神戸の水族館「átoa」が大規模リニューアル!生き物の本を集めた「átoa LAB」が完成

「átoa LAB」展示イメージ

神戸市にあるアートとアクアリウムを融合させた都市型水族館「AQUARIUM×ART átoa(アトア)」が大規模リニューアル。生き物にまつわる書籍約2,500冊を集めたエリア「átoa LAB(アトア ラボ)」が、2024年3月8日にオープンしました。

完成を記念し、同エリアでは海洋生物や水族館に造詣が深い作家・荒俣宏氏監修による特別展が5月6日まで開催されています。

 

アクアリウム内に生まれた「学びの空間」

「átoa LAB」展示イメージ

神戸ポートミュージアムにある「átoa」は、水族館に舞台美術やデジタルアートのエッセンスを融合した「劇場型アクアリウム」。

今回リニューアルされたFOYER(ホワイエ)ゾーンは「探求の室」とも名付けられていて、館内でも特に学びをテーマにしたエリアです。

新設された「átoa LAB」は「知的好奇心を刺激するアートな空間」をコンセプトに、約2,500冊の書籍のほか、生きものの標本や映像、テラリウム展示などが織り交ぜられ、来館者自身が気になる書籍を自由に手に取りながらじっくりと学びの時間を楽しめます。

「átoa LAB」フォトスポット

天井まで届く書棚には、図鑑、写真集、小説、絵本などさまざまなジャンルの書籍が同ラボ独自の解釈でカテゴライズされています。手に取った本の隣に意外な作品が並べられるなど、予想外の出合いも楽しめる仕掛けに。

また、書棚の中には隠れ家のようなフォトスポットも設けられました。座って読書にふけったり、写真を撮ったり、思い思いの楽しみ方ができそうです。

「átoa LAB」系統樹

ラボの床には、生物の進化の過程を樹枝状に表現した「系統樹」が描かれています。

じっくり見てみると、姿形は異なるのに実は近縁関係の種があったり、ある時代にひとつの種が大きく枝分かれしていたり、思わぬ発見があるかもしれません。眺めているだけで探究心が刺激される、神秘的なデザインです。

 

水族館にまつわる貴重な資料が並ぶ企画展

「átoa LAB」展示資料

「átoa LAB」の完成を記念し、海洋生物や水族館に詳しい作家・荒俣宏氏が監修する特別展「水族館学のススメ」が2024年3月8日~5月6日まで開催されています。

会場には、荒俣氏が手がけた図鑑や読み物のほか、水族館にまつわる資料の数々が展示されています。

「átoa LAB」展示資料

特別展では、20世紀前半に画家・大野麦風(おおの ばくふう)が描いた魚類図鑑『大日本魚類誌』の原画など、貴重な作品を目にすることができます。

「átoa LAB」展示資料

海外の珍しい図鑑も展示されます。魚類学者・ブロッホによる『魚類譜』は、18世紀後半に欧州で初めて実物標本を元に描かれた学術的な図鑑で、日本の魚も収録されているそう。

荒俣宏監修 アラマタ流「水族館学のススメ」

開催期間
2024年3月8日~5月6日

 

「átoa LAB」展示イメージ

さまざまな生き物の姿を観察し、さらに知的好奇心を刺激する数多くの書籍からも学べる水族館。自分で思いもしなかった新たな興味や関心が芽生えるかもしれません。

 

AQUARIUM×ART átoa

住所
兵庫県神戸市中央区新港町7-2
入場料
大人(中学生以上) 2,400円、小学生 1,400円、幼児(3歳以上) 800円、3歳未満 無料
※2024年4月1日より入場料改定予定
営業時間
10:00~20:00(最終入場 19:00)
※館内貸切などにより営業時間・料金が変動する可能性あり
アクセス
【電車】JR「三ノ宮」駅から徒歩約18分、またはバスで約8分、「新港町」下車
JR「元町」駅から徒歩約15分
【車】阪神高速3号神戸線「京橋出入口」、ハーバーハイウェイ「新港ランプ」から約1分
駐車場
なし

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