本屋大賞『成瀬は天下を取りにいく』の聖地へ!宮島未奈さんが教える、読んだら絶対回りたい滋賀・大津スポット

宮島未奈さんインタビュー

2024年本屋大賞を受賞し、ますます注目度が上がっている小説『成瀬は天下を取りにいく』。物語の舞台である滋賀県大津市を中心に、主人公・成瀬の人気は全国へと広がっています。そして、作品の聖地巡りをするために大津市を訪れる人も続出しているとのこと。そこで楽天トラベルガイドでは、著者・宮島未奈さんの取材を決行! 作品にまつわる裏話から大津市のおすすめ観光スポットまで、たっぷりとお話を伺いました。

 

 

2024年本屋大賞受賞『成瀬は天下を取りにいく』続編も大好評!

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー

第20回「女による女のためのR-18文学賞」の大賞&読者賞&友近賞をトリプル受賞した「ありがとう西武大津店」を含む6篇を収めた『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社・刊)。作家・宮島未奈さんのデビュー作にして40万部を突破した話題作です。

 

タイトルにもある「成瀬」とは、滋賀県大津市に生まれ育ち、大津を愛する中学2年生の女の子・成瀬あかりです。発想から行動まですべてが奇想天外で、他人の目を気にしない超マイペース、そしてどんなことでもこなしてしまう器用さと才能を持ち合わせている成瀬と、彼女の幼馴染・島崎みゆきを中心に物語は進んでいきます。

 

どのエピソードも、取り立ててエモいわけではないし、奇跡的な出来事が起こるわけでもない。でも、なぜか胸にぐっと来るものがある。そして、きっと誰もが「成瀬のように生きてみたかった」と思ってしまう強烈な魅力に惹かれ、「一気読みしてしまった!」「1ページも目が離せない!」とハマる人が続出なんです。

 

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー

2024年1月には続編となる『成瀬は信じた道をいく』(新潮社・刊)が発売となり、1作目以上に個性的で愛すべき面々が登場。成瀬と関わることで、彼ら彼女たちの人生も動き出します。

 

成瀬旋風は日本だけにとどまらず、韓国語版、中国語版など海外翻訳も刊行されています。また、作品のあちこちで登場する大津のスポットに実際に訪れる人も多く、「成瀬の聖地巡り」としても大津に大きな注目が集まっているんです。

宮島未奈さん直撃インタビュー!「観光地化していないところ」が大津の魅力

宮島さんインタビュー

―宮島さんは静岡ご出身で、25歳のときに滋賀県の大津に引っ越してきたと聞いています。「成瀬」シリーズには大津のトピックがたくさん登場し、地元愛にあふれているなと感じますが、改めて大津市のどんなところが気に入っていますか?

「都会と比べてゴミゴミしていないというか、のんびりしたところが大津の魅力だと思っています。観光地化しすぎていないところが良いんです。そして何より琵琶湖ですね。大津駅から歩いて15分くらいで行けることって、意外に知られていないんですよ。広々していて、抜け感があって、本当に気持ちが良いです。

と言いつつも、引っ越してきてすぐにこの町が気に入ったかと言うと、そうでもなくて。長く暮らしている中で、大津の良さがだんだんとわかってきたかなという感じです」

宮島さんインタビュー

―作品の構想段階から、大津市を舞台にしようとお考えだったのですか?

「じつは、はじめは大津のことを書こうとは考えていなくて。『女子中学生の話にしよう』というところだけ決めていました。その女子中学生が何をしたら面白いかな?と思案していたとき、ニュースの中継に映りこもう!と思いついたのが次の段階です。

ちょうど当時、西武大津店が閉店することが一大ニュースになっていたので、よし、西武大津店からの中継に女子中学生が映りこむ話にしよう、という思考の流れがあり、成瀬が誕生しました。

特に2作目はびわこ大津観光大使の話があるので、結果的に大津成分の内容が多くなりましたね。ただ、観光ガイドになってしまうと良くないなと思っていて。あまり固有名詞を出し過ぎないように、適度に架空の地名やお店を交えつつ、ちょうどいいラインを探ることを意識していました。

ちなみに、成瀬の地元にある『ときめき坂』は実際の名称です。アニメに出てくるような、まるでフィクションのようなネーミングがすごく良いなと思って使いました」

宮島さんインタビュー

―なるほど! 小説を読んでいると、成瀬たちが歩いた膳所を巡りたくなるのは、それらのネーミングに惹かれる部分もあるのかもしれません。では実際に宮島さんがよく行かれるおすすめの観光スポットをいくつか教えてください。

