海に囲まれ、しかも山にも近いという自然がいっぱいの長崎では、夏こそがハイシーズン。そこで夏に体験したい遊びをたっぷりガイドします。

例えば夏ならではの「そうめん流し」。今年は島原の千本木地区に昔からあり、あの普賢岳火砕流で姿を消した「焼山のそうめん流し」が0年ぶりに場所を変えて復活！　「眉山ロードそうめん流し」としてお目見えしました。そのほか深江町の山深いエリアで風情豊かに体験できる「山の寺　邑居（ゆうきょ）」や、上で紹介している「滝の観音茶屋てっぺい」など、一度は行きたい魅力のスポットを8ヵ所ご紹介します。また、夏休みの子ども連れで参加できる体験ものもいろいろ。星を観察したり原始体験したりとこれまたバリエーション豊か。いずれもまだまだ申込みOK。また、かつて長崎で大人気だったお化け屋敷「パンドラの箱」が「3Dお化け屋敷」として復活というニュースもキャッチ。　その復活までのゾンビたちの苦労裏話もご披露いたしましょう。

そのほか、壱岐、小値賀、五島など島遊びのトピックスも総なめに。伊王島から軍艦島に渡る船もできたことから、今申し込める軍艦島上陸ツアーをまとめて表にしてみました。ともかく、この1冊があれば、充実した、そして後悔しない夏あそびが楽しめる、そんな最新号です。

長崎の夏といえば、遊んでばかりじゃない。長崎に原爆が投下された8月9日を忘れるわけにはいかないのです。毎年この時期は、平和や戦争を考えるイベントも多く、ザ・ながさきでも情報紹介しているのですが、今回は少し趣向をかえて、「その場所に足を運んで考える」そんな体験ができる場所をいくつか挙げてみることにしました。

軍港であった佐世保エリアには、針尾の無線塔や魚雷発射試験基地などの跡が残っているし、浦頭には引揚祈念平和公園や資料館があります。長崎市赤迫には兵器トンネル工場跡。ここでは8月には内部を一般公開するというニュースも。

ふだんはあまり意識することのない平和ですが、未だに残るそんな遺構や資料館に足を運ぶことで、見えてくるものがあるかもしれません。被爆者の講話をもとに中学生が描いたという紙芝居の朗読会や、世界の戦争ドキュメンタリーの上映フォーラム「長崎国際平和映画フォーラム2010」などイベント情報も満載です。