和の旅

全部知ってる?日本三大○○

昔から日本には「日本三大○○」「日本三○」というのがありますよね。その全部を知ってますか?ぜひとも制覇したい”日本三大”をまとめました。

昔から日本には「日本三大○○」「日本三○」というのがありますよね。その全部を知ってますか?ぜひとも制覇したい”日本三大”をまとめました。

日本三景

江戸時代のはじめ、全国を行脚した儒学者、林春斎が「日本国事跡考」において卓越した三つの景観とした、日本三景。全て海(沿岸)にある風景で、各々古くから詩歌に詠まれ、絵画に描かれてきた。

松島(宮城県)

松島(宮城県)

大小260ほどの島々が穏やかな海に浮かぶ「松島」の絶景。地殻変動や水面の上昇により現れた景色は、平安の世から歌や絵に登場し、現在でも訪れる人々をもてなしてくれる。高台から雄大な景色を楽しむなら4ヶ所の展望台から見る四大景は必見。波の浸食によってできた島々の表情を間近で楽しめるクルージングも人気。

天橋立(京都府)

天橋立(京都府)

海を渡る真っ白な砂浜にクロマツが生い茂った日本随一の景勝地。イザナギノミコトが天界と下界を結ぶために作ったはしごが海上に倒れ、そのまま細長い陸地になったのが天橋立とされている。いくつかのビュースポットから逆さに眺めると、天に橋が架かっているような幻想的な景色に見えるため、股のぞきで見るのが恒例だ。

宮島(広島県)

宮島(広島県)

太古より島そのものが自然崇拝の対象とされ崇められてきた宮島。日本三景に数えられる景勝地としての中心は厳島神社で、平清盛によって修築された社殿と瀬戸内海にそびえたつ大鳥居が優美な世界を織り成している。寝殿造りの神社をはじめ、大鳥居が建つ海、背後の原始林を含む島の14%が世界文化遺産に登録されている。

日本三大名瀑

日本三大名瀑は日本が誇る3つの滝のことで、その落差や豊富な水量など見るものを圧倒する景色が広がる。地域によっては3つには諸説ある。

那智の滝(和歌山県)

那智の滝(和歌山県)

毎秒1t以上もの水量を誇る那智大滝は、落差133m、滝壺の深さは10mもあり一段の滝としては落差日本1位の名瀑。落ち始めの岩盤が割れており、3本になって落下し始めることから別名「三本の滝」とも呼ばれている。傍らにそびえ立つ朱色の三重塔と見事に調和した景色は絶好のシャッタースポットだ。

華厳の滝(栃木県)

華厳の滝(栃木県)

中禅寺湖の水が97mの岩壁を一気に落下する雄大さが魅力の華厳の滝。その迫力を満喫するのであればエレベーターで下った先の滝見展望台から、爆音とともにはじける水しぶきを間近で楽しむのがオススメ。厳冬には十二滝と呼ばれる細い滝が凍りつき、全体が淡い青色に彩られる幻想的な姿をみせてくれる。

袋田の滝(茨城県)

袋田の滝(茨城県)

落差120m、幅73mもある大きな岩壁に、幾筋もの滑らかな白糸のように流れる美しい姿に目を奪われる袋田の滝。「四度(よど)の滝」とも呼ばれ、その所以は流れが大岩壁を四段に落下するから、とも。その昔西行法師が「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と絶賛したことからとも伝えられている。

日本三大夜景

日本の夜景の中でも特に美しいとされる3つの名所。 2003年には非営利団体から「新日本三大夜景」というものも発表されている。

函館・函館山(北海道)

函館・函館山(北海道)

高さ334メートルの函館山から市街地を見下ろす夜景は、手を伸ばしたら瞬く光に手が届きそうな迫力が人気のポイント。また、ロープウェイでわずか3分で山頂に到着し突然目の前に広がる夜景に感動も大きくなるのだ。函館湾と津軽海峡に挟まれた独自の地形が実現した光の街と闇の海のコントラストも美しい。

神戸・摩耶山(兵庫県)

神戸・摩耶山(兵庫県)

