究極のととのいを求めて。プライベートサウナと歴史を楽しむ温泉旅館「おちあいろう」

テントサウナ

創業1874年、静岡県伊豆半島にある「おちあいろう」は、敷地内の計7棟が国の有形文化財に登録されている老舗旅館。周辺には蛍の名所である「出会い橋」もあり、川端康成や島崎藤村など多くの文人たちに愛されてきました。

2019年のリニューアル以降、様々なアイデアがつまったサウナも新たに誕生。全国のサウナをランキングする「サウナシュラン」にもランクインしており、注目を集めています。そんな歴史ある旅館で極上のサウナ体験ができる1泊2日の滞在記をご紹介します。

 

自然と歴史が溶け込むエントランスに期待が高まる

おちあいろうの門

東京から「おちあいろう」までは、まずJR東京駅から東海道新幹線に乗り、約55分でJR三島駅へ。そこから伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り換え、約35分で修善寺駅に着きます。特急踊り子を利用した場合は、東京駅から修善寺駅まで約120分。修善寺駅からはタクシーやバス、もしくは無料送迎サービス(要予約)を利用して、20分ほどで到着です。

江戸時代末期の幕臣・山岡鉄舟により、静岡県伊豆半島を流れる本谷川(ほんたにがわ)と猫越川(ねっこがわ)が合流する(落ち合う)狩野川のほとりに位置していることから、「おちあいろう」と名付けられました。創業140年を超える建物の一部は、国の登録有形文化財です。

そんな「おちあいろう」は2019年、古き良き時代の面影はそのままに、客室のバスルームや洗面台など水回りをモダンな造りにリニューアルするなど、より快適に過ごせるよう生まれ変わりました。

 

おちあいろう入り口の暖簾

宿に到着し、門をくぐって奥に進むと、入り口前に掲げられている色鮮やかな萌黄色(もえぎいろ)の暖簾(のれん)が目に入ります。こちらは、京都の旗職人さんによって作られているもの。春は萌黄、夏は空色、秋は柿渋、冬は柚子と、季節ごとに暖簾の色を変え、自然と調和した美しい景観を作り出しています。

 

木をふんだんに使い、和の趣を感じる玄関口

おちあいろうのエントランス

登録有形文化財である玄関に入り、靴を脱ぐと、心地よいお香がふわっと漂ってきました。空間全体を見渡すと、格調ある造りの中に精巧な細工が施され、その優雅さに思わずため息がこぼれます。

玄関を上がった正面には、「おちあいろう」の創始者・足立家の家紋「桔梗紋(ききょうもん)」が施されています。

 

ラウンジ

チェックインは、真ん中に暖炉が設置されたラウンジで行います。

ラウンジにはコーヒーやソフトドリンクのほか、地元のクラフトビールやワインなどのお酒、また、おつまみやアイスクリームなどが置いてあります。「おちあいろう」はオールインクルーシブなので、これらは全て自由にいただくことができます。

 

おちあいろう

「リニューアルの際にサウナを取り入れたことや、2019年と2020年にサウナシュランに選ばれたこともあり、メディアやSNSを見て来てくれる若いお客様が増えました。大浴場にある2つのサウナはプロサウナーの松尾大さんが監修したもので、水風呂も川の水をそのまま持ってきており、やわらかいのが特徴です」と語る、「おちあいろう」主人の村上昇男(むらかみ のりお)さん。

「お客様は30〜40代の方が多く、カップルの記念日や女子旅などで利用される方もいます。『サウナがとても良かった!』と感想をいただくこともあり、サウナをきっかけに宿を知っていただけるのはとてもうれしいですね」。

 

美しいお庭や川のせせらぎに包まれる客室

露天風呂付きの客室「浮舟」

チェックインを終え、お部屋へ。「おちあいろう」には本館と眠雲亭という2つの建物があります。今回滞在したのは、眠雲亭1階の温泉露天風呂付き、床暖房も完備した「浮舟(うきふね)」。約74平米ある「浮舟」は2~4名で利用することができ、カップルや家族で過ごすのにぴったりです。

