環境の変化を表す指標のひとつに、よくホタルがいるかどうかがあげられます。デリケートなホタルたちは、えさとなるカワニナがいる清らかな水と、動きやすい土、そして静かな環境をことのほか好みます。自然の多い長崎県内にも、昔からホタルが見られるエリアがいくつかあり、それらは、地元住民の手で大切に保護されています。

ここ数年、そんなホタルを見に行こう、とホタル観察がブーム。ホタルが舞い飛ぶ時期にあわせ、ホタルまつりなどのイベントを企画するところも。しかし、車で大勢でおしかけたり、ゴミを散らかしたりなどすれば、そこはもうホタルが住める場所ではなくなってしまいます。ホタルって、ある意味、人間と共存するのはなかなかにむずかしい生き物なんですね。

さて、今年は幼虫の動きが遅めで心配もされましたが、なんとかホタルの光が見られる季節がやってきました。ピークは5月下旬から約1ヵ月間。平戸のほぼ中央にある中津良川一体や南島原の大手川、佐世保の柚木一帯。そして長崎市内も古賀の通都川や琴海など、清流の上を飛ぶたくさんのホタルが見られます。目印がわかりにくいエリアばかりなので、ザ・ながさきの地図を参考に、おでかけください。また車のライトはNG、周囲のことを考えて静かに観賞するなど、マナーは守ってね。

例えば結婚記念日に。親の還暦祝いに。ここぞというときの接待に。またはそれほどかしこまらなくても大好きな友人と美味しいものをたっぷり食べてひとときを過ごす……、そんなとっておきのお店、あなたは持っていますか？　特に長崎の場合、6月は厄入り厄払いなどの集まりも多く、急にニーズが高まるのが、こういった「特別なお店」。

そこでザ・ながさきでは、一度は行っておきたい名店を12ぺーじで大特集。口コミ人気や絶対押さえたいステキな個室のある店、いつも満席だからこの手で予約、などと、ニーズやジャンルで分けて、個性的なお店をたっぷり取材しました。どれもかなりのとっておき！　

表紙にも使われた女性に人気の和食の「よひら」。丸山の芸妓さんとお座敷あそび体験が格安でできる料亭「青柳」。宿泊施設も併設された「オーベルジュあかだま」、半地下になった隠れ家風のレストラン「つみきばこ」に浜町アーケードにありながら個室使いが便利な和食の「司清」。また「まねき家」や「魚店亜紗」「大阪屋浜町店」など、いつも満席で予約がとりにくい人気店の予約のコツなども伝授。どれもおおよその予算や、使い方ガイド、送迎や特典といった耳より情報などをつけているので、かなり便利！　これは２週間で読み捨てには絶対できない、手元においてずっと使える保存版です。