2024年大河ドラマ『光る君へ』紫式部ゆかりの地・大津市で関連イベント続々開催

2024年大河ドラマ『光る君へ』紫式部ゆかりの地・大津市で関連イベント続々開催

世界最古の女性文学といわれる『源氏物語』の作者・紫式部を主人公に、きらびやかな平安貴族の世界を描く2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』。その源氏物語の「起筆の地」とされる滋賀県大津市の真言宗大本山・石山寺で、2024年1月29日から関連イベントが開催されます。

また、石山寺と並ぶ大津の古刹・三井寺(長等山園城寺(ながらさん おんじょうじ))や、大津市歴史博物館でも紫式部に関する資料が展示される予定で、期間中は市内が大河ドラマ一色となって盛り上がります。

 

『源氏物語』誕生の言い伝えが残る地で大河ドラマの世界に浸る

『光る君へ』石山寺本堂・源氏の間

平安時代、天皇や貴族たちの間では、石山寺をはじめとする観音霊場への参詣が流行したと言われています。なかでも「石山寺」は縁結・安産・福徳にご利益があるとされ、特に女性から信仰を集めました。かの紫式部も石山寺を参詣し、その時に見た琵琶湖に映る満月からインスピレーションを得て、本堂の一室で源氏物語を書き始めたという伝説が残っています。

 

『光る君へ』大河ドラマ館会場・石山寺明王院

石山寺では大河ドラマの放送を記念し、境内にある「明王院」で「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」と題したイベントが開かれます。ここでしか見られないインタビューやメイキング映像が上映されるほか、ドラマに登場する衣装、小道具などが展示されます。また、平安時代と女流文学者にスポットを当てた企画パネル展も予定されています。

 

『光る君へ』もののあはれ展会場・石山寺世尊院

同じく境内の「世尊院(せそういん)」では、「源氏物語 恋するもののあはれ展」が開催されます。こちらでは源氏物語の和歌を題材にした描き下ろしイラストの展示や、オリジナル楽曲のミュージックビデオ上映が行われます。また、平安時代の文化を色、花、香りで表現した体感スペースも設けられます。

 

石山寺「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館/源氏物語 恋するもののあはれ展」

住所
滋賀県大津市石山寺1-1-1
開館期間
2024年1月29日~2025年1月31日
開館時間
9:00~17:00(最終入館 16:30)
入館料
【前売り券】中学生以上 500円、小学生 250円
【当日券】中学生以上 600円、小学生 300円
【当日券(入山料セット)】中学生以上 1,000円、小学生 450円
アクセス
【電車】京阪電鉄「石山寺」駅下車徒歩約10分
【バス】JR「石山」駅より京阪バス「石山寺山門前」下車徒歩すぐ
【車】名神高速道路「瀬田西」、「瀬田東」、京滋バイパス「石山」各ICより約10分
詳細
「大本山 石山寺」公式サイト

 

 

大津市内では『光る君へ』関連イベントが続々開催

『光る君へ』三井寺

石山寺と同じく大津を代表する古刹である天台寺門宗総本山・三井寺(長等山園城寺)も、紫式部にゆかりが深い場所です。式部の父・藤原為時が出家した場所として伝わっているほか、異母兄弟の定暹(じょうせん)が寺院の阿闍梨(あじゃり=高僧)だったとされています。

境内の金堂では、2024年1月29日から「紫式部関係文書特別展(仮称)」が開かれ、所蔵する紫式部関連の資料6点が初公開されます。

 

総本山三井寺所蔵「紫式部関係文書特別展(仮称)」

住所
滋賀県大津市園城寺246
開館期間
2024年1月29日~7月31日/2024年10月1日~2025年1月31日
開館時間
8:00~17:00(最終入館 16:30)
入山料
大人 600円、中高校生 300円、小学生 200円
アクセス
【電車】京阪電鉄「三井寺」駅より徒歩約7分
【バス】JR東海道本線(琵琶湖線)「大津」駅またはJR湖西線「大津京」駅より京阪バス「三井寺」下車徒歩すぐ
【車】名神高速道路「大津」ICより約10分
詳細
「三井寺」公式サイト

 

 
『光る君へ』大津市歴史博物館

また、三井寺にほど近い大津市歴史博物館にも、紫式部や源氏物語に関連する資料が展示されます。博物館のロビーでは、源氏物語の世界を楽しむことができるフォトスポットや体験型デジタルコンテンツなども設置される予定です。

 

大津市歴史博物館 特集展示「源氏物語と大津」

住所
滋賀県大津市御陵町2-2
展示期間
2024年1月10日~2025年2月2日
※休館日あり
開館時間
9:00~17:00(最終入館 16:30)
料金
一般 330円、高校生・大学生 240円、小中学生 160円
※企画展の入場料は別途必要
アクセス
【電車】京阪電鉄「大津市役所前」駅より徒歩約5分
詳細
「大津市歴史博物館」公式サイト

 

源氏物語の主人公「光源氏」は、原文では「光る君」と表現されていて、一説には紫式部と強い絆で結ばれていた藤原道長がモデルではないかと言われています。平安の世を席巻した大ベストセラーと、それを生み出した女性作家の「光る君」に向けた想いを、大津の各地で感じ取ってみてはいかがでしょうか。

 

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