「おちあいろう」の客室の壁や仕切りにあしらわれているのは、日本伝統の「組子細工(くみこざいく)」。ちなみに、眠雲亭の客室には『源氏物語』の巻名にちなんだ名前が付けられています。

 

部屋でひと休み

浴衣に着替え、温かいお茶でほっと一息。庭には大きな桜の木があり、春には花吹雪が舞い散る幻想的な景色を見ることができるそうです。お部屋でゆっくりくつろぎながら、桜を観賞するのもいいですね。

 

「浮舟」のベッドルーム

「浮舟」は畳の主室のほかにベッドルームを備えた和洋室タイプ。 ベッドはセミダブルが2つあり、2名以上の場合は畳に布団を敷いてくれます。

 

「浮舟」の露天風呂

開放感のある温泉露天風呂。すだれを下げれば、目隠しも可能です。

 

「浮舟」のシャワーブース

温泉露天風呂とは別にシャワーブースもあります。

バスアメニティは、大浴場にも使われているナチュラルビューティブランド「yayoi」のシャンプーやコンンディショナーなどを用意。「yayoi」はノンシリコンなので髪や地肌を痛めないのも、女性にとってうれしいですね。

 

「浮舟」の洗面所
「浮舟」のアメニティ

洗面台はダブルシンクになっていて、同じタイミングでも2人で快適に利用できます。

スキンケアアイテムは「KAGURE」のクレンジングやローション、保湿クリームなど。ハーブの良い香りがして、使った後はお肌がしっとりとやわらかくなりました。

 

おちあいろう浴衣
館内着となる浴衣は落ち着いたグレーの色味で、生地はしっかりとした厚さがあります。小物類を入れる巾着袋もレトロでかわいいデザイン。

 

客室の冷蔵庫

室内の冷蔵庫には水やお茶、ビールなどが入っているので、ちょっと喉が渇いたときにラウンジまで足を運ぶ必要はありません。もちろん、このドリンクも宿泊代金に含まれています。

 

客室「露草」

こちらは、本館2階にある「露草(つゆくさ)」。「おちあいろう」の全14室は、それぞれ組子細工や仕切りのデザインが違うため、リピーターの中には毎回違う部屋に泊まるのを楽しみにしている人もいるそう。客室からは美しい庭や脇を流れる狩野川を望め、自然を通して季節の移り変わりを感じられるのです。

 

「露草」の富士山の組子細工

「露草」は、金運・幸運を集める意味の「投網」と子孫・商売繁盛を表す「富士山」の組子が大きな特徴。

「この富士山の組子は、昔の職人さんが西伊豆の土肥(とい)から見える風景をイメージして描かれたものです」(主人・村上さん)と、豆知識も聞けました。

 

「露草」の内風呂

「露草」には温泉の内風呂があります。こちらも和モダンな造り。

 

 

川のほとりで完全プライベートのテントサウナを楽しむ

テントサウナ

近年、サウナ好きが多く集まる「おちあいろう」で特に話題になっているのが、狩野川のほとりにある「船着き場」でのテントサウナか、大浴場「月の湯(茶室サウナ含む)」、または「天狗の湯(天狗サウナ含む)」を、チェックイン日の12:00~14:00まで貸切利用できるプラン(1日2組限定)。

 

ワンピースタイプのサウナウエア
セットアップのサウナウエア

タオルやサウナウエア、サウナハットは借りることができるので、手ぶらでも大丈夫。サウナウエアは男女とも、ワンピースタイプと上下別のタイプの2種類から選ぶことができます(※下に着る水着は要持参)。

サウナハットは「おちあいろう」オリジナルデザインで、お土産として購入することもできます。

 

