鹿児島県の薩摩半島南端に位置する指宿(いぶすき)市は、日本百名山にも選ばれている「開聞岳(かいもんだけ)」や、絶景を誇る東シナ海、豊富な湧出量の温泉などの観光資源に恵まれた地域。国内外から年間約400万人もの観光客が訪れます。
公益社団法人・指宿市観光協会は、指宿市内の自然や文化に触れてもらうことで多くの観光客の幸福度を高め、健康に寄与したいという想いから、市内の美術館や博物館、寺社、宿泊施設などと協力し「文化と自然を楽しむ IBUSUKI NATURE WELL-BEING」を開発。この企画では、7つのコンテンツが用意されており、指宿ならではの「体験」を楽しむことができます。
指宿ならではの自然や文化を通じてWELL-BEINGを提供
今回開発された「文化と自然を楽しむ IBUSUKI NATURE WELL-BEING」コンテンツのテーマは「WELL-BEING」。指宿の持つ自然や文化での「体験」を通して、多くの人々のWELL-BEING(幸福・健康)の向上に役立ちたいという想いが詰まったコンテンツを用意しました。
このコンテンツの提供に協力しているのが、市内にある「指宿市考古博物館 時遊館Coccoはしむれ」「不動山 青隆寺」「開聞山麓香料園」などの施設や店舗。それぞれの施設・店舗が持つ特徴を最大限に活かした「体験」で、指宿の魅力とWELL-BEINGを感じられる企画となっています。
一万年前にタイムトリップ!「指宿市考古博物館x指宿橋牟礼川遺跡」
「橋牟礼川(はしむれがわ)遺跡」は、1924(大正13)年に国の指定史跡に登録されており、縄文土器が弥生土器よりも古い土器であることが学術的に明らかになった貴重な遺跡です。そこで出土した多数の土器や貝塚などは「指宿市考古博物館 時遊館Coccoはしむれ」で見学することができます。遺跡や博物館を訪れ、一万年前の縄文・弥生時代の世界を体験してみてはいかがでしょうか。
また、同博物館内では、縄文・弥生時代からある食材を用い、遺跡からの出土品や文献などをもとに再現した「一万年弁当」を味わうことができます。この弁当は、同博物館の学芸員が食材や調理方法の監修を行い、指宿市内の「日本料理店・日髙」にて調理したもの。太古の食文化を「味」を通して体験できます。
自然に囲まれた「青隆寺」の散策と呼吸法体験で安らぎのひと時
「不動山 青隆寺」では、日本庭園の散策と、瞑想につなげるための呼吸法を体験することができます。同寺院は、1990(平成2)年に標高300mの指宿山中に開山された真言宗の寺。九州地方では珍しい、本格的な伽藍(がらん)が配されています。
約30年の月日をかけて造られたこの寺院は、約3万坪の広さを誇り、敷地内には四季折々の草花や巨石が楽しめる日本庭園や本堂をはじめとする建物・石像などがあり、「安らぎと癒しの空間」が広がっています。この寺院では、敷地内の散策のほか、瞑想につなげる呼吸法を体験できます。また、敷地内にあるカフェや食堂では、僧侶がつくるメニューを提供。自然に囲まれた寺院のなかで、食事やティータイムのひと時を過ごせます。
このほかにも、指宿の自然を満喫したり、薩摩の文化を知り人々の温かさに触れたりできるコンテンツを用意し、WELL-BEING向上を提供しています。この機会に九州最南端のリゾート地「指宿」で、普段の観光にプラスして、心が満たされる体験をしてみるのはいかがでしょうか。
文化と自然を楽しむ IBUSUKI NATURE WELL-BEING
- 会場
- ・指宿市考古博物館 時遊館Coccoはしむれ(鹿児島県指宿市十二町2290)
・開聞山麓香料園(鹿児島県指宿市開聞川尻6229-2)
・鹿児島 砂むし温泉 指宿白水館(鹿児島県指宿市東方12126-12)
・薩摩伝承館(鹿児島県指宿市東方12131-4)
・イタリアンレストラン フェニーチェ(鹿児島県指宿市東方12131-4/薩摩伝承館内)
・不動山 青隆寺(鹿児島県指宿市小牧1874-9)
・有限会社 大山甚七商店(鹿児島県指宿市西方4657) - 料金・開催日等
- 各コンテンツにより料金・開催日・開催時間等が異なります。詳細は公式サイトをご確認ください。
- 開催期間
- 2023年1月19日~
- 公式サイト
- 文化と自然を楽しむ IBUSUKI NATURE WELL-BEING