県と海外の方に沖縄の良いものを提供する」という想いが込められています。
取り扱う商品は沖縄定番のお土産から、ブタの背皮を使用したスナック菓子「TONPI」など、あまり知られていない沖縄の商品まで幅広く、なかでもお菓子類がお土産に人気。最近ではココナッツオイルを使用した「プレミアムゴーヤーミックスポップコーン」(464円)が好評です。
その他、沖縄県産の茶葉を使用した「美ら花(ちゅらばな)紅茶」はパッケージの美しさも相まって女性人気の高い商品。沖縄を代表するハーブの月桃(げっとう)とシナモンをあわせた「月桃ブレンド」(1,890円~)、優雅な芳醇な香りでしっかりとした甘みとコクが味わえる「クラシック」(1,990円~)、トロピカルな甘酸っぱさが特徴の「ハイビスカスブレンド」( 1,890円~)の 3つのフレーバーがあります。
47STORE
- 住所
- 沖縄県豊見城市瀬長174-6 店舗番号1
- 開館時間
- 10:00~21:00
- 定休日
- なし
po egg Okinawa(ポーエッグ・オキナワ)
豚肉などを調味料で味付けした缶詰「ポークランチョンミート」を使用した沖縄のソウルフード、「ポークたまごおにぎり」の専門店。定番商品から変わり種まで、全17種類のポークたまごおにぎりを揃えています。
沖縄のブランド豚、アグー豚を店独自の生ショウガダレで漬け込んだ「厳選アグー豚ジンジャー焼」(700円)が一番人気。頬張るとアグー豚の旨味が口の中いっぱいに広がります。ショウガダレとポークランチョンミートの塩加減もベストマッチ。「まぐろアボカドわさマヨ」(600円)は沖縄県産マグロをふんだんに使用。アボカドとわさびマヨネーズとの相性も抜群です。
po egg Okinawa(ポーエッグ・オキナワ)
- 住所
- 沖縄県豊見城市瀬長174-6 店舗番号6
- 開館時間
- 10:00~21:00(L.O.20:00)
- 定休日
- なし
iii(スリー)
2022年6月にオープンした、かき氷専門店。かき氷の種類は6種類。いずれも氷の温度を最適に調整。柔らかでフワ~とした、かき氷の食感に驚きます。エスプーマ(泡)にもこだわり、この店のかき氷を特徴付けています。
「沖縄シークヮーサー」(900円)は、沖縄県産の柑橘類、シークヮーサーのエスプーマを盛り付けた一品。クリーミーでありながら爽やかな風味が楽しめます。
花が咲いたような美しい「苺ミルフィーユ」(1,200円)。沖縄など季節によって最適な産地のイチゴを使用したソースは、提供するその日に手作りするというこだわりよう。フレッシュなイチゴの風味が楽しめます。氷の中にはパイとカスタードが入り、サクサクとした食感が楽しめます。
iii(スリー)
- 住所
- 沖縄県豊見城市瀬長174-6 店舗番号3
- 開館時間
- 10:00~21:00(L.O.20:30)
- 定休日
- なし
近隣エリアのアウトレットモールや道の駅も散策
沖縄アウトレットモールあしびなー
2022年12月で開業20周年を迎えるアウトレットモール。南国特有の開放感が漂い、ショッピング気分も盛り上がります。国内外100を超える有名ブランドが揃い、旅先での現地調達にも便利です。
那覇空港から約15分とアクセスしやすいので空港利用の前後に利用するのもおすすめです。
また、最近では、ウォールアートがフォトスポットとして人気を集めSNSなどで話題に。全部で7種類(2022年10月現在)のウォールアートがあり、ショッピングの合間にアートな作品を見つけ歩くのも楽しみです。
沖縄アウトレットモールあしびなー
- 住所
- 沖縄県豊見城市豊崎1-188
- 開館時間
- 10:00~20:00(レストランは20:30)
- 休館日
- なし
- 公式サイト
- 沖縄アウトレットモールあしびなー
道の駅 豊崎 JAおきなわ食菜館「とよさき菜々色畑」
沖縄アウトレットモールあしびなーから車で数分と近く、道の駅としては日本最西端に位置する「道の駅豊崎」。豊見城市の観光情報や道路状況を提供する「道路情報センター」、レンタカーステーションなど、観光拠点としても注目を集めています。また隣接するJAおきなわ食菜館 「とよさき菜々色畑」では特産品などを販売しています。
豊見城市は全国でも有数のマンゴーの産地として知られ、マンゴー収穫の最盛期となる6~9月には、店中に贈答用のマンゴーが並びます。ケーキやプリンなどマンゴーの加工品も多数揃えているので、ご当地のお土産としておすすめ。
また、JAの女性部が工夫を凝らした総菜やお弁当が地元客にも人気です。店内の一角には食堂「笑輪咲(わらわさー)」もあり、本ソーキそば(850円)などの沖縄料理をその場で味わうこともできます。
フレッシュな「生マンゴージュース」(600円)や、沖縄のスイーツ「サーターアンダギー」(50円~)などデザートなどもあります。
道の駅 豊崎 JAおきなわ食菜館 「とよさき菜々色畑」
- 住所