テントサウナを満喫

テント内にはサウナストーブ、ベンチ、温度計、ロウリュのほかに、アロマオイルやマッサージストーン、白樺の枝を束ねたヴィヒタを用意。ロウリュで火照った体をヴィヒタで叩くことで血行が良くなり、肌が活性化することが期待されています。

早速、サウナウエアに着替えてテントの中へ。中の温度は約80度で、じっと座っているとすぐに大量の汗が出てきます。完全貸切なので、好きなタイミングでロウリュもOK。石に水をかけると「ジュワワワーッ」という音がテント内に響き、水蒸気が立ち上がり、一気に温度が上がります。

 

川でクールダウン

体が温まったら、目の前を流れる狩野川に足を浸してクールダウン。川のせせらぎの音と鳥の声が聞こえてきて、心も体も癒されます。暖かい季節の天候の良い日には、水風呂代わりに川へダイブもできるそう。サウナの目の前が川。「サ活」を楽しむサウナーにとっては最高のシチュエーションです。

 

テントサウナといえば外気浴

テント脇に設置されているリクライニングチェアで休憩。マイナスイオンをたくさん浴びながら外気で体を冷やしていると、通常のサウナでは得ることができない爽快感を感じます。これこそ、まさに「ととのう」。

 

テントサウナの横に用意されている水風呂と温泉

さらに、水風呂と温泉も用意されていて、気温が下がる冬でも心配いりません。テントサウナの貸切プランには希望のタイミングで軽食サービスが付いているのもうれしいですね。

体が冷えないためのガウンや、サウナ後の個室の更衣室も準備されていて、至れり尽くせり。ここでしかできない、貴重なサウナ体験に大満足でした!

 

 

「ととのえ親方」が手掛けた自慢のサウナも!

大浴場「月の湯」

「おちあいろう」の大浴場は「月の湯」「天狗の湯」(男女入れ替え制)のほか、貸切露天風呂の「星の湯」があります。「月の湯」「天狗の湯」それぞれに、「茶室サウナ」「天狗サウナ」が設置され、両方ともサウナブームを牽引する「ととのえ親方」こと、松尾大さんが監修したもの。

お湯は、「美肌の湯」とも呼ばれる天城湯ケ島温泉ならではの硫酸塩泉。「月の湯」の内風呂はゆったりとした広さで、日中は木漏れ日が差し込みます。

 

「月の湯」の「茶室サウナ」

「月の湯」にある「茶室サウナ」はストーブが足元にあり、それを囲むような席の配置になっているのが特徴。間接照明がゆらめく茶室空間に身を置けば、特別な時間を体験できます。

 

「茶室サウナ」の水風呂
サウナの入り方ガイド「サ道」

茶室の下には、すぐ側を流れる狩野川の水を使った水風呂があります。

また浴場内には、「おちあいろう」のスタッフさんが描いた「サ道」が置いてありました。サウナを利用する前に知っておきたい正しい入り方が書いてあるので、サウナ初心者はご一読を。

 

「月の湯」と「天狗の湯」の入り口前にはドリンクやセルフビールサーバーも用意

「月の湯」の入り口前には牛乳やコーヒー牛乳、ミネラルウォーターなどのドリンク、そして、なんとビールサーバーも用意されていて、自由に飲めます。お風呂あがりの冷えたビールは最高!

 

月の湯

時間
15:00~24:00/男性、5:00~11:00/女性

 

「天狗の湯」の洞窟風呂

「天狗の湯」には、狩野川を望む露天風呂と洞窟風呂があります。湯けむりに包まれた洞窟内の光景は神秘的で、自然が創り出す美しさを全身で感じながらお風呂に入ることができます。

 

「天狗の湯」の露天風呂

露天風呂からは狩野川や伊豆の山々を見渡せます。

 

「天狗の湯」の「天狗サウナ」

「天狗の湯」にある「天狗サウナ」の壁一面にはヒノキが敷き詰められ、香りがサウナ内に漂ってきます。全国的にも珍しい、温泉水を用いたロウリュをかけてリラックス。

 

