2024年京都の桜、3月29日に開花!4月3日に満開の予想
四季折々の風情を楽しむことができ、一年中観光客で賑わう京都。なかでも、秋の紅葉と並んで人気なのが、桜咲く春。清水寺や二条城などでは幻想的な美しさの夜桜ライトアップを楽しむこともできます。
2024年の京都の桜は、3月29日に二条城にある桜の標本木を京都地方気象台職員が確認し、開花が宣言されました。例年より3日遅かったものの、近畿で開花一番のりとなりました。
株式会社ウェザーマップの「さくら開花予想 2024」によると、満開は4月3日、見頃は4月3日~4月9日頃と予想しています。
(参考までに、昨年2023年は3月17日に開花宣言→3月24日に満開、2022年は3月24日に開花宣言→3月30日に満開を迎えました。)
目次
京都市東山区
清水寺
ソメイヨシノとヤマザクラが合わせて約1,500本咲き誇る世界遺産の「清水寺(きよみずでら)」は、京都屈指の桜の名所でもあります。清水の舞台から見る桜はまさに絶景。
三重塔の周辺や放生池などの景色も見応えがあり、ライトアップされた幻想的な光景もまた別格の美しさです。
- 例年の見頃
- 3月下旬~4月上旬
- 期間・時間
- [春の夜間特別拝観]
2024年3月23~31日 21:30まで(受付終了21:00)
[通常拝観]
6:00~ - 料金
- 大人400円、小中学生200円
- 公式サイト
- 音羽山 清水寺
▼周辺のホテル情報
京都市東山区
高台寺
※画像は過去開催時のものです。テーマは毎年変わります。
「高台寺」は、豊臣秀吉の正室・北政所ねねが秀吉の菩提を弔うため建てた寺で、「ねねの寺」として親しまれています。
春には方丈庭園のしだれ桜をはじめ、ヤマザクラ、ソメイヨシノなど約50本の桜が満開に。開花期にはライトアップが行われ、5月上旬まで夜間特別拝観も開催されます。
- 例年の見頃
- 3月下旬~4月上旬
- 期間・時間
- [春の夜間特別拝観]
2024年3月15日~5月6日 17:00点灯~22:00(21:30受付終了)
[通常拝観]
9:00~ - 料金
- 大人600円、中高生250円(掌美術館入館料含む)
- 公式サイト
- 高台寺
▼周辺のホテル情報
京都市東山区
祇園白川
祇園を流れる白川沿いは、石畳が敷かれた風情ある京都らしい町並みに、ソメイヨシノやしだれ桜など約40本の桜が咲き誇ります。お茶屋が立ち並ぶエリアでもあり、舞妓さんや芸妓さんを見かけることも。
夜にはライトアップが実施され、幻想的な世界へ誘います。新橋通と白川南通の合流点近くの「祇園巽橋(ぎおんたつみばし)」付近が人気の観賞スポットになっています。
- 例年の見頃
- 3月下旬~4月上旬
- ライトアップ期間・時間
- 2024年3月22~31日 18:00~22:00
- 料金
- 無料
- 公式サイト
- 祇園白川さくらライトアップ
▼関連記事
▼周辺のホテル情報
京都市東山区
円山公園
1886(明治19)年に開設された京都市最古の公園「円山公園」。約86,600平米の広大な敷地のほぼ中央に、歌人・与謝野晶子も愛でた「祇園のしだれ」として有名な大きなしだれ桜があります。
例年3月下旬~4月上旬の日没後には、しだれ桜のライトアップも実施。桜の名所として多くの花見客で賑わいます。
- 例年の見頃
- 3月下旬~4月上旬
- 期間・時間
- 入園自由
[ライトアップ]2024年3月23日~4月7日 18:00~22:00 - 料金
- 無料
- 公式サイト
- 円山公園
▼周辺のホテル情報
京都市山科区
将軍塚青龍殿
「青蓮院(しょうれんいん)」の飛び地境内で、京都の街を一望する絶景スポットとして知られる「将軍塚 青龍殿(せいりゅうでん)」。
展望台に続く庭園には約200本の桜が植えられ、例年春にはライトアップも実施されます。夜桜と京都市街の夜景を楽しめます。
- 例年の見頃
- 3月下旬~4月上旬
- 期間・時間
- [ライトアップ]
2024年3月29日~4月7日、4月26日~5月6日 17:00~21:30(21:00受付終了)