「私が好きなのは、近江神宮。森の中にあって、ものすごいパワースポットなんですよ。あの場所に行くと「気」を感じます。気持ちがしゃんとすると言いますか、リセットされるような感覚になるのが好きで、よく行きますね。

石山寺もいいですよ。今はちょうど大河ドラマに関連した催しなどやっていますが、観光地化されていないガチなお寺です(笑)。本当に信仰の対象とされていたんだなって感じられるところが好きです。

あとは、小説でも登場しますが、琵琶湖を船で巡るミシガンクルーズはぜひ乗ってほしいですね。大人も子どもも楽しめますから。私も年に数回は乗ってます。

ちょっとマニアックと言うか、隠れスポットで言うと、大津市歴史博物館。小高い丘の上にあり、琵琶湖が一望できてすごく素敵なんですよね。お隣にある「Inti(インティ)」というカフェもおすすめ。マスターがすごく親切で、居心地も良いので私もよく通っています。

京阪石山坂本線に乗ると、これらのスポットにすべて行けるんです。路面電車で風情があるので、地元の人に交じりながらのんびり移動するのも楽しいと思いますよ」

宮島さんインタビュー

―成瀬シリーズが大ヒットして、周りからの反響はどうですか?

「私はナカマチ商店街によく行くんですが、お店の方たちも私の顔を覚えてくれていて、『本、読んだよ!』と声をかけられることが増えました。成瀬の地元である膳所にも、本を置いてくださるお店がいっぱいで……。

ミシガンクルーズではコラボイベントをやっていますし、成瀬と一緒に観光大使に選ばれた篠原かれんが訪れた松喜屋さんでは、店主考案のオリジナルコラボメニューを作ってくださっています。みなさん成瀬を愛してくださっていて、本当にうれしいです」

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー
ユニフォームの背中には『MIYAJIMA』の文字

―地元全体で成瀬を応援している様子が伝わってきます。最後に、これから関西圏で行ってみたい場所があればぜひ教えてもらえますか。

「京都は通っていた大学がありましたし、今でも買い物などでよく行きますが……ほとんど行ったことがないのは、奈良ですね。修学旅行のときと、平城京遷都のときに行ったくらいでじっくり巡れていないので、発掘したいなと思っています」

 

▶ここで取材をしました!

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー
琵琶湖ホテル:クラブラウンジ

目の前には琵琶湖、遠くには比叡、比良の山々が見渡せる抜群のロケーションを誇る「琵琶湖ホテル」。成瀬がびわ湖大津観光大使に選ばれたとき、就任式を行ったホテルです。クラブフロア宿泊者が利用できるクラブラウンジは、自然の中でゆったりとした時間が過ごせると評判。『成瀬は信じた道をいく』の韓国語・中国語版も置いてあり、自由に読むことができます。

 

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー

 

琵琶湖ホテル

住所
滋賀県大津市浜町2-40
アクセス
JR東海道本線「大津」駅より徒歩約15分/京阪大津線「びわ湖浜大津」駅より徒歩約5分
駐車場
あり(無料)

レッツゴーミシガン! 大興奮のびわ湖クルーズに出発!

宮島さんから楽しいお話を伺ったあとは、成瀬シリーズでもおなじみのミシガンクルーズに乗船することに!1982年、アメリカ・ミシガン州との国際親善を祈念して「ミシガン」と名付けられた異国情緒あふれる4階建ての遊覧船で、後部にある赤いパドル(外輪)がシンボルマークです。

 

じつは宮島さんは、デビュー前にミシガンを運航する琵琶湖汽船の公式アンバサダーを務めていたのだそう!その後に本の出版が決まったとのことで、深いご縁を感じます。

 

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー

2024年5月6日まで、「レッツゴーミシガン」キャンペーンを開催中!成瀬本を携帯すると、宮島さんサイン入り「オリジナルステッカー(2枚組)」やオリジナルキーホルダーがもらえます(オリジナルキーホルダーは数量限定)。加えて、ミシガンクルーズ乗船料10%割引も!

