京都の町家で味わう美味しいスイーツ5選

京都の町家で味わう美味しいスイーツ5選

提供:ことりっぷ

 

京都を訪れたらぜひ見ておきたいもののひとつ、町家。ひとくちに京町家といっても、広々とした大店やコンパクトな職人さんの住まい、長屋など、さまざまなスタイルがあります。今回は京都市内各所から、町家を改装したお店を5つご紹介。建物の歴史や当時の暮らしにも思いを馳せながら、風情たっぷりの空間で美味しいスイーツを楽しみましょう。

 

築300年超の呉服店を改装♪「然花抄院 京都室町本店」

築300年超の呉服店を改装♪「然花抄院  京都室町本店」 まちなかとは思えない静かな空間。中庭を望む席は開放感たっぷり

名だたる老舗が軒を連ねる二条室町・室町通りにある菓子店「然花抄院(ぜんかしょういん) 京都室町本店」。エリアでもひときわ大きな築300年以上の呉服店を、京町家の佇まいを残してリノベーションしたお店です。広々とした店内にはおくどさん(かまど)や井戸も残り、京都らしい風情をたっぷり感じながらゆったり過ごせます。

 

看板商品の「『然』かすてら」。イートインでも楽しめる

店内では作りたてのお菓子を販売するほか、ギャラリーや工房、カフェスペースも。茶寮「然カフェ」では、選りすぐりのお菓子とお茶がセットになった「茶庭ノ膳」や、できたてのわらび餅、季節限定の盛り合わせやパフェ、こだわりのドリンクなどを楽しめます。

 

路地裏の長屋でひと休み♪「あまいろ コーヒーとたい焼き」

路地裏の長屋でひと休み♪「あまいろ コーヒーとたい焼き」
築100年を超える町家長屋の一軒。天草四郎が描かれた看板が目印

烏丸の西、昭和にタイムトリップしたような細い路地の奥にある「あまいろ コーヒーとたい焼き」。数軒のお店が連なる町家長屋のうちの一軒です。店先の看板に描かれているのは、島原の乱を率いた天草四郎。天草の商店街で長年愛される「まるきん製菓」の味を受け継ぐたい焼と天草のブランドのコーヒーを味わえ、天草の名産品も購入できます。

 

表面はサクッと、中はふっくらとした「たい焼き」(左)。コーヒーは天草の「赤い月珈琲」のもの

こちらのたい焼はキュートなまん丸。卵や牛乳も入ったパンケーキのような生地も特徴です。京都のあんこを使った「つぶあん」と天草の茶葉を使った「カスタード」、ミックスの3種類。天草のブランド「赤い月珈琲」をはじめとするドリンクとの相性も抜群です。

 

西陣織の工房がブックカフェに♪「Cafe1001」

西陣織の工房がブックカフェに♪「Cafe1001」
柱や壁、梁などは可能な限り当時のものを残していて、京町家らしい雰囲気が感じられる

地元出身の久世泰範さんが営むブックカフェ「Cafe1001(カフェいちまるまるいち)」。もとは西陣織の工房で、築150年ほどになる町家を改装したお店です。小上がりもあって落ち着ける店内に音楽や映画、サブカルチャー系の本が並び、自由に見ることができます。

 

豊富なチョコミントメニューの中でも人気の「チョコミントパフェ」

チョコミントメニューが豊富なのもお店の特徴。もともとチョコミント好きだった久世さんがオープン後しばらくしてメニューに加え、徐々に充実していったそうです。いつしか“チョコミン党の聖地”と呼ばれるようなり、パフェやアイス、ケーキ、ドリンクまでずらり。こだわりのドリンクや季節限定メニューなど、チョコミント以外も楽しみです。

 

商店街の人気店「菓子工房 & Sweets Cafe KYOTO KEIZO」

商店街の人気店「菓子工房 & Sweets Cafe KYOTO KEIZO」 黒壁と白いドアが印象的。奥に長く伸び中庭もある町家らしいつくり

地下鉄東西線・二条城前駅から堀川通を南に5分ほど歩いた「京都三条会商店街」。800mも続くアーケードの途中にある「菓子工房 & Sweets Cafe KYOTO KEIZO」は、築100年以上の町家をリノベーションして2016年にオープンしたお店です。店内は開放感のある吹き抜けで、懐かしい木組みがアクセント。離れでスイーツを作っています。

 

多くの人のお目当てにしている「10分モンブラン」

オーナーは京都の一流洋菓子店で40年以上もパティシエとして活躍した西田敬三さん。3時間かけて低温で焼いたメレンゲの軽い食感を味わえるリミットが10分という「10分モンブラン」(写真)で大人気です。栗や桜、ほうじ茶など限定フレーバーも楽しみ。

 

やさしい香りに包まれてゆったり♪町家紅茶館「卯晴」

やさしい香りに包まれてゆったり♪町家紅茶館「卯晴」
2階がカフェ。お座敷スタイルでゆったりくつろげる

バス停「今出川大宮」から徒歩5分ほどの路地裏にある「町家紅茶館 卯晴(うはる)」。古くから西陣織に関係する生糸や織物の問屋が軒を連ねたエリアで、卯晴も元は西陣織の職人さんの住まいだった築120年ほどの町家です。暖簾をくぐって中に入れば、1階は販売スペース。紅茶の香りに包まれ、色鮮やかな缶にも目を奪われます。

 

人気の「卯晴アフターヌーンティセット」。セットの紅茶は好みで選べる

2階はカフェスペース。30種類ほど揃う世界各地の紅茶やフレーバーティを、自家製スイーツとともにいただけます。自然農法の紅茶や無農薬野菜、平飼いの卵、国産小麦など素材にもこだわった身体にやさしいメニューが揃い、癒やしの時間を過ごせます。

 

いかがでしたか?
今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したお店の中から、美味しいスイーツを楽しめる京町家のお店をまとめてご紹介しました。メニューや営業時間、定休日、感染対策などは最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。

 

 

文:高柳涼子

 

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