旅の楽しみ方

熱田神宮でパワーを授かる!名古屋立ち寄り散策スポット

あの織田信長も桶狭間の戦いの前に必勝祈願に訪れ、古くからそのパワーは実証済みの「熱田神宮」。三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)が祀られた由緒ある神社です。たくさんの神社が集まる広い境内の中でも、とにかく壮大なパワーを感じる本宮をはじめ、美肌や、仕事・恋愛の勝負運を授かるスポットなど、特にお参りしたい社殿に的を絞ってご紹介します。
境内散策のあとには、レトロな街並みが残る「熱田神宮商店街」で、おしゃれなカフェやスイーツも。雰囲気抜群のインスタ映えを狙えるかも! 名古屋駅から電車で約10分とアクセスも便利な熱田神宮周辺へ出かけてみましょう。

1900年の歴史が息づく熱田神宮

熱田神宮

毎年全国から多くの人が訪れる熱田神宮。地元では、「熱田さん」と呼ばれ親しまれています。
名古屋駅からだと、JR東海道本線で「熱田」駅、もしくは名鉄で「神宮前」駅を下車。いずれも乗車約10分とアクセスも手軽で、名古屋を訪れる観光客に人気のスポットです。

熱田神宮の由来

今から約1900年前、三種の神器の一つである草薙神剣が祀られたことを起源とする熱田神宮。草薙神剣は元々、ヤマタノオロチという山の荒神(あらみたま)の体内にあったもので、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟である素戔嗚尊(すさのおのみこと)がオロチを退治したときに出現したものといわれています。

「薙」は「薙ぎ払う」を意味しており、迷いや煩悩など負の要素を剣で斬り捨てて、本当に必要なものを打ち立てる意思と力の象徴です。そんな神器が祀られた熱田神宮のパワーにあやかろうと、天下分け目の戦いに挑む多くの武将も訪れていました。 時代をも左右するようなパワーを与え続けてきた熱田神宮。神剣の気により境内の邪気が払われていると言われ、とても清々しい力を感じます。

いざ、パワーを授かる境内散策へ!

名鉄神宮前駅

それでは、さっそく境内の散策へ! 熱田神宮へは、名鉄神宮前駅とJR熱田駅から近い「東門」と、地下鉄神宮西駅から近い「西門」、地下鉄伝馬町駅から近い「南門」という3つの入り方があります。

熱田神宮 東門

おすすめは名古屋駅から1本で来ることができる名鉄神宮前駅かJR熱田駅を出て東門から入るルート。駅西口のすぐ前にある横断歩道を渡り、しばらく歩くと鳥居が見えてきます。一礼してから境内の中へ進みましょう。

熱田神宮 参道

約19万平方メートルもある敷地の中には、本宮をはじめ、別宮、摂社、末社など多くの神社が鎮まっており、見どころが満載です。

熱田神宮 境内

広い境内なので、授与所などで無料でいただける案内図を参考にしながら回ると便利です。案内図をみると、右手に見える東門は、東西に走る参道と南北に走る参道がぶつかる地点に近く、どの神社に参拝するにもアクセスがいい場所になっています。

熱田神宮 手水舎

東門をまっすぐ進み南北を通す大きな参道にあたったら、右に曲がったところにある「手水舎(ちょうずや)」で、まずは参拝前に身を清めます。

熱田神宮 大楠

手水舎のすぐ近くに、弘法大師が植えたといわれている「大楠」があります。熱田神宮の境内には全部で7本の大きな楠があり、その1本。幹回りは約7メートル、高さ約20メートル、樹齢約1000年と言われている大木は迫力満点です。

まずは神様へ参拝のご挨拶を。熱田大神が鎮まる本宮

熱田神宮 参道

参道を北へ進み、「本宮」へ向かいます。
参道はじゃり道だけでなく、両サイドに整備された舗装路もあり、歩きやすくなっています。背の高い木が生い茂るため、少しひんやりした空気を感じ、夏でも涼しく外の喧騒を忘れさせてくれるから不思議です!

熱田神宮 本宮

本宮に到着したら、石段を上り拝殿の前で二礼二拍手一礼、神様にご挨拶を。
奥に見える御本殿に鎮まる「熱田大神(あつたのおおかみ)」は、草薙御剣を御霊代(みたましろ)としてよせられる天照大御神のことです。その他、素戔嗚尊や日本武尊(やまとたけるのみこと)など五神(ごしん)様も祀られる、熱田神宮で最も神様が集われる場所。お参りの際には心を静め、熱田神宮最大級のパワーを感じてみてください。

2012年までは非公開だった、神聖な小径へ

熱田神宮 こころの小径

続いては、本宮の左手から伸びる「こころの小径(こみち)」に向かいます。

この小径は、天照大御神がお持ちの力の中でも、荒々しい力を発揮する荒魂が鎮まっている「一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)」に続く参道。さらに本宮の脇を通る道であることから、2012年までは一般立ち入りが禁じられていた大変神聖な場所です。心して進みましょう。

熱田神宮 こころの小径

現在は立ち入り可能となっているものの、入場時間は9~16時と制限があり、写真撮影、飲食等は禁止。天照大御神のお力を感じることだけに集中して進むと、不思議と壮大なパワーが湧いてくるような気持になります。ぜひご自身で、確かめに訪れてみてください!