日本三大夜景の中で最も標高が高く、迫力のあるパノラマ夜景が楽しめる六甲山系の摩耶山。標高約700mから望むキラキラの夜景は、眼下に広がる神戸の街のみならず、大阪や関西国際空港、西は明石方面まで一望できる。23時頃までに行くと歩道がライトアップされているのでデートにも人気のスポットだ。

長崎・稲佐山(長崎県)

長崎・稲佐山(長崎県)

香港・モナコと並び世界3大夜景にも選ばれた稲佐山の夜景は「1000万ドルの夜景」と呼ばれ、長崎港を囲むように広がる夜景と、水面に映り込む光が幻想的な美しさを醸し出している。360度様々な角度から夜景を楽しめることや安全性、観賞可能時間の長さから観光客にもうれしい夜景スポットとなっている。

日本三名城

三名城は時代や定義により諸説があり、大坂城(大阪市)や名古屋城(名古屋市)などを三名城として数えることもある。

姫路城(兵庫県)

姫路城(兵庫県)

陽の光をうけ白銀に輝く「姫路城」は、国内で初めて世界遺産に登録された日本が誇る名城だ。平成27年に真新しい漆喰で塗り直され白鷺城の名のとおり白亜の天守を取り戻した。開城されてから400年間戦災や天災などの被害に遭遇しておらず、城郭建築がほぼ建築当時のまま残されている貴重な文化遺産である。

松本城(長野県)

松本城(長野県)

北アルプスの雄大な自然を背景に、黒く厳粛な雰囲気を醸し出す「松本城」。築城されてから戦災も受けず、戦国時代そのままの天守が保存されており、城内に入ると当時の道具で荒々しく削った柱や階段が悠久の歴史を感じさせる。周辺は公園として整備されており、新緑や雪化粧といった季節ごとの表情を眺めることができる。

熊本城(熊本県)

熊本城(熊本県)

築城の名人と言われた加藤清正によって築かれた「熊本城」は、武者返しという石垣や忍者返しといった仕掛けが張り巡らされた難攻不落の城として有名。非常食として城内種所に植えられた銀杏の木から別名「銀杏城」と呼ばれ親しまれている。

日本三名園

日本三名園とは、優れた景勝を持つ3つの日本庭園のこと。三名園という言葉がいつ頃から使われ始めたのかは不明だそう。

偕楽園(茨城県)

偕楽園(茨城県)

1842年、水戸藩主徳川斉昭公により開園された「偕楽園」。四季を告げる木々に囲まれた癒しの園は、その名の通り民と偕(ともに)楽しむ園として大切にされてきた。100種3,000本の梅が咲き誇る「梅まつり」をはじめ、桜、つつじ、秋には萩、初冬には二季桜と、1年を通じて来る者の目を楽しませてくれる。

兼六園(石川県)

兼六園(石川県)

様々な時代の庭園手法を駆使し歴代藩主が長い歳月をかけてつくりあげてきた「兼六園」。北陸新幹線開業で注目が集まる金沢観光では絶対に外せないスポットだ。冬の風物詩・雪吊りや梅苑の紅梅白梅など四季折々の美しさを楽しめる庭園として人気が高く、金沢城公園やひがし茶屋街など周辺の見所も魅力的。

後楽園(岡山県)

後楽園(岡山県)

約300年前に岡山藩主の池田綱政が開いた庭園。芝生や池、築山、亭舎が園路や水路で結ばれ、歩きながら移り変わる景色を眺めることができる。園内各所に置かれた亭舎や祠に込められた各時代の藩主の想いと時代背景に思いを馳せるのも楽しい。毎年夏と秋には人気イベント、夜間特別開園「幻想庭園」が開催される。

日本三名泉

日本三名泉は、江戸時代の儒学者、林羅山が詩文集第三にて「全国の温泉の中で、草津、有馬、下呂が天下の三名湯」と記したことから言われるようになった。三古湯(有馬温泉、白浜温泉、道後温泉)や三大温泉(熱海、白浜、別府)などもある。

有馬温泉(兵庫県)

有馬温泉(兵庫県)

