お腹も心も満たされる!横浜中華街のおすすめ食べ歩きグルメ9選

横浜中華街

連日たくさんの観光客でにぎわう横浜中華街。趣のある中国の伝統的な大きな門「牌楼(パイロウ)」をくぐると飲食店や雑貨、お土産屋などが軒を連ねています。海外からも多くの人が訪れ、開店前からすでに行列ができているお店があるほど。今回は、多数ある飲食店の中から厳選して横浜中華街の食べ歩きグルメを紹介します。 

 

横浜中華街へのアクセス

横浜中華街

横浜中華街の最寄り駅はみなとみらい線「元町・中華街駅」。ここから歩いて約1分で到着です。JRを利用する場合は「関内駅」から徒歩約7分、または「石川町駅」から徒歩約5分で向かうことができます。また近郊から「中華街入口」停留所へ向かうバスが出ているので、詳しくは横浜中華街公式サイトのアクセスページを確認してください。

 

1.鵬天閣 新館「焼き小籠包」

横浜中華街

まずご紹介するのは、「鵬天閣(ほうてんかく) 」。ここは中華街大通り内に3店舗(新館・酒家・点心舗)を展開している焼き小籠包専門店です。

 

元町・中華街駅から徒歩約3分の場所にある新館では、焼き小籠包や蒸し小籠包などの食べ歩き商品が売られているほか、お土産やイートインメニューも充実しています。

 

横浜中華街
横浜中華街

平日でもたくさんの人が並んでいますが、お店の外からガラス越しに厨房の様子が見える構造になっているので、待ち時間もあっという間に過ごせそうです。本場中国で修業を積んできた熟練の点心師たちの手さばきについ見入ってしまいます。

 

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イチオシは、月間100万個を売り上げる人気の商品「焼き小籠包 海鮮と豚肉2種盛りセット」(4個750円)。ほうれん草のピューレで緑に染まった「海鮮焼き小籠包」にはエビやイカが、白の「豚肉焼き小籠包」には豚肉が入っています。

 

横浜中華街

パリッとした厚みのある皮の中には、ジューシーな熱々のスープがたっぷり。そのまま食べると勢いよくスープが飛び出るので、まずはれんげに乗せて割ってから口に運びましょう。皮、スープ、餡のそれぞれの旨みを味わうことができます。

 

「新館」と道を1つ挟んで隣接する「点心舗」では、タピオカドリンクやパイナップルケーキなどの中華菓子メニューが、同じ中華街大通りにある「酒家」には「新館」と同様に食べ歩きメニューがあるようなので、それぞれ回ってみるのも楽しそうです。

 

鵬天閣 新館

住所
神奈川県横浜市中区山下町192-15
営業時間
月曜~木曜10:00~22:00、金曜・日曜10:00~22:30、土曜10:00~23:00
定休日
なし
アクセス
みなとみらい線「元町・中華街」駅から徒歩約3分
公式サイト
横浜中華街 鵬天閣

 

2.江戸清 中華街本店「ブタまん」

横浜中華街

「鵬天閣 新館」のすぐそばにある「江戸清 中華街本店」は、1894(明治27)年創業の老舗。ここではほかほかの「中華まんじゅう」(350円~)をいただきましょう。

 

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約20種類の中華まんじゅうがありますが、なかでもおすすめは名物の「ブタまん」(600円)。直径約11センチメートルもある、ボリューム満点の一品です。お店が掲げる「中身が2倍、おいしさ3倍」というキャッチフレーズの通り、大きな中華まんの中には、海老や紅ズワイ蟹などの魚介類と豚肉が使用された餡がぎっしり詰まっています。

 

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実は創業当時は精肉店だった「江戸清」。お肉へのこだわりは特に強く、脂肪分の少ない良質な国産豚肉を使用しているとか。かぶりつくと口の中で肉汁がじゅわっと広がります。

 

横浜中華街
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ほかにも「クルミ入り黒ゴマあんまん」(600円)や「エビチリまん」(600円)など、甘い系から惣菜系まで豊富な種類があるので、お好みのものを選んでみてください。

 

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店内では持ち帰り用の中華まんじゅうや、お土産用の惣菜を購入することも可能です。毎年10月下旬~11月に横浜中華街で開催される「美食節」で、2022年度に金賞を受賞した「金華シウマイ」もあるのでお見逃しなく。