 

日中のミシガンには60分と90分の2コースがあり、今回は90分コースをチョイス。大津港(琵琶湖ホテル)・柳が崎湖畔公園港(びわ湖大津館)・におの浜観光港(びわ湖大津プリンスホテル)を周遊し、それぞれの港から乗船できます。(※「レッツゴーミシガン」キャンペーンは、大津港発着便のみ対象)

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー

最上階の4階にあるスカイデッキからは、360°のパノラマビューが堪能できます(乗船料のみで利用可能)。館内アナウンスにて比叡山や比良山、三上山、琵琶湖大橋などの見どころを案内してくれるから、観光スポットを見逃す心配もありません。年に2、3回は乗船するという成瀬も、心地よい風を受けながらここでぼんやりと過ごすのがお気に入り。

 

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー

比叡山をバックに、成瀬本と記念撮影。船長が操船する様子が覗ける見学室や記念撮影にピッタリのフォトスポットなどもあります。

 

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー

2階ではミシガンを象徴する赤いパドルを目の前でのぞむことができ、あまりの大迫力に圧倒されます。ミシガンは日本国内でも珍しい外輪船で、このパドルによって船体を動かしているのだとか。ちなみに成瀬は、「巻き込まれたら即死だから」とあまり近寄らないようにしていましたね(笑)。

 

クルーズの後半に差し掛かると、3階ミシガンバーにてミシガンパーサーたちによる楽しいライブパフォーマンスが!こちらも乗船料のみで参加できます。

 

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー

季節や客層に合わせて、曲のチョイスが変わるようです。この日は大人が多かったためかカントリー調のゆったりとした音楽がメインで、皆さん成瀬みたいにリズムに合わせて肩を揺らしながら、手拍子を打って楽しんでいました。

 

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー

ラストの曲では、みんなで楽器を手に合奏する一幕も。あっという間に下船時刻となりました。なお、事前に予約をすればクルーズ中に食事もできます(別途、料金が必要)。ほとんど揺れを感じないので、船が苦手な人でも安心して乗船できますよ。

 

ミシガンクルーズ

営業時間(大津港発)
9:40~18:30(1日2~5便運航、シーズン変動あり)
定休日
冬季(2024年12月2日~12月27日の平日と2025年1月6日~3月7日、年末年始除く)の平日
料金
ミシガン60大人 2,400円(中学生以上) 小学生 1,200円
ミシガン90大人 3,000円(中学生以上) 小学生 1,500円
アクセス(大津港)
京阪石山坂本線「びわ湖浜大津」駅より徒歩約5分

成瀬に会えるかも?宮島さんおすすめ大津観光スポット&聖地巡り

ここからは、宮島さんがおすすめしてくれた大津の観光スポット、そして『成瀬は天下を取りにいく』『成瀬は信じた道をいく』に登場する膳所(ぜぜ)駅周辺の聖地をご紹介します。ぜひ本を片手に宮島さんや成瀬がたどった足跡を巡ってみてくださいね。

 

①    近江神宮(おうみじんぐう)

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー

百人一首かるたの祖と言われる第38代天皇・天智天皇をまつる神社。開運や産業文化学芸の神様としても知られています。琵琶湖西岸の山裾にあり自然いっぱい、宮島さんイチオシのパワースポット。お隣にある近江勧学館はかるたの聖地であり、近江神宮と共に漫画『ちはやふる』の舞台にもなっています。

 

住所
滋賀県大津市神宮町1-1
参拝時間
6:00~18:00
アクセス
京阪石山坂本線「近江神宮前」駅より徒歩約9分

 

②    大津市歴史博物館

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー

「大津れきはく」の愛称で親しまれる、大津や近江の歴史や文化が集約している施設。2025年2月2日までは、大河ドラマ『光る君へ』の特集展示が開催されています。展示内容はもちろんですが、琵琶湖が望める立地も人気の理由。隣接するカフェ「Café Restaurant Inti(インティ)」は宮島さんも足しげく通う、地元の人が集う憩いの場です。

 

住所
滋賀県大津市御陵町2-2
開館時間
9:00~17:00(展示室への入場は16:30まで)
休館日
月曜(祝日を除く)・祝日の翌日ほか
常設展示 観覧料
大人330円、高校生・大学生240円、小学校・中学校160円
アクセス
京阪石山坂本線「大津市役所前(旧駅名:別所)」駅より徒歩約5分、JR湖西線「大津京」駅より徒歩約15分

 

③    石山寺

2024年大河ドラマ『光る君へ』紫式部ゆかりの地・大津市で関連イベント続々開催

奈良時代から観音の聖地とされてきた石山寺は、紫式部が『源氏物語』を起筆した地としても有名です。山の中にあり、近江神宮と同様に自然を全身で感じられるスポット。2025年1月31日までは、「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」が開催中です。