631年に時の天皇が滞在したことが日本書紀に記されている日本最古の温泉として有名。山深い六甲の山峡に老舗旅館が立ち並ぶ温泉街は、落ち着いた風情を感じさせる。多彩な泉質も魅力で、有馬では鉄分を含んだ濃い茶褐色が特徴の「金泉」と、透明な「銀泉」に分類され、冷え性や腰痛、皮膚疾患などに効果がある。

草津温泉(群馬県)

草津温泉(群馬県)

日本一の湧出量を誇る名湯「草津温泉」。名物は「チョイナチョイナ」の掛け声に合わせて木の板でお湯をかきまぜる「湯もみ」。これは熱い源泉に水を加えて効能を薄めないようにという風習から始まったと言われている。旅情あふれる温泉街には旅館やホテル、みやげ店などが数百件立ち並び一大温泉リゾートとなっている。

下呂温泉(岐阜県)

下呂温泉(岐阜県)

江戸時代より湯治場として栄えてきた「下呂温泉」。美容液のようなとろ~っと優しい泉質が特徴で、適度な濃度とアルカリ性を持ったお湯は自然の石鹸効果があり、湯上がりのツルツルとした肌の感触が心地よい。湯めぐり手形という、手形加盟旅館の中から三軒のお風呂に入浴することができるユニークな制度もある。

日本三大祭り

日本三大祭りもどの祭りを三大祭りとするかは地域によって諸説ある。

祇園祭(京都府)

祇園祭(京都府)

1ヶ月に渡り行われる絢爛豪華な祭事を目当てに世界中から観光客が訪れる京都「祇園祭」。最大の見所は毎年7月17日に行われる「山鉾巡行」。数々の「山」や「鉾」と呼ばれる山車が練り歩く優雅な姿はユネスコ無形文化遺産に指定されている。前夜祭である宵山の期間は提灯に灯りがともり町が情緒深い風景に包まれる。

天神祭(大阪府)

天神祭(大阪府)

毎年約130万人が訪れる大阪最大のお祭り「天神祭」は、大阪天満宮に祀られている菅原道真公にさらなる繁栄を祈願するために市内を巡行する夏の大祭。最終日に打ち上げられる奉納花火と、神を乗せた船を先頭に約100隻の船団が旧淀川を行き交う船渡御(ふなとぎょ)が天神祭りのクライマックス。

神田祭(東京都)

神田祭(東京都)

徳川将軍が上覧したことから天下祭とも呼ばれる江戸の大祭「神田祭」。二年に一度盛大に行われる本祭りでは、200を超える神輿や曳き物などの豪華な大行列が神田・日本橋エリアを練り歩き、最後に神田神社に集結する神輿宮入は迫力満点!また本祭にあたらない年にも、大神輿の渡御が賑やかに行われている。

日本三大渓谷(峡谷)

川が岩を削り出して作り上げた雄大な3つの渓谷。

清津峡(新潟県)

清津峡(新潟県)

雄大な岩礁と清流からなる日本有数の景勝地「清津峡」。川を挟んで切り立つ巨大な荘厳な岩壁と清津川の急流の取り合わせは大迫力。

黒部峡谷(富山県)

黒部峡谷(富山県)

黒部峡谷は黒部川が刻み込んだ日本最深のV字峡として知られる。峡谷に沿うように走る黒部峡谷鉄道のトロッコ電車はいくつもの橋やトンネルを抜けながら大自然を駆け抜け、四季折々の景観を楽しむことができる。

大杉谷(三重県)

大杉谷(三重県)

近畿の秘境とも呼ばれ、手付かずの原生林と多雨地帯ならではの多数の滝で登山者を魅了する渓谷。2014年に約10年ぶりに崩壊箇所の登山道が整備され全線開通となった。登山道はアップダウンが激しく急峻な断崖にあり狭く危険なため、十分な装備を。

日本三大秘境

アクセスが悪いからこその秘境。山奥にひっそりとある隠れ里には独自の文化が残っている。

白川郷(岐阜県)

白川郷(岐阜県)