女子にはうれしい!美肌と目にご利益がある清水社

熱田神宮 清水社

一之御前神社から、こころの小径の木立をさらに進むと現れるのが、「清水社」です。
水の神である「罔象女神(みずはのめのかみ)」が祀られており、平景清という武将が目を患った際、清水社の湧き水で目を清め治癒したという伝説があることから、目の神様としても知られています。

熱田神宮 清水社

湧き水は、社殿の背後に。柄杓を使って、奥にある石塔にパシャっと3回かけてみてください。願い事をしながらかけると、叶うと信仰されています。

さらに、水をかけたこちらの石塔、世界三大美女の一人である楊貴妃にゆかりがあるという伝説があります。絶世の美女にあやかりこの湧水で肌を洗うと、美肌になるとも。水をすくって自分の頬にこちらも3回、パタパタとつけてみてくださいね。

仕事に恋愛に…勝負運をアップしたいなら、信長塀

熱田神宮 信長塀

こころの小径を出て南に進むと、「信長塀」が見えてきます。
織田信長が桶狭間の戦いに出陣する前、熱田神宮に勝利を祈願しに訪れていました。その後、勝利を収めた信長がお礼に奉納したのがこの塀でした。境内敷地中央を走るメインの参道をまたいで左右に広がる土塀は、壮観な信長の人柄を表すようです。

そのストーリーから、勝負運を祈願しに訪れる人も多いパワースポットとしても有名です。信長の武運にあやかり、会社での出世、プロポーズや恋のライバルとの勝負など、荒波を勝ち抜くパワーを授かりましょう。

旅行中の安全を祈願!下知我麻神社をお参り

熱田神宮 下知我麻神社

最後に、旅行中の安全を祈願できるスポットへ立ち寄りましょう。境内敷地の北西の端に位置する「下知我麻神社(しもちかまじんじゃ)」です。一旦西門から外に出て、伏見通り沿いを進むのがスムーズ。通りに面した場所に鳥居を構えています。

ここには、尾張の国にゆかりのある「真敷刀俾命(ましきとべのみこと)」という神様が鎮まっており、古くから東海道や佐屋街道に面していたことから、旅人が安全祈願に訪れました。この旅行も無事に守られるよう、祈願しましょう。

熱田神宮 旅行守

熱田神宮の授与所では、下知我麻神社にちなんだ、国内旅行や海外旅行の安全を祈願する旅行守(初穂料に1,000円)も受けられます。

パワースポット番外編!境内で「神鶏」に会える!?

熱田神宮 鶏

ここまで社殿をめぐってきましたが、熱田神宮の境内を歩いているとこんな可愛らしい出会いも! なぜ鶏がすみついたのかは不明とのことですが、参拝者からは「神鶏」とも呼ばれ親しまれています。偶然出会えたら何かご利益がありそうな気がしてしまいますね。

熱田まつりなど、年間約70もの行事が!

熱田神宮 熱田祭り

熱田神宮では、年間約70もの神事・祭典が執り行われています。その大半が日々の暮らしにゆかりがあると言い、地域の鎮守様としての親しみを感じます。

中でも、毎年6月5日に行われる「例祭(熱田祭り)」は天皇陛下のおつかい(勅使)が参向され、最も重要な祭りと位置付けられているものです。神事はもちろん、夕闇に献灯巻わらが浮かび上がったり、神宮公園から花火が約1,000発も上がったりと、とても盛り上がりを見せる地元の夏の風物詩となっています。

熱田祭り

開催日
毎年6月5日開催
内容
10:00~祭典、境内では終日武道や芸能、夕刻より献灯まきわらが点灯、19:30頃より神宮公園から花火が約1,000発上がる

日々、どの社殿でどんな神事や祭典が行われているかは、公式Webページでも確認できますので、訪れる日程に合わせてぜひチェックしてみてください。

熱田神宮

住所
名古屋市熱田区神宮1-1-1
アクセス
名鉄「神宮前」駅より徒歩約3分、JR「熱田」駅より徒歩約10分
祭典・神事の詳細
熱田神宮公式ページ (別ウィンドウで開きます)

 

参拝後は、昭和レトロな「熱田神宮前商店街」でひと息

熱田神宮商店街

熱田神宮でたくさんのパワーを授かったら、併せて訪れたいのが「熱田神宮商店街」です。
熱田神宮の東門と、JR熱田駅・名鉄神宮前駅の間に広がるレトロな雰囲気たっぷりの商店街です。

熱田神宮商店街 神宮小路

昔ながらの喫茶店や食堂、居酒屋と、町並みはとてもノスタルジック。特に、大通りから一歩入ったところにある「神宮小路」は昭和の雰囲気が息づくディープなスポットで、レトロな色遣いやフォントには思わずカメラを向けたくなります!