天狗の湯

時間
15:00~24:00/女性、5:00~11:00/男性

 

貸切露天風呂の「星の湯」

貸切露天風呂の「星の湯」は1組50分の予約制となっており、チェックイン後に予約可能。渓流の近くでせせらぎに耳を澄ますと疲れも取れ、幸せな気持ちになります。

 

落ち着いた雰囲気の館内で過ごすひととき

クラフトビール「スルガベイインペリアルIPA」
ラウンジにあるアイス

サウナとお風呂を満喫した後は、ラウンジでほっと一休み。地元のクラフトビール「スルガベイ インペリアル IPA」やアイスが温まった体にしみます。

 

読書室

読書室ではレコードをかけながら、本棚にある様々なジャンルの本を自由に読むことができます。

 

娯楽室

ラウンジの下の階にある娯楽室。壁に写して動画を見たり、懐かしいファミコンや卓球などで遊んだりもできます。

 

地元の食材を使って丁寧に作り上げた会席料理

夕食の前菜

朝・夕の食事は個室の御食事処でいただきます。静岡の海の幸と伊豆の山々からの恵み、契約農家さんが作ったこだわりの野菜など、旬の食材を使った会席料理が楽しめます。

まず前菜は、さしみこんにゃく山葵(わさび)の茎甘酢漬け、季節の若草、 鹿ローストザクロソース。

 

先付けは紅姫あまごの漬け

先付けは、紅姫あまごの漬け。伊豆の特産である川魚のあまごはコリコリとした歯ごたえで、甘みが口の中に広がります。初めて食べたのですが、さっぱりとしていて食べやすかったです。

 

猪と春ごぼうの小鍋

続いて、猪と春ごぼうの小鍋。猪肉はまったく臭みがなく、じっくり煮込んで脂身が溶けて奥深い味わいに。添えられた花山椒との相性も抜群です。

 

お造り

お造りは金目、目鯛、近海サザエの酒蒸し。わさびはもちろん、上品でほどよい辛みとさわやかな香りが特徴の伊豆天城産です。

 

料理とお酒に会話が弾む

見た目も美しい料理とお酒に、自然と会話も弾みます。

 

揚げ物

揚げ物は、軍鶏(しゃも)の唐揚げ、 地鯵の春巻き、たらの芽のフライの3種。栄養度の高い飼料を与え、平飼いで育てた天城軍鶏は味がしっかりしていて、いくらでも食べられてしまうおいしさです。

 

焼き物

焼き物の魚は、真鯛の西京焼きと筍の炭火焼。まろやかな甘さの西京味噌が真鯛の上品な旨味を一層引き立て、新鮮な筍の食感とよく合います。

 

肉料理

メインの肉料理は、富士山の麓で育った静岡のブランド牛「富士山岡村牛」の牛サーロインに焼きそら豆。添えられている調味料は醤油麹、わさび、天日塩。それぞれを付けて食べてみると、また違った味を楽しむことができます。

 

ご飯は桜海老の天ばらご飯
デザート

ご飯は桜海老の天ばらご飯に、キャベツの浅漬けとお味噌汁。桜海老のかき揚げを混ぜ合わせたご飯にお箸が止まりません。肉料理まででかなりお腹はいっぱいだったのですが、ペロッと食べられました。

甘味も、牛乳プリン、アイス、小豆、マンゴーなどいろいろな味があり、最後まで驚きと感動のお食事でした。

 

 

ラウンジで優雅に1日の締めくくりを

ラウンジで一杯

夕食後はラウンジで一杯。夜のラウンジは照明も変わり、昼間とは違う大人の雰囲気を醸し出します。

ラウンジでお酒を飲みながら話に花が咲き、しばらくしてから部屋に戻ると、小腹が空いたので夜食のおにぎりを頼んでみました。届いた塩おにぎりは小ぶりで夜食にぴったり。こういったちょっとしたサービスがうれしいですね。

