![【9月9日は温泉の日】 都心から90分の名湯・箱根で行きたいスポット6選](/mytrip/sites/mytrip/files/styles/main_image/public/cotrip-2022-09/main_image_20220907193409437.jpeg?itok=2nRiBEFd)
提供:ことりっぷ
9月9日は“おんせん県”としても知られる大分県の九重町が制定した「温泉の日」。今回は温泉の日にちなんで、都内からも気軽に行ける温泉地・箱根のスポットを6つご紹介します。老舗旅館、ブックホテルなどさまざまな宿泊施設や、老舗のルーツを受け継ぐカフェ、地元グルメなど魅力的な場所ばかり。さまざまな形で温泉のまちを楽しみましょう。
温泉つきスイートルームで大人の贅沢を♪「ふふ 箱根」
39室ある部屋はすべて50㎡以上のスイートルーム。間取りや内装が少しずつ異なる
2022年はじめに箱根・強羅にオープンした「ふふ 箱根」。「森林の香り 岩と草花 箱根連山が広がる山のリゾート」がコンセプトのラグジュアリーリゾートです。強羅らしい岩のオブジェからアロマが香るエントランスや外の景色を楽しめる待合スペース、中庭を望む渡り廊下などを通って客室に向かう間にも、心と身体がどんどんほぐれていきます。
角質を落としてくれる澄んだ強羅温泉のお湯。館内には大浴場もあり、白色の大涌谷温泉を楽しめる
6つめの「ふふ」として誕生したこちらですが、初となるのがプリフィクスのコース料理と発酵温熱木浴。料理はメイン・食事・水菓子の3品を16種類から選べ、お風呂は客室と大浴場、発酵温熱沐浴の3種が揃います。自由に組み合わせて贅沢な時間を過ごしましょう。
温泉と本、美食にひたる至福のブックホテル「箱根本箱」
エントランスを入ってすぐの「本箱ラウンジ」。館内の本はすべて購入できる
1万2000冊の蔵書を誇る「箱根本箱(はこねほんばこ)」は、書籍流通の大手・日本出版販売株式会社(日販)の保養を雑誌社「自遊人」がホテルにしたブックホテル。選書は日販のチームが担当し、ラウンジや客室など、好きな場所で本にひたれます。各界の著名人が選んだ本を人ごとにまとめた「あの人の本箱」もお楽しみのひとつ。
1室ごとにデザインが異なる客室。ソファがわりに使えるベッドや防音対策など、読書を楽しむ工夫もたくさん
客室は全室、大きめのテラスと露天風呂つき。大浴場もあり、箱根を代表する2つの泉質を楽しめます。食事はオーガニック&クレンジングをテーマに、相模湾や駿河湾、近隣の里山など箱根ならではの食材を駆使したイタリアン。食事や温泉も贅沢に楽しめます。
老舗の温泉旅館をカフェ利用で楽しめる「三河屋cafe」
創業当時の面影を残す重厚な本館は国の登録有形文化財。カフェ利用でも一部は見学ができる
明治16(1883)年に小涌谷の高台に創業した「箱根小涌園 三河屋(みかわや)旅館」。雄大な山々の眺めや小涌谷温泉を引く自家源泉の名湯、美しい庭園などがすてきな老舗旅館です。竹久夢二や与謝野鉄幹・晶子夫妻など名だたる文人墨客にも愛された宿です。スタンダードな和室から露天風呂つきの離れまでさまざまな客室が揃います。
「お抹茶セット」。洋菓子とコーヒーまたは紅茶のセット、季節限定メニューもある
2021年には本館のいちばん眺めのよい場所に「三河屋cafe」がオープン。館内が静かな日中のみ営業し、宿泊しなくてもお茶やお菓子を楽しめます。徒歩5分ほどの場所には日帰り利用できる外湯も。予定に合わせてさまざまな組み合わせで楽しめそうです。
300年続いた老舗を足湯で感じる「NARAYA CAFE」
図書コーナーもあるギャラリースペース
箱根登山鉄道・宮ノ下駅近くの「NARAYA CAFE(ナラヤカフェ)」は足湯で人気のカフェ。足湯のお湯はかつてここにあった温泉旅館時代と同じものを掛け流しで引いています。その旅館とは、江戸時代中期から2001年まで続いた「奈良屋旅館」。跡継ぎだった安藤義和さんが、従業員寮だった建物を改装して2007年にオープンしたのがこのカフェです。
ドリンクやスイーツだけでなく、焼きたての窯焼きピッツァやホットドッグも楽しめる
どちらも築50年以上となる建物が向かい合うように建ち、ふたつをつなぐウッドデッキに足湯があります。ゆっくりつかりながら箱根の山々を眺めたり、お茶や軽食を楽しんだり、地元の作家さんの小物を眺めたりと、思い思いに過ごせます。
美しい癒しの森「ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ」
プランターの花々(右上)は季節によってかわることもあり、何度訪れても楽しめる
2022年春、手つかずの自然が多く残る強羅エリアにオープンした「ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ」。フラワーボックスでも有名なデンマーク出身のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマンさんが手がける庭園です。雑木林切り開いた広大な園内は、自然な地形を生かしたつくり。オブジェや鉢植えが周囲の自然に溶け込みます。
「国産小麦のプルドポークサンドイッチ」と「有機緑茶レモネード」
ガーデンの中には、ニコライさんの作品が並ぶガラス張りのパビリオンや、光と緑に包まれるカフェも。地元の食材を使った北欧スタイルのサンドイッチや、スイーツなどを楽しめます。バスケットで持ち出してお気に入りの場所で食べるのもおすすめ。
箱根神社の鳥居がすぐそこ♪ 古民家カフェ「箱根 百薬」
お店の前には箱根神社の第一鳥居。境内までは歩いて10分ほど
2021年、元箱根エリアにオープンした「箱根 百薬(はこねひゃくやく)」。お団子屋さんなどが入っていた古い建物をリノベーションした古民家カフェです。箱根神社や芦ノ湖の龍神を祀る九頭龍神社新宮も近く、湖や観光船の発着港を望むロケーションも見事です。
きのこと野菜がたっぷりの「豆富めし&きの子汁の定食」
オーガニック・国産・天然にこだわった、美味しくて体に優しい食事やスイーツを楽しめるこちら。仙石原で100年以上歴史を持つ地元の名店「勝俣豆腐店」の豆腐を使った定食(写真)や、地元の野菜やきのこがたっぷりの食事メニューに心も和みます。ほかにも龍にちなんだ和スイーツやオリジナルの健康茶など、ここだけの味が揃います。
いかがでしたか?
今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したお店の中から、温泉旅館やガーデン、カフェなど、箱根で行きたいスポットをまとめてご紹介しました。メニューや営業時間、定休日、感染対策などは最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。
文:高柳涼子