提供：ことりっぷ
池袋駅の近くにあるとは思えないほどの開放感溢れる南池袋公園は、ショッピングやお出かけの合間にふらっと立ち寄れるオアシス的な場所。おしゃれなカフェが併設されていたり、映画の鑑賞会が開かれるなど、さまざまなイベントも催されている魅力的なスポットです。晴れの日の休日や会社帰りに、公園へ足を運んでみませんか。
木々に囲まれた自然空間でほっこり
約7800㎡の広さを有する南池袋公園には、広々とした芝生公園やすべり台などの遊具、カフェ施設があり、ゆったりとした時間が過ごせます。50年ほど前に、地下鉄有楽町線の工事に伴って整備され、その際に現在も園内に残るケヤキやソメイヨシノなどが植樹され、街中にありながらたくさんの樹木に囲まれた自然空間になりました。その後、2016年4月にリニューアルオープンし、現在のようなおしゃれでイベント性の高い公園へと生まれ変わっています。南池袋公園は、住居と職場・学校の移動では得ることのできない、地域の魅力をみんなで共有するための第３の場所、サード・プレイスとしての役割もあるそうです。
思い思いの時間が過ごせる場所
カラフルなフラッグもアートな雰囲気（photo:PIXTA）
南池袋公園には、大きな芝生広場があります。ラグを持って出かければ、広々とした芝生の上でピクニック気分を味わうことができます。公園内のカフェや公園に向かう途中のデパ地下を利用すれば、アウトドア気分でランチやティータイムが楽しめそう。桜の木の下に広がるサクラテラスで休憩をしても、アウトドア気分が味わえそうです。ウッドデッキの階段状になっているので、座って木々を眺めながらコーヒーを飲んだり、読書を楽しんだりと、思い思いの時間が過ごせます。
夜にはライトアップ鑑賞が楽しめる
イベントをチェックして出かけよう
公園では、さまざまなイベントも開催されています。近隣団体と共催して、雑貨ショップや飲食店のマルシェを開いたり、新しい池袋のアートを創出する「まちアート」なども開催。クリスマスの時期には、大きなクリスマスツリーが設置され、夜には華麗にライトアップ。防寒の支度をしっかりして、園内のライトアップとともに楽しみたいですね。周辺のビル群の夜景とあいまって、ステキな空間が生まれます。春には桜のライトアップもあるので、季節ごとの風景を満喫できます。
アートを感じるスポットもお見逃しなく
巣箱型本箱が設置されているトイレ（photo:PIXTA）
アート・カルチャーをうたう南池袋公園には、おしゃれなポイントがあります。トイレの外壁に設置された巣箱は、本が入るようなっている巣箱型本箱だそう。ほかにも、園内には本物の巣箱も設置されているので、小鳥の様子を観察することもできるかも。トイレの外観にはグラフィックアートが描かれているほか、トイレ内は木目調のデザインで統一され、おしゃれで清潔感があります。南池袋公園をアート・カルチャーの表現活動の拠点と位置づけているからこそ、随所にデザイン性の高さがうかがい知れます。
公園内のカフェレストランにも立ち寄りたい
芝生広場に面した2階建てのカフェレストラン
園内には、一軒家カフェレストラン「RACINES FARM TO PARK（ラシーヌファームトゥパーク）」があり、モーニング、ランチ、カフェ、ディナーと時間帯に合わせて、さまざまなフードやドリンクが楽しめます。広々とした店内のカウチソファで寛いだり、テラス席での食事を楽しんだりと、こちらで過ごす時間も有意義なものになりそうです。食事をオーダーすれば、ラグの貸し出し（デポジット制）もあり、上手に利用して公園での滞在をさらに楽しみましょう。
季節ごと、時間ごとに、思い思いのひとときを楽しめる南池袋公園。駅からも近いので、ぜひ出かけてみては。
文：浅子百合（クレッシェント）、撮影：古本麻由未