白川郷は岐阜県の最北端の険しい山間地にあり、山々に囲まれた日本有数の豪雪地帯。この地理的要因や、気候の影響で最近までは隔絶された秘境の地だったため、世界遺産に登録されている「合掌造り集落」など昔からの文化や風習が廃れることなく現在まで伝えられている。現在は白川郷行きのバスが多数ありアクセスもよく、美しい姿を見せる白川郷・合掌造りの宿での宿泊もおすすめ。

祖谷(いや)(徳島県)

祖谷(いや)(徳島県)

四国のほぼ中央、徳島県西部の高知との県境にほど近い山間にある秘境の地。祖谷は平家の落人が逃れてきたとの伝説も残る。有名な吊り橋「かずら橋」や温泉郷もあり、ゆっくりと秘境への旅が楽しめる。

椎葉村(宮崎県)

椎葉村(宮崎県)

周囲を険しい山々に囲まれた九州山地の奥深い秘境の地にある、宮崎県椎葉村。ここも平家の落人伝説が残る。椎葉神楽や焼畑農業など独自の歴史や文化が受け継がれている。

日本三大巨桜

どれも樹齢は1000年を超えている桜の古木。

三春滝桜(福島県)

三春滝桜(福島県)

樹齢1,000年を超え福島県田村郡に生き続ける「三春滝桜」はベニシダレザクラの巨木。その高さ約19mはビル6~7階分にあたり、東西22m、南北17mの広がりを見せる枝ぶりも圧巻だ。毎年4月中・下旬に四方に広げた枝から薄紅の花が流れ落ちる滝のように咲き誇る姿から滝桜という名がついた。

淡墨桜(岐阜県)

淡墨桜(岐阜県)

1,500年前の古墳時代から存在を伝承されている「根尾谷薄墨桜」は、樹高16m、枝渡りは東西南北に約30mにもなるエドヒガンサクラの巨樹。特徴は、蕾は薄紅・満開は艶やかな白・散り際には淡い墨色という三段階の色の変化で、一時は朽ち果てそうになったが、薄墨桜を愛する人々によって奇跡的に復活した。

神代桜(山梨県)

神代桜(山梨県)

山梨県の実相寺境内にある「神代桜」は樹齢1800年~2000年と推測される日本最古の桜。幹の上部は朽ちているが、大きくうねるように枝を広げ、約18mの根本近くから新たな枝を伸ばす姿は神々しいの一言に尽きる。同寺の境内には三大巨桜である三春滝桜、淡墨桜から、苗木が植樹されており、開花期には多くの見学者で賑わう。

なかにはこんなものも…

日本三大がっかり名所

札幌時計台(北海道)

札幌時計台(北海道)

北海道の観光名所の1つ札幌時計台は正式名称を旧札幌農学校演武場といい、ガイドブックの表紙にも度々登場する北海道のシンボルではあるが、実際は札幌の中心部にあり周囲をビルに囲まれているため、イメージと違うなどの声があるよう。しかし現存している時計台の中では日本最古のものなので、長い時を刻んできた美しい時計台は一見の価値あり。

はりまや橋(高知県)

はりまや橋(高知県)

高知県のはりまや橋は朱塗り欄干と太鼓橋作りの全長20mほどのこじんまりとしたもの。近くを通る道は交通量が多いため、車で探していると通りすぎてしまうほど。1998年に整備復元され比較的新しくツヤツヤとした塗装と人工の水路という現代的な趣に、訪れた人々は肩透かしの印象を受けるのかもしれないが、近くにはよさこい節のメロディとともに龍馬や桂浜が現れるからくり時計もあるので時間を合わせて訪れてみるのもいいかも。

オランダ坂(長崎県)

オランダ坂(長崎県)

異文化交流が盛んであった長崎では異国人全般を「オランダさん」と呼び、異国人が多く通るこの坂を「オランダ坂」と命名した。この名前を聞いて神戸や函館などの洋館群や、横浜の外人墓地付近の洒落たスポットをイメージするのかもしれないが、ここはシンプルな石畳の坂道。周辺には洋風住宅が残っているので、のんびり散策して異国情緒あふれる街並みを楽しもう。

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