京都市内のおすすめ紅葉スポット6選〜錦の雲海が広がる名所のお寺から穴場スポット・水上さんぽまで〜

京都市内のおすすめ紅葉スポット6選〜錦の雲海が広がる名所のお寺から穴場スポット・水上さんぽまで〜

提供:ことりっぷ

 

至るところで美しい紅葉が楽しめ、多くの観光客で賑わう秋の観光シーズンの京都。東寺や瑠璃光院など人気の寺院から嵐山などの観光名所、地元の人に愛される穴場まで多くのスポットがあり、11月から12月まで見頃もさまざまです。今回は市内各所から6つをまとめてご紹介。2023年の見頃もチェックしながらぜひ訪れてみてくださいね。

大イチョウも♪長く紅葉を楽しめる「京都御苑」

大イチョウも♪長く紅葉を楽しめる「京都御苑」 学習院発祥の地にある大イチョウ。低いところまで枝が広がり間近で楽しめる

地下鉄今出川駅からすぐの場所にある「京都御苑(きょうとぎょえん)」は、江戸時代まで天皇が住んでいた京都御所と、それを囲んでいた公家の邸宅跡を整備した国民公園。南北1.3km、東西0.7kmほどの広大な園内は緑豊かな京都市民の憩いの場です。

例年、11月から12月にかけてあちこちで美しい紅葉を楽しめるこちら。学習院発祥の地(写真)や一條邸跡、凝華洞跡などの大イチョウや、京都迎賓館周辺に並ぶモミジの大木など名所が点在しています。エリアごとに見頃が異なり、長く楽しめるのも魅力。地元の人に愛される名所「梨木(なしのき)神社」もすぐ近くです。

 

京都迎賓館近くの大木。近くにある「母と子の森」はピクニックにもぴったり

“錦の雲海”が眼下に広がる名所「東福寺」

“錦の雲海”が眼下に広がる名所「東福寺」 とくに有名な「通天橋」からの眺め。見頃には撮影禁止になることも多い

境内の建物や書物、絵画など、鎌倉・室町期からの多くの文化財が現存する「臨済宗東福寺派大本山 東福寺(とうふくじ)」。紅葉スポットが数多くある京都でも屈指の名所としても有名です。境内を彩るモミジは約2000本。境内の渓谷「洗玉澗(せんぎょくかん)」にかかる3つの橋の上から、真っ赤な雲海のような絶景を楽しむことができます。

例年、11月下旬から12月初旬の見頃には、その景色を見ようと多くの人で賑わう東福寺。有名な通天橋・開山堂エリアをゆっくり見られて撮影も可能な事前予約制の早朝&夜間拝観も実施されるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

もうひとつの橋「臥雲橋」からモミジ越しに望む通天橋もすてき

秀吉ゆかりの史跡で紅葉を愛でる「北野天満宮」

秀吉ゆかりの史跡で紅葉を愛でる「北野天満宮」 入苑料は一般1200円。千利休ゆかりのお茶菓子がつく

全国に1万2000社ほどある天満宮・天神社の総本社「北野天満宮(きたのてんまんぐう)」。学問の神様である菅原道真公を祀ります。桃山建築の代表的遺構で国宝の御本殿、重要文化財の門など、見どころが満載。梅や桜が有名ですが、紅葉もすてきです。

豊臣秀吉が築いた土塁「御土居(おどい)」の一部が国の史跡として境内に残り、毎年春と秋に「もみじ苑」として公開。樹齢400年近い古木など約400本が赤や黄色に色づき、御土居の下と上からそれぞれの眺めや、川の景観との競演などここだけの絶景を楽しめます。2023年は10月28日から12月上旬まで公開、11月11日からはライトアップも実施されます。

 

展望所からは紅葉の向こうに御本殿を望むことができる

参道が紅葉の絨毯に♪ 山科の名刹「毘沙門堂」

参道が紅葉の絨毯に♪ 山科の名刹「毘沙門堂」 「勅使門」に続く坂を紅葉が埋め尽くす「敷紅葉」(写真/今宮康博)

703年に文武天皇の勅願で開かれ、戦乱や焼失などを経て1665年に現在の地に再建された「毘沙門堂(びしゃもんどう)」。出家した皇族や公家が門主を務めた門跡寺院であり、妙法院・三千院・青蓮院・曼殊院と合わせて「天台宗京都五箇室門跡」と呼ばれています。

山科エリアの閑静な住宅街にあり、紅葉の名所としても名高いこちら。イロハモミジやヤマモミジなど約150本のモミジや、カエデ、ドウダンツヅジなどが織りなす風景を、美しい境内や豊かな自然とともに楽しめます。11月18日・19日にはもみじ祭も開催予定。

のどかな山里に心が洗われる大原の「三千院」

のどかな山里に心が洗われる大原の「三千院」
三千院へと続く門前通りでは苔むした石垣と紅葉の競演が美しい

JR京都駅からバス、地下鉄とバスで1時間と少し、比叡山などの山々に囲まれた日本の原風景ともいえる景色が広がる大原。古くから貴族の隠れ里として時を紡いできた地です。紅葉の見ごろは例年、11月中旬ころから。街なかより少し早めの紅葉さんぽを楽しめます。

大原でぜひ訪れたいのが、1200年ほどの歴史を持つ門跡寺院「三千院(さんぜんいん)」。山科の毘沙門堂と同じ「天台宗京都五箇室門跡」のひとつです。広々とした境内には荘厳な建築物や庭園が配され、国宝や重要文化財など見どころも豊富。宝泉院や来迎院、寂光院などの紅葉スポットも徒歩で合わせて訪れることができます。

 

苔の絨毯やスギ・ヒノキの木立、滝などを紅葉が彩る池泉回遊式庭園「有清園」

紅葉のトンネルを抜ける水上さんぽ♪「びわ湖疏水船」

紅葉のトンネルを抜ける水上さんぽ♪「びわ湖疏水船」 2023年の運航は11月いっぱい。事前予約制なので早めにチェックを

明治時代中期に琵琶湖の水を京都に引いて水力発電や舟運、灌漑などに使うために造られ、今もなお現役で活躍する運河「琵琶湖疏水」。たくさんのお客や貨物を載せてさまざまな船が行き来していましたが、時代の流れとともに姿を消してしまいました。その舟運を約70年ぶりに復活させたのが、2018年に始まった「びわ湖疏水船」です。

全長7.8kmの琶湖第一疏水をめぐり、乗船時間は滋賀県大津市からの上り便が55分、京都市からの下り便が35分。現在の運航シーズンは春と秋で、春は桜、秋は紅葉を水上から眺め、先人の功績にも触れながら風情たっぷりの船旅を楽しめます。

 

トンネルは全部で4箇か所。内側から見る景色は非日常感たっぷり

 

いかがでしたか?
今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介した中から、すてきな紅葉を楽しめる京都市内のスポットをまとめてご紹介しました。最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。

 

 

文:高柳涼子

 

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