提供:ことりっぷ
JRや阪急、阪神などさまざまな路線の駅がある三宮(三ノ宮)。神戸でも有数の繁華街で商業施設はもちろんホテルも多く、神戸港周辺や旧居留地などへの観光拠点にも便利な場所です。今回は三宮から元町にかけてのエリアから、ランチやティータイムにぴったりのお店をまとめてご紹介。ゆっくり過ごせる落ち着いた雰囲気の喫茶店や、ひとりランチにもおすすめな穴場カフェなど、予定に合わせてぜひお出かけしてみてくださいね。
食事もデザートもゆっくりと♪「HANAZONO CAFE」
明るすぎない照明で落ち着ける店内。ビルの2階にあるため比較的静かなのも魅力
JR元町駅東口から徒歩3分、多くのお店が並ぶトアロードの西側「トアウエスト」にある「HANAZONO CAFE(ハナゾノカフェ)」。2005年のオープン以来、居心地のよさと美味しい食事、パフェなどのオリジナルスイーツで愛され続けるお店です。
兵庫の恵みを感じられる「ハナゾノ御膳」。内容は季節に合わせて替わる
ランチメニューは地元のお米や味噌、野菜などを使った人気メニュー「ハナゾノ御膳」(写真)をはじめ、日替わりのパスタやオムライス、ハンバーグ、唐揚げなどがずらり。気分やお腹の空き具合に合わせて楽しめます。オリジナルスイーツやドリンクも充実しているので、ランチからそのままゆっくりデザートまで、という使い方もおすすめです。
昭和初期のおしゃれな名建築でランチ♪「TOOTH TOOTH凸凹茶房」
カフェのみの利用もOK。美術書や神戸に関する本が並び、自由に手に取って眺めることができる
三ノ宮駅・元町駅からいずれも徒歩10分ほどの旧居留地エリアにある「神戸市立博物館」。昭和10年に竣工し、国の登録有形文化財となった昭和初期の名建築「旧横浜正金銀行神戸支店」の建物で、港町・神戸の歴史や文化に触れられます。1階にはミュージアムカフェ「TOOTH TOOTH凸凹茶房(トゥーストゥース デコボコサボウ)」があります。
「凸凹茶房の厚焼きたまごサンド」。単品とサラダ・デザート・ドリンクつきのセットがある
こちらは神戸市内を中心に数多くのカフェやレストランがあり、神戸らしい料理やスイーツをいただけるTOOTO TOOTH系列のひとつ。食事メニューはクロックムッシュとサンドイッチの2種類があり、どちらも神戸のハムや近郊の野菜など、地元食材を味わえます。
ひとり用の火鍋も♪「HONG KONG HOTPOT CAFE 甜蜜蜜」
アジアンテイストの店内は、丸テーブルやソファ席もすてき
JR三ノ宮駅から徒歩7分のファッションビル「クレフィ三宮」の6階にある「HONG KONG HOTPOT CAFE 甜蜜蜜(ホンコンホットポットカフェ ティムマッマッ)」。薬膳食材を使った鍋やオリジナルのドリンク、多彩な中国茶などを味わえる香港カフェです。
体にやさしい具材が15種も入った「薬膳ひとり火鍋」
医食同源の考えが根付いた香港グルメを楽しめるこちら。ランチにおすすめなのがひとり用の火鍋(写真)です。ナツメやキクラゲ、クコ、松の実などの薬膳の食材をはじめ、豚ロースやイカ団子、水餃子、セロリ、トマト、紅芯大根など約15種もの具材が入る贅沢な一品で、心も体もぽかぽか!ほかにも季節の食材の麺やカレーが揃います。
秘密にしたくなる穴場カフェのスイーツ「カフェ ゾエ」
三宮駅の駅前から歩くこと約8分ほど。レトロなビルの3階にある「CAFE Zoe'(カフェ ゾエ)」は、静かな店内でゆっくりと時間が過ごせます。店内にはオーナーが世界各国の蚤の市で買い付けた小物や、北欧のアンティークチェアなどがさりげなく配置され、アートな雰囲気が漂います。
人気の「珈琲ゼリー」は、1928年創業の神戸「萩原珈琲」の炭火焙煎珈琲がベース。上にはソルトバニラアイスクリームをのせています。甘みを抑えたゼリーに塩気のあるアイスクリームがクセになると評判です。
自分好みの紅茶の飲み方が見つかる♪紅茶専門店「tea room mahisa」
神戸・三宮で35年愛される紅茶の専門店「tea room mahisa(ティールーム マヒシャ)」。通常の倍量の茶葉を使って贅沢に抽出した紅茶に牛乳をたっぷり注いだミルクティーが看板メニューです。さらに約15種の茶葉を取り揃え、それぞれの個性に合わせて飲み方を提案しています。スコーンやチーズケーキなど、紅茶に合う自家製スイーツも豊富。ポットでサーブしてくれるので、紅茶にじっくり向き合う時間が過ごせますよ。
木や竹、ラタンなど自然の素材の家具が多く落ち着いた雰囲気
英国式の洋館で優雅な時間を♪「北野坂 にしむら珈琲店」