 

江戸清 中華街本店

住所
神奈川県横浜市中区山下町192
営業時間
月曜〜木曜 9:00~20:00、金曜・祝前日 9:00~20:30、土曜 9:00~21:30、日曜・祝日 9:00~21:00
定休日
なし
アクセス
みなとみらい線「元町・中華街」駅から徒歩約3分 
公式サイト
江戸清

 

3.老維新「パンダまん」・「ブタ角煮まん」

横浜中華街

「江戸清 中華街本店」から中華街大通りを西へ徒歩約4分、1930(昭和5)年創業の老舗「老維新(ろういしん)」ではグルメと中華雑貨ショッピングの両方を満喫することができます。パンダと子どもが描かれたレトロなイラストの看板が目印です。

 

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創業時はお土産や雑貨だけを扱っていましたが、1970(昭和45)年代に訪れたパンダブームをきっかけに「パンダ雑貨」に加え「パンダまん」も販売するようになったとか。

 

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全10種類あるパンダまんは、味のバリエーションが豊富で食事にもおやつにもぴったり。そのうちの1種類は、月間の特別メニューで季節ごとの食材がチョイスされています。何度訪れても楽しめるのも魅力のひとつです。

 

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このお店で一番人気なのは、チョコカスタードが入っている「元祖パンダまん」(380円)。思わず写真を撮りたくなるキュートなパンダは、ひとつひとつ表情が違うため、より一層愛着が湧きます。食べるのがもったいないですが、せっかくなのでできたてのうちにいただきしょう。

 

横浜中華街

甘い香りがするしっとりふわふわの生地には滑らかな口溶けのチョコカスタードが詰まっています。

 

横浜中華街

おかず系で人気なのは「ブタ角煮まん」(380円)。ゴロッと大きな角煮が入っていて、食べ応え抜群です。

 

横浜中華街
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流通の少ない中国から直接仕入れた扇子やお面などの雑貨も充実しているので、お腹を満たしたあとは、ショッピングを楽しんでみてはいかがでしょう。

 

老維新(ろういしん)

住所
神奈川県横浜市中区山下町145
営業時間
10:00〜20:45
定休日
なし
アクセス
みなとみらい線「元町・中華街」駅から徒歩約5分
公式サイト
老維新

 

4.横浜大飯店「杏仁ソフトクリーム」

横浜中華街

「老維新」から西へ2分ほど歩いて見えてくるのは、1962(昭和37)年創業の老舗「横浜大飯店」。ここでは、「本格中国料理が気軽に楽しめるお店」をコンセプトに売店やお土産コーナー、食べ放題のレストランが展開されています。

 

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さまざまな食べ歩きメニューがそろっていますが、特に食べてもらいたいのは「杏仁ソフトクリーム」(400円)。生クリームをふんだんに使用した、濃厚で滑らかな味わいは一度食べたらやみつきになりそうです。なんと1日で3,000本も売れた日もあるとか。

 

「体にやさしくておいしいものを」と考えて生みだされた商品なだけあって、おなかにやさしいオリゴ糖が入っており、カロリーが控えめになっているのもうれしいポイントです。

 

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また、2023年に新商品として「楊枝甘露(ヨンジーガムロ)」(580円)が誕生しました。上からタピオカココナッツミルク・グレープフルーツゼリー・マンゴープリンが層になったドリンクです。ミルクの甘さとフルーツのさわやかな味わいが絶妙にマッチします。

 

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お土産コーナーではお菓子や調味料、点心類などが充実。冷凍惣菜コーナーではレストランで提供されている料理と同じものが販売されているので、自宅で手軽に本格中華が味わえます。

 

横浜中華街
横浜中華街

さきほど紹介した「杏仁ソフトクリーム」はカップに入って売られており、お土産としても購入可能です。クール宅配便を利用して自宅や贈り物用に買って行く人も多いそう。

 

横浜大飯店

住所
神奈川県横浜市中区山下町154
営業時間
売店10:30〜21:30、レストラン11:30〜21:30(入店20:10まで、L.O.20:50)
定休日
なし
アクセス
JR京浜東北線「石川町」駅から徒歩約6分
公式サイト
横浜大飯店

 