 

住所
滋賀県大津市石山寺1-1-1
開門時間
9:00~17:00(最終入山16:30)
料金
石山寺入山料/大人・中高生600円、小学生250円
石山寺入山セット券(入山・本堂内陣拝観)/大人・中高生1,000円、小学生450円、未就学児 無料
アクセス
京阪石山坂本線「石山寺」駅より徒歩約10分

 

④    びわ湖ホール

びわ湖ホール

大中小3つのホールとリハーサル室、研修室まで完備した音楽施設。数々の音楽公演が楽しめることはもちろん、宮島さんのおすすめは自由に出入りできるラウンジ(利用時間9:00~19:00)。琵琶湖ビューが美しく、ゆったりと読書や軽食が楽しめる穴場スポットです。

 

住所
滋賀県大津市打出浜15-1
受付時間
10:00~19:00
休館日
火曜(休日の場合は翌日)
アクセス
京阪石山坂本線「石場」駅より徒歩約3分

 

⑤    ナカマチ商店街

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー

丸屋町商店街・菱屋町商店街・長等商店街の3つが連なった商店街で、通称「ナカマチ商店街」と呼ばれています。宮島さんも日常的に利用しているそうで、買い物をしていると商店街のあちこちで声をかけられるのだそう。果物屋さんやおにぎり屋さんなど、地元の人に愛されるお店が軒を連ねます。

 

光風堂菓舗
光風堂菓舗のかりんとう

なかでも、長等商店街にある「光風堂菓舗」のかりんとう饅頭(こしあん120円、ビターチョコカカオ150円)は宮島さんもお気に入りの逸品。ザクザクした皮の食感と上品なあんこの甘さがやみつきになること間違いなし!

光風堂菓舗

住所
滋賀県大津市長等2-3-27
営業時間
10:00~17:00
定休日
水・日曜日・祝日(5月の節句は営業、6日振替休日)
アクセス
京阪石山坂本線「びわ湖浜大津」駅より徒歩約10分

 

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー
成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー

滋賀のお土産を探すなら、「ここ滋賀SHIGA」がおすすめ。高島市に工房を持つ「ホソイフクロモノ」のキャンバスボックスポーチS(2,860円)は、シンプルで実用性が高いと老若男女問わず人気です。

 

ここ滋賀SHIGA

住所
滋賀県大津市中央1-2-31
営業時間
10:00~17:30
定休日
火曜、年末年始・お盆・GW等
アクセス
京阪石山坂本線「びわ湖浜大津」駅より徒歩約6分
公式サイト
ここ滋賀SHIGA

 

⑥    ZEZEときめき坂商店街

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー

成瀬と言えば、膳所(ぜぜ)!JR膳所駅から西武大津店跡地までを結ぶ「ときめき坂」には、小説に出てくるさまざまなお店が並びます。

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー
成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー

成瀬たちが通った小学校のすぐそばにある「よりみちぱん」は、午後遅めに行くとパンが売り切れてしまっているほどの人気店。なかでも塩パン(151円)は、成瀬の幼馴染・島崎みゆきのお気に入りです。

 

ちなみに、『成瀬は信じた道をいく』の第一話「ときめきっ子タイム」で登場する「ときめき坂のパン屋さん」はこのお店のこと。そして、「膳所駅近くのお風呂屋さん」は、JR膳所駅から徒歩約3分の「都湯」のことだと宮島さんが教えてくれました。

 

よりみちぱん

住所
滋賀県大津市馬場1-11-34
営業時間
8:00~17:30(祝日は17:00まで)
定休日
日曜日
アクセス
京阪石山坂本線「京阪膳所」駅より徒歩約4分

 

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー

「よりみちぱん」のすぐ近く、先日オープンしたばかりの「ファミリーマート大津ときめき坂店」には、書店さながらの大規模な成瀬コーナーが作られていました。

 

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー

本棚にズラリと並ぶ成瀬本は圧巻! 宮島さん直筆のサインも飾られていましたよ。

 

そのほかにも、ゼゼカラ(成瀬と島崎が組んだ漫才コンビ)がM-1予選に出た帰りに立ち寄ったセブンイレブンや馬場公園、ネタの打ち合わせをしたびっくりドンキーなど、成瀬ファンにはたまらないスポットばかり。あの角を曲がったら成瀬に出会うのでは?と思えてくるから不思議です。

column

 

この春を成瀬に捧げるスタンプラリーに参加しよう!

