提供:(広告主)島根県
※お酒は20歳を過ぎてから。
豊かな自然に天然の温泉、そして美食が魅力の島根県。羽田空港から出雲空港へ直行便で約1.5時間と気軽に足を延ばせる距離にあり、縁結びで知られる出雲大社を筆頭に、石見銀山(いわみぎんざん)遺跡や温泉津温泉(ゆのつおんせん)といった、知る人ぞ知る観光名所がまだまだあります。
「ご縁の国しまね」で、静かな町並みを散策しながら、地元ならではのおいしい料理を味わい、美肌の湯で心と体を癒やす…時間を気にせず自分のペースでゆっくり楽しめる、大人のための旅の魅力が詰まっています。
今回は、世界遺産と名湯を兼ねそろえた石見銀山・出雲エリアをのんびりと巡る1泊2日の旅をご紹介。歴史と自然が織りなすパワーを感じながら、心身をリフレッシュさせる旅に出かけましょう。
いざ、世界遺産の「石見銀山」へ!ツアーガイドと学びある散策に繰り出そう
出雲空港発、石見銀山行き!始まりは約1時間のドライブ旅
出雲縁結び空港に到着したら車をレンタルして、まずは世界遺産・石見銀山を目指します。
目的地までは車で約1時間。ドライブコースは、日本海が眺められる海岸線沿いの道を走るのがおすすめです。青い空に輝く海、最高のロケーションと心地よい風に、旅の気分は一気に盛り上がります。
日本三大銀山の一つは、島根県の「石見銀山」
石見銀山は、16世紀から17世紀にかけて栄えた銀鉱山です。世界の1/3を占める銀が採掘されていたとされ、2007年にユネスコの世界遺産に登録されたアジアで初めての鉱山遺産です。
「石見銀山遺跡とその文化的景観」の中心地となる大森町には、銀の採掘・運搬路として使われていた坑道が1,000近く点在しているそう。
大森エリアの魅力をじっくりと堪能するため、今回は「石見銀山ガイドの会」のツアーガイドである安立さんの案内で巡ります。
今に続く風情ある町並みを歩き、「龍源寺間歩」に残る銀山の歴史に触れる
江戸時代の町家や武家屋敷が立ち並ぶ大森町は、町全体が重要伝統的建造物保存地区に選定されています。当時の暮らしが垣間見える町歩きは、ふるさとのような懐かしさを思い出させてくれるでしょう。
世界遺産になっている「石見銀山遺跡とその文化的景観」を代表する絶景スポットは、「観世音寺」からの景色。赤い石州瓦(せきしゅうがわら)の町並みと石見銀山が一望できます。 都会では感じられない空の広さに感動。空気もおいしくて晴れやかな気持ちになること間違いなしです。
風情ある町並みを抜けた先にある「龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)」は、江戸時代に掘られた大坑道です。
全長約600メートルある坑道の約1/4が常時一般公開されていて、当時の鉱山作業の様子をうかがい知ることができます。
「これが鉱脈で、あれはノミで掘った跡です」と安立さん。当時の鉱山作業や坑道内の見どころをたっぷり案内してくれます。
龍源寺間歩
- 住所
- 島根県大田市大森町ニ183
- 営業時間
- 9:00~17:00 ※12~2月は16:00まで(最終入場10分前)
- 定休日
- 1/1
- 電話番号
- 0854-89-0117
※詳細は、一般社団法人 石見銀山みらいコンソーシアム公式ホームページをご確認ください。(※外部サイトへ遷移します)
石見銀山ガイドの会
- 電話番号
- 0854-89-0120
- 公式サイト
- 石見銀山ガイドの会(※外部サイトへ遷移します)
龍の天井絵が拝める「城上神社」で不思議体験
「城上神社(きがみじんじゃ)」は、あの出雲大社と同じ大国主命(おおくにぬしのみこと)をお祀りする神社です。石見銀山の安全栄山を願う大森の氏神さまとして信仰を集めたそう。
天井を見上げると、そこには大迫力の「鳴き龍」が。三瓶山(さんべさん)麓にある志学村(しがくむら)の絵師・梶谷円隣斎守休(かじたにえんりんさいもりやす)が描いたものです。
