突然ですが、長崎市の市の花は何だかご存知ですか？　実はあじさいなんです。これは、かつてこの街で生まれたロマンス、ドイツ人医師にして日本の西洋医学の礎を築いたと言われるシーボルトと、その妻「おたき」さんの話に由来します。

おたきの美しさによく似た花「あじさい」を、「おたきさん花＝おたくさ」と名付け、ヨーロッパに紹介したシーボルト。つまり長崎ではあじさい＝おたくさ。そして5/22〜6/13の日程で、「ながさき紫陽花（おたくさ）まつり」が開催されるのです。長崎市の中心部を流れる中島川は、眼鏡橋をはじめ、古風な石橋で有名ですが、この中島川公園を中心に、この時期、たくさんのあじさいの鉢がずらりと並び、珍しい種類もあって、まさに壮観！　ほんと、あじさいっていろんな表情があって見ていてまったく飽きない花なんですよー。そんなあじさいの並ぶ街並みをぶらぶら歩くイベントなども企画され、梅雨にぴったりのしっとりしたイベントとしておすすめです。

このほか、花といえば、大村市の大村公園の菖蒲も6月には見頃になりそう。最近人気の大村スイーツ食べ比べなど、さまざまなイベントが大村公園で予定されています。またお茶の名産地、長崎県県北の世知原では、新茶まつりのニュースも。全国コンテストで優勝するほどのレベルの高い世知原茶を堪能するのもステキですね。

題して「コレがキテる！　流行るパン屋さん」。動きのあるパン屋さん業界にあって、特に人気のお店を集中取材、するとパンのトレンドが見えてきました。

まず、魅力のお店はその立ち上げやコンセプトに「歴史的な物語」があるということ。自由な発想が実現しやすい業種だからか、みなさん個性的な運営をされているんですね。また、長崎の中心部より、少し車で足をのばす郊外に位置するお店にもステキなお店が続々登場。どこも「今、売れてます」というサンドウィッチ系に面白いものが多く、なるほど気候が良くなって、ちょっとピクニックでも…なんてときに、ぴったんこなんですね。売場の一角に、イートインがある（それもスープメニューやカフェメニューが充実している）お店もあります。焼きたての熱々をいただけちゃうなんて、パン屋マニアでなくてもそそられますね。

もう１つの特集が「パスタ」。それもランチで食べたい「昼パスタ」と、ワインなどお酒のあてに良さそうな「夜パスタ」それぞれ、求められるものが違うしお店のカテゴリーも違う。長崎らしい生からすみを使ったパスタなどの変わりだねや、あえてこってり系のカルボナーラなど、隠し味に豆板醤を使った海老のピリ辛パスタなども登場します。