長崎といえば、江戸時代に海外に開かれていた唯一の窓口、というのが長崎を紹介するときの枕詞のようなもの。もちろん今でも外国船はたくさん入港するし、学校や会社（主に三菱関連）の関係で長崎で暮らす外国人、個人旅行で長崎を訪れる外国人は多いのです。ほかの都市とくらべ、街中の外国人含有率はけっこうなもの。でも住んでいるとなかなか接点がないのも事実です。そこで、今回は積極的に外国や外国人と近くなれるスポットや施設を機能別にご紹介しましょう。

例えば出島の長崎県国際交流協会では、留学情報などの資料が見られるし、登録するとホームステイ（もしくは半日いっしょに遊ぶ、など）の交流事業に参加できます。世界のバックパッカーに支持されているサイト「ホステルワールド」で2年連続1位という長崎インターナショナルホステルあかりのオーナーにもしっかりインタビュー。なんとここでは毎日開催のまち歩きをやっており、案内してくれる地元ボランティアスタッフ（英語ができなくてもOK）を募集しています。東山手の地球館はワールドフーズレストランがあるし、佐世保市では、外国人バーを訪ねる街歩きナイトツアーが始まったというニュース。今回、このナイトツアーに同行して面白さを体験したほか、長崎で見つけた外国人に突撃インタビューするなど、多彩な切り口から、長崎での国際交流のヒントやきっかけになればいいなぁ。

気軽に気長に通える語学教室情報やイベント情報も網羅。英語はちょっと苦手〜なんて人も、臆せずトライ、国際交流はそんなに難しいことじゃないよ。

今回は中世の昔からハーレーダビッドソンの現代まで、長崎の長い歴史を振り返るイベント多数。ちょっとしたタイムスリップ気分でおでかけしてみてはいかがでしょう。まず10/30（土）・（日）は松浦水軍まつり。勇壮なことで有名な松浦水軍にちなんだもので、貿易船を再現した山車や松浦党に扮した人々が見ものだ。この日はお笑いステージもあり。

また、11/13（土）は佐世保市宇久で平家まつりもおこなわれます。よろいとかぶとに身を包み赤い旗をもった武者姿の武将行列がみもの。また丸山龍馬まつりでは花魁道中に長崎検番の総揚げなど、きらびやかなもよおしがいっぱい。なんと見世物小屋まで出るというから、ちょっと興味をそそりますね。ちなみにこの日は丸山や思案橋、銅座界隈でハシゴでのみ歩ける「宵酔いさるく」も実施。3,500円（前売り3,000円）で好きな5店舗を飲みさるく、こちらも楽しそう！