5.中華街大飯店「北京ダック」

横浜中華街

「横浜大飯店」から西へ約1分、西門通りを進んだ先には「中華街大飯店」があります。ここは時間無制限で「オーダー式食べ放題」が楽しめるレストラン。

 

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種類豊富な中華料理を店内でゆっくり堪能するのも良いですが、入口で販売されている食べ歩き用の「北京ダック」や「フカヒレスープ」も見逃せません。

 

横浜中華街
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とくに「北京ダック」(1枚300円)はさまざまなテレビ番組で紹介されていることもあり、これを求めて、平日でも多くの人が訪れるそう。

 

横浜中華街

カリッと焼き目のついた鴨肉ときゅうり、ネギに絡む甘いタレは相性抜群で、思わずもう1つ食べたくなるおいしさです。

 

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奥のレストランは、全250席の広々とした空間で、130品以上のメニューを時間無制限で食べられます。さらにオーダー式の食べ放題なので、できたてを味わえるのもうれしいポイントです。

 

中華街大飯店

住所
神奈川県横浜市中区山下町202-8 ラオビル
営業時間
11:00~21:30
定休日
なし
アクセス
JR京浜東北線「石川町」駅から徒歩約4分
公式サイト
中華街大飯店

 

6.耀盛號「ハリネズミまん」

横浜中華街

「中華街大飯店」から徒歩約1分、1946(昭和21)年創業の「耀盛號(ようせいごう)」は中国や香港、台湾から仕入れた中華食材や調味料、お茶などを提供しているお店です。

 

横浜中華街

ここで押さえておきたいメニューは「ハリネズミまん」(200円)。つぶらな瞳の愛くるしい姿が特徴です。

 

横浜中華街

外はカリっと中はしっとりとした生地の中には、カスタードあんが詰まっています。

 

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そのほか「チャーシューメロンパン」(280円)という商品も。甘いメロンパンと甘じょっぱいチャーシューの組み合わせがクセになるおいしさで、ハリネズミまんと一緒に購入する人も多いそう。

 

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奥にあるお土産コーナーでは多種多様な食材や調味料に加えて、珍しいお菓子なども並んでいるので、ついつい時間を忘れて長居してしまうかも。

 

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冷凍コーナーでは、豚まんや小籠包、餃子などの点心類や、先ほど紹介したハリネズミまんも販売されているので、自宅でも「耀盛號」のこだわりメニューが味わえます。

 

耀盛號(ようせいごう)

住所
神奈川県横浜市中区山下町143
営業時間
10:00~18:00
定休日
第3火曜(祝日の場合は営業)
アクセス
JR京浜東北線「石川町」駅から徒歩約5分
公式サイト
耀盛號

 

7.ヨコハマぷりん96 ふくぷん「ぷりん(プレーン)」

横浜中華街

「耀盛號」から南へ徒歩約1分のところにあるのは、2022(令和4)年12月にオープンしたプリン専門店「ヨコハマぷりん96 ふくぷん」。

 

「ふくぷん」とは中国語で「幸せ」という意味をもつ「福分」のことで、「ふくぷんのぷりんに触れたお客様をはじめ、横浜中華街に訪れた人々の心に『幸福』『慶福』『平和』が訪れますように」という想いが込められているそう。店内にある工房でひとつずつ丁寧に手作りしたプリンを購入することができます。

 

横浜中華街

プリンの種類はプレーンや杏仁、黒ごまなどの全6種類。「地元神奈川の魅力を発信していきたい」という思いから、神奈川県産の平飼いでのびのびと育った鶏の卵、地元横浜の工場で製造された牛乳を使用。砂糖もからだにやさしいてんさい糖を使うなど素材にこだわっています。

 

横浜中華街

今回は、「プレーン」(420円)を注文しました。卵の味がしっかりと感じられ、とろけるような滑らかな口溶けです。食べ歩きや店内で食べるのはもちろん、冷凍販売や配達可能なので、お土産用として購入する人も多いとか。

 

横浜中華街

プリンのほかに、パンダの顔が描かれた袋に入った「パンダシュークリーム」(330円)も。サクサクとしたクッキーシューの中に、バニラ風味の生クリームがたっぷり入った、見た目も味も大満足の一品です。こちらは1日5個限定の商品なので、早めの時間に買いに行くことをおすすめします。