絵の真下に立ち手をたたくと、リーンリーンと響く音が聞こえます。この共鳴音が龍の鳴き声のようで「鳴き龍」と呼ばれるようになったそう。
格子状の格天井には、建設に関わった武士や豪商たちの家紋がびっしり。こちらもアート作品のようで見応えがあります。
県指定文化財になっている拝殿は、屋根が2つ重なる重層入母屋(じゅうそういりもや)造りという珍しい様式なのだとか。見どころがたくさんあり、知的好奇心がくすぐられます。
城上神社
- 住所
- 島根県大田市大森町イ1477
- 電話番号
- 0854-89-9090
地元民との交流が楽しめる「石見銀山まちを楽しくするライブラリー」
散策途中にひと息つくなら「石見銀山まちを楽しくするライブラリー」がおすすめ。大学生が運営するライブラリーカフェ兼コワーキングスペースです。
地元企業が島根県立大学と連携したプロジェクトの一環で、築200年を超える商家を改装。学生・町民・観光客をつなぐ新しい学びの場として2023年にオープンしました。
行燈(あんどん)の形が印象的な本棚には、島根にゆかりのある人物や著名人が選んだ「人生に影響を与えた本」が並びます。銀山の坑道をイメージした絵本コーナーも必見で、約200冊を収蔵。
普段は手に取らないような新たな本との出会いがあるかも。気になる1冊を片手に、ぜひカフェタイムを満喫してみて。
石見銀山まちを楽しくするライブラリー
- 住所
- 島根県大田市大森町ハ94
- 営業時間
- 10:00~17:00(L.O.16:30)
- 定休日
- 月曜日、火曜日、水曜日(ほか不定休あり)
- 電話番号
- 0855-24-2201
- 公式サイト
- 石見銀山まちを楽しくするライブラリー(※外部サイトへ遷移します)
1989年創業の「石見銀山 群言堂本店」でランチタイム
「石見銀山 群言堂(ぐんげんどう)本店」は、日本の伝統技術や素材を活かした服作りを通して、石見銀山の魅力を全国に発信しています。
店内に入ると、四季折々の設えが楽しめる土間のディスプレイがお出迎え。奥には中庭を望むカフェがあり、ゆったり過ごせる空間が広がっています。
カフェのポークカレーには、ストレスのない環境で育った「石見ポーク」を使用しています。地元産の米や野菜を飼料にした豚肉は、旨味と甘みが特徴。臭みが少なくきめ細やかな肉質になるのだとか。ルーは20種類以上のスパイスと地元産唐辛子で、奥深い辛味と風味を引き出すそう。
食べた瞬間、スパイスの香りとポークの旨味が口いっぱいに広がり、たまらないおいしさです。付け合わせの旬野菜で「味変」も楽しんでみて。
石見銀山 群言堂本店
- 住所
- 島根県大田市大森町ハ183/駐車場あり(※外部サイトへ遷移します)
- 営業時間
- ショップ 11:00~17:00(L.O.16:30)
カフェ 11:00~17:00(L.O.16:30)
※カフェのご予約は11:00~、11:30~のみ可能/電話受付に限る - 定休日
- 水曜日(祝祭日は営業)
- 電話番号
- 0854-89-0077
- 公式サイト
- 石見銀山 群言堂(※外部サイトへ遷移します)
閑静な温泉津温泉街で心も体もリフレッシュ
源泉かけ流し!「薬師湯」の美肌の湯で、現代型湯治体験
石見銀山を散策した後は、世界遺産の中にある名湯を訪ねて大森町から車で20分ほど走ります。洋風建物が目印の「薬師湯」では、日本温泉協会の天然温泉の審査で最高評価の「オール5」を受けた100%本物のかけ流し湯温泉が堪能できます。
施設横から自然湧出する湧出直後の源泉を湯船に注いでおり、まさに「美肌県しまね」が誇る正真正銘の「生の温泉」です。
経営者自らが医学部大学院に通い、薬効豊かな湯について研究。「ミネラルが豊富で、美肌にいいとされる炭酸成分やメタケイ酸をたっぷり含んでいる」とのこと。