2024年4月1日から6月30日まで、滋賀県のデジタル地域コミュニティ通貨「ビワコ」を使って聖地を巡るスタンプラリーを実施中です。
今回ご紹介したスポットも沢山あるので、訪れた際はぜひ回ってみてくださいね。

 

日程
2024年4月1日~2024年6月30日
スポット
①膳所駅②よりみちぱん③大津港➃近江神宮⑤ハンバーグステーキ松喜屋など計13ヵ所
達成特典
成瀬のクリアファイルを1枚プレゼント(お一人様1回限り)
達成特典交換場所
・フレンドマート大津テラス店サービスカウンター(9:30~21:00)
・近江勧学館(9:00~17:00)
・松喜屋(10:00~19:00 ※定休日(1/1、1/2、メンテナンス日)を除く)
・滋賀県庁市町振興課(9:00~17:00 ※平日のみ)
詳細
この春を成瀬に捧げるスタンプラリー

 

この春を成瀬に捧げるスタンプラリー

 

宮島さんも舌鼓!成瀬の世界観が堪能できるコラボメニュー

松喜屋 本店

もうひとつ忘れてはいけないのが、厳選された近江牛を最高の状態でいただける名店「ハンバーグステーキ松喜屋」。『成瀬は信じた道をいく』で篠原かれんが家族とお祝いの食事に行ったお店です。

 

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー

こちらでは現在、『成瀬は信じた道をいく』とのコラボメニューを提供中。読書が大好きな店長の松本さんが書店で『成瀬は天下を取りにいく』を偶然手に取ったことが、今回のコラボのきっかけだったそうです。

 

「表紙とタイトルに惹かれて手に取り、買ったその夜には全部読破してしまいました。これはすごい!絶対に大津を盛り上げられる!と思い、新潮社さんに連絡をしたことから、宮島先生につながり、コラボができることになりました」

 

1作目に続いて、2作目のコラボとなった今回のメニューがこちら。松本さんが徹夜で考えた、成瀬の世界観を存分に表した内容です。

 

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー

サラダは、成瀬が鮮やかに取るかるたをイメージ。近江牛カレーにのったレンコンチップスは、ミシガンのシンボルであるパドルを模しているのだそう!

白玉とあんこ、そして奥に隠れているバナナが、味わったことのないおいしさを奏でるパフェに添えられているのは、なんとおつまみ昆布。成瀬がよくかじっていた、あのお菓子です。意外にもバニラアイスにピッタリ!こちらも成瀬が好んで飲むほうじ茶と一緒にいただきます。

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー
お祝い松喜屋のハンバーグステーキ 特製ミートソース

メインのハンバーグステーキに添えられているのは、自家製ミートソース。肉×肉です。それでいて、まったく重くもくどくもなく、むしろサッパリとした味わい。女性でも皆さんペロリとたいらげるようですよ。

 

成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈 インタビュー
ランチョンマット左下の赤い点に注目

前菜4種も成瀬を感じることができる品々。特にコンビーフは松本さんも初めての試みだったそうで、どうしたらおいしく仕上がるか試行錯誤の繰り返しだったと教えてくれました。何度も作り直し、手直しをし、見事宮島さんにもお墨付きをいただけた自慢の逸品です。

 

お皿の下に敷かれているランチョンマットも、このコラボのためにデザインされたもの。琵琶湖の一番下にある赤い点が、松喜屋の位置なんですって。記念に持ち帰る人も多いそうですよ。

 

このコラボメニューを食べるために遠方から訪れる人もいれば、たまたまこのメニューを食べたことから本のファンになった人も。訪れる人みんなを笑顔にする料理の数々をぜひご堪能ください。

 

ハンバーグステーキ松喜屋

住所
滋賀県大津市唐橋町14-17 精肉店2F
営業時間
ランチ:【平日】11:30~15:00(L.O. 14:00)/【土日】11:00~15:00(L.O. 14:00)
ディナー:17:00~21:30(L.O.20:00)
定休日
12月31日、1月1日 および、メンテナンス日
アクセス
JR琵琶湖線「石山」駅より徒歩約8分
駐車場
あり(無料)

 

今回、宮島さんにお話を伺い、実際に大津を巡ったことで、成瀬シリーズを基軸に大津の魅力が全国へと波及していることを肌で感じることができました。成瀬ファンの方はもちろん、これから本を読もうという人も、ぜひ一度大津を訪れてみてくださいね。

 

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取材・文/水谷映美 撮影/正井聖樹

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