 

庭園を散歩してさわやかな朝の始まり

庭園の吊り橋

 

おちあいろうの庭園
庭園の池

翌朝、鳥の声で目が覚めました。朝食前に時間があったので1人で庭園を散歩することに。朝の静かな空気に包まれて、池の鯉を見たり、吊り橋の上から川をのぞいたり、さわやかな新緑の中を歩いていると、頭がすっきりとしました。

 

朝食

自然の中で過ごした後の朝食は、小松菜と林檎のジュース、沼津産釜揚げしらす、卵焼き、金目の干物 、野菜たっぷりの味噌汁、静岡産のイチゴなど、心も体も喜ぶメニュー。炊きたてのご飯とお味噌汁がおかわり自由なのは、朝からしっかりと食べたい人にとってうれしいサービスです。

 

 

文化財ツアーに参加して、「おちあいろう」の歴史に触れる

文化財に登録されている「配膳室階段棟」

チェックアウトまでの時間は「文化財ツアー」に参加(開催時刻はスタッフの方にお問い合わせを)。ツアーは約30分で、館内の登録有形文化財である箇所をスタッフの方が案内してくれます。

まずは、文化財にも登録されている「配膳室階段棟」から見学。交差する階段は、配膳するスタッフと宿泊客が行き会わないように造られています。

 

「配膳室階段棟」の天井は「鶉目杢(うずらもく)」

「配膳室階段棟」の天井には屋久杉の木材が使用されており、板面に現れる模様が鶉(うずら)の羽に似ていることから「鶉目杢(うずらもく)」と呼ばれています。美しい鶉目杢は屋久杉からしか出てこないため、昔も今も希少で貴重なものだそうです。

 

宴会場「紫檀」

眠雲亭の2階にある宴会場「紫檀(したん)の間」」は、煩悩の数の108畳ある大広間。床の間には鶴の絵が書かれた掛け軸がかけられており、華やかさを一層引き立てます。

 

床の間の柱

床柱は台湾から運ばれたと言われている、直径60cmの本紫壇。この凸凹した穴は元からあるものではなく、昔の職人によってデザインされたものなのだとか。「この太さになるまで推定2000年はかかるため、その希少さから『おちあいろう』の隠れたパワースポットとも言われています」(主人・村上さん)。

 

天井には「網代」という編み込み

気がつかないような場所にも細工が。床の間の隣にある空間の天井には杉の板で「網代(あじろ)」という編み込みがされており、こちらは「おちあいろう」オリジナルのデザイン。上をじっくりのぞき込まないとわからない細やかさです。

 

伝統はそのままに、現代の快適性を備えた宿で極上ステイを

お土産ショップ

チェックアウト前にお土産を購入。売店ではオリジナルのサウナハットや館内で使用されているお香や館内着、お菓子のほか、浴場に置いてある風呂椅子や桶まで購入することができます。

 

140年以上も続く老舗旅館×サウナという組み合わせに、「どんなサウナなのだろう?」とワクワクしていましたが、「『おちあいろう』にサウナができて以来、私もすっかりサウナーになってしまいました」と笑う主人の村上さんの言葉どおり、きめ細やかなおもてなしの心が込められた、最高のサウナ体験でした。

歴史と美食、温泉、サウナと、全てが揃った「おちあいろう」。忙しさから離れ、日常ではなかなか感じられない風の音や鳥のさえずり、伊豆の自然に囲まれながら、心も体もリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

 

おちあいろう

住所
静岡県伊豆市湯ケ島1887-1
アクセス
伊豆箱根鉄道「修善寺」駅よりタクシーで約20分(修善寺駅から送迎サービスあり※要事前予約)
客室数
14室
チェックイン
15:00
チェックアウト
11:00
駐車場
20台(無料※予約不要)

 

撮影/島田香 取材・文/吉野舞

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