浴室の床には、湯の成分が固まった「湯の華」が付着。良質で濃い温泉であることを物語っています。体に残った温泉はシャワーで洗い流さず上がることで、滑らかなつるんとした肌をより実感できるでしょう。
入浴後は、屋上からの眺めを楽しんだり、隣接するカフェ「内蔵丞(くらのじょう)」で手作りスイーツを味わったりするのもおすすめです。
カフェは、1919年に建てられた温泉津に現存する最古の温泉施設・薬師湯の旧館を利用しています。アンティーク家具が並び、どこを切り取っても絵になる内装です。
中でも、特に注目してほしいのは天井で、釘を一切使わずに木材を組み合わせていく「組子(くみこ)」という木工技術が施されています。難易度の高い希少な技術で、建築家も称賛する仕上がりなのだとか。
今回は、ビーツのアイスを添えた「華麗なるシフォンケーキ」(1,300円)を注文。他にも、パフェ、アイス、ドリンクなどがあり、どれにしようか迷ってしまうほど豊富です。
ご飯ものでは「温泉津の奉行飯」(1,800円)が1番人気だそう。シイタケ、ゴボウ、ニンジン、オクラ、錦糸卵と、体に優しい食材がてんこ盛り。ヘルシーであっさりしていて軽食感覚で食べられます。
薬師湯では、ただ湯に浸かるだけでなく、そこに運動や体にいい食事、心を豊かにする文化や芸術の楽しみを取り入れる「現代型湯治」を提案。心身のバランスを整えることで、さらなる温泉効果を体感してほしいとのこと。風情ある町歩きに、この土地ならではの料理、天然温泉のフルコースで、至福のひとときを過ごしましょう。
薬師湯
- 住所
- 島根県大田市温泉津町温泉津7番地/駐車場あり
- 営業時間
- 月曜日~金曜日 9:00~21:00、土日祝 8:00~21:00(最終入館20:30)
※貸切湯2カ所あり(予約可:0855-65-4894) - 定休日
- 年中無休
- 電話番号
- 0855-65-4894
- 公式サイト
- 薬師湯(※外部サイトへ遷移します)
震湯カフェ 内蔵丞
- 住所
- 島根県大田市温泉津町温泉津/駐車場あり
- 営業時間
- 11:00~17:00(L.O.16:30)
- 定休日
- 木曜日
- 電話番号
- 0855-65-4126
- 公式サイト
- 震湯カフェ 内蔵丞(※外部サイトへ遷移します)
夜に舞う、伝統芸能「石見神楽」を鑑賞
夜は、石見地方を代表する郷土芸能「石見神楽(いわみかぐら)」を楽しむため、龍御前神社(たつのごぜんじんじゃ)へ。「ゆのつ温泉夜神楽」では、軽快なおはやしに合わせたダイナミックな舞いが楽しめます。たくさんある演目の中でも、ヤマタノオロチ退治を題材にした「大蛇(おろち)」は迫力満点です。
神楽は、龍御前神社だけでなく、石見地方にある各社で行われています。見逃さないように、観光ナビ「石見神楽を楽しもう!定期公演スポット&スケジュール2024 」をチェックしておきましょう。
美しい夕景が望める「kazeto」に1泊、「港の食堂KAN」で今日の島根旅に乾杯
「kazeto(カゼト)」は、日本海に沈む夕日がきれいに見える宿泊施設です。どの部屋から温泉津温泉を眺めることができ、まるで海の上にいるような感覚でゆったりくつろげます。
夕食は、1階にある「港の食堂KAN」で。山陰沖を中心に日本海で取れる鮮魚を使用したさまざまな魚介料理が味わえます。
一番人気は名物の「漁師めし定食・上」(2,600円)です。その日の仕入れ状況により鮮魚の種類や数は変わるそうですが、この日は、ワカナ、カサゴ、タイ、サーモン、シラス、エビ、イクラの7種でした。
これを自家製ダレと「こだわり卵」に絡めて、熱々のごはんへ豪快に盛り付けたら完成。しまった身はぷりぷりと弾力があり、歯ごたえがたまりません。あっという間にぺろりと完食しちゃいました。
