皆生温泉で本格天ぷらを!御膳の隅々まで光る職人の仕事を楽しむ(鳥取県米子市)

天ぷら にしむら

提供:日本海テレビ

 

今回ご紹介するのは、鳥取県米子市の皆生(かいけ)温泉に2023年12月13日にオープンした複合施設「KAIKEテラス」の中にある「天ぷら にしむら」。天ぷらはもちろん、そのお米や付け合わせにもこだわった一食が楽しめます。

 

天ぷら にしむら

天ぷら にしむら

「KAIKEテラス」施設内では陶芸体験や工芸品販売も!

 

天ぷら にしむら

お邪魔したのは「天ぷら にしむら」。米子市にある飲食店「こめ蔵」の姉妹店として、この度皆生に新しく出店されました。

 

天ぷら にしむら

お店の駐車場は店舗の裏に「タイムズ KAIKE テラス」という駐車場があります。駐車場は有料ですが、お店で食事すると2時間の無料券を発行してもらえますので、帰る時は忘れずお店の方に申し出て下さいね。

 

 

カウンター席もある落ち着いた雰囲気の店内

天ぷら にしむら
天ぷら にしむら

店内はカウンター席と4人掛けテーブル席が2つ。和食のお店らしい落ち着いた雰囲気の内装です。

 

天ぷら にしむら

入口には開店祝いで贈られたお酒が飾られています。

 

 

メニュー

お昼のメニューは3種類。天丼(1,200円)、かき揚げ丼(1,200円)、天ぷら御膳(1,600円)。夜のメニューは現在5,000円と7,000円のコースのみ。仕入れ状況によっては日替わりの単品もあるようです。

今日は「天ぷら御膳1,600円」を頂きます。

 

天ぷら にしむら

カウンター席に座りゆっくりとお茶を飲みながらお料理を待っていると、店長が慣れた手つきで天ぷらを揚げ始めました。料理が出来上がる過程を目の前で見ることが出来るのもカウンター席の魅力ですね。
そして揚げたてをすぐに食べられるのも魅力的です。

 

 

天ぷら御膳

天ぷら にしむら

この日の天ぷらはエビ、パプリカ、白身魚、舞茸、ブロッコリー、カボチャ、大山鶏。この後さらにふきのとうとさつま芋の天ぷらが登場します。

 

天ぷら にしむら
天ぷら御膳

天ぷらは岩塩と天つゆの2種類用意されています。

 

天ぷら にしむら

魚は寒ビラメを大葉で挟んで揚げてありました。この時期に出回るヒラメは特に身が締まっていて脂の乗りが良いと聞きますが、まさに噂通りでした!

 

天ぷら にしむら

ふきのとうは初物だそう。山菜は色々な食べ方がありますが、天ぷらにして食べるとまた格別です。

 

天ぷら にしむら

さつま芋の天ぷらは「シルクスイート」。店長が千葉県産にこだわっておられるそう。「絹(シルク)のような食感」という由来を持つシルクスイートですが、まるで焼き芋を天ぷらで揚げたように中がねっとりとしていて、 生で揚げるさつま芋の天ぷらとは全く別の食感です。

 

このさつま芋の天ぷら、なんと1時間かけて揚げたものなのです。驚きの調理時間ですが、それに裏打ちされたおいしさです。

 

天ぷら にしむら

味噌汁の具はなんと紅ずわい蟹。蟹の旨味がたっぷりと出ていてコクがあります。

 

 

店長の西村さん

天ぷら にしむら

こちらが店長の西村さんです。米子市出身の西村さんは辻調理専門学校を卒業後、神戸市内の飲食店に10年勤め、その後地元米子に戻り、施設や学校給食の調理業務に従事なさるなど、長年料理に携わっておられました。

 

順風満帆な人生を送られている西村さんに見えましたが、本人曰く「波瀾万丈」。

 

天ぷら にしむら

料理人を辞めたいと思い悩んだ時期もあるそうです。その頃しばらく料理を作る仕事から離れ、ホールでの接客業務をしていた折、ある日息子さんに「お父さん、もう料理は作らないの?」と尋ねられた西村さん。

この言葉が西村さんの心に深く突き刺さり、一度は辞めようと考えていた料理人の道を、再び歩み始めることになりました。

 

そんな中、縁あって米子市にある「こめ蔵」で働く事に。そして今回こめ蔵の姉妹店として、皆生に新たに出店した「天ぷら にしむら」の店長に抜擢されました。

 

天ぷら にしむら

「天ぷらは毎日新鮮な食材を仕入れるので、定番のエビ以外は毎回同じ内容の天ぷらにならないようにしています」そう話す西村さん。飽きないための工夫を凝らす姿勢に脱帽です。

 

 

「梅塩」 試食しました!

天ぷら にしむら

この日は特別に「梅塩」を試食させて頂きました。

 

天ぷら にしむら

梅塩は、梅干しを作る時に出た梅酢を何日も天日干しにして水分を飛ばし、残った塩のこと。ご飯と一緒に食べるとまろやかな塩味とさわやかな梅の酸味が絶妙!これは夜のコースに登場することがあるとのこと。

 

天ぷら にしむら

そして私が注目したのは「ご飯」。一口食べた瞬間、「美味しい!」と思わず口に出てしまったほどです。もちろん炊き立てのご飯はいつでも美味しいものですが、このご飯は粘り気と甘味が強く、これまで食べたご飯とは少し違いました。

 

西村さんに尋ねたところ、お米は日南町産の「ミルキークィーン」と「コシヒカリ」など、天ぷらに合うご飯として、お店のためだけに専用にブレンドされたものが使われているのだそう。

 

もちろんお米だけではなく炊き方にも秘密があります。企業秘密だろうと思っていましたが、なんとアッサリ教えていただけました。大変な手間をかけてお米を炊き上げているそうです。「手間はかかっても美味しいご飯を炊きたい!」そう思われた方は是非西村さんに教わってみて下さいね。

 

 

おわりに

いかがでしたか?さつま芋の天ぷらは千葉県産のシルクスイートが入荷したときのみ提供。絶品のさつま芋天、ぜひ多くの方に楽しんでほしい味です。

皆生に訪れた際はぜひこちらに伺ってみてください。

 

天ぷら にしむら

住所
鳥取県米子市皆生温泉町4-22
定休日
木曜
営業時間
11:30~14:00、17:00~22:00
電話
0859-30-2890
公式SNS
Instagram「tempuranishimura」

 

 

※この記事は、2023年1月27日に日本海テレビ「na-na」で公開された記事を転載したものです。

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