ようやく新型コロナウイルスの規制が緩和され、海外への渡航も再開されてきた昨今。日本にも多くのインバウンド客が押し寄せ、日本人も以前のように海外旅行を楽しめるようになりました。今回は3泊4日でソウルの様子をレポートします。第2回目はグルメだけでなく、デパートである「ザ・現代（ヒョンデ）ソウル」にも訪れました。
朝食は、地元に人気の「ソルロンタン」
約3年ぶりのソウル旅行2日目。朝食は、ホテルから徒歩約3分の「麻浦ヤンジソルロンタン 桃花店」へ。「ソルロンタン」とは、牛骨をじっくり煮込んだスープのことです。あっさりした味わいで、朝食にぴったり。
朝8時頃に到着しましたが、駐車場には多くの車がありました。1997年の創業以来、地元の人たちに愛されており、この日もとてもにぎわっていました。今回は、ソルロンタンを注文。
テーブルに、3つの器が運ばれました。中には、キムチ（白菜とネギ）、カクテキ、ネギが入っています。器の中身は、いくらでも食べてもいい点がうれしい！特にカクテキは、味が染み込んでいました。
ソルロンタンが運ばれました。白濁したスープはシンプルな見た目です。店名にもなっている「ヤンジ」は、牛バラ肉のことで、オーナーが厳選した上で直接仕入れ、じっくり煮込んでいます。
ソルロンタンは、調味料などを加えなくても、ほんのり味があります。好みに応じて、塩、赤唐辛子、胡椒を加え、味を調整できます。
あっさりとした牛骨スープが身に染みました。薄切りの牛バラ肉はとても柔らかく、ソルロンタンには、細いそうめんも入っています。一緒に提供されるご飯を入れ、クッパにするのもおすすめです。
食事を終えて外に出ると、たくさんの白菜がありました。横にある小屋では、女性らが、キムチを手作りしていました。
麻浦ヤンジソルロンタン 桃花店
- 住所
- ソウル特別市 麻浦区 桃花洞 181-37
- 営業時間
- 7:00～21:30（ラストオーダー21:00）
- 電話
- +82 2-716-8616
- アクセス
- 地下鉄 6号線 孔徳駅 8番出口 徒歩約3分、地下鉄 5号線 麻浦駅 3番出口 徒歩約8分
汝矣島(ヨイド)の新名所「ザ・現代ソウル」へ！
最初の目的地である「ザ・現代（ヒョンデ）ソウル」に、開店時間に合わせて向かいました。「ザ・現代ソウル」は、2021年2月にオープンした百貨店「現代百貨店」の16番目の支店として誕生したデパートです。
地下2階から6階までの8フロアあり、売り場面積は約8万9,100平米。さらに、入店店舗数は約600店と、ソウルの中でも規模が大きい百貨店です
店内はかなり広く、到着後にフロアガイドを入手すると役立ちます。フロアガイドはとてもおしゃれなので、お土産として持ち帰ってもよさそうです。
最初に、最上階の6階にエレベーターで上がってしまうのがおすすめです。屋上から1階まで吹き抜けになっていて、最上階の天井からは日光が入り、屋内にも関わらず、自然な明るさがある点が、このデパートの特徴です。
特に、5階にある屋内庭園「Sounds Forest（サウンズ・フォレスト）」は、自然芝と30種以上の木々によるヒーリングスポット。
イベントなども頻繁に行われています。訪れた日には、「LEGO®」関連のイベントを開催していました。
ランチは、ソウルのグルメトレンド満載の地下フードコートへ！
必ず訪れて欲しいのが、地下にある食品関連のフロアです。
ここには、韓国料理やメキシコ料理などのフードトラックがあります。
行列ができるような人気のカフェやグルメが集まっており、現在のトレンドを垣間見ることができます。特に「THE BARN Coffee Roasters Berlin」は、ベルリンで有名なサードウェーブコーヒー系列のお店で、多くの人が訪れていました。
多くの店舗があり迷いましたが、サンドイッチと、人気のカフェ「Camel（キャメル）」でカフェラテを購入し、フロア内にあるイートインスペースでいただきました。
また、フロア内にはスーパーマーケットもあるので、お土産を買うのにもおすすめです。
ザ・現代 ソウル
- 住所
- ソウル特別市 永登浦区 汝矣島洞 22, ザ・現代ソウル
- 営業時間
- 月～木曜10:30～20:00、金～日・祝日10:30～20:30 食堂街10:30～22:00
- 電話
- +82 2-767-2233
- アクセス
- 地下鉄9号線 汝矣島駅 3番出口 地下直結 徒歩約10分、地下鉄5号線 汝矣ナル駅 1番出口 徒歩約7分
再び弘大へ！いきたかったカフェにGO!
「ザ・現代ソウル」を訪れた後は、弘大のCafe Layered（カフェ・レイヤード） 延南店」へ。延南洞は、カフェや小さな雑貨屋などが集まっているエリアで、日本人観光客にも人気があります。街中を歩いていると煉瓦造りの一軒家があり、ここが目的地です。
店内に入ると、焼き菓子やケーキが並んでいます。
15時くらいに訪れたので、完売してしまったお菓子もありましたが、他にもたくさん並んでいました。
スイーツを選んだら、カウンターでドリンクなどを注文して一緒に会計します。店内は1階と2階にイートインスペースがあるので、好きな席を選択。レトロな雰囲気があり、居心地は最高です。2階のテラスは、天気のいい日に利用するのがおすすめです。
ケーキとスコーンと、ドリンクを注文。見た目が素晴らしいだけでなく、手作り感満載のお菓子で、満足しました。
特に、ホイップクリームとコーヒーを同比率で合わせた「アインシュペナー」は、現在韓国で人気のドリンク。訪れた際は、ぜひ試してください。
Cafe Layered 延南店
- 住所
- ソウル特別市 麻浦区 延南洞 223-20
- 営業時間
- 11:00～22:00
- アクセス
- 地下鉄2号線 弘大入口駅 徒歩約16分
夕飯は、ヘルシーな「ポッサム」！
食後は、延南洞から弘大駅まで散歩。金曜日だったこともあり、学校や仕事帰りの人たちでにぎわっていました。特に龍山線の廃線跡を活用して造られた「京義線森の道」は、ベンチなどもあり、癒しスポットになっています。
夕食を食べに「ウォンハルモニポッサム・チョッパル 弘大駅店」へ。ここは韓国の豚肉料理「ポッサム（茹で豚）」と「チョッパル（豚足）」をメインに扱ったチェーン店です。
シンプルなポッサムを注文。とても温かい状態で提供されます。
付け合わせにはサラダと、切り干し大根のキムチ、白菜の塩漬けなど。お餅もついてきました。ポッサムにアミエビの塩辛やキムチ、餅を合わせていただきます。
ポッサムは茹で豚なので、とてもヘルシーでした。野菜もとり、1日の疲れをおいしい韓国料理で癒すことができました。
ウォンハルモニポッサム・チョッパル 弘大駅店
- 住所
- ソウル特別市 麻浦区 東橋洞 169-16
- 営業時間
- 11:00～24:00
- 電話
- +82 2-338-5357
- アクセス
- 地下鉄2号線弘大入口駅 8番出口 徒歩約2分