KANは魚介料理によく合うお酒の品ぞろえも豊富でバーとしても楽しめます。地元酒造の日本酒をふるまう「飲み比べセット」(1,200円)や「KANオリジナルビール」(980円)も見逃せません。
※お酒は20歳を過ぎてから。
デザートには、アルコールで香り付けされた「温泉津プリン」(600円)を。やや硬めのクラシックプリンに「こだわり卵」の旨味がぎゅっと凝縮されたリッチな味わい。テイクアウトしてお部屋で楽しむのもおすすめです。※3個セット1,800円
kazeto
- 住所
- 島根県大田市温泉津町小浜イ1109-17/駐車場あり
- 営業時間
- チェックイン14:00(最終チェックイン19:00)/チェックアウト10:00
港の食堂KAN
- 住所
- 島根県大田市温泉津町小浜イ1109-17 kazeto 本館〜海と旅する宿〜 1階
- 営業時間
- 7:30~9:00、11:30~14:00、17:30~21:00
- 定休日
- 月曜日 ※変更の可能性あり
- 電話番号
- 0855-65-3344
- 公式サイト
- 港の食堂KAN(※外部サイトへ遷移します)
「神話のふるさと」と呼ばれる出雲で、神社と美食巡り
早起きして、「出雲大社」でお参り
2日目は早起きして「出雲大社(いづもおおやしろ)」へ。澄んだ空気の中で、より一層荘厳な雰囲気を味わえるのが朝参拝の醍醐味です。「出雲大社」の主祭神・大国主大神(おおくにぬしのおおみかみ)は、縁結びの神様で有名。出雲王朝の繁栄に大きく貢献した功績を称えられ、多くの女神と結婚してたくさんの子宝に恵まれたことが由来となっています。
縁結びのほかにも「子宝」「夫婦円満」「五穀豊穣」「商売繁盛」などのご利益が期待できるそう。
現在の本殿は1744年の建立で、1952年に国の重要文化財に指定されました。大社造りと呼ばれる日本最古の神社建築様式で、高さは約24メートルあります。平安時代には約48メートルあったといわれ、「大社」という名にふさわしい存在感があります。
出雲大社
- 住所
- 島根県出雲市大社町杵築東195/駐車場あり
- 参拝時間
- 6:00~19:00 ※お守り所は6:00~19:00、宝物殿は8:30~16:30
- 定休日
- 年中無休
- 電話番号
- 0853-53-3100
- 公式サイト
- 出雲大社(※外部サイトへ遷移します)
お昼は「荒木屋」で名物の出雲そばを堪能
出雲大社の目の前に店を構える天明年間(1780年代)創業の「荒木屋」は、江戸時代から約240年続く出雲そばの老舗です。
そばの実は、島根県産を中心に全国各地のものを独自にブレンド。香り高くコシがあるそばに仕上げます。そば殻をむかずに石臼挽きするのは、栄養豊富でお肌にいいルチンが含まれるからだそう。
出雲そばは、割子(わりご)と呼ばれる器に盛られていて3段で1人前。割子そばにお好みで薬味を乗せたら「の」の字を書くようにつゆをかけていただきます。残ったつゆは次の器へ移し、またつゆをかけて食べ進めていくのが出雲そばのおいしい食べ方です。
イワシから出汁をとった甘辛いつゆも代々受け継いできた味です。最後は、そば湯にして余すことなく堪能しましょう。
荒木屋
- 住所
- 島根県出雲市大社町杵築東409-2/駐車場あり
- 営業時間
- 11:00~16:00(蕎麦がなくなり次第終了)
- 定休日
- 水曜日
- 電話番号
- 0853-53-2352
- 公式サイト
- 荒木屋(※外部サイトへ遷移します)
島根県は、大自然や遺跡、美食に温泉と、ゆったり過ごせる名所がたくさんあって大人旅にぴったりです。羽田空港から飛行機で約1.5時間と、思い立ったら気軽に出かけられる距離感も魅力。
ご縁も、美肌も、しまねから。この秋は、都会の喧騒から離れて出雲・石見エリアで心身を満たす旅行を満喫してみてくださいね。