散策後の休息のおともにぴったりな優しい甘さのメロンパン

熱田神宮商店街 焼きたてメロンパン POPO

レトロな雰囲気の商店街には、たくさん歩いた後にうれしいスイーツやカフェなどのお店も営業中。

まず訪れたいのは、食べ歩きにもちょうどいいメロンパンの専門店「焼きたてメロンパン POPO」。17年もの間、地元の人に愛され続けている名店です。

熱田神宮商店街 焼きたてメロンパン POPO

看板商品の「メロンパン」は1個150円(税込)。
1日に何回も焼き上げられるので、常にアツアツなメロンパンが提供されます。人気の秘密は、珍しいホワイトチョコチップ入りの生地表面。ゴツゴツとした食感に仕上げられており、噛めばカリカリでサクサク、優しく豊かな甘味が広がります。長きに渡り愛されている人気店であることが納得できる味です。

焼きたて メロンパンPOPO

住所
名古屋市熱田区神宮3-1-1
電話
052-683-0203
営業時間
9:00〜16:30
定休日
水曜日・日曜日・祝日

 

レトロ商店街に、おしゃれなコーヒースタンドを発見!

熱田神宮商店街 BRIGHT COFFEE STAND

「焼きたてメロンパン POPO」のすぐ隣にある「BRIGHT COFFEE STAND」もおすすめです。2018年6月にオープンした、淹れたてのこだわりコーヒーが楽しめるお店です。

熱田神宮商店街 BRIGHT COFFEE STAND

アメリカの西海岸のようなテイストの内装は、店主自らリノベーションを手掛けたそう。店内にあるレトロな木製レジスターなども雰囲気抜群で、写真映えも必至です。

熱田神宮商店街 BRIGHT COFFEE STAND

「コーヒーは生鮮食品のようなもの。新鮮な豆の美味しさを味わって欲しい」と焙煎して間もない豆を揃えることにこだわっているそう。厳しい基準を満たさなければ名乗れない「スペシャリティコーヒー」を常時5~6種類用意しています。

紙のフィルターを使って淹れるハンドドリップ(430円・税込)と、豆の油分まで余すことなく抽出できるフレンチプレス(410円・税込)、どちらかの淹れ方を選ぶことができます。注文が入ってから丁寧に淹れられるコーヒーの味は格別です! 

熱田神宮商店街 BRIGHT COFFEE STAND

夏には、アイスのコールドブリュー(450円・税込)もおすすめ。すっきりした味わいの一杯は、熱田神宮散策でほてった体に染み入ること間違いなしです。

BRIGHT COFFEE STAND

住所
名古屋市熱田区神宮3-1-1
営業時間
11:00~20:00(土日は10:00〜18:00)
定休日
月曜日

 

散策のお土産に、老舗の味「きよめ餅」を

熱田神宮商店街 きよめ餅総本家

最後に、参拝のお土産を手に入れましょう。商店街の入り口を、熱田神宮の「東門」の方へ戻るように進むとある「きよめ餅総本家」です。

熱田神宮商店街 きよめ餅

「きよめ餅」(1個120円・税込)は、天明5年(1785年)に熱田神宮内に休憩処のきよめ茶屋ができ、この茶屋にちなんで後世「きよめ餅」が売り出されたことを起源とします。北海道産の小豆など厳選された素材が使われており、もっちりとした食感と甘さ控えめの餡が絶妙な美味しさ。参拝土産の定番銘菓です!

きよめ餅総本家

住所
名古屋市熱田区神宮3-7-21
電話
052-681-6161
営業時間
8:30〜18:30
定休日
無休

 


熱田神宮周辺は、名古屋駅からほど近いスポットではありますが、木々が生い茂り、凛とした空気に満ちた境内に一歩入れば清々しい気持ちになれるから不思議です。パワーチャージしながら、すぐそばのレトロな商店街で写真映えも狙える、女子旅にピッタリの場所、熱田。名古屋にお出かけの際には、ぜひ訪ねてみてください。

 

 

 

取材・写真・文/カカミ ユカ

※掲載内容は公開時点のものです。ご利用時と異なることがありますのでご了承ください。

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