[通常拝観]
9:00~ - 料金
- 大人600円、中高校生400円、小学生200円
- 公式サイト
- 天台宗青蓮院門跡 将軍塚青龍殿
京都市中京区
二条城
徳川家栄枯盛衰の舞台として知られる「二条城」は、世界文化遺産であり、二の丸御殿は国宝に指定されています。城内には約50品種300本の桜が植えられ、美しい桜を目当てに毎年多くの人が訪れます。
「二条城桜まつり」では、桜や庭園などを華麗にライトアップするとともに、プロジェクションマッピングなども展開され、幽玄の世界を作り出しています。
- 例年の見頃
- 3月下旬~4月中旬
- 期間・時間
- 2024年3月8日~4月7日
[ライトアップ]18:00~21:00(22:00閉城)
[通常観覧]8:45~16:00(17:00閉城) - 料金
- [ライトアップ(早割料金)]
月~木:中学生以上1,600円、小学生1,000円
金土日祝:中学生以上2,000円、小学生1,400円
3月23日・30日:中学生以上2,400円、小学生1,800円
[通常観覧(二の丸御殿観覧料含む)]
大人1,300円、中高生400円、小学生300円 - チケット
- NAKED 桜まつりのチケット購入はこちら【事前予約がおすすめ!】
- 公式サイト
- 二条城桜まつり2024
▼関連記事
▼周辺のホテル情報
京都市北区
平野神社
「平野神社」の境内には約60種類400本の桜の木が。珍しい種類の桜がまるで出番を待っていたかのように次々と開花し、約1ヵ月半と長期間にわたって桜を見ることができます。
また、江戸時代に平野神社の夜桜が庶民にも開放され、「平野の夜桜」として知られるように。桜の開花時期のみ夜間も解放し、歴史ある夜桜のライトアップが楽しめます。
- 例年の見頃
- 3月中旬~4月下旬
- 期間・時間
- [夜桜ライトアップ]
2024年3月23日~4月14日 日没~21:00頃
[通常拝観]
6:00~ - 料金
- 無料
- 公式サイト
- 平野神社
京都市南区
東寺(教王護国寺)
「教王護国寺(きょうおうごこくじ)」とも呼ばれる「東寺」は、平安遷都後の796年に創建。金堂、講堂、大師堂など国宝重要文化財を擁し、世界遺産にも登録されています。
境内にはソメイヨシノや河津桜など約200本の桜が咲き、なかでも「不二桜」と呼ばれる八重紅しだれ桜は圧巻。桜の開花時期には、夜桜のライトアップと金堂・講堂の夜間特別拝観が実施されます。
- 例年の見頃
- 3月中旬~4月中旬
- 期間・時間
- [夜桜ライトアップ]
2024年3月16日~4月14日 18:00~21:30(最終受付21:00)
[通常拝観]
開門5:00~ - 料金
- [夜桜ライトアップ(金堂・講堂夜間特別拝観)]
大人・高校生1,000円、中学生以下500円
[通常拝観]
入場無料(金堂・講堂・五重塔の拝観は有料) - 公式サイト
- 東寺(世界遺産 真言宗総本山 教王護国寺)
▼周辺のホテル情報
京都市左京区
平安神宮
朱と緑が鮮やかな「平安神宮」の社殿を取り巻く広大な神苑には、艶やかな紅しだれ桜が咲き、壮観な景色が広がります。
4月3~7日の夜には、ライトアップされたしだれ桜と、東儀秀樹さんや鈴木愛理さんらによる多彩な音楽を楽しめる「桜音夜(さくらおとよ)」も開催されます。
- 例年の見頃
- 3月下旬~4月中旬
- 期間・時間
- [桜音夜]2024年4月3~7日 18:15~21:30(最終受付20:30)
- 料金
- [南神苑 桜のライトアップ(前売り)]大人1,000円、小学生800円
当日券は+500円 - 公式サイト
- 平安神宮
▼平安神宮の詳細記事
▼周辺のホテル情報
2.世界遺産で見られる桜
ここまでご紹介してきた中にも、清水寺や二条城、東寺といった世界遺産に登録されている桜の名所はありましたが、夜間ライトアップは実施していないものの、世界遺産で桜観賞できるおすすめスポットをご紹介します。
京都市伏見区
醍醐寺
