提供：ことりっぷ
明治以降、多くの外国人が暮らし、世界との玄関口として発展してきた神戸。歴史的建造物や近代洋風建築と、話題のニューショップが同居する通りにあり、英国風の優雅な雰囲気を醸すホテルが、「神戸トアロードホテル山楽」です。北野異人館街、旧居留地、南京町など神戸の主要スポットはほぼ徒歩圏内。さらに、朝食ビュッフェも“美食の街”にふさわしい豪華さですよ。
トアロードは“ハイカラ神戸”の流行発信地
かつて外国人の通勤路だったトアロード
ホテルが立つトアロードは、神戸港と北野異人館街をまっすぐに結ぶ約1kmの緩やかな坂道。この通りの歴史は、神戸開港の1868（明治元）年から始まります。山側の北野に住まいを構えた外国人は、仕事場がある海側の旧居留地に通うため、ここを通勤路として利用していたのだとか。
西洋の生活様式が持ち込まれたことにより、彼らが利用する紳士服テーラーやレストランなど洗練された店が次々とオープン。現在でも老舗の帽子専門店、高級デリカテッセン、西日本で最初の外国人クラブとして設立された「神戸倶楽部」など、“ハイカラ神戸”の歴史を今に伝える店や施設が点在しています。
英国気分に浸れるブリティッシュスタイルのホテル
トアロードの中ほどに位置し、ひときわ目を引くホテル
古きよき神戸らしさを残すトアロードの中ほどに立つ「神戸トアロードホテル山楽」までは、JR三ノ宮駅・私鉄各線の三宮駅、JR元町駅から徒歩7～8分。風にはためくユニオンジャックと、その柄をルーフにあしらったまっ赤なミニクーパーが目印です。暖炉とアンティーク家具を配したロビーに入るとマスコットのテディベアが出迎えてくれ、イギリスのホテルにチェックインした気分になります。
アンティーク家具が置かれたロビーからはトアロードを眺められる
英国調の家具とかわいいルームウエアにときめく♪
英国のカントリー風ホテルを思わせる温もりのある客室
カントリーテイストのインテリアでまとめられた客室は全77室。スタンダードフロアとプレミアフロアの2タイプがあります。1～3名までのさまざまな客室が用意されているのがスタンダードフロア。ゆったりサイズのベッドが置かれた「ダブル」、広々とした室内にキングサイズのベッドが置かれた「キング」、独立したパウダールームがあり女子旅に人気の「ツイン」、グループ利用に最適な「トリプル」など、人数に合わせて選べます。
バスルームには、女性に人気のブランドアメニティをご用意。ギンガムチェックのワンピーススタイルのルームウエアも、おしゃれなうえくつろげると人気です。
プレミアフロア専用のスイーツラウンジでは日替わりのスイーツが楽しみ♪
一方、上層階に位置するのが、ワンランク上のおもてなしで迎えてくれるプレミアフロア。お部屋には地元の老舗洋菓子店の焼き菓子とドリップ式のコーヒーマシンが用意され、専用スイーツラウンジでは日替わりのスイーツメニューを味わえます。
さらに、髪に優しいナノケアドライヤーと、女性ゲストに限り「カラハリ」のスキンケアセット付き。ちょっと奮発して、ぜひとも利用してみたいですね。
ローストビーフや豊富なスイーツも登場する朝食ビュッフェ
多彩な内容で日替わりスイーツも楽しみな朝食ビュッフェ
朝食ビュッフェの充実ぶりも、さすが美食の街・神戸。自慢のひとつが、肉厚のローストビーフ。特製グレイビーソースとの相性も抜群で、朝から食欲をそそります。ほかにも焼き立てのパン、シェフ自慢のブイヤベースやカレー、日替わりスイーツなど、ディナーとして楽しみたいほどの豪華さ。この朝食を目当てに、リピートする人も多いそうですよ。
一番人気はローストビーフ。焼き立てパンとスイーツもたっぷりと
メインダイニングの「MILANO GRILL」は、地元・神戸っ子にも人気のレストラン。平日のパスタランチが人気で、毎週火曜日のランチタイムに実施する「レディースデー」に訪れるとランチコースのデザートに加え、女性にはシェフ手作りの特製ティラミスがプレゼントされます。看板メニューは低温でじっくりとローストし、表面をグリルすることで香ばしさを増した「ローストグリルビーフ」。さっぱりとした食感は、女性にも人気のメニューです。特別な夜に利用したいディナーコースは、ワインペアリングで楽しむのがおすすめです。
ランチ、ディナーにも利用したいメインダイニング「MILANO GRILL」
海も山も、神戸の人気スポットはほぼ徒歩圏内
神戸散策の拠点にぴったり
海と山が近く、コンパクトにまとまっているのが神戸の魅力。そのほぼ中央に位置するため、人気のスポットのほとんどが徒歩圏内にあるのも、このホテルの魅力です。ホテルがあるトアロードをゆるゆると下って、旧居留地と南京町までは約10分。神戸開港当時、外国人が暮らした異人館が並ぶ北野までは約15分。
通りの両側に並ぶ趣ある建物や老舗に神戸開港からの歴史を思い浮かべ、神戸のお気に入りスポットを探して歩いてみてはいかがでしょうか。
文：永田さち子