- 沖縄県豊見城市豊崎3-86
- 開館時間
- 9:00~18:00(食堂は10:00~14:00)
- 定休日
- 1月1日~3日、ほか年二回(食堂は水曜)
- 公式サイト
- 道の駅 豊崎 JAおきなわ食菜館 「とよさき菜々色畑」
水族館や白砂のビーチにも注目
イーアス沖縄豊崎
イーアス沖縄豊崎は、沖縄最大級のビーチ「オリオンECO美らSUN(ちゅらさん)ビーチ」のすぐ近くに位置する大型ショッピングモール。「DMMかりゆし水族館」や、屋上型テーマパーク「DINOSAUR BBQ&PARK 沖縄 STEM RESORT」などのレジャースポットも併設しています。
館内に入ると吹き抜けの大ホール、ビーチサイドには開放的なテラス席などがあり、ゆったりとした気分でショッピングが楽しめます。
また、ステーキやタコライス、ハンバーガーなど沖縄グルメが楽しめる「ストリートフード」があり、ランチや気軽なディナーに便利です。
イーアス沖縄豊崎
- 住所
- 沖縄県豊見城市豊崎3-35
- 営業時間
- 10:00~21:00(飲食施設は11:00~22:00 ※店舗により異なる)
- 定休日
- 不定休
- 公式サイト
- イーアス沖縄豊崎
DMMかりゆし水族館
最新の映像表現と空間演出を駆使した新しいカタチのエンターテインメント水族館です。沖縄本島北部の大自然を再現した「やんばるの森」、ナマケモノなどの動物が飼育されている「ゆいゆいズー」など、水族館とは思えない展示にも驚かされます。
なかでも圧巻なのが「バーチャルあしびなー」。高さ約3mもある巨大なアクリルパネル5枚に、ジンベエザメやダイオウイカなどが映し出され、その迫力ある姿に思わず息をのむほど。
その他にも、床一面がガラス張りで、海面の上を歩いているような気分が味わえる「ちゅらみなも」や、実際の時間と連動して、昼間・夕方・夜と背景が変わり、晴天や雨天などにも刻々と移り変わる「うみかじドーム」など、見どころたっぷり!
「DMMかりゆし水族館」は「瀬長島ウミカジテラス」から約2km。車で約5分、路線バス「ウミカジライナー(東京バス運行)」の利用で約10分の距離に位置します。
DMMかりゆし水族館
- 住所
- 沖縄県豊見城市豊崎3-35イーアス沖縄豊崎別館(2F)
- 開館時間
- 10:00~21:00、金~日曜、祝前日、祝日は~20:00(最終入館は営業終了時間の90分前)※金~日曜、祝前日、祝日は「とよさきMusic SAKA-Bar」「ナイトツアー」を開催。詳細は公式サイトの営業カレンダーを参照。
- 定休日
- なし
- 入館料
- 大人(18歳以上)2,400円、中人(13~17歳)2,000円、小人(4~12歳)1,500円
- チケット予約
- DMMかりゆし水族館 Eチケット【楽天ポイントが貯まる・使える】
オリオンECO美らSUNビーチ
豊崎エリアの西の端に広がるビーチ。砂浜の全長は約700mと沖縄最大級。那覇空港から近いため、帰路につく前にひと泳ぎすることも叶います。遊泳だけでなくバナナボートやシーカヤックなどのマリンレジャー、BBQエリアもあり夏のトップシーズンには多くに人でにぎわいます。
管理棟のすぐそばには、巨大なネットが張り巡らされたアスレチック場「ちゅらネットパーク」もあります。海に入れないシーズンは、ここで遊ぶのもおすすめです。
オリオンECO美らSUNビーチ
- 住所
- 沖縄県豊見城市豊崎5-1
- 遊泳期間
- 4~10月
- 遊泳時間
- 9:00~18:00(7、8月は19:00)
- 遊泳料
- 無料
- 定休日
- なし
- 公式サイト
- オリオンECO美らSUNビーチ
ちゅらネットパーク
- 住所
- 沖縄県豊見城市豊崎5-1
- 営業期間・予約
- 公式サイトを確認
- 遊泳料
- 大人(15歳以上)1,500円、小人(6~14歳)1,000円、3~5歳500円
- 公式サイト
- ちゅらネットパーク
兄ィニィの丘
オリオンECO美らSUNビーチの最も南側にある小高い丘。2006(平成18)年公開の映画『涙そうそう』のロケ地跡に整備されました。丘の上からはビーチの全景、さらにその向こうには瀬長島を見ることができます。
兄ィニィの丘
- 住所
- 沖縄県豊見城市豊崎5-1
- 営業時間
- 6:00~22:00
- 定休日
- なし
沖縄の玄関口、那覇空港の南側に点在する観光スポットをご紹介しました。ここの魅力はなんといっても那覇空港からのアクセスの良さ。「沖縄到着後、ひとまずリゾート気分を堪能した」、「帰りの飛行機の時間まで余裕ができた」という時にも出かけやすいのが魅力です。もちろんこのエリアのホテルに宿泊して、時間をかけて楽しむのもおすすめです。
<沖縄旅行を楽しむ関連情報>
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取材・文/伊東 一洋(トラベローグ) 撮影/仲本 潤