豊臣秀吉が花見を催したことから、「醍醐の花見」として有名な桜の名所「醍醐寺(だいごじ)」。しだれ桜、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、八重桜など、約800本もの桜が3週間かけて順次見頃を迎えるため、長く楽しめるのも魅力です。
見頃の時期には、霊宝館の樹齢180年ともいわれる大枝垂れ桜などを開門前にゆっくり堪能できる早朝拝観も実施されます。
また、例年4月の第2日曜日には「豊太閤花見行列」が開催され、太閤秀吉が桜を観賞する様子を再現した行列が境内を練り歩きます。
- 例年の見頃
- 3月下旬~4月上旬
- 期間・時間
- [早朝時間外観桜]2024年3月23・25~28・31日、4月1~3日、4月7日 8:00~9:00
- 料金
- [3月20日~5月GW]大人1,500円、中高生1,000円、小学生以下 無料
- チケット①
- 「豊太閤花見行列」 特別観覧席の予約はこちら【事前予約がおすすめ!】
- チケット②
- 春の霊宝館庭園 時間外早朝観桜プランの予約はこちら【事前予約がおすすめ!】
- 公式サイト
- 世界遺産 京都 醍醐寺
京都市北区
上賀茂神社
京都で最も古い神社で、京都の三大祭のひとつ「葵祭(あおいまつり)」が行われることで知られる「上賀茂(かみがも)神社」。
境内にはさまざまな種類の桜が咲き、3月中旬から5月上旬頃まで長期にわたって楽しむことができます。なかでも「斎王桜」と「御所桜」と呼ばれる2本の立派なしだれ桜は必見です。
- 例年の見頃
- 4月上旬 ~ 4月中旬
- 拝観時間
- [二の鳥居開門時間]5:30~17:00
- 料金
- 無料
- 公式サイト
- 上賀茂神社(賀茂別雷神社:かもわけいかづちじんじゃ)
京都市右京区
仁和寺
「仁和寺(にんなじ)」中門内の西側一帯には、京都では遅咲きの桜として有名な「御室桜(おむろざくら)」と呼ばれる桜の林が。
江戸時代から庶民に親しまれ、御室桜が満開になると京都の春も終わるといわれています。樹高が2~3mほどと低く、満開の桜を目の前で見られるのが魅力です。
例年、3月下旬から5月のGWにかけて、桜やつつじ、新緑の御室もみじを楽しむ「御室花まつり」が開催されます。
- 例年の見頃
- 4月上旬~4月中旬
- 期間・時間
- [御室花まつり]2024年3月23日~5月6日 8:30~17:30(最終受付17:00)
- 料金
- [御室花まつり 特別入山料]大人500円、高校生以下 無料
- 公式サイト
- 世界遺産 真言宗御室派総本山 仁和寺
▼関連記事
京都市左京区
哲学の道
熊野若王子(にゃくおうじ)神社から銀閣寺参道まで続く全長約2kmの「哲学の道」。哲学者・西田幾多郎らが好んで散策したことが名前の由来といわれています。
疎水沿いにはソメイヨシノを中心に約400本の桜が咲き、満開時にできる桜のトンネルは感動的。風に吹かれて花びらが舞う、散り際の美しい光景も必見です。
- 例年の見頃
- 4月上旬
- 期間・時間
- 散策自由
- 料金
- 無料
京都市東山区~左京区
鴨川 河川敷
京都市内を流れる鴨川の河川敷には多くの桜が植えられていて、エリアによってそれぞれ違った趣を見せてくれます。
七条大橋から三条大橋までの「花の回廊」ではしだれ桜やソメイヨシノが咲き、北山大橋から北大路橋までの「半木の道(なからぎのみち)」では満開時に紅しだれ桜のトンネルができます。
- 例年の見頃
- 花の回廊:3月下旬~4月上旬
半木の道:4月上旬~4月中旬 - 期間・時間
- 散策自由
- 料金
- 無料
▼周辺のホテル情報
京都市左京区
蹴上インクライン
南禅寺のすぐそばにある「蹴上(けあげ)インクライン」は、船を運航するために敷設された傾斜鉄道の跡地で、全長582mと傾斜鉄道跡としては世界最長。
線路を覆うように約90本の桜並木が続きます。ライトアップは実施されていませんが、天気のいい夕暮れ時なら月明かりなどで照らされた幻想的な夜桜観賞が可能です。
- 例年の見頃
- 3月下旬~4月上旬