神戸市内に7店舗展開する、神戸住民ご用達の「神戸にしむら珈琲店」。なかでもJR三ノ宮駅から神戸の観光名所・異人館街をつなぐ北野坂にある「北野坂 にしむら珈琲店」は、元は会員制の喫茶店だった場所。かつては財界人、画家、作家などの文化人からプロスポーツ選手、芸能人まで、著名人が集ったといい、店内は海外から取り寄せた高級な調度品にあふれています。喫茶店というよりは、上質なホテルのラウンジのような優雅な時間を過ごせます。
食べやすいひとくちサイズの「フルーツサンドウィッチ」1400円
歴史的ホテルでアフタヌーンティー♪「The Bar J.W.Hart」
深海を思わせる深いブルーのじゅうたんが印象的なテーブル席
開港して間もない1870年、旧居留地に誕生した「オリエンタルホテル神戸」。17階にある「The Bar J.W.Hart(ザ・バー ジェイダブリューハート)」は、明治初期に旧居留地を発展させた人物の名前を冠したラウンジです。高層ビルが少ないエリアならではの海・山・街の眺めを楽しみながら、特別感たっぷりのランチタイムやティータイムを過ごせます。
アフタヌーンティー(前日までに要予約・1日30食限定)
日中はカフェとして利用でき、アフタヌーンティーも話題。旬の果物を使ったスイーツやほどよいボリュームのセイボリーがティースタンドで供され、選べるスイーツもプラスできます。芦屋の紅茶専門店「Uf-fu」の紅茶など、上質なドリンクとともにどうぞ。
人気カフェの隠れ家スペースで名物のパイ♪「room401」
クリーム色の壁とグリーンの窓が目を引くビルの4階にある
JR元町駅から徒歩3分ほど、古いビルの4階にある「room401(ルームヨンマルイチ)」。同じビルの2階にある人気カフェ「カフェ マムーニア」のスイーツとドリンクを不定期で提供する隠れ家的なスペースです。店内にはヨーロッパなどで買い付けたヴィンテージ家具が並び、フランス映画やパリのアパルトマンをイメージした空間が広がります。
いちごは時期に合わせて産地を変え、ほぼ通年でオーダー可能に
看板メニューはいちごや季節のフルーツがたっぷりの「ナポレオン・パイ」。フルーツの酸味に合うようにバニラの風味を強めたカスタードクリームと、コクのある生クリーム、キャラメリゼしたサクサクのパイの絶妙な組み合わせを堪能できます。
ノスタルジックな空間でのんびり♪「モトマチ喫茶」
赤レンガ造りやレトロな外灯が歴史を感じさせる
個性的なお店が並ぶ「トアウエスト」エリアで、街の風景に溶け込むような佇まいを見せる「モトマチ喫茶」。元は喫茶兼スナックだった居抜き物件を一部を除いてそのまま使い、2009年にオープンしたお店です。使い込まれた木の家具や調度品、レトロな照明は当時のまま。店内に流れるジャズも温かな雰囲気を醸し出します。
人気の「自家製カスタードプリン」と「クリームソーダ」
まったりと濃厚な名物の「自家製カスタードブリン」や、昔ながらの缶詰めのチェリーのトッピングがキュートなクリームソーダなど、昭和の純喫茶を思わせるメニューも魅力。地元のロースターから仕入れているコーヒーとの相性も抜群です。
パティシエとバリスタがタッグを組んだケーキスタンド「CÔNE」
JR三ノ宮駅からフラワーロードを南へ徒歩6分の場所にたたずむ「CÔNE(コーヌ)」。店内にはカウンターやハイテーブルを設置し、ケーキを気軽にイートインできる“ケーキスタンド”という新感覚のショップです。コーヒーはケーキとの相性を最優先したオリジナルブレンドを用意し、ケーキとコーヒーのペアリングを提案しています。
「ケーキをもっと手軽に楽しんで欲しい」と、店内にイートインスペースを設けています。
アッサム茶葉から抽出する濃厚な紅茶を「UNICORN」
JR三ノ宮駅と元町駅の中間にあるカフェ「UNICORN(ユニコーン)」。コーヒー専門店、紅茶専門店は数多くありますが、こちらは紅茶とスペシャルティコーヒーの両方をこだわって提供しているめずらしいカフェです。なかでもエスプレッソマシンを使って抽出する紅茶エスプレッソはフレーバーが凝縮されているから濃厚。紅茶エスプレッソを使ったラテやソーダ、アフォガードと多彩なアレンジで、紅茶をいろんな形で楽しめます。
夏場の一番人気は、紅茶エスプレッソとソーダを合わせたティーソーダ
いかがでしたか?
今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したお店の中から、美味しいランチやスイーツを楽しめる神戸・三宮(三ノ宮)&元町のカフェをまとめてご紹介しました。メニューや営業時間、定休日、感染対策などは最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。
文:高柳涼子