提供:テレビ宮崎
県内有数の観光地、高千穂町では、世界各地からの観光客が増えたことにより、地域住民や自然環境などに影響を与えるオーバーツーリズムが問題になっています。今課題となっているのがタクシー不足。急激に増えた観光客への対応と運転手不足に地元住民の足にも影響が出ています。また、飲食店でも従業員の人手不足となっています。
そこで高千穂町では新しい取り組み「アドベンチャーツーリズム」がスタート。アドベンチャーツーリズムとは、「身体的な活動」「自然体験」「文化体験」の三つのうち二つがある旅行形態のことです。
旅行中に高千穂町に魅せられたという東京都出身の福島優さんは、高千穂アドベンチャーツーリズム協議会を立ち上げ、自然や文化体験などを通して地元の魅力を発信するツアーを企画しています。
高千穂の棚田の風景を楽しめる「棚田駆け巡るEバイクツアー」は、車ではなかなか入りづらい棚田の中まで入って楽しめるのが魅力。ガイドが地元を案内してくれるのでディープな高千穂廻りができます。
棚田でキャンプをして収益の一部を棚田のオーナーに寄付する「高千穂棚田キャンプ」の他、地元の宮司と一緒に天孫降臨の山「二上山」を登るトレッキングツアーなども企画中。
地域の暮らしや自然を大切にしながらその魅力を楽しむアドベンチャーツーリズム。新たな観光の形として注目されています。
公式サイト:高千穂アドベンチャーツーリズム協議会
※この記事は、2023年10月16日にテレビ宮崎「Link」で放送された内容を転載したものです。
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