- 期間・時間
- 散策自由
- 料金
- 無料
▼関連記事
▼周辺のホテル情報
京都市上京区
京都御苑
明治時代まで天皇の住まいだった「京都御所」を囲む周囲約4kmの広大な「京都御苑」。敷地内では約1,000本の桜が楽しめます。
見どころは、出水の小川周辺のサトザクラや、近衞邸跡の「糸桜」と呼ばれるしだれ桜。桜松や車還桜(くるまがえしざくら)といった珍しい桜を見ることもできます。
- 例年の見頃
- 3月下旬~4月下旬
- 期間・時間
- 入苑自由
- 料金
- 無料
- 公式サイト
- 京都御苑(一般財団法人国民公園協会)
▼周辺のホテル情報
京都市右京区
渡月橋
嵐山を流れる大堰川(おおいがわ)沿いや、中の島公園にも多くの桜が植えられています。とくに満開時には山全体が緑と桜のコントラストに彩られ、「渡月橋(とげつきょう)」から見渡すその姿は芸術的。
渡月橋を中心に、個性豊かなお寺や神社が点在し、お土産店や飲食店も多く、散策も楽しめます。
- 例年の見頃
- 3月中旬~4月下旬
- 期間・時間
- 散策自由
- 料金
- 無料
▼関連記事
▼周辺のホテル情報
亀岡市~京都市右京区
保津峡
亀岡市の保津橋付近から嵐山の渡月橋まで続く約16kmの渓谷「保津峡(ほづきょう)」。自然豊かな両岸の山肌をヤマザクラが美しく彩り、嵯峨野トロッコ列車や保津川下りから風情あるお花見が楽しめます。
八幡市
石清水八幡宮
三大八幡宮のひとつで、標高123mの男山山上にある国宝「石清水(いわしみず)八幡宮」。境内には約200本、男山全体では約2,000本の桜が咲き誇ります。とくに神苑のしだれ桜は必見。
また、春分の日から4月にかけて、雅楽会、太夫道中など、さまざまな祭典行事が執り行われる「男山桜まつり」も開催されます。
京阪・祇園四条駅から石清水八幡宮駅まで、電車で約30分でアクセスできます。
- 例年の見頃
- 3月下旬~4月中旬
- 期間・時間
- [男山桜まつり]2024年3月20日~4月30日
- 料金
- 無料
- 公式サイト
- 石清水八幡宮
八幡市
淀川河川公園背割堤地区
石清水八幡宮の対岸、宇治川・木津川・桂川の三川合流地点近くに位置する堤防「背割堤(せわりてい)」。約1.4kmにわたって続く桜並木がトンネルのように広がる光景は圧巻です。
「さくらであい館」の展望塔では、高さ約25mから桜並木を見渡すことも。見頃を迎える時期には、出見世やガイドツアー、川下りなどが実施される「背割堤さくらまつり」も開催されます。
3月23日~4月2日は、阪急・西山天王山駅から会場までは有料シャトルバスの運行が予定されています。また、京阪・石清水八幡宮駅からは歩いて約10分ほどです。
- 例年の見頃
- 3月下旬~4月上旬
- 期間・時間
- [背割堤さくらまつり]
2024年3月23日~4月7日 9:00~17:00
[展望塔]
9:00~16:30(受付終了16:20) - 料金
- [さくらまつり入場料]100円(運営協力金)※6歳未満無料
[展望塔]さくらまつり期間のみ有料
大人・高校生300円、小中学生100円 - 公式サイト
- 令和6年 背割堤さくらまつり
▼関連記事
宇治市
宇治橋上流
京阪・祇園四条駅から電車で約30分、JR京都駅からもおよそ30分のところある宇治。宇治川に架かる「宇治橋」の上流付近には、両岸に約2,000本の桜が咲き、人々の目をなごませてくれます。
周辺には「平等院」などの観光スポットも。4月頭には宇治公園中の島一帯で「宇治川さくらまつり」も開催され、陶器市やお茶席、特産物の販売などで賑わいます。
- 例年の見頃
- 3月下旬~4月中旬
- 期間・時間
- 散策自由
- 料金
- 無料
- 公式サイト
- 宇治市観光協会
▼関連記事
関連記事
※掲載画像の一部の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright(C)2019 Shobunsha Publications,Inc. All rights reserved.