京都・河原町で行きたいカフェ6選~クラシカルな洋館カフェから甘味処まで~

京都・河原町で行きたいカフェ6選~クラシカルな洋館カフェから甘味処まで~

提供:ことりっぷ

 

歴史的建造物や老舗が多くあり、ショッピングやグルメも楽しめる京都でも指折りの繁華街、河原町。交通アクセスもよく、どこに行くにも便利な街です。今回はそんな河原町で訪れたいカフェをまとめて6つご紹介。昔ながらの喫茶店や甘味処から海外の文化との融合など、京都らしさを味わえるお店ばかりです。ぜひ覚えておいてくださいね。

京都レトロな空間でお茶を♪「雲ノ茶カフェ 四条河原町店」

京都レトロな空間でお茶を♪「雲ノ茶カフェ 四条河原町店」
アンティーク調の家具などを配した空間は上質なのにどこかくつろげる雰囲気

四条河原町南西の角、高島屋の隣に建つ「池善ビル」。昭和初期に建てられ、時代の荒波を乗り越えてきた歴史的建造物です。一角にある「雲ノ茶カフェ 四条河原町店」では、中世ヨーロッパや大正浪漫を感じる店内で、優雅なひとときを過ごせます。

「和らぐ、お茶を、京都で。」をコンセプトに市内に展開する「雲ノ茶カフェ」。アフタヌーンティーセットは四条河原町店だけの限定メニューです。美しい空間でいただくスイーツやドリンクは、手をつけるのがもったいないほど。静かに流れるジャズや淹れたてのコーヒーの香りも感じながら、ゆっくりと楽しみましょう。

 

アフタヌーンティーセットは「ルビー」(写真)など3種類

 

変わらぬ佇まいと美味が迎えてくれる「スマート珈琲店」

変わらぬ佇まいと美味が迎えてくれる「スマート珈琲店」 1階(写真)が喫茶、2階が洋食のフロア。大切に使われている特注のシャンデリアが輝く

京都河原町駅から徒歩10分ほどの寺町にある「スマート珈琲店」は、時代を超えて愛される姪喫茶。昭和7(1932)年に洋食店として創業したのち、自家焙煎珈琲を提供する喫茶店に。20年ほど前に洋食を復活させ、現在は3代目の弟が喫茶、兄が洋食を担当しています。

創業当時の写真などが飾られた店内は、ダークブラウンと白が基調の落ち着いた空間。日々、豆の状態を見極めて秒単位で調整しながら焙煎するコーヒーや、3代目のおばあさま直伝のレシピで作り続けるホットケーキやプリン、豊富に揃うサンドウィッチなど、磨き抜かれた味わいを堪能できます。しっかり食べたいときは2階の正統派洋食もおすすめ。

 

昔ながらのホットケーキなど、コーヒーによく合うフードが揃う

 

目の前は小川♪ 京町家の和カフェ「ひとこえ 多奈加」

目の前は小川♪ 京町家の和カフェ「ひとこえ 多奈加」 大きな窓の目の前は高瀬川。サギがよく羽を休めに来るとか

江戸時代初期に京都の中心部と伏見を結ぶために開削された人工の川、高瀬川。桜や紅葉の名所としても知られます。京都河原町駅から川沿いを歩いて10分ほどの場所にある「ひとこえ 多奈加(たなか)」は、風景に溶け込むように建つ京町家のカフェ。木の温もりと開放感を感じる店内で、せせらぎを聞きながらゆったり過ごせます。

料理人歴50年以上のマスターが手がけるメニューは、軽食から名物の親子丼などのランチ、京懐石風のコース、スイーツまで豊富。時間帯やお腹のすき具合に合わせて楽しめます。八ッ橋や抹茶、京菓子など、食材でも京都らしさを満喫できますよ。

 

こだわりのわらび餅に八ッ橋や抹茶アイスを合わせた「わらび餅パフェ」

 

華やかでクラシカルな文化財でお茶♪「フランソア喫茶室」

華やかでクラシカルな文化財でお茶♪「フランソア喫茶室」 長屋を洋風に改築。当時、京都大学に来ていた海外の留学生が設計を手がけたそう

昭和初期に高瀬川近くの西木屋町通りに創業した「フランソア喫茶室」。船頭さんが住んでいた町家を豪華客船のイメージで改装したという印象的な外観が目印です。長年、京都の文化人が集まる場として愛され、2003年には国の登録有形文化財になっています。

店内は漆喰の壁やステンドグラス、名画の複製、創業時から手入れをしながら使い続けているというビロード張りの椅子や蓄音機など、華やかでクラシカルな雰囲気が満点。地元の老舗ベーカリーのパンを使ったトーストやレアチーズケーキ、自家製オレンジコンフィがアクセントのプリン(写真)など、喫茶店らしいメニューが揃うのも楽しみです。

 

2021年に京都市京セラ美術感とのコラボで復活した「特製プリン」

 

京都とパリのマリアージュ♪「LADURÉE 京都四条店」

京都とパリのマリアージュ♪「LADURÉE  京都四条店」 ラデュレカラーを基調に美しくまとめた唯一無二の空間

カラフルなマカロンと美しく洗練された空間で知られる「LADURÉE (ラデュレ)」。1862年にパリで創業した老舗パティスリーです。2019年にオープンした京都四条店には、関西の店舗ではここだけのサロン・ド・テも。日本の伝統工芸である唐紙からヒントを得たデザインがすてきな空間で、お茶や食事を楽しめます。

メニューはマカロンやケーキをはじめ、アフタヌーンティーやオリジナルの紅茶、卵料理やセイボリーなどがずらり。抹茶やほうじ茶を使ったものやラデュレカラーの和菓子など、“京都のラデュレ”ならではのお楽しみも満載です。

 

ホテルのサロンのようなホスピタリティや美しい食器も魅力

 

昔ながらの甘味も新しい和スイーツも♪「梅園 三条寺町店」

昔ながらの甘味も新しい和スイーツも♪「梅園 三条寺町店」 2階建ての一軒家は明るく開放感たっぷり。席数が多く待ち時間が少ないのも魅力

創業から100年近く、幅広い世代に愛されてきた「甘党茶屋 梅園」。河原町に本店がありますが、そこから4分ほど歩いた寺町に「梅園(うめぞの)三条寺町店」があります。老舗が並ぶ寺町通りと古くからのメインストリート、三条通りがぶつかる場所にあるこちら。大衆食堂をリノベーションしたレトロで美しい空間で、さまざまな甘味を楽しめます。

創業以来の看板メニューであるみたらし団子や、あんみつ、ぜんざいに加え、ナッツやバター、カラメリゼなど洋の素材や手法を合わせたお菓子も話題。新旧の甘味6種を盛り合わせた三条寺町店限定メニュー「花点心」もおすすめです。

 

名物の「みたらし団子」(右)にあっさり美味しいあんみつのセット

 

 

文:高柳涼子

 

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