 

横浜中華街

日当たりの良い2階では、たくさんのパンダのぬいぐるみに囲まれながら、購入したスイーツを食べることができます。

 

横浜中華街

パンダたちと一緒に、プリンの写真を撮ればSNS映えもしそうです。

 

ヨコハマぷりん96 ふくぷん

住所
神奈川県横浜市中区山下町166-2
営業時間
[通常]平日 11:00~19:00、土日祝 11:00~19:30
[12/1~2/29]平日 11:30〜18:30、土日祝 11:30〜19:00
定休日
月曜
アクセス
JR京浜東北線「石川町」駅、みなとみらい線「元町・中華街」駅から徒歩約7分
公式サイト
ヨコハマぷりん96 ふくぷん

 

8.横濱炸鶏排「大鶏排」

横浜中華街

「ヨコハマぷりん96 ふくぷん」から元町・中華街駅に向かって6分ほど歩くと「横濱炸鶏排(よこはまざーじーぱい)」が見えてきます。ここは、台湾の夜市では定番グルメとして知られる「炸鶏排(ざーじーぱい)」を販売しているお店です。

 

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看板商品は「大鶏排(だーじーぱい)」(650円)。秘伝のタレでじっくり漬け込んだ鶏むね肉に、油切れのいいタピオカ粉を使用した衣をつけて揚げています。中はやわらかくジューシー、外はサクサクとした食感が特徴です。

 

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人の顔ほどある大きな揚げ物にもかかわらず、重たくないのであっという間に完食できます。

 

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また、10種類もの香辛料やハーブをブレンドした、こだわりのスパイスにも注目です。一度食べるとクセになる味わいで、この味を求めてオリジナルのスパイスを購入する人も後を絶たないとか。スパイスは店頭のほか、楽天市場でも購入することができます。

 

横濱炸鶏排 中華街 本店

住所
神奈川県横浜市中区山下町106-10
営業時間
11:00~18:00
定休日
なし
アクセス
みなとみらい線「元町・中華街」駅から徒歩約4分
公式サイト
横濱炸鶏排

 

9.Chai Tea Caf’e「ミルクチャイ」・「チャイソフトクリーム」

横浜中華街

最後にご紹介するのは、「横濱炸鶏排」から北へ約2分歩いた場所にある異国情緒あふれる「Chai Tea Café(チャイティーカフェ) 」。ここは全国に多数店舗を展開している民芸雑貨屋「CAYHANE(チャイハネ)」の直営店です。チャイを専門に取り扱い、オリジナルドリンクやソフトなどが販売されています。

 

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(手前)ミルクチャイ(奥)チャイソフト

6種類以上のスパイスを独自でブレンドして作っている、こだわりの「ミルクチャイ」(テイクアウト500円、イートイン550円)は、やさしい甘さにスパイスがほどよく効いていて、ほっと一息つくのにぴったり。ミルク、豆乳、黒糖、無糖の中からお好みで選ぶことができます。

 

オリジナルチャイを使用したスパイシーな「チャイソフト」(テイクアウト460円、イートイン506円)も要チェック。独特の風味がクセになるおいしさです。

 

横浜中華街

日当たりのいい2階のカウンターテーブルからは、中華街の街並みを眺めることができます。

 

横浜中華街
横浜中華街

茶葉やスパイスのほかに、エスニックなキャンプ用品や陶器、ラグなども販売されているので、ショッピングにも最適のお店です。

 

Chai Tea Café チャイハネPart3店

住所
神奈川県横浜市中区山下町80
営業時間
平日10:30~20:30(L.O.20:00)、土日祝10:30~21:00(L.O.20:30)
定休日
なし
アクセス
みなとみらい線「元町・中華街」駅から徒歩約2分
公式サイト
Chai Tea Caf’e

 

横浜中華街のおすすめ食べ歩きMAP

 

今回は、横浜中華街のおすすめ食べ歩きグルメを紹介しました。横浜中華街では、リーズナブルな価格で本場中国の味を手軽に楽しめます。異国のような街並みを楽しんだりしながら、横浜中華街のグルメを心ゆくまで堪能してみてはいかがでしょうか。

 

 

取材・文/藤田芽衣 撮影/